紘一郎雑記帳

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第3部日本人のこころ、藤原正彦氏講演会

2010-06-25 05:24:21 | Weblog
第3部【藤原正彦氏講演会】

日本の国柄とは何でしょう

まず世界でダントツの「初等教育」でした

日本では数世紀にわたり素晴らしい
「初等教育」が行われてきたのです。

私の思う「初等教育」の重要の順は

【1に国語・2に国語・3,4が無くて、5に算数
 あとは10位以下】

誰がなんと言うと大事なのは「国語」なんですね

その「国語力」のはかり方がありますが、
それは国民の何%が字が読めるか!という事です

江戸時代の初期、西暦1600年台の初めに「日本人」は
「50%」の人が字が読めました、
二人に一人が字が読めたのです。
こんな国は世界中何所にもありません

当時、一番の先進国であった「イギリスのロンドン」でも
「30%」ほどの人しか「字」が読めなかったのです。
ロンドンを少し離れて田舎にいくと「字」が読めるのは
「牧師」さんだけだったそうです

日本では地方の「どの藩」に行っても多くの人が字が読めたのです。

当時のロシアでは「字」が読めたのは「貴族」だけでした
ロシアは「貴族」=「将校」=「字が読める」だったのです

日露戦争では「日本人は1600人」が全員字が読めましたが
「ロシアは1900人」の」中で数百人しか「字」が読めなかったので
殆ど「けだものレベル」相手に戦争したようなものですね。

乃木大将が気の毒になりますね。

1628年には京都の数学者「吉田光由先生」は当時世界の
数学常識であった「壱・十・百・千・万・億・兆」に加えて
「万」と「億」の」間に「壱拾万・百万・一千万」の位を
入れたのです、世界で最も凄い発明をしていたのです。

それ以外にも、数学の単位も付け加え、素晴らしい教育を
していたことが、吉田先生の著書『塵劫記』からも判るのです

「塵劫記(じんこうき)は大ベストセラーになっのです

「フランス」なんか、今でも「85」というのは
「20×4」+「5」というのですね

このようにして日本は「国語」も「数学」も数世紀間、
世界で「圧倒的」に優秀であったのです。

それが最近の調査では日本の子供達は「数学が10位」で
「国語が15位」でしたね

文科省の役人にそれを言ったら、
【世界の中で「10位」と「15位」なら良いほうでしょう】
というのです。もうだめですね

日本は狭い国土の中に「1億2千万人」の人が住み
「80%」が山林で「資源」もない国ですね、

日本人の「頭」が資本なのです。
ですから「10位や15位」ではやっていけないのです。
そんあ簡単な事が判っていないのです。

文科省はフインランドが一位なのでそこから学ぶとか
言っていますが「フインランド」から学ぶ物などありません

大国ロシアと戦い続けてきた「フインランド」は尊敬出来、
好きな国ではありますが「学問」において学ぶ事はないと思います。

「日本」は「13人」の「自然科学」の「ノーベル賞」受賞者を
出していますが「フインランド」は一人です。
「中国」も「韓国」も一人もいませんね!

アジアでは他に「5人」の「「ノーベル受賞者」がいますが
全員「自国内」で研究せずに「外国」で受けたのです。

「日本」は「13人」の中で「12人」が「日本国内」で
研究して「受賞」したのです

自前で計算して自前で研究できる国は世界でいくつもないのです。
5ケ国ほどです。日本は凄い国なのです。

この間の受賞された「名古屋大学の益川教授」などは
「ノーベル賞」の授賞式が始めての「外国旅行」でしたね

このように「日本」は「留学」しなくても「日本国内」だけでも
充分研究できる国ということを、忘れてはいけませんね。

色々と世界に壊されてきましたが「日本人の心」まで壊されました。

日本は「金銭」に対して執着しない国民でしたが
それが大きく変ってきました。
「金銭崇拝」から遠い国が日本人でした
「経済至上主義」は日本人には向いていませんね。

1549年に日本に来た「フランシスコ・ザビエル」が
【日本人は不思議な民族だ・金持ちがえばっていない、
貧乏人が自分を卑下していない】

当時の「ヨーロッパ」は「金持ちは幸せ」であり「貧乏は惨め」で
「悲惨ば事」だと思われていたのです。

「貴族」が「権力」も「富」も全てを持っていたのです。

ところが日本は誰もそんなことを思っていない。
「侍」は権力はあるが、決して「金持ち」ではない。
びっくりしたそうです。

「武士は食わねど高楊枝」など「ヨーロツパ」では
考えられない事なのでしょう。

日本には【「貧しい人」はいるが「貧困」はない!】
といった外国人もいました。

日本人は【「みんな貧しいそうだ」が「みんな幸せそうだ」】
こんな国は世界中、他にはないだろう
明治維新に日本に来た外国人の多くが言ったそうです。

日本は世界の人から見ても「羨む」様な素晴しい国でした

今は「日本」も「世界」も可笑しくなって来ました。

続きは「藤原正彦氏講演会・第4部」投稿致します。


紘一郎雑記張

藤原先生は【「日本」も「世界」も可笑しくなってきた】と
話されましたが、特に「日本」が可笑しいと思います

「菅 直人新総理」の「沖縄」についての発言です

菅直人首相が副総理・国家戦略担当相だった昨年9月の
政権交代直後、民主党の喜納昌吉参院議員(党沖縄県連代表)に対し、
「基地問題はどうにもならない」
【もう沖縄は独立した方がいい】などと語っていたことが
「6月15日」に分かりました。

菅首相は、23日にに沖縄訪問し、
沖縄の負担削減を話しましたが
就任前とはいえ、国土・国民の分離を主張していたことは
大きな波紋を呼びそうだ。

 喜納氏が、鳩山前政権末に記した新著
「沖縄の自己決定権-地球の涙に虹がかかるまで」(未来社)で
明らかにした。

 この中で喜納氏は政権交代後、
沖縄の基地問題に関して菅首相と交わした会話を紹介。
喜納氏が「沖縄問題をよろしく」と言ったところ、
首相は「沖縄問題は重くてどうしようもない。

基地問題はどうにもならない。
もうタッチしたくない」と漏らし、
最後は「もう沖縄は独立した方がいい」と言い放ったという。

 喜納氏は著書の中で
「半分ジョークにしろ、そういうことを副総理・財務相であり、
将来首相になる可能性の彼が言ったということ、
これは大きいよ。非公式だったとしても重い」と指摘している。

その菅氏が総理になったのです。
「日本」は可笑しくないですか?