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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「分かっちゃいるんよ…」

2010年04月17日 | 趣味・・エッセイ
新学期が始まり、年度も新しくスタートした。まさに時は春。
寒く縮こまった冬のエネルギーを一気に発散させようといった塩梅に、あちらこちらで、グループ活動や各種団体の発表会や展示会が目白押しである。

そんな中の一つ。筆と墨の彩「俳画・水墨画展」に出向いた。
俳画も水墨画も素晴らしい指導者がおられたり、気の合う仲間同士がお互い切磋琢磨したりで、各々自分の世界を楽しく生きておられる様子が直に伝わってくる。

会場に入ったすぐ右の壁に掛けてある看板に目が行った。
そこには、墨跡鮮やかにこのように書いてあった。

『俳画とは、大胆な省略 思いきった運筆 描きつくさずして 余白に語らせる心を大切にします。書き添えられた賛句と相まって 情景 色彩 余韻 ひびき といったものを見る人に感じさせるものです』

なるほど……。そして、「俳画とは…」を「エッセイとは…」に置き換えてみたくなる。
大胆な省略。思いきった発想。全てを文字にしない。行間に、文字にならない余韻を塗り込めて読む人に察知してもらう。読む人が幅広く想いを巡らせるような表現を取り入れる。

自分が趣味の一つとしているエッセイを、このような気持ちで書きたいと常々思っている。
しかも分かっていると思うのに、実際には何にも分かっていないような出来映えになってしまう。
それでもやはり、分かっちゃいるのに……
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