木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




暖かな曇り空です。
4日ぶりの愛犬クレハとの散歩です。
やっぱり朝はクレハと遊ぶのが一番です。
ランニングは3日間、脚を休めたおかげで快調です。

さて、今回の学習机に用いるのはイチョウです。
12~3年前、当時の勤務先で改築工事があり、
イチョウの木が切り倒されることになりました。
もちろん、廃材として捨てられるモノです。
太い所では直径50cm以上ありました。
そこで私は、当然自腹でユニックを頼み、
製材業者に持ち込み、平板に挽いておきました。
使うアテはありませんでした。
今回、机の依頼を受けて、当初は使い慣れたスギを
考えましたが、それならいつでも作れます。
でも、私がイチョウを扱うのはこれが最初で最後でしょう。
ならばそれを母の血を引く甥っ子にと思ったわけです。
製材後10年以上を経ているので、十分に乾燥してます。
イチョウは木目も目立たず、色調も明るいので
お勉強するのにもいいでしょう。


最初はミミ(木の皮の部分)を

電動丸ノコで落とします。

次に昇降盤に定規を当て、

平行に切り出します。
しかし、これが木にねじれや節がありよく止まる。
そのたびに、ヒューズが切れます。
全部の部材を切り出すまでには10回ほどヒューズを替えました。

次は、

プレナー(自動カンナ盤)がけです。
400mmの平板が取れるのですが、
プレナーの許容幅は350mm、泣く泣くその幅に合わせます。
私が唯一、買い換えたいのがこのプレナーです。
その理由が分かるでしょう?

3連休にこれだけをやっていたわけではありません。
別の板をいつもの角材に切り出す作業。
3日のうち、2日はその行程でした。
ただ、これはいつもの細かい作業なので、
今回は省きました。

さあ、今日からは13日連続勤務です。
気持ちの充電もしたことだし、がんばります。

それでは事故に気をつけて行ってきます。



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