「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「よみがえる球春」

2020年06月11日 | ニュース・世相

            

早春3月、世に春の訪れを告げる「球春」センバツ高校野球大会。いわゆる春の甲子園大会。
昨年秋の地方大会で優秀な成績を残し、甲子園での雄姿を目指して研鑽を積んできた全国の高校球児たち。
その夢を打ち砕く新型コロナウイルスの発生、感染拡大。ふくらんだ夢も希望もあこがれも一気に消し去られた。実に気の毒に思っていた。

その夢や希望やあこがれを、100%とは言わないが少しでも叶えてあげる方向に、大きく舵が切られ前進をみた。
第92回センバツ大会出場が決まっていた32校を招待し、6日間で各校1試合ずつ計16試合を、甲子園球場で実施するという。
ベンチ入り選手は20人以内。原則無観客。保護者らの観戦は、コロナの感染状況の推移を見て検討する。そんな概要である。

別段ひいきの高校があるわけでもない。もちろん親戚筋をたどっても、高校球児に縁のある者はいない。
強いて云うなら、この春5年生になった孫君がソフトボールを頑張っている。9チームからなるご当地リーグの、選抜チームの内野手として練習に励んでいる。彼らが目指すのもやはり、甲子園の土を踏むことである。可能な限り夢を叶えさせたいと思う。野球の勝敗による結果ならともかく、それとは全く縁のないウイルス感染などで、甲子園の夢を絶たれるのは、それはそれは気の毒な話である。

そこのところを考慮し熟慮した結果、日本高校野球連盟と、主催者の毎日新聞社が協力して実現にこぎつけたのだ。
まだまだ予断を許さないコロナ感染と、時期が大幅にずれたことなどで、満足な形で大会が行われるわけでは決してない。
それでも、汗と泥と涙の結晶として掴んだ高校球児の夢を、少しでも叶えてくれることに、「よくやったね~」とほめてあげたい。

見守る側も、現状を忘れることなく、節度を持って粛々たる声援を送ることに徹したいものである。

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