今日も雨・・・・や~いい加減嫌になってきますよ。まあこんなこと言ってもしょうがないです。なにせ夏には雨降らなかったんだものな・・・。その分今に集中するから仕方ないのかもしれないな。作業の方は「サンふじ」のつる回ししていますがあと1日ちょっとで終われそうです(^O^)/。その後はようやく「王林」の収穫できそうです。写真のこの樹は「春明21」と言う品種で青森県産業技術センターりんご研究所)が育成した品種で、1984(昭和59)年に「ふじ」に「レイ8(東光×紅玉)」という青森県りんご試験場育成系統を交配し、その交雑実生の中から1997(平成9)年に食味で一次選抜したものです。貯蔵性が非常に高いことから、2004(平成16)年に系統名あおり21として二次選抜したもので、2010(平成22)年10月に「春明21」と商標登録されました。
私もこの品種に興味があり試作しているのです。この樹は3年目でこの様に結実しました。昨年は2年目で2個成りました。この樹は丸葉台木です。えっ、と思う人がいると思いますが直径3cm位の太さ丸葉台木で50cm位の高さに接ぎ木して試しに作った苗木で、伸びが良すぎてフェザー(1年目で葉っぱの元から出た枝)が出て、つまり1年で2年分伸びたものでそれを無剪定の状態にして昨年2個成ったと言う事です。この品種は樹勢が強く扱いにくい品種だそうですが試しにやったこの方法は早くなるようです。
昨年成ったものは色が良くなかったのですが今年は色が良く着きました。やっぱり成る癖を付けておけば素質が良い枝が着きやすくなってくるようです。良い枝は良い枝を呼び込む。
見た目「サンふじ」に似ていますがつる元の堀が浅くつる元にサビが出やすく変形したものが多いようです。でも、枝がこなれてくれば良いのではないか・・・と思って観察していきたいです。味は今の状態では酸味が非常に強くかなり硬いりんごですが冷蔵庫に貯蔵して3月頃に食べれば硬さも丁度良くなって酸も抜けて美味しく食べたれます。冷蔵庫に入れて3月以降に食べるのが楽しみです。