読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『キース・へリング ぼくのアートはとまらない!』(小4、小6に読んだ本)

2019年12月14日 | 伝記
 表紙の絵を見せたら、お子さんたちから一斉に「知ってるー!」との声が。
この絵本は、画家キース・へリングの人生を描いたものです。

小さい頃から、絵を描くことが大好きだったキース。
この絵本には、実際に彼が描いた作品がたくさん登場します。
中には、小学生の頃に描いた絵も。

キースの実の弟によって書かれたこの本を読むと、彼がとにかく絵を描くことが大好きだったということ、そして無欲な人であったということがよく分かります。

キースは31歳で亡くなりましたが、全力で好きなことに取り組んだ、充実した人生だったのではないかと思います。
何かに夢中になることの大切さを感じられる1冊です。
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『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』(小4・小6に読んだ本)

2019年06月11日 | 伝記
先週の小学生国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。
 この絵本は、実在した耳の聞こえないメジャーリーガーのお話です。

今では、誰もが知っている「ストライク」「ボール」「セーフ」といった野球のサインは、昔はありませんでした。
しかし、耳の聞こえないウィリアムは声で判定を言われても聞こえません。
そこで、審判にジェスチャーで判定を伝えてくれるように提案します。
このサインは、ウィリアムにとって良かっただけでなく、観客たちにとっても好都合でした。
場内アナウンスや大液晶画面もない時代でしたが、審判のジェスチャーを見れば、声が聞こえなくても、遠くからでも、ストライクとボールの判定が分かったからです。
観客たちも、喜びました。


障害があっても、努力と工夫とユーモアで大活躍したウィリアムの人生は、お子さんたちを勇気づけると思います。

クラスでも、皆、熱心に耳を傾けてくれました。
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『木のすきなケイトさん』(小4・小6に読んだ本)

2019年05月04日 | 伝記
4月最終週の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。
 サンディエゴのバルボア公園は、たくさんの植物であふれた公園です。
しかし、以前はサンディエゴは砂漠の町でした。
木がほとんどなく、公園はかわいて、ほこりにまみれ、ほとんど何も育っていない場所になっていました。
それを今のような緑あふれる公園に変えたのは、この絵本の主人公、ケイト・セションズでした。

この絵本では、彼女の生い立ちから、サンディエゴで暮らすようになったいきさつ、そして、町を緑化していった様子が描かれています。

少しの努力を積み重ねていくことで、驚くほど素晴らしい結果につながるということを教えてくれる絵本です。
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『正確な日本地図をつくった測量家 伊能忠敬』(小4・小6に読んだ本)

2017年12月09日 | 伝記
昨日の授業で、小4の生徒さんから
「この間の授業で、伊能忠敬の本を読んでくれてよかった~。あの後、学校で勉強したんだよ」と言われました。
伊能忠敬が、小6の国語教科書の題材になっているので読んだのですが、他学年のお子さんにも役立ってよかったです
さて、その伊能忠敬の本はこちらです。(11月第4週に読みました)
伊能忠敬―正確な日本地図をつくった測量家 (よんでしらべて時代がわかるミネルヴァ日本歴史人物伝)
クリエーター情報なし
ミネルヴァ書房

この本は、伊能忠敬の伝記絵本です。

最初は、北海道での測量の場面から。
先の見えない林の中を歩いたり、岩によじ登ったり。
道が切れて、海に落ちることも…。命がけの測量です。
忠敬は、この測量をもとに蝦夷地の地図を作りました。
この地図によって、蝦夷地は南北ばかりでなく、東西にも長いことが分かったのです。

こちらの本では、忠敬の生い立ちや酒造家の経営者としての側面も紹介されています。
特に、1783年の飢饉の際の対応は、素晴らしいです!

忠敬が地図作りを始めたのは50歳をすぎてから。
その後、全国を歩いて測量し、日本図を作り上げました。
歩いた距離は、実に35200㎞だったそうです!!

後ろのページには、忠敬の作った日本図の一部が載っています。
その精密さに、お子さんたちも驚きの声を上げていました!!

短い絵本ですが、伊能忠敬の偉大さを感じられる1冊です。
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『ヘレン・ケラーのかぎりない夢』(小4・小6に読んだ本)

2017年05月21日 | 伝記
5月第二週は、お子さんからのリクエストでこちらの本を読みました。
ヘレン・ケラーのかぎりない夢―見る・聞く・話す・読む・書く・学ぶ夢に挑戦した生涯
ドリーん・ラパポート文 マット・タヴァレス絵 もりうちすみこ訳
国土社

こちらは、ヘレン・ケラーの伝記です。
1歳7か月のある日、病気で視力と聴力を失ってしまったヘレン。
真っ暗な音のない世界に住むヘレンが、サリバン先生との出会いによって、少しずつ世界を広げていきます。

井戸端で、「水」という言葉を初めて知ったときのシーンは、何度読んでも感動的です。

驚いたのは、サリバン先生がヘレンのところへやってきたのは、先生がまだ21歳の頃だったということ!
そして、「水」という言葉を知ったのは、出会いから1か月後のことだったということ。

そして、2、3年のうちに、ヘレンは数千語のことばを覚えます。
先生と出会って、3か月後には、ヘレンは字が書けるようになり、日記をつけて、手紙を出すようになります。

ヘレンがサリバン先生と出会ったのは、ヘレンが7歳の時。
そして、8歳のときには、「天才」として新聞や雑誌に取り上げられるようになります。

その後、大学へ進み、女性の権利や人種差別などについても発言を始めます。


言葉を知ることは、自分の世界を広げることにつながります。
ヘレンの才能も、言葉なしでは開花しなかったでしょう。

挑戦をやめなかったヘレン・ケラー、そして根気よくヘレンを導き続けたサリバン先生の生涯を通して、自分の生き方についても考えさせられました。

お子さんたちは、真剣なまなざしで聞いてくれました。
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