似た者同士、浅い川床の小さな魚を探しておおはしゃぎ
いよいよ小学校の夏休みも大詰めを迎えた。
最初は7月の間だけ、1年生の悠雅君の面倒見てくれないか、という話で引き受けた。
野球好きの悠雅君は、ジジが野球練習の相手をしてくれるのが楽しみになって、8月になっても放課後教室よりジジの家がいいと言い出した。仕方なし、夏休みの間は、土・日と母親の休日以外は全てジジの家に、朝8時15分にやって来ることになった。
退屈をさせないように、ジジとの時間が嫌いにならんように、日替わりメニューの遊び方を工夫した。
今年の暑さにもめげず、午前中にお城山登りも、目的や内容を変えながら何度かこなした。
海の公園、由宇のカープ二軍戦、同じく由宇の潮風公園、あっちの公園こっちの遊び場をハシゴした。
主に午前中にジジと二人で汗をかき、午後は仕事を終えたババに預けることで役割分担した。
最後に残されたジジのノルマが、ハヤ釣りと川遊びに連れていくことであった。
予定した日の前夜に倅夫婦が帰ってきて、希さんも行きたいと言い出して、おさな子二人を連れて、ジジとババが錦川上流を目指した。
悠雅君はお父さんに連れられて何度も海釣りを経験しているだけに、初体験のハヤ釣りも上手。すぐに10尾あまりを釣った。
その後は、きれいな浅瀬にゴーグル付けて小魚を追いかける悠雅君。
希さんはまだ水に顔を漬けることはできないので、水面を見て喜んでいる。ゆっくり遊んで昼ごはん食べて。
「さあそろそろ帰ろうや」と言い始めてからも長い長い時間をかけて帰り支度を。
希さんは悠雅君と一緒を大喜び。悠雅君は自分の思い通りに冒険ができないし、ジージも希さんに注意が行くので少し不満が残る。
そんなこんなで何とか今年の夏の川遊びをさせられた。これでジジ・ババのノルマを果たした。
ノルマという言葉をよく調べてみると、「勤務や労働の最低基準量」とある。
こちらとしては精いっぱい尽くしたつもりでも、最低限のことをしたのに過ぎないとは、ちと辛いね~
結局は、やはりこちらが上手に遊んでもらったということになるんだろうねー。
大分涼しくなりました。あと一息頑張ってください。それにしてもこんな可愛い顔をして寄って来れば、腰を上げざるを得ませんね。
でも考えてみると、半端な汗ではなかったような。
なんだかんだ言いながら、よ~く遊んでもらいました。
そして、ようやく秋を感じさせる風がそこはかとなく。
やれやれやっと終わりを迎えた夏休み、というところです。
夏休み、もうすぐ終わり。やれやれですよ。