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読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『ルルとララのカップケーキ』(小3が読んでいる本)

2022年11月02日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
いつの間にか11月になってしまいましたね!
10月に色々な本を読んだりご紹介したりしたのですが、こちらのブログに書ききれていないので、しばらく毎日更新してみたいと思います。
頑張るぞー!オー!!(自分に気合い)

まずは、小学生国語クラスで読んでいる本です。
9月最終週から3週間かけて『なんでも魔女商会 お洋服リフォーム支店』を読みました。授業後は、お迎えがいらっしゃるまで生徒さん自身が読んでいましたので、半分読み聞かせ、半分一人読みです。
 あ、お気づきかと思いますが、こちらのクラスは現在マンツーマンで行っています。
11年前に塾を始めた頃の生徒さんは小学生中心でしたが、その後、小学校の生徒数が減るなど時代がどんどん変化し、現在、私どもの塾は中高生中心の塾になっております。ここ5年ほどは、毎年大学受験生も指導しています(高校生の通塾は、当塾の中学生クラスに通っていた生徒さんのみ対象です)。
今は、中1で新規入塾される生徒さんが非常に多いですね。
そんなこんなで、小学生クラスは算数・国語ともに超少人数で授業を行っています。それはそれで、親戚のおじちゃんおばちゃんくらいの(?)心理的に近い距離感で教えることができ、こちらも楽しんでいます。

閑話休題。

先程の本を読み終わった際に、生徒さんがしみじみと「このお話、本当に面白かった!誰の本かな?」と言いながら作者名をメモしていたので、10月第3週から読んでいる本も、同じ作者の方の作品を選んでみました。
 実はこちらの本は、私は読み聞かせていません。
授業の最後に生徒さんにお渡しして、自分で読んでもらっています(喜んで読んでいます)。
ルルとララが開いたお菓子屋さんに、動物のお客様がたくさんやってくるというお話です。お菓子のレシピもたくさん載っていて、きっと作りたくなってしまうと思います!

こちらの生徒さんは、お菓子作りが大好きなのです。
超少人数クラスの良さは、生徒さんのことをよく観察して、その子が好きなもの、興味が持ちそうなことを、スッと提案できることだと思っています。
読書に苦手意識がある生徒さんでも、自分の好きなことで簡単に読める本なら、どんどん読んでしまうものです。
ちなみに、「簡単に読める本をたくさん読む」という方法は、当塾の英語道場クラスでの洋書多読の考え方と同じです。
そこから、読書に慣れて、語彙を増やし、世界をどんどん広げていっていただきたいと思っています。

「読み聞かせ」から「一人読み」へ。
1クラスの人数が多いとなかなかできないこの試みを、このクラスでは試しているところです。
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『森のスケーターヤマネ』(小3に紹介した本)

2022年10月27日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
先週から今週初めにかけては、生徒さんたちのご様子をご家庭に報告するお手紙(授業内容報告書)を書いていました。(オンラインの生徒さんは、保護者の方がご家庭で授業の様子を見られますので、報告書はありません。)
1か月違うと、勉強への向き合い方がかなり変わる生徒さんもいて、成長に驚かされます。授業内容報告書は、私どもにとっても、自分たちの授業内容を振り返るよい機会になっています。

というわけで、久々のブログ更新です。

10月第2週の小3オンライン国語クラスでは、読解問題に登場していたこちらの本を紹介しました。
 この本では、ニホンヤマネのチッチが冬眠から目覚め、交尾をし、子どもを産み、巣立たせ、再び冬眠に入るまでの1年間の生活が描かれています。

ヤマネは「生きた化石」と言われるほど古くからいる哺乳類の1種。
日本では、50万年ほど前の地層からヤマネの化石が出ているそうです。
絵本にもよく登場するヤマネ。
恥ずかしながら、かわいらしい見た目でよく眠るという印象しかありませんでしたが、今回この本を読み、その不思議な生態やたくましさに驚きました!
特に、冬眠から目覚めるときの体温と心拍数の変化は、本当にすごい!!
人間は、体温が平熱から3度も上がれば大変ですが、それどころではありません!生命の神秘を感じます。

ヤマネの生態について説明されているこちらの本ですが、チッチを主人公とした物語のように描かれていますので、説明文が苦手なお子さんでも読みやすいと思います。

こちらは、過去の読書感想文コンクールの課題図書にもなっています。

ちなみに…ヤマネが登場する絵本といえば、こんなのもありますよ!

 
 
ヤマネが、絵本の主人公のお友達になるシリーズが多いような印象です。
やはりヤマネには、人の心をひきつける何かがあるのでしょうか…。
それにしても、ボールのように眠っているヤマネはかわいいなぁ。(←あ、こういうことか。)


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『ドロバチのアオムシがり』(小3に紹介した本)

2022年10月13日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
先週の小3オンライン国語クラスでご紹介した2冊目の本は、こちらです。
 この絵本では、ドロバチが卵を産み、アオムシを狩ってその中に入れる様子や、ドロバチの子どもの成長、ドロバチと農家との関係を学ぶことができます。

卵を産むのに適当な竹筒を見つけ、卵を産み、たった半日か一日の間に3匹から20匹ものアオムシを捕まえては、次々と巣へ運ぶドロバチのお母さん。
卵とアオムシを閉じ込めるためにドロカベを作るのですが、そのスピードや技術に驚かされます!

本書では、ドロバチのアオムシ狩りの性質を生かして、リンゴ畑の近くに、ドロバチに巣を作らせている農家さんが紹介されています。
アオムシの天敵を近くに住まわせれば、農薬を使わずに害虫防除ができるというわけです。

出版は1973年。お子さんは新鮮な気持ちで読めると思いますが、保護者世代の皆様は懐かしさを感じる文章と絵ではないでしょうか。
国語と理科の勉強が、同時にできる1冊です。

虫が大好きなお子さんにおすすめの3冊
虫好きのお子さんには、こんな本もいかがでしょうか?
タイトルをクリックすると、読み聞かせをした当時の記事をご覧いただけます。

 

 

 
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『ヒトの親指はエライ!』(小3に紹介した本)

2022年08月03日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
今週のオンライン小3国語クラスでは、国語の読解問題で取り上げられていた文章が載っている、こちらの本を紹介しました。
 普段、意識することのあまりない「親指」ですが、実は「親指」にはすごいパワーがあるのです!

こちらの本では、ヒトがこのすごい親指をどのようにして獲得したのか、進化の過程をたどりながら明かしていきます。他の動物たちと人間とを比較しているので、様々な角度から「ヒトの親指」の不思議さについて考えることができます。
確かに、親指がなければ、はさみを使ったり、はしをにぎったり、ボールを投げたりするのも難しいですね。

この本はやさしい言葉で書かれていますが、接続詞や指示語の使われ方や文章の構成のされ方など、「国語の読解力」という観点から見ても非常に勉強になると思います。理科に興味のあるお子さんには、特におすすめです!
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『どんな草でも紙になる』(小3に紹介した本)

2022年07月27日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
またまた久々の投稿になってしまいました…。
当塾では、毎月、塾生(対面通塾生)の皆さんの授業内容や授業中のご様子を、お手紙でご家庭にお知らせしています。先週は、その授業内容報告書をお渡しする週でした。一人一人の顔を思い浮かべながら手紙を書くのは楽しい作業で、私どもにとっても「1か月で、この生徒さんはこんなに成長したんだ!」という気付きにつながります。…が、いかんせん時間はかかります…。
そんなこんなで、ブログ更新は後回しになってしまいました…。

今日から、怒涛の勢いで更新していきます!(決意!)

さて、7月第1週の小3国語オンラインクラスでご紹介した2冊目の本は、こちらです。

『どんな草でも紙になる  植物せんいのふしぎ』
大西 秀夫・著  (大日本図書)
(Amazonにはお値段が高めの中古品しかなかったので、リンクは貼っていません)

この本の文章の一部が長文読解問題としてテキストに載っていましたので、ご紹介しました。
こちらは、小学校の先生だった大西さんが書かれた本です。自然と仲良くする知恵を身につけてほしいという思いで子どもたちと接していた大西さんの教室は、子どもたちの持ちこむ生き物のにおいで満ちていたそうです。
子どもたちと一緒に、生活科の学習やクラブ活動で野草紙作りに挑んでいた大西さんが付き合ってきた草は、500をはるかに超えるまでに!

大西さんが、最初に紙にしようと試みたのは、玉ねぎの皮。
70個分の玉ねぎの皮を集めて、繊維を取り出していきます。
本では、写真付きで紹介されていますので、作業工程や玉ねぎの皮の紙を見ることもできます。
他にも、ヨモギやゴボウ、サツマイモの根、竹、花など、意外なものが紙に変身していきます。
そして、最後に登場するのは、繊維が取れる驚きのアレ‼
言われてみると、確かに繊維の塊ではありますが、これを紙にしようという発想はなかなか出てこないような気がします…。
何を紙にするのかは、ぜひ読んで確かめてみてください。

たくさんの写真が載っていますので、実際の紙を見ながら読み進めることができます。純粋な好奇心の赴くまま色々なことに挑戦する、夏休みの自由研究を思わせるようなところもあり、今の時季、お子様と一緒に読むには最適の一冊ではないでしょうか。

オンライン授業では、生徒さんも保護者様も興味深く聞いてくださいました。
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