神戸の路地裏にひっそりと暮らした。ただ春の夜の夢のごとし。
ネコノキオク
フレンチレストラン ドゥアッシュ
心斎橋のアーケードからはずれること数分。アーケードを行く人々の波と喧騒が薄らぎました。フレンチレストラン ドゥアッシュにて
「ドゥアッシュのお得なランチ」をいただきました。
○温前菜
○冷前菜
○魚料理
○肉料理
○箸休め(シャーベット)
○シェフの一品
○デーザートワゴン、コーヒー
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○温前菜 (青森県産 本鱒、 春野菜)
マスってあまり食べたことがありませんでした。魚自身の味がしっかりとしていておいしかった。ガランマサラっぽいスパイスが魚の味をころさない程度に、うっすら利いています。
○冷前菜(ホタルイカ、インカのめざめ、菜の花スープ)
インカのめざめは、イモなんだけどカボチャに近いのではと思うくらいホクホク&甘い。旬のものを集めた一品は、味覚だけでなく"心"が喜びます。
○魚料理(長崎県産 平目のポワレ)
多種の豆を添えた仕上げです。豆って種類によって味がずいぶんちがうので、一粒一粒味の違いを楽しむのも 良いものですね。家ではできないことだもの。魚の火の通り具合も、塩加減も、良いあんばいです。
○シャーベット(はちみつとレモンの味)
ここまでのお料理をさっぱりと流してくれる、さわやかな一品。
○肉料理(和牛ホホ肉 or 子羊 から選択)
私は子羊のローストを選びました。
冬の間に縮こまった肉が春になって緩み、子羊は春がいちばん美味しいのだそうです。この子羊の肉と脂のまざりぐあい、良いあんばいでした。
ああ・・・わたしってばなんて残酷、ほんとうにおいしかったわ。
和牛ホホ肉の煮込みはこんなかんじ。
お肉がトロトロ。
シェフのあそびの一品 本日は、にゅうめん。
なぜ突然「和」のテイスト・・・でしょ?ユーモアのあるシェフ。こんなに盛りだくさんのメニューなのに、さいごにサラサラにゅうめん。
まるで「ご馳走で酒を飲んだ後の さいごのお茶漬け」みたい。
いよいよフィナーレはデザートツリーです。
全部盛りにするとこんな感じ。
プリン、ガトーショコラ、チーズケーキ、苺のショートケーキ・・・書ききれない・・・
このシェフは器用ですね。どれもおいしくつくっちゃうなんて。
温前菜にはじまり、
皿数が豊富な上に、
パンはお皿が空くたびに持ってきてくれて3種類(パンもおいしかったな~)、
さいごのデザートは デザートツリーから何品でも選べます。
どのお料理もおいしくって、すっかり調子に乗った私はデザート全部盛りにしたのですが、それでもその後 まったく 胃がもたれていない。
食材の質が良くないと、こうはいかない。すばらしいことだ。
「"2H"ってどういう意味ですか?」とお店の方に訪ねると、
「長く説明すると色々あるのですが、簡単に言うと、セカンドハウス・・・みなさまのセカンドハウスと思って気楽にくつろいでいただきたい、という意味が込められています。」
吹き抜けの天井、そよ風、テーブルに差し込むやわらかい日ざし、
店名に込められた思いと、ここにある空間は ちゃんと一致している。
今日アップした写真のいくつかは まるで 光の演出をしたように 白いお皿に スポットライトのような光が入っているでしょ。
私が写真を撮るために作為的にやったわけじゃない。お店の人が私の前に置いたままの姿をパシャっと1枚撮ったきり。なのに こんなにすてき。
ここまで 計算なのかなぁ・・・どうなのかなぁ・・・
お料理も、料理を演出する空間も どちらもすばらしい♪
訪店日2010年4月25日(日)
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CABINET 2H (ドゥ アッシュ) (フランス料理 / 心斎橋) ★★★★★ 4.5
★は私的感想です(生意気なことしてすいません)
「こういうお店がお気に入りなのね~」程度の参考までに
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住所:大阪市中央区東心斎橋1-7-18
電話:06-6258-6333
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(記述は全て訪店日の記録です。お店データ・価格等は最新データのご確認お願いします。)