ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

七月大歌舞伎 新橋演舞場襲名公演初日開幕!

2012-07-05 00:55:30 | 歌舞伎―襲名披露
あ~六月の楽レポも終わってないのに、七月初日が開幕しましたー!!
猿翁さん復活です!!
ネタバレになるからどうしよう~と帰りの車内で考えていたら
すでにwebニュースなどでアップされているようですね。
明日のワイドショーでも取り上げられるでしょう。

楼門のあとのカーテンコールでのサプライズ!
猿翁さんプレゼンツ!なのだそう。
もう、この幕が上がる前からウルウルしていましたが
カテコでノックダウンです。
初日、昼夜ともカテコありでオールスタオベでした!!

◇カーテンコールの様子 サンスポ
読売新聞
NHK

プチレポ

「将軍江戸を去る」
中車さんの披露演目に市川宗家成田屋さんが父子でお付き合い下さっています。
中車さんは台詞もよどみなく良かったです。

「口上」

上手から海老蔵さん、團十郎さん、猿之助さん、中車さん、團子ちゃん。
今月は猿翁さんの出演はなし。

團十郎さんは、猿翁さんとは大杯や勧進帳で共演したこと
新猿之助さんとの思い出は、パリ公演。
自分はフランス語の口上は
丸暗記でさっぱり分からないけれど、新猿之助さんはフランス語がペラペラ。
アドリブまで加えた(たぶん、オペラ座の怪人をもじってシャンデリアの件)
素晴らしい口上だったと。
中車さんとは、将軍江戸を去るのお稽古で初めて。
團子ちゃんは5歳で、團十郎さんの娘さんのぼたんさんに入門し
日舞のお稽古をはじめた。大変利発なお子さんと。
初舞台は我がことのようにどきどきしますと、温かいお言葉でした。
段四郎さんとは同い年なので子供のころ一緒に遊んでいたとのこと!

海老蔵さんは、猿翁さんは憧れの役者さんで
四の切や伊達十を教わった。その憧れの役者さんと共演できて嬉しい。
新猿之助さんとはロンドン公演おりライオンキングに誘われ
一緒に観にいったけど、芝居よりライオンキングを何十回と観ている
猿之助さんの様子をながめている方が楽しかったと。
中車さんとは映画で共演していてすでに知己があること
團子ちゃんの先月の口上の様子は
海老蔵さん自身は地方公演中だったのでテレビのワイドショーで見た。
猿翁のおじいさまより立派な役者になるのが夢と
物怖じしない発言に驚き、そして将来に期待している的なことを
語ってくれました。(文言うろ覚えでスミマセン!)

新猿之助さんと中車さんは定式どおりなご挨拶。
團子ちゃんは、たくさん教えてもらって立派な役者になりますと。
口上口調がよりらしくなっていて、立派ですよー!

「黒塚」

亀ちゃん…でなく、四代目猿之助さん。
口跡が三代目そっくりなのでデジャヴ感満載。
あらためて舞踊の上手い役者さんと実感。
しかし、ここ数年、そしてここ最近も非常に多忙だと思うのだけれど
いつの間に、どれだけの時間を使ってお稽古したんだろう~。
三代目の黒塚見続けた(リスボンでも観た!)観客としては
ある意味、驚愕。

「楼門五三桐」

猿翁さんは、こうした七五調の方がやはり発語がしやすそう。
山門がせり上がり、そしてその前のせりが上がると
黒衣姿の後見、文字通り後ろから支えられてはいたけれど
台詞も小づかをひしゃくで受け取るところもしっかりと演じられていました。
常の楼門と異なり、大変にぎやかで華やかな舞台。
彌十郎さん、門之助さんをはじめ、部屋子勢揃いです。
そして、段四郎さんのお姿を見れたことも、本当に嬉しかった。
温厚で優しく芸の確かな段四郎さん。

そして、この幕が降りても
拍手が鳴り止まず・・・カーテンコール。

途中、スリッパ履き!の海老蔵さんも呼び入れられ
ホント、急遽呼ばれました感満載でした。

「ヤマトタケル」
月が替わってまた新鮮な気持ちで観れました。
口上は、猿之助さんが、一ヶ月たって
身にそわぬ洋服を着せられていたような感じだったけど
最近「猿之助さん」と呼ばれて返事が出来るようになった
中車さんは、多くの人に教えられながら
とりわけ、この従兄弟を父とも師とも仰ぎ頼りにして
生涯かけて精進していくーというようなご挨拶でした。

(きゃ~本日お会いした皆さん、訂正箇所がありましたらよろしく!)

遠方より、久々遠征の方たちにも会えて、ホント、嬉しかったです!!

2004年の巡業公演、大楽の北海道以来、この日がくることが
そして、「私の孫が」と、團子ちゃんのお披露目がある日がこようとは
まったく想像のつかなかった「未来」と出会って、ビックリな日々。

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