晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

一足早く春を実感、森林公園で

2018年02月28日 | 写真&旅

週間天気予報によると寒かった今年の冬からやっと解放されそうだ。一足先に春を実感しようと武蔵丘陵森林公園にある梅を見に行く。公園内は東京ドームの65倍という広さなので4か所ある入口を間違えると大変なことになる。南口で間違いないことをチェック、開門の9:30と同時に中に入る。まだ冬枯れの景色の中を15分ほど歩くと前方に薄いピンク模様の梅林。見頃を迎えた早咲きの紅梅が多いエリアから斜面を進むと白や桃色の梅も。それらは5・6分咲きくらいだろうか。500本、120種という梅の木には品種の解説看板がかけられ「幾夜寝覚め」「乙女の袖」「月影」「玉簾」など、なるほどと読む。足元には福寿草、少しだがロウバイ、サンシュユの黄色い花々が彩りを添える。若草が萌え、桜やチューリップが花ひらく春本番が待ち遠しい。

 

   

    

彩りの春本番はもうすぐ


鴻巣びっくりひな祭り、つるし雛も

2018年02月25日 | ひな人形と花のまち

びっくりひな祭りのサテライト会場のひとつ、花久の里はメイン会場の鴻巣駅前エルミショッピングモールより30分ほどの川里地区にある。ここにもピラミッドひな壇があるが、竹の中に入った雛人形やつるし雛が目をひく。入ってすぐのホールや茶室に飾られたつるし雛は、動植物や生活用品などいろいろな形状がある。40近い種類の飾り、それぞれに意味があることを今回初めて知った。例えば「猿」は病や難が去る、「茄子(なす)」は大願成就、「座布団」は早くお座りができるようになど。着飾った雛人形とともに、子の健やかな成長を願う思いが込められた素朴な飾りにふれて良かった。

 

 

 

 


春先案内人、さきたま緑道で

2018年02月24日 | 雑記

最高気温が12~13度くらいでも随分と暖かく感じる。これも例年に比べて寒いこの冬のせいだろう。でも我が家の梅はまだ蕾が固く、開花はまだ先になりそう。せっかくの陽気なので久しぶりに、さきたま緑道を歩いて梅の様子を探る。さきたま古墳まで行くと緑道終点ふきんに梅の木が続く。真っ青な空を背景に白梅・紅梅が八分咲きくらいだろうか。ふっくらとした蕾も多いので花開くのも近そう。一帯が春の香りに包まれるのはもうすぐのようだ。

椿そろそろ終わり 

移築の古民家で 

 

鮮やかな紅色  

間もなく春一色に  


楽しみと“真の自由を”『死ぬほど読書』

2018年02月21日 | 読書

本を読むことは好きなので読書の魅力は知っているつもりだったが、含蓄のある内容に敬服。著者子供の頃からの読書遍歴は後の商社マン時代、経営トップから今に至るまで<本を読まない日はない>。だから読書の楽しみ方、効用が人生それぞれの場面で体験的に語られる。<本に代わるものはない>で先ず頭の整理、続く<どんな本を読めばいいのか>では書評はじめ古典や入門書、解説書、ベストセラーなど幅広いジャンルとの付き合い方を指南。そして著者が伝えたかったのは読書がもたらす「考える力」。それは<歴史書から人間の本質を学ぶ>ことはもちろん小説でも養われる。現実とは関係のないフィクションと片付けずに人間の心理や行動などを学ぶ「考える読書」を勧める。そして一番心に留まったのは、最後に紹介された本の2冊『大衆の反逆』(スペイン哲学者)・『沈黙の螺旋理論』(ドイツ政治学者)とともに<世間の常識や空気に囚われない、真の自由を読書はもたらす>という言葉。最近の政治の危うさを指摘、読書によって自分の考えを練り、軸をしっかり持て、というメッセージは重い。

           


今年も春を呼ぶ、鴻巣びっくりひな祭り

2018年02月17日 | ひな人形と花のまち

今年も地元・鴻巣のびっくりひな祭りが始まった。江戸時代から続く鴻巣びなの町のビッグイベント。メイン会場の鴻巣駅前「エルミこうのす」では高さ7m、31段のひな壇に1800体のひな人形。市内はもとより全国から寄せられたものだという。人形それぞれの表情やショッピングモール内各ショップの飾りを見ながら春が近いことを実感。まだ風が冷たく肌寒い日が続くが、強い陽射しに梅の蕾も目を覚ましそう。3月11日までの祭り期間中、人形制作の実演や花久の里、ひなの里などのサテライト会場めぐりしているうちに本当の春が来るはずだ。

  

  

店前も  

  

       

  

 


寂寥、渡良瀬遊水地の朝

2018年02月15日 | 写真&旅

先日探し当てた渡良瀬遊水地の撮影ポイントへ早朝向かう。4時過ぎの戸外は新月が近いこともあり、星は出ているものの真っ暗。走っている車はほとんどが大型トラック、日本の流通を担っている車列の中に入れてもらう。そのドライバーさんたちも聴いているかもしれないNHKのラジオ深夜便が終わって間もなく駐車場に。暗闇に目を凝らすも他に駐車の車は無し、ヘッドライトを点けて歩き出すが寒い。さきほどまでの車外温度が0度だったのもうなづける。毛糸の帽子にパーカーの帽子も被って40分、暗闇が明るくなるギリギリに着いた。小舟とグラデーションの夜明け、日の出などを1時間少し。陽が高くなってきたので戻ることにしたが、また来よう。ほかにも良い場所があるはずだ、そして朝霧のときも。

明けはじめ 

  

日の出 

浮舟  

干しあげ中

 


雪2度降って、畑は冬休み中

2018年02月11日 | 市民農園

連日の厳しい寒さながらも天気予報では三寒四温の気配を伝えている。今日は平年並みの気温ながら10度近くに上昇、暖かさを感じて市民農園へ。予想どおり、2度の雪でホウレンソウとサニーレタスはしおれたままだ。新たに作り直す気候でもないので、このまま様子をみるしかない。年末に種をまき、ビニールトンネル栽培してきた葉物野菜はまだ小さい。雨が降らないので枯れないように水分補給。玉ネギは例年、こんな感じだから放置しておいても大丈夫だろう。空いている区画は来月のジャガイモと4月から始まる夏野菜用の予定地。もうすぐの春、年間唯一の休養期間も間もなく終わる。それまでの間は北風と太陽の陽で自然殺菌、また元気な畑になってたくさんの実を育ててほしい。

   

  

 


渡良瀬遊水地、北風強くても

2018年02月09日 | 写真&旅

栃木・茨木・群馬・埼玉の4県にまたがる渡良瀬遊水地。早朝撮影の下見で訪れること、これが4回目になる。なにしろ東京の山手線の内側半分に相当する広さなのでポイント探しに時間がかかった。これまでは谷中湖の南側、池内水路、谷中村史跡周辺だったが、今回はその北側を歩き回わる。途中で展望台に上がって見渡すとヨシ原の向こうには名だたる山なみ。風の強い中を1時間少し、やっと見つけた。なるほど、看板こそ無いが知る人ぞ知る場所のようだ。最短ルートを探しながら駐車場に戻る。天候条件の良い日を選んで近いうちに再訪、楽しみはもう間もなく。

男体山はじめ日光の山なみ

赤城山 

富士山 

筑波山 

   


オオハクチョウ旅立つときまで

2018年02月05日 | ひな人形と花のまち

今年もまたたく間に1月が過ぎて昨日は立春。何となく暖かさを感じる頃のはずだが平年を下回る寒い日が続いている。それでも極寒のシベリアよりはましと、今年もオオハクチョウが市内の水田んぼに飛来している。市名ともゆかりのあるコウノトリを呼ぼうと取り組んでいる水田に1昨年より来始めている。自宅から自転車で20分、駐車スペースが無いので休日でも人出が少ないのがいい。その日の天候に関わりなく、まったく姿を見ない日もあるが多いときは10羽少し。水の中を泳ぎまわり、何かを食べたり、日光浴も。少し小さなコハクチョウやグレー色の幼鳥もいて、2・3家族でくつろいでいる。昨年は2月27日まで滞在したとのことで優美な姿の見納めが春の到来というわけだ。それまで、気まぐれな北の旅人と付き合いながら季節の移ろいを眺めていよう。

日光浴

  

 親鳥が周囲を

夕刻

どこかのねぐらへ

 


次は19年後の皆既月食を見た

2018年02月02日 | 雑記

1月31日の皆既月食、今年の7月にもう一度あり、3年後にもあるらしい。だから珍しくもないと思われているが、今回は見逃してほしくないとのネット情報。その理由は「ブルームーン」と呼ばれる数年に一度起きる1ヵ月に2度目の満月。その日に皆既月食が重なるのは極めて珍しいとのこと。それゆえにめったに起こらない幸運なことで、見ると幸せになれるとある。あいにく夕刻から曇り空であきらめていたら東京地域のテレビ中継で映し出していた。風呂上がりの素足のまま急ぎ外へ出て見上げると、確かに南東の方角に赤銅色の月。いつもとは違い、赤く幻想的に輝いている。思い出してカメラと三脚を持ち出し、寒さも忘れて撮り続けた。言い伝えの幸せになるかは別として、貴重な皆既月食を見ることができて良かった。なにしろ次回は生きているかさえ分からない19年後、2037年1月31日というのだから。