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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

[Xデー!ついに!!」

2022年02月24日 | ビッグニュース

               
                    ウクライナ情勢(イメージ図)

自国が恐怖に晒されているわけでもないのに、『自国の安全保障のために』という、世界が認めていない大義名分を打ち立てて、我が意に従わない隣接する国を武力で抑え込もうとする。従わなければ有無を言わせず軍事制圧してでも、我が意を通すプーチン大統領。世界中を暗い気持ちにさせる、ロシア軍によるウクライナへの武力進行、xデーが今日になってしまった。

こんな理不尽な宣戦布告が現代社会にまかり通るのだろうか。もしも今回のロシア論理がまかり通ってロシアが勝利者にでもなれば、それこそ世の平和は終わりを告げるのではないかとさえ思う。武力と財力で世界の秩序を無視して世界の覇者たらん地位を狙う、近くて遠き国などは勇気凛々、世界中の海を我が国の海と言いだすかもしれない。自国の意に従わなければ排斥する。これは空恐ろしい論理である。

そんなことにならないよう、世界中の国が紛争を起こさないように、世界の国々が連携して監視監督することで秩序を守り守らせる。そのためにあるべきはずの国連が機能していない頼りなさ。大国が武力を振りかざせばなんでもできる。無理が通れば道理が引っ込む世界に今私たちは生きていることになるのだ。傲慢な人間の存在によって、どれほど多くの人が塗炭の苦しみに追いやられることか、他人事ではない。

傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲 これがキリスト教では7つの大罪と教えられている。

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「なにかおかしい!」

2022年01月16日 | ビッグニュース

         

自分の胸の中に描いた夢に向かって、最初の関門とも言える「大学入学共通テスト」その初日の昨日。
自らの学力低下に苦しむ高校2年生が、自暴自棄になって、何の罪も落ち度もない大学入試受験生らを刃物を持って襲いかかり、傷害を負わせるという事件が発生した。それも、東大の試験会場前で。

どう考えたら納得のいく答えが導き出されるのか、全く見当が付かない。
なにかおかしい。なにかが狂ってる。なにか大切なものを置き忘れて育っている。いや違った、育っていない。育てられていない。育てる環境基盤が緩んでいる。それって何?? 解らない。
本当に解っていないのかな??解ってはいるが、世の趨勢に押し流されて口をつぐんでいるだけなんじゃないの?? へたに口を開けば「そりゃおかしい」とブログ炎上になったり、常識論が封じ込められたりする、ある意味怖い世の中ではある。

そもそもその常識論ってなに??その根っこの部分が、地面に広く根を張ってなくて、不安定だから、基準となるものが曖昧になってくる。結果的に個人の横暴が周囲の普通に生きる人に、取り返しのつかない大きな傷跡を残す。ひとつ事件が起きるたびに、世の中狂ってるんじゃないのと思わせることが多すぎる。なんとか歯止めになるような意見を、小さくてもいいから発信するべきなのかも、と考える。

せめて今回の被害に遭われた受験生が、毅然と立ち直って素敵な将来を迎えて欲しいと願うばかりである。

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「11月、霜月ついたち」

2021年11月01日 | ビッグニュース

    
          任期満了にともなう衆院選挙、開票作業が始まったばかりの開票所全景

戦い済んで夜が明けて 朝陽差し込む人あれば 苦虫つぶす顔もある。さて全体的な近未来を占う景色はどのような色模様なのだろう。
安定志向の高い株価の動静は、正直な反応を示した形と言えるのであろうか、なんとなんと770円超の高値となっている。
ここはひとつ私的な見解や政局占いは遠慮して、専門家とか社説の評価そして下馬評にお任せするとしよう。我が気にするべきは株価動向かな。

時は11月、霜月ついたち。年賀状発売も始まり、秋が往こうとしている。本来なら空をゆったり流れるのはイワシ雲やうろこ雲のはずである。ところが今日の真昼間のきれいな青空には、時ならぬ入道雲が湧き上がっているではないか。
入道雲とは言っても、京の五条の大橋で牛若丸と闘った、あの武蔵坊弁慶の形相を思わせるほどの威圧感はない。どことなく優しさを持ち、端っこの方はほつれ髪にも似た乱れもある。やはり、真夏の萌え上がるあのホンモノの入道雲の迫力はない。それが当たり前なのだ。

              

こんな雲が今さら出て来て、夕立でも降らそうものなら、それこそ季節も四季の趣もあったものではない。常識通りがちょうどいい。
何事もそうであるように、節操を見失っちゃサマにならないし、良識のある人は付いて行かない、ついてこれない。応援などしようがない。
ただの数合わせとはいえ、水と油を混ぜ合わせることなど出来はしない。

なんかしら、そんな話が一昨日までまかり通っていたような。おっとっと、私的な見解や政局占いは避けると言っておきながら、時ならぬ入道雲に惑わされてつい要らぬことを口走ってしまった。
ただこの先、秋空の入道雲が季節外れの大暴れをすることのない、平穏を祈りたいものだ。今年も残り2か月。明るい予兆が見られるといいね。

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「祝福を!!」

2021年10月26日 | ビッグニュース

            

2021年(令和3年)10月26日大安吉日。日本中はおろか世界からも注目された、ひと組の結婚のお披露目が行われた。
言わずと知れた天皇陛下の姪ごさんであり、秋篠宮家ご長女の眞子さまと、小室圭さんの結婚報告の記者会見である。
素直に「おめでとう」である。これ以外に何の言葉が必要であろうか。お互いを認め合い、愛し合うカップルのおしどり人生スタートを、祝福こそすれ、とやかくやっかみ苦情を述べるなど愚の骨頂である。

新聞にしても週刊誌や雑誌にしても、およそ記者という名の仕事柄、おのれの訊きたいことは、質問される側に対する配慮も何もない情景が時々見られる。それもニュースソースとして大きな意味を持つ事柄に対しては一段と厳しい質問になりかねない。質問する言葉の内容によっては、どうかすると何もかも台無しにされかねない危険性を秘めた記者会見というひな壇。

今回に関しては、記者からの質問を関係者が取りまとめ、それに対するお二人の答えというか考え方を書面で示す、という気の利いたやり方で無事に記者会見が終わった。実によかった。安心したというのが個人的な見解である。

今日という日を迎えるまでに幾たびかの危機も見え隠れした。それもこれも二人に直接的な原因があるわけではなかったと思う。
発した言葉の揚げ足を取られて締め付けられたこともあったのではないか、そんな推察をする。それもこれも全てを二人の愛と絆で乗り越えて迎えた今日。晴れて幸せになる権利を我がものにされれたのだ。兎に角お幸せになって欲しい。理屈など要らない。

50年と10日前の1971年10月16日。人並みに挙式したあの日も確か大安吉日であったような。
紆余曲折を経て50年。なんとか保った。そんな我が経験など取るに足らない事柄だけど、末永くお幸せにという気持ちに大きな差はないのかな。

コメント (4)
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「大都市を襲う地震!」

2021年10月09日 | ビッグニュース

       
       青いラインの京浜東北線(イメージ)              京浜東北線路線図 

一昨夜10時40分過ぎ。そろそろテレビも終わりにしようかという時間帯に、緊急地震情報のテロップが流れた。
見れば、千葉・東京・埼玉の大都市直下で地震発生。震度5という。さぞかし大混乱であろうと想像する。翌日になって、幅広い被災地の状況が詳しく解るにつれて段々被害の大きさが伝わってくる。

他でもないが、埼玉県が被災地と聞くと、忘れもしない26年前に親戚以上に親身のお世話を頂いた、知人ご夫婦の安否に思いが行く。もちろん、東京在住の同級生や知人の安否も気に掛かる。
埼玉の知人には、何はともあれスマホメールで安否確認を。「揺れるのは揺れたけど何事もなく済みましたよ」と。ひとまず安心。
今日の新聞には、新交通システム「日暮里・舎人ライナー」の先頭車両が脱線し、交通網に大きな障害が出た、とのニュースがあった。

26年前、埼玉南浦和の単身赴任マンションから、東京駅を一つ下った有楽町に通勤したのは京浜東北線であった。話題の日暮里も朝に夕に通過した駅である。その当時は「日暮里・舎人ライナー」は存在しなかった。それに、日暮里と言う駅には一度も降り立った記憶がない。鶯谷は営業の関係で一度だけ降りて仕事したのを覚えている。

それにしても遠い遠い昔の話であるが、我が生涯の中で唯一大都会の生活体験である。たった1年余の短い期間ではあったが、「一度は東京で仕事してみたい」「都会の混雑を味わってみたい」と思い続けていただけに、刺激的であり、やる気を引き起こさせるエネルギーが溢れていたのを思い出す。それだけに色んな記憶が胸の中にいっぱい詰まっている。単身赴任マンションの管理人であったご夫婦への感謝もその一つである。ついでにいうなら、阪神淡路大震災も地下鉄サリン事件も、単身赴任中の都会で味わった。

日本列島至る所に活断層は生きている。地震がいつどこで発生してもおかしくない現状である。南海トラフという不気味な予測もあるが、大都会を地震が襲うとどれほどのことになるのか気が気ではない。地震など発生しないことを祈るかたわらで、物理的にも精神的にも、万一の備えを忘れてはならない。そんなことを思う秋の夜長である。

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「総裁選挙」

2021年09月29日 | ビッグニュース

     
       総裁選立候補4氏         決戦投票直後、喜びの岸田新総裁

少し大げさかもしれないが、我が国の資本主義までが揺らぎそうな総理大臣選挙。いわゆる自由民主党総裁選挙が決着した。
あれこれ重箱の隅をつま楊枝で突っつけば、何かと議論もあるところだと思うが、兎に角、現総理の辞任という英断で新たな首班が指名された。
考えてみれば、現総理も就任とともにコロナ感染対策に追われ、官房長官時代の名残か自らの意思の表現の甘さというか発信力の不足など、培った政治力は不完全燃焼だったのかもしれない。

そんな反省すべきは大いに反省して、国民を悲哀の底に沈めたコロナ禍の根絶に総力を結集・傾注し、そこからの復活を実感させる政治手腕を、新総裁に期待したいものである。それでも、コロナの第六波・七波の襲来を舐めたらあかん。コロナの蔓延防止は政治の力だけでは及ばぬ部分がある。そこには人間一人一人の自覚に頼るところ大なのである。
我々も、政治首班が変わったからコロナも減退するなどの期待は、少し甘いことになるかもしれない。
いずれにしても、主権国家日本の存在価値の高揚と、幸せ感を感じさせる国作りに期待したいものだ。

さて政局が大きく動いた秋半ば。
秋を彩る言葉が数々あることに改めて気付かされる。今日は「秋波を送る」という言葉に少し触れてみたい。秋の波と書いて秋波とは「美人の涼しい目元のこと」で、女性が男性の気を引くための仕草の一つ、媚びた目つき。流し目。色目。 ということに発展したようである。
 元々は、秋の澄み切った水の波を意味する言葉として中国からの輸入語である。 それが、女性の涼しげな目元のたとえとなり、それに男性が迷いや勘違いを生じたりするうちに、いつしか媚びを売るとか、色っぽい流し目をつかうことを言うようになった、とのこと。

もっとも、この頃では単に女性から男性への色目ばかりではなく、異性に対する媚びや男同士の媚び、つまり気の合う仲間の助け合いといった意味にも用いられるようになったとか。してみると、今回の総裁選においても、候補者に秋波を送った人は少なからずいるということになるようだ。

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「感動この上なく!」パラ・オリ閉幕!

2021年09月05日 | ビッグニュース

                                     

簡単な言葉では言い尽くせない、心の奥底から湧き上がる感動をもらったTOKYO2020パラリンピック。その日程の全てを終えた。
勝者の感涙そして笑顔。敗者の唇を噛む口惜し涙そして最後に見せる笑顔。勝って感謝の言葉を述べ、敗れて改めて周囲の心強い応援に感謝をする。パラ・アスリートひとり一人の人間性がキラリ!随所に輝きを見せる。

これ以上ない最高のステージで、肉体のあらゆる部分を鍛え上げ、その蓄えたパワーを全て出し切って競技を重ねる究極のパフォーマンスは、見ている私たちの五感を通して身体の中にストンと溶け込む爽快感を味わう。
水泳・陸上競技・車いすテニス・車いすラグビー・車いすバスケットボール・ボッチャ等々。どれを取っても一旦見始めたら手に汗握り、肩に力を込めたまま終わりまで見てしまう。まるで自分が戦ったように疲労感を覚えることもたびたび。

42.195kmを走る女子フルマラソン。伴走者というこの上ない頼りにする人と一緒に3時間を走り続ける。練習に次ぐ練習で慣れているとは言え、伴走者の声と、手と手をつなぐロープを頼るしかない。路面やカーブなど見えない状態で走り続ける。少なくとも私の常識では、怖くて怖くてとても走れるものではないと足がすくむ。それをものの見事に目標通り「金メダル獲得」という。山口県下関市出身の道下美里選手の快挙、そしてあの素晴らしい笑顔に、どんな讃辞を贈っても足らないような気がしてならない。

   

  

胸に突き刺さるような数々の名勝負をいっぱい見せてもらって、心からの感謝とともに、聖火が静かに消えた。そして3年先にはパリの地で。

パラ・アスリートの努力を思うとき、人間に不可能という言葉は当てはまらないのではないかとさえ思わされる。とても真似の出来ない生き方だけど、残された人生の中で「ここ一番」という局面に出くわすことがあったら、今日を含めた過去12日間を思い起こし、判断を下す基準にしてみたい。

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「秋、移ろい」

2021年09月04日 | ビッグニュース

                                        
              ❝ 秋茄子の ぷっちり不揃い 母の籠 ❞      倉田 たへ子

煮ても焼いても、味噌田楽にしても 酢の物にしても美味しい茄子。特に秋の茄子は美味い。「秋茄子は嫁に食わすな」と云われるほどだ。
ところでこの、身が引き締まって美味しい旬の茄子を「嫁に食わすな」とはいったいどういうこと?。

一つには、「こんな美味しいものを、憎らしい嫁になど食わせてやるものか」という『嫁いびり説』。
二つ目は、「茄子は体を冷やすから、大事な嫁が体を壊してはいけない」という『嫁思いやり説』。 さらに今ひとつyattaro-流に付け加えると、
三つ目は、「秋の茄子は灰汁(あく)が強いので嫁に食べさせず、いつまでも灰汁の強くない可愛い嫁でいてね」という『哀願説』である。 さてあなたのお宅では、どちらかな??

ま、いずれにしても秋と言う季節と女性との深いつながりは、色んな言い回しで表現されている。
代表格が「女心と掛けまして、秋の空と解きます」その心は、どちらも急に変わりやすい。などと言われていますね~。私が勝手な説を述べているわけではありませぬ。世間一般の話ですよ。セクハラだのパワハラだの、ややこしい話に発展させないように、笑って許して!!

現代では、それも言うなら「男心と秋の空」かも。秋初めの昨日、いきなり総理大臣を辞めてコロナ対策に専念するというビッグニュースが流れた。
もちろん、一日も早いコロナの終息。経済活動の復活。安らぎある国民生活、等々。努力して頂かなければならないことが山積み。しかも衆院議員の任期切れなど、政局混迷の中で旗振り役が交代する政変劇。

あ~あ、この先どんな秋の空になるのだろう。
『総理大臣辞任』というニュースが流れたとたんに、新たな総理大臣による経済政策に期待して、株価が一気に高騰する始末。これを見ても、やはり任期1年で交代する宿命をもって、コロナ禍真っ最中の総理大臣就任であったのかも。その点ではお気の毒な人でもある。さて次なるリーダーはどんな人か、どんな期待をかけるのか。我々国民も、秋の空に倣って変わり身の早さで気持ちを変えて、新たな流れに乗るしかない。これって、積極的なの?それとも投げやり的なの?

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「TOKYO2020パラリンピック開幕」

2021年08月24日 | ビッグニュース

TOKYO2020オリンピックに続いて、TOKYO2020パラリンピックが開幕した。
その開会式の艶やかさ、賑やかさ、誇らしげな笑顔。障がいを持つ人の集団などではない。まさに世界の人々を笑顔でつなぐ健康的で明るい雰囲気に圧倒されそうであった。

開会式の模様を、テレビ画面を通した絵で開会式を追ってみた。そして我が生涯2回目のTOKYO開催のパラリンピックを記録として残しておきたいと思う次第。

  

  

  

   

  

いつも思うのだが、不自由な肉体を不自由とも思わせず、自らの選んだ競技に向かって、ありとあらゆる能力を使って世界の檜舞台に立つ。そして狙うは金メダル。この執念にも似たエネルギーはどうしたら生まれて来るのであろう。我々というか、私などには遠く及びもつかない、強力な信念に基づいたものであろうと想像するばかりである。兎に角、胸を震わせて応援したくなるパラリンピックではある。

オリンピックの世界で、言葉にならない努力の結果金メダルを手にする人に対しても、ものすごいことをやってのける人だと感動の拍手を贈る。尊敬もする。パラリンピックにはまたひと味違った大きな感動をもらい、拍手を贈りたくなる。その裏で、自らの怠け心を叱る自分がいることに気付かされる。
明日からの12日間、折に触れ時に触れて、色んな種目の応援をしたい。ガンバレニッポン!ガンバレパラアスリート!!

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「降り止まない雨!」

2021年08月14日 | ビッグニュース

頑張っても頑張ってもその努力が報われないとき。ひたすら我慢して想いを届けようとしても届かないとき。そんな時の慰めや、一息入れさせてあげるタイミングで激励の声を掛ける言葉に「明けない夜はない」とか「降り止まない雨はない」というのがある。

この歳になってはそんな慰めや激励とは少し縁遠くなった感はある。が、まるっきり縁無しとは行かない。そりゃ感情ある人間だもの。暖簾に腕押しみたいなことが続けば、落ち込むことだってあるさ。
そこで気になるのは、11日夜から降り出した雨が止む気配を見せないことである。       

       
九州一円から中国地方、関西、関東、東北まで半端でない大雨が降り続いている。それも日本列島至るところで土砂災害や河川の氾濫、大水害をもたらす、これまでに経験したことのない大雨が降り続いている。日本三大奇矯の一つ名勝「錦帯橋」が架かる錦川の源流とも言える、市の山間部では500ミリに近い降雨量という。実におとろしいことである。

  
その上に、今夕の雨予報を見ても「降り止まない雨はない」と思えない雨雲分布であり、線状降水帯の危険を秘めている。大きな川の源流付近に降る大雨は怖い。いつどこで流れがまとまって下流を襲うかわからない。常にその危険性を潜めている。これほど多くの人が怖れおののき、困っているのだから「降り止まない雨はない」のことわざを実現して欲しいものだ。

        
そして今ひとつ。国家政策として、東京都はじめ全国都道府県挙げて対策を叫んでいるのに、減少どころか増加が止まないコロナ感染である。コロナに関しては、降り止まない雨を上がらせるほど難しいことではないような気がする。命を脅かす感染症にかからない努力は、個人の対応で可能である。線状降水帯を追い払うよりは容易いことだと思うのだが、間違っているのかねー。

これこそシャカリキになっても一向に成果が表れない、気持ちが伝わらない暖簾に腕押しの空しさを覚える。

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