2014年も残り数時間。昨日の朝日新聞「天声人語」には<ゆく年を見送ってたたずむ思いと、くる年を迎えに先急ぎする気持ちが混じり合う><喜怒哀楽を積み上げた1年を・・・>の一文があった。毎年、生きていれば多少の喜怒哀楽。だが、それで終わらなかった今年の出来事が3月の日帰り登山での遭難。頂上を踏んだあとの下山路、登りのときとは別ルートで雪道に踏み跡を見失い、さまよううちに夕刻。山中ビバークを決め、翌朝行動の下山ルートを確認するため警察へ連絡を取った。それが県防災ヘリの飛来、警察・消防二手に分かれての救助という事態に。日没のためヘリによる吊り上げは無かったが、飲料・食料・ビバーク用資材の投下、夜10時の警察山岳救助隊の到着と同行で翌2時過ぎの無事下山。消防も含め救助活動いただいた関係者への感謝とともに、多大の迷惑をかけたことは忘れられない。これがなければ北アルプスの骨折は下山後に判明したことでもあり、7月の山形・大朝日岳で百名山を達成した万々歳の年。“遭難”は絶対避けなければならない。勘では無く「地図読み」、時間かかっても「迷ったら元に戻る」、この言葉を頭に叩き込んで来年へ。