1冊はノルウェーの太陽物理学者とスウェーデンの写真家による本。翻訳者も宇宙関係の研究者だからオーロラの種類や研究推移、オーロラはなぜ起こるかなど平易に解説してくれる。もちろん、多くの素晴らしいオーロラの写真に加え、観測時期や写真撮影のテクニックも詳しく教えてくれる。最適な時期としては9~10月、2~3月、特に春分と秋分のころ、ヨーロッパは午後8時から午前2時、北米では深夜0時~午前4時とある。比較的穏やかな気候で街も美しいというノルウェーのトロムソに食指を動かされた。そして2冊目は中垣哲也氏が撮影・文、デザイン・装丁も手掛けたという『AURORA WONDER』。ほぼ同じように解説もあるアラスカ・カナダ・ニュージーランドのオーロラ写真集。星空撮影の趣味から転身、50回を超える取材経験に裏打ちされた多彩なオーロラとともに自然風景、動植物も美しい。カナダ・ユーコン準州の秋景色に目を引かれた。かねて天空の絶景と言われる南米・ボリビアのウユニ塩湖へ行ってみたいと思っていたが、遠いし旅行費用も高い。さて、オーロラに変更するとして北欧か北米か、どちらにしても今年・来年に実現したい。