「佐竹律香 シャンソンコンサート」@京都府文化芸術会館
高校時代からの友人Fさんから「シャンソンコンサートの裏方を担うので、京都までお出かけになりませんか、たまにはシャンソンもいいでしょう。T君もお誘いしました」との知らせ。「前日には、大阪で飲りましょう」とも付け加えられていた。大阪在住のTさんと、3人で旧交を温めることと相い成った。
1950年代、菅原洋一や岸洋子がデビューした頃は加藤登紀子が東大在学中にシャンソンコンクールで優勝し、話題となった時代で、シャンソン喫茶や酒場も結構あった。
僕はモダンジャズと呼ばれた「ジャズ喫茶」に入り浸っていたが、シャンソンが好きな友人の影響もあって銀座の日航ホテルの地下やお茶の水の「シャンソン喫茶」(今は「シャンソニエ」と云う様だが)に行く機会もあった。
5月24日(金)会場は京都府文化芸術会館、16:00開場18:30開演。
「佐竹律香 シャンソンコンサート」―シャンソンとショパンの調べー
ロビーには沢山の生花が飾られ、お客様には着物姿も多く舞妓さんの姿も見かけた。いかにもシャンソンコンサートらしい華やかなドレス姿のご婦人方、京都のセレブが集合と言った感もした。
会場は500人たらずのホールで、ステージと客席の距離が少ないので、シャンソンの様に語りかける演奏には最適な会場。
京都府開庁100周年を記念して1970年に開館した文化施設とのことで、椅子の間隔などに問題はあるが、聞きやすく観易いホール。
第一部は『パリの空の下』と題し、「青いジャヴァ」「パリの空の下」がアコーデオンの演奏と共に、典型的なシャンソン。キーボード・アコーデオン、ヴァイオリン、ベース、ドラムのバックバンドの息もあっている。
「不思議ね」「愛の流れの中に」「バラの咲く庭」「いつ帰ってくるの」と続く。
佐竹律香さんは、響きが良く美しい歌声、スタイル良くて美人である。
更に、曲の合間の語りが上品で楽しい。
シャンソンは歌と共に「かたり」が重要だ。
続いて、ピアニストの吉岡由衣さん登場。
吉岡さんは1991年生まれ、現在ドイツのハノーバー音楽大学の学生でパリの音楽院にも在籍している若手ピアニスト。
ショパンの「ノクターン嬰ハ短調(遺作)」「革命のエチュード 作品10-12」が演奏された。
確かに、コンサートのサブタイトルは―シャンソンとショパンの調べ―となっている。シャンソンとショパン何の関連があるのだろうと感じたが、「ショパンの生き様は正しくシャンソンと同じ」佐竹さんの話しに納得した。
ステージ背後のスクリーンにはパリの風景やショパン、ジョルジョサンドなど歌や曲に関連する映像が映し出され、演奏を盛り上げる。
15分の休憩後「パリ・パナム」「アトリエ」「雨」「雨だれ前奏曲」「スカーフ」「愛遥かに」「ピアノソナタ第3番(第1.第4楽章)「愛の賛歌」が演奏された。
どれも一度は耳にしたことがある、親しみやすい曲だった。
佐竹律香さんは京都出身で、高校生の時にお母様の勧めでシャンソン歌手管美紗緒に師事、1984年に上京御後、「銀巴里」「蟻ん子」にレギュラー出演、その後4年間のアメリカ生活。子育ての休業期間を経て2009年に復帰。
子育て後のカムバックで現在50代であろうが、若々しく魅力的、故郷・京都のコンサートを懐かしく楽しまれている感じを受けた。
後で知ったが、佐竹さんは京都の老舗料理屋「M吉」のお嬢さんらしい。
京都の雅が身に付いた方であった。
高校時代からの友人Fさんから「シャンソンコンサートの裏方を担うので、京都までお出かけになりませんか、たまにはシャンソンもいいでしょう。T君もお誘いしました」との知らせ。「前日には、大阪で飲りましょう」とも付け加えられていた。大阪在住のTさんと、3人で旧交を温めることと相い成った。
1950年代、菅原洋一や岸洋子がデビューした頃は加藤登紀子が東大在学中にシャンソンコンクールで優勝し、話題となった時代で、シャンソン喫茶や酒場も結構あった。
僕はモダンジャズと呼ばれた「ジャズ喫茶」に入り浸っていたが、シャンソンが好きな友人の影響もあって銀座の日航ホテルの地下やお茶の水の「シャンソン喫茶」(今は「シャンソニエ」と云う様だが)に行く機会もあった。
5月24日(金)会場は京都府文化芸術会館、16:00開場18:30開演。
「佐竹律香 シャンソンコンサート」―シャンソンとショパンの調べー
ロビーには沢山の生花が飾られ、お客様には着物姿も多く舞妓さんの姿も見かけた。いかにもシャンソンコンサートらしい華やかなドレス姿のご婦人方、京都のセレブが集合と言った感もした。
会場は500人たらずのホールで、ステージと客席の距離が少ないので、シャンソンの様に語りかける演奏には最適な会場。
京都府開庁100周年を記念して1970年に開館した文化施設とのことで、椅子の間隔などに問題はあるが、聞きやすく観易いホール。
第一部は『パリの空の下』と題し、「青いジャヴァ」「パリの空の下」がアコーデオンの演奏と共に、典型的なシャンソン。キーボード・アコーデオン、ヴァイオリン、ベース、ドラムのバックバンドの息もあっている。
「不思議ね」「愛の流れの中に」「バラの咲く庭」「いつ帰ってくるの」と続く。
佐竹律香さんは、響きが良く美しい歌声、スタイル良くて美人である。
更に、曲の合間の語りが上品で楽しい。
シャンソンは歌と共に「かたり」が重要だ。
続いて、ピアニストの吉岡由衣さん登場。
吉岡さんは1991年生まれ、現在ドイツのハノーバー音楽大学の学生でパリの音楽院にも在籍している若手ピアニスト。
ショパンの「ノクターン嬰ハ短調(遺作)」「革命のエチュード 作品10-12」が演奏された。
確かに、コンサートのサブタイトルは―シャンソンとショパンの調べ―となっている。シャンソンとショパン何の関連があるのだろうと感じたが、「ショパンの生き様は正しくシャンソンと同じ」佐竹さんの話しに納得した。
ステージ背後のスクリーンにはパリの風景やショパン、ジョルジョサンドなど歌や曲に関連する映像が映し出され、演奏を盛り上げる。
15分の休憩後「パリ・パナム」「アトリエ」「雨」「雨だれ前奏曲」「スカーフ」「愛遥かに」「ピアノソナタ第3番(第1.第4楽章)「愛の賛歌」が演奏された。
どれも一度は耳にしたことがある、親しみやすい曲だった。
佐竹律香さんは京都出身で、高校生の時にお母様の勧めでシャンソン歌手管美紗緒に師事、1984年に上京御後、「銀巴里」「蟻ん子」にレギュラー出演、その後4年間のアメリカ生活。子育ての休業期間を経て2009年に復帰。
子育て後のカムバックで現在50代であろうが、若々しく魅力的、故郷・京都のコンサートを懐かしく楽しまれている感じを受けた。
後で知ったが、佐竹さんは京都の老舗料理屋「M吉」のお嬢さんらしい。
京都の雅が身に付いた方であった。