ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
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七月国立劇場歌舞伎鑑賞教室『川連法眼館の場』         (四の切)観劇伝聞(笑)報告

2005-07-15 00:41:07 | 歌舞伎
11日に観劇だった友人からは、客席は小学生から専門学校生まで
多岐に渡る「生徒」さんだったとの報告があり
熱心に観ている子もいれば、ちょっと「沈没」気味(笑)なコも・・・
との事でした。いいんです!私たちも、歌舞伎座で演目によっては
つい、頭がユラユラしてしまうことも^^;ありますから。
下座のリズムが心地よかったり、台詞がゆったりだったりとか
いい感じに照明が落ちたりする場面とか、誘因は結構ありますネ。

四の切は、舞台面が華やかで明るい照明だし
仕掛けも多く、飽きない構成にはなっていますが、
前半の『歌舞伎のみかた』のトークのテンポに比べれば、
やはり、ぐっと「古典」の世界に入っていくし、
黒御簾から流れる邦楽器の音色も、朝からの遠足気分♪(課外授業ですが)
で高揚している気持ちを落ち着かせる働きかけをしているかもしれません。
(亀井さんに起こしてもらって下さい・笑)

14日午前は女子高生の貸切だったようです。
(当日売りの一般席が若干あったようですが)
「女形セミナー」の反応が、とても良かったようで、
綺麗・可愛い・細い(!)←観劇済の方は何にかかる形容詞か了解事項ですよね
の大歓声が上がっていたようです。
あ~客席の様子が目に浮かぶよう・・・

芝居の幕開けにも、色彩豊かで豪華な道具立てに、まず
驚嘆の声が上がったようで、これは、私が観た日の中でも、
もともとの澤瀉ファンや、歌舞伎好きらしき観客が多い日より、
ふだんはあまり馴染みがないけれど
鑑賞教室なので来場してみた、という方や
初めて歌舞伎を観るというような学生さんが多い日の方が、
定式幕が開けた瞬間のどよめきは大きかった~

私も初めて千本桜の舞台を生で観たときに
それまで接したことのない色彩の氾濫、あまりにも高い照度に驚きました。
下座やツケ打ちなども、欧米のものに接する事以上に
当時の私にとっては「異文化」との遭遇!!って感じで
とにかく、視覚と聴覚の刺激が強烈だった記憶が。
筋立てそのものや、人物の造形などを理解したり
想い入れ出来るようになったのは、
歌舞伎を観始めてかなり経ってからです。


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