庭の片隅にスズランが咲き始めた。北海道から運ばれて来た数株。届けた母が亡くなって二十数年になるから、もう三十年ちかく。近年は花の咲き具合があまりよくない。その代わり、ミカンや柚子の花が威勢よく咲く。昨年不作だった梅も今年は実のつきが良く、梅干しや梅ジュースが楽しみ。剪定に失敗したかと肥料をこまめにあげた効果かもしれない。荒れた大地でも群落をつくるというスズラン。育て方を五月の風にでも聞いてみようか。
庭の片隅にスズランが咲き始めた。北海道から運ばれて来た数株。届けた母が亡くなって二十数年になるから、もう三十年ちかく。近年は花の咲き具合があまりよくない。その代わり、ミカンや柚子の花が威勢よく咲く。昨年不作だった梅も今年は実のつきが良く、梅干しや梅ジュースが楽しみ。剪定に失敗したかと肥料をこまめにあげた効果かもしれない。荒れた大地でも群落をつくるというスズラン。育て方を五月の風にでも聞いてみようか。
2月に相次いだ寒波や3月初めの降雪で遅れていた我が家の梅。ようやく例年より1週間ぐらいの遅れで満開となった。元々2年前に剪定でバッサリと枝切りしたので開花は少なく、見栄えは今ひとつ。それでも咲いた薄いピンクの花それぞれが梅の香りとともに元気いっぱい。青空と隣のミカンの緑葉をバックに賑やかな春の庭が戻ってきた。
郷里・帯広駅前のモニュメント「穹を擴く」(そらをひらく)や青春を思い出させてくれた新聞記事。高校時代の友人が地元の十勝でワインづくりしているとのこと。最初は信じられず、同姓同名と思ったが年齢や経歴から間違いない。ここ数年彼とは会話も絶え、近況を知る機会がなかった。地元で退職後、悠々自適のリタイア生活を過ごしているとばかり思っていた。その記事よれば、5年ほど前に大きな投資でぶどう農園を始め、病害虫などに苦しめながら有機栽培でぶどうを育て、ワインをという話だ。そうした夢をいつ頃から描いていたのだろうか。以前帰省の際、日本酒づくりで地域おこしに参加していること、そしてその酒をご馳走になったことがある。だが70歳でまさか土地を購入、ぶどう苗を植え、育ててきたとは。地元のニュースサイトによれば昨年、他のワイナリーに持ち込んで醸造、瓶詰めした初の赤ワインを販売開始。その名は『オトプケ浪漫』、地元町名の由来であるアイヌ語とワインづくりにかけた思いをつなげたグッドネーミングだ。またラベルのデザインは、遠く日高山脈が見えるブドウ畑を歩く農夫の姿で彼自身という。ともに過ごした母校の校歌の一節「♪十勝原頭 遙かなる 日高の雄姿 仰ぎつつ・・・」、「綱領」の「遠大の希望に向かって猛進せよ」 を地で行っていると思わず喝采。近々に念願のワイナリーをオープンという彼の夢は続く。遠い地から精一杯のエールを送りたい。
さきたま緑道のスタンプラリー参加の賞品として貰ったお菓子「花手水の金平糖(こんぺいとう)」。花手水とは神社やお寺にある手水鉢に色鮮やかな花を浮かべること。緑道終点の行田市で近年、神社や商店街で「行田花手水week」というイベント行われている。それにちなんだ金平糖ということらしい。すっかり忘れていたこんなにカラフルな色合いのお菓子。口に含むと遠い昔に食べたような懐かしい甘さが広がる。今度、緑道を歩くときにはポケットに忍ばせて。遠のいた春だが弾んでやって来る時季はもうすぐ。
大雪の北国ほどではないが寒さ厳しいこの冬。ガス給湯器が故障して難儀した出来事も記憶に残したい。蛇口からお湯が出ない生活を2週間余り。洗面や台所は我慢できても、自宅の風呂に入れない大変さを経験した。地元業者に修理は難しいと言われ、数か月前のガスコンロ交換に続いてオンラインでの<東京ガスのガス機器交換>を依頼。しかし、前回同様の期待が見事に裏切られた。1週間以内の要望伝え、選択肢なく提示されたガス給湯器をそのまま注文(こちらの要望に対応、メーカーへの在庫確認や早期納品が可能の商品と理解)。我慢の生活も数日と思ったが、とんでもない。連絡が無いので督促メールしたら「納期についてメーカーの確認が取れていない」「納期不安定」の状況との返事。(「納期不安定」?冬季というこの時期を考えれば予測可能だったのではないのか、無責任な見込み販売では)さらに3日目に再督促したところ、「1週間前後で納期回答もらえる見込みとなった」との話。(注文を受ける時点で「1週間以内の交換は難しい」「納期時期未定」等の注釈をつけるべきでは)それから待つこと1週間、「納期の確定が取れたので施工会社から工事日程の連絡をさせる」。そして夕刻にメールあり、交換工事はそれから最短の期日で4日後となった。ようやく、注文してから2週間後にお湯のある生活にたどり着いた。この間、日帰り温泉や石鹸・シャンプー持参で市高齢者福祉センターの入浴施設を転々とする日々。「スピーディーな処理」をうたい文句にしながら真逆な今回の「オンライン販売」の事例。得た教訓はいくつかある。まず、Webのメールやり取りだけでは状況が分かりにくい。照会や中間報告を求めるメールも返答に時間がかかる。急いでいる場合は在庫保有していない東京ガスには要注意。また痛感したことは、ガス給湯器や冷蔵庫など暮らしに不可欠なもので「(耐用年数10年を越えている場合は)故障を待たずに早めに交換」を検討する。時間的余裕あれば「地元業者、オンライン販売業者の比較検討」が十分できる。価格も「価格.comなどを参考に納得した金額で購入」が可能。ふりかえれば機種、交換期日、価格とも不満だらけ。反省しつつ、唯一の救いであるお湯に毎夜浸かって怒りを鎮めている。
障がい者スポーツのひとつとして考案され、パラリンピックの正式競技種目でもあるボッチャ。今や老若男女、健常者や身体が不自由な人も同じコートで技を競い合い、楽しむ人が増えている。2年前から地域の仲間とチームを作り、体験会や交流会に参加していたが今回初めて県大会の予選会に。1月に練習会、3日前の直前練習会を実施。予選勝ち抜いて午後の本大会へと意気込んで臨んだが、残念ながらタイブレイクで初戦敗退。しかし、その後の敗退チーム同士の交流戦では勝利を挙げ、「次につながる」と自画自賛で終えた。今回の予選会・本大会には高校生・大学生、職域団体のチームも数多く参加、競技人口の広がりを実感。もちろん車椅子やランプ(勾配具)を使用の皆さん方も。我がチームも勝ち負けだけでなく、日頃ふれ合うことの少ないそうした方々との貴重な交流を。これからも続けていきたい。
県内の大規模な道路陥没事故が発生して2週間になる。走行中に穴に転落したまま行方不明のトラック運転手の関係者にとってはやり切れない毎日に違いない。多くの人が願っているように一刻も早く、見つけ出してほしい。それにしても破損した下水道管は直径4.8mと大きく、埋設場所も地下10mと深いところ。運転手救出とともに急がれる応急復旧だが、近い時期に下水道管の取り換え工事も必要となろう。こうした高度経済成長時代に整備された社会インフラの上下水道や道路・橋、トンネル。おおむね50年と言われる耐用年数を迎えつつあるという。政府が言う防衛費増税よりも日々の暮らしの安全・安心に目を向けるべきでは。たまたま地元でデザインマンホールを見かけて考えた。
2月に入って今日は季節を分ける節分、明日は立春というのに冷たい雨が降る。それでも予報の雪またはみぞれより良いか。回を重ねて92回目となる埼玉県駅伝の選手が疾走する。家からすぐの北鴻巣駅入口は男子の第4中継所、女子の第1中継所。まず隣駅の鴻巣駅東口をスタート地点とした女子の先頭がやって来た。最初の中継所のせいか、2番手以降は固まって来た。そして男子、こちらは遠くさいたま新都心駅前からなので間隔が伸びる。ついに繰り上げスタートで20名近くが一斉に走り出す。その後、タスキを渡す相手がいないまま到着の選手たち。そして最後の選手が全力を出し切った表情で着いて終了。皆さん、大変お疲れ様でした。雨中の観戦と応援の40分余り。身体は冷え切ったが選手らのほとばしる奮闘に元気をもらった。春はそう遠くはない。
2025年の初日の出は久しぶりに地元・吹上の荒川河川敷から眺めることに。残念ながら日本一の長さを誇る水管橋は補修工事中のため、それを入れることは出来ない。春にポピー、秋にはコスモスが咲き誇る畑の近くで荒川下流方向に向かってカメラをセット。あわよくば星の景色もと思ったが5時半過ぎ、まだ暗いものの撮ることは断念。東の方向が茜色に染まり始め、土手上や河川敷に集まる大勢の人。寒い中を待っているうちに、ゆっくりと太陽が顔を出し始めた。最近では珍しく、雲ひとつない地平線に初日の出。今年こそ災害の無い年に、そして今なお燃え続ける世界の戦火が消えゆくことを心から願った。
クリスマスの日に防犯の仲間とXmasコンサートに出かけた。男同士でまったく色気ないが、防犯講習会の2部として企画されたイベントの話。その前の1部では、県内や当地における犯罪情報、特に住居侵入盗や自転車盗など生活に身近な犯罪の増加とともに住民の意識次第で減らせること。最近多発している闇バイト強盗事件に関する話などに耳を傾けた。あらためて、一人ひとりの防犯意識と目に見える活動の防犯パトロールが犯罪抑止につながることを再認識した。埼玉県警音楽隊の奏者も兼ねる女性の丁寧な曲の紹介で「赤鼻のトナカイ」から始まって、なつかしの「警察ドラマ・メロディー」、アンコールの「そりすべり」までの10曲。吹奏楽の高らかなひびきに酔いしれたクリスマスだった。そしてこれも忘れずに、警察に相談ごとがあった場合の電話番号は「#9110」。
昨日の冬至を境に昼間の時間が少しづつ長くなってくる。日没時間が日ごとに1分程度遅くなる。逆に日の出の時間は年明けの1月8日まで秒単位ながら遅くなるので僅かな日の長さ。ただ、冬至の日没時間16:32が元旦には16:39となってだんだん夕刻が明るく感じられるのはいいことだ。その元旦の初日の出は5時52分、今年はどこで見ることにしょうか。
住んでいるまちの一角で見かけた貼り紙。噂も無く、いつのまにかひっそりと閉店していた。JRの駅が開業、同時にできた大きな団地の住民に中華の味を提供してきた。特に評判ということではなかったが、ラーメンが食べられる唯一の店。家族や時には郷里から遊びにきた両親らとも何回か食べにきた。最近はグルメ情報を頼りに車で他店へ行くことが多く、ご無沙汰していた。貼り紙への寄せ書きや付箋のメッセージには常連さんの惜しむ声。そうか、餃子も美味しかったのか。久しぶりに”普通のラーメン”を食べにと思っていた機会を失ってしまった。短い閉店あいさつ文の「お世和に・・・」の「和」からは<なごやか、おだやか、やわらぐ>など、店の雰囲気と高齢ご主人の心意気そのままのこれにも”味”があると受け止めた。
(画像の名前部分を修正しています)
この2週間ほど雨模様の日が続く。近年、梅雨の時季でもこのような天気は記憶が無い。そんな中で、たまたま夕刻に陽がのぞいたので車を走らせて撮った写真。1枚は市民農園に隣接する花のオアシスのひまわり畑。遅咲きの秋のひまわりが5万本近く、そろそろ終わりだが元気に咲く。次は市内吹上の荒川河川敷のコスモス畑。いつのまにか黄色いキバナコスモスが一帯に咲き広がっている。主役のピンクも僅かに顔を見せ、今月26・27日のコスモスフェスティバルにむけて準備中。季節の変わり目が近づいてきたようだ。この雨が過ぎれば秋の好天予報、もう間もなくだ。
以前、テレビのコメンテーターとして歯切れよく物申していた金子勝氏。今の政治と言われている日本経済の衰退がどう直結するのか、講演のテーマに興味を持ち、聴きに出かけた。過日の自民党総裁選では争点にならなかった裏金問題について、時効分を含めると総額約18億円で戦後最悪の「裏金疑獄」と断言。これと「小選挙区(1人区)」「(東京生まれ東京育ちの)世襲議員」による地域の利益誘導型政治が自民党政権の本質と説明。石破新総裁もそうだが、ジバン(後援会組織)・カンバン(知名度)・カバン(選挙資金)に支えられ、苦労した経験のない世襲議員が4割を超えるという話には今さらながら驚く。そうした裏金体質は国も同様で防衛費財源との関係、多額の政治献金と国家事業とのつながりを解説する。そして①裏金・政治献金は古い産業を温存②先端産業の遅れが貿易赤字の恒常化③円安インフレと実質賃金の低落④人口減少と地域衰退⑤世襲と縁故と腐敗が民主主義と公正なルールの喪失している、など「このまままでは日本経済の衰退は止まらない」と結論。だから「政治を変えなければ」となる。細かな部分の理解度はともかく、各種データも含めて主旨は概ね納得。選挙も近い、氏の近著『裏金国家』をよく読んで内容を再確認したい。講演後に心地よくほぐしてくれた2部のコンサート、アンコールで演奏の唱歌「紅葉(もみじ)」が忘れていた季節を教えてくれた。
春以来、半年ぶりのボッチャのイベントに参加。地域でボランティア活動している気心知れた仲間4人、勝敗は別と言いながらも出来れば勝ちたい。パリでのパラリンピック開催後のせいか、老若男女、障がいをお持ちの方も多数の参加。久しぶりのボールの感覚、投げて着地からジャックボール(白球)までの微妙な距離、もちろん方向性も。投げるたびに良くなってきても、力が入ると途端にジャックボールから遠いところに。ルールは単純、誰でも出来て「簡単、でも奥が深い」という言葉どおり。でも、チーム仲間に助けられて全3試合で全てに勝利。次回は11月の大会で県大会の予選も兼ねている。もちろん県大会出場を狙っての参加を仲間と早速の打合せだ。