中国深刻!!中国の大気汚染
紘一郎雑記張
第2部
中国では今月上旬、北京で6段階の汚染指標のうち
最悪の「深刻な汚染」を記録。
冬にかけて北風による日本への飛来リスクが増大するだけに、
危険物質の発信源に対して反発が強まるのは必至だ。
WHOの専門組織「国際がん研究機は、中国など新興国や発展途上国を
中心に深刻化している大気汚染について、
「肺がんを引き起こす十分な証拠がある」と強調した。
WHOがPM2・5など粒子状の大気汚染物質に「発がん性がある」と、
正式に結論付けたのは初めてのことだ。
2010年に世界で約22万3000人が大気汚染に起因する肺がんで
死亡したとのデータを提示。
さらに、ぼうこうがんのリスクを高める可能性も指摘した。
大気汚染は呼吸器官や心臓の病気のリスクを高めることが知られているが、
「がんを引き起こす環境的要因であることも分かった」としている。
そんななか、中国の大気汚染は深刻化するばかり。
北京ではPM2・5の濃度が連日のように上昇。5、6日には6段階の汚染指標で
最悪の「深刻な汚染」を記録した。中国で今年初めに問題となったPM2・5は、
石炭火力発電所からの排出などが主な原因とされた。
しかし、5、6日は石炭の発電所が稼働していない大型連休中。
もはや原因すら分からないという制御不能状態のなか、日本は冬にかけて
北風に乗った汚染物質にさらされる季節となる。存在が“がん”と化した
厄介な国からわき出て、しかも国境を越えてくる発がん性物質に
不安は募るばかりだ。
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