5月のゴールデンウイークに対抗して? 10年~12年に1度めぐってくるという秋の大型連休を、名付けてシルバーウイークと呼ぶ。
ゴールデンに次ぐのは、確かに日本人感覚ではシルバーということになる。
が、このシルバーという言葉の響きが、なんかしら高齢者・年寄・老年につながるイメージが強くて、抵抗を覚える人も少なくないようだ。
いっそ、ゴールデンの上を行くプラチナウイーク、あるいはダイヤモンドウイークもいいのではないだろうか。
それはまあ置いといて、ことしは5連休という大型に恵まれた9月19日~23日まで。各地で色んな催しがあり、主に行楽地や商店主にとって有難い連休のようでもある。
地元でも自治会などの主催で、敬老会などの行事が華やかに行われた。各会場ごとにお弁当やお酒が振る舞われる。仕出し屋さんや、酒屋さんも、臨時の商売繁盛に一息ついたのではなかろうか。
観光地や商店主に限らず、政治家さんにとっても大切な連休だったようでもある。
安保法案が成立して一段落した地元選出の代議士さんも、来年に選挙を控えた市長さんも、積極的に会場をめぐり、笑顔の挨拶が見られた。
かくいうワタクシも、地元社協の広報誌の編集者として写真撮影や情報収集などで、各会場をはしごすることになる。
一か所では、来賓席に座らされ、「カンパイの発声」をお願いされたりする。あちこちの会場で、代議士さんや市長さんと再会する。
こうして広い地域での敬老会をはしごして追っかけてはいるものの、残念ながら我が住む自治会ではそんな敬老行事など全く行われない。何にもしないのが特徴というほどの自治会である。火中の栗を拾うには少し歳を取った感があるし、他のことで手一杯でもある。
もう2年もしたら、このワタクシにも敬老会への招待状が届くはずなのだが、なんにもしない自治会に住んでいるのだからそれもない。
そんなことより、隣の県に住む姫孫が、形ばかりではあるが「敬老のお祝い」を持ってきてくれた。といっても、まだ2歳3カ月の孫に何ができるわけでもない。が、孫と一緒にこねて焼いて、嫁が作った手作りクッキーが届けられた。
そして姫孫は、なんでもかんでもちゃんと受け答えできるような「おしゃべり相手になれる成長ぶり」を見せてくれた。
ジジババにとって何よりの嬉しいプレゼントである。
一方では、今や認知症500万人と言われる時代。やがて行く道?という不安無きにしも非ずだが、先のことを不安がっても仕方がない。
先ずは今を楽しく、友と語らい、呑み、歌い、そして少しだけ世間にお返しする役割を背負ってみる。
やっぱり、『人生今が旬』 これがいい。これで行こう。