「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「文化の香り…」

2009年11月04日 | つれづれ噺
11月3日「文化の日」
「そこはかとなく文化の香り漂う今日の佳き日に・・・」などという常套文句を、婚礼司会のイントロで何度と無く使ってきた。
お仲人さんの挨拶や来賓のご祝辞で何度も耳にしてきた。今では使えないほどの手垢にまみれた言葉になってしまった。

我が身の浅学非才を顧みず、いつもこの時期に陥る釈然としない思いがある。
「文化の日」と呼ばれる「文化」という言葉が持つ意味・解釈に戸惑うのである。

① 文徳で民を教化すること。
② 世の中が開けて生活が便利になること。文明開化。
③ 『(CULTURE)人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。
  衣食住をはじめ技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など生活形成の様式と内容とを含む。
  文明とほぼ同義に用いられることが多いが、西洋では人間の精神的生活にかかわるものを文化と呼び、技術的発展のニュアンスが強い文明と区別する』 と広辞苑にある。

正直、分かったようで益々分からなくなる、かと思えば少しは理解できるような…複雑。

それはともかく、私の所属する活動の代表者が、栄えある教育委員会表彰を受賞された。
17の個人と団体の表彰された方々の合同祝賀会に参加した。

表彰されたお顔を拝見すると、各方面で活躍されている現場に何度か立ち会ったことのある、まさにベテラン中のベテラン、その道一筋に真摯な取り組みをされた、自信に満ちたお顔であったように思う。

私など生涯ご縁のないステージではあるが、時にはこのような会場に出向き、実績を残された方との直接会話を交わすのも悪くはない、という感想をもった。

バシッっと決めて出かけたスーツやネクタイに、ホンのわずかでも、文化の香りが染みついてくれれば儲け物だが…果たして……。






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「禍(わざわい)って…」

2009年11月02日 | つれづれ噺
同窓会本番を終えて大きく深呼吸一つ。その一瞬が休息であった。

遠来の恩師に、出席御礼のお手紙。
早速届いた市内の恩師からの礼状に、感謝の返礼お手紙。
幹事のみんなに電話で労をねぎらう…。向こうからかかってくる。

200枚に及ぶスナップ写真を、どのように選択してアルバム作りをするか、カメラマンとの作戦会議…。パソコン処理のお手伝い。
実際に終わったのやら本番中なのやら…、もうしばらくこの状態は続くのだろう。

それにしても今回は、代表幹事の読みの甘さもあって色んな禍(わざわい)が降りかかってきた。
その最たるものが、大きなスポーツ大会と日程が重なって、ホテルの予約が取れなかったこと。実際に「場末の旅館ではねー」と、出席から欠席に変更する仲間も出る始末。

52年ぶりに初めて出席して頂く先生に、くだんの旅館にお泊まり願わなければならない。実に心苦しい、気の重い日々を過ごした。

そんな中で、駅へのお迎え、旅館に案内、そして会場への移動…。これら一連のアッシー作業を3人の幹事が申し出てくれた。
その時、今までに感じたことのない幹事仲間の強い絆を実感した。
「よし!行ける!!」という確信。何物にも代え難い天の力を味方にした思い。

「切腹ものか…」と思っていた「わざわい」が、思わぬ「福」をもたらした。
その意気込みが先生に伝わったのは言うまでもない。そんなこんなが重なって、自然に会場が盛り上がっていったように感じている。
今回ほど「幹事のみなさんの……」という感謝の言葉を多く耳にすることはない。

この世の中に「わざわい」が無いとは言わない。が、それをバネに何か工夫をすれば意外な成果がもたらされることを改めて思い知った。やっぱり世の中面白い。

コメント (12)
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