晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

新緑と北東尾根の棒ノ折山

2024年04月28日 | 

新緑の写真を撮りたくて棒ノ折山へ。さすがGW、「さわらびの湯」付近に車を停めたらしい多くの登山客が登山口に向かって歩く。そのわきをすり抜け、ダメもとで着いた登山口の手前とすぐそばの路肩スペースは多少の空きがあり、ラッキー。高温が予想される快晴の杉林の山道に入って徐々に高度をあげていく。左手眼下に流れる沢に滝が見え隠れ、藤懸の滝を過ぎた先で沢は足元に。いつしか雑木の新緑がまぶしい中を進んで第一ゴルジュ。ヒンヤリした空気が汗ばんだ身体に心地よい。写真を撮りながら何度か小さな流れを渡り、岩につかまり、ロープを使って第二ゴルジュに。岩は濡れて滑りやすいものの水量が少ないので助かる。続いてクサリの付いた岩の階段を登り、最後のロープ場を越えて「マムシ注意」の看板がある開けた場所。そこから間もなくで沢を離れて林道を横切る。山腹を斜行して岩茸石、右折する尾根道は木段と木の根の長い急登。ピークを2度越え権治入峠でひと息、平坦な道から最後のひと登りで山頂に着く。何度か来ているが50人以上と思われる大人数が休息中。桜が散った小広場でゆっくりと昼食後の下山は北東尾根で。地図に記載が無く、標識も無いこのルートは3回目ながら7か月ぶりなので慎重に。最初の滑りやすい急下降、広い尾根道の下り、金網に沿って出る林道。渡って再び、踏み跡と金網沿いに下ると唯一の手製の標識「権八の頭」。以降は目印の金網が無く、踏み跡を頼りに直進しそうなところで右へ。植林作業の赤布・青布も多数あり注意。赤布で右へ行きそうになるが沢に入ってしまう。急下りを何度か経て樹林越しの眼下にエメラルド色の名栗湖が見え始めればもう僅か。最後に車道への転落に用心して降り立ち、車に戻った。この下山ルートは急下降、権八の頭から先の基本は右へ右へ、植林作業のための布には用心、地形図は必携とあらためて頭に記憶。前2回は誰とも会わなかったが今回は下り始めに登って来る1人と会った。次回も登りは白谷沢、下りは北東尾根を、念のため熊対策で鈴、ラジオ持参で。2024年4月28日(日)快晴/(登山口近く7台程度の路肩スペースの6台目に駐車)白谷沢登山口P 330m 08:05~(藤懸の滝)~08:40第一ゴルジュ08:50~09:00第二ゴルジュ~09:30林道09:35~09:50岩茸石720m 09:55~10:20権治入峠895m 10:25~10:40棒ノ折山969m 11:10 ~(北東尾根コース)~11:35林道~11:45棒八の頭706m 11:50~12:45白谷沢登山口P<下山後の「さわらびの湯」(800円*▲JAF100円は平日のみ)山同様に脱衣場は大混雑、外で入館待ちも>

         

     

    

    

     

 

 


GWを前に夏野菜も元気

2024年04月25日 | 市民農園

最近の高温と適度な雨で畑の夏野菜がぐんぐんと成長している。先日、2本程度の芽かきをして化成肥料の追肥と1回目の土寄せをしたばかりのジャガイモ。もう大きな葉を広げている。種をまいたミツバは名のとおりに三つの葉を、ズッキーニも芽が出てきた。近所の区画では放置したような春菊やダイコンが花を咲かせ、これはこれで目を楽しませてくれる。

     

     

    


ずっしりと重い『昭和街場のはやり歌』

2024年04月24日 | 読書

昭和の時代に多く歌われてきた馴染みのメロディー。「歌は世につれ、世は歌につれ」という言葉もあるが、GHQと戦後日本をつくったと書く「炭坑節」からウクライナ戦争を読み解くという「カチューシャ」まで20曲ほどの歌を紹介。表層的な部分のさらに奥深く、著者は<時代の深層に潜む真相>にまで迫る。少し先輩だが同じ団塊世代であり、思想的な見方にも共感しつつ興味深く読み進めた。「希求と喪失の章」の『あゝ上野駅』は今や<人生の応援歌でなく失われた故郷への挽歌>と指摘。特急寝台列車「はくつる」「ゆうづる」を利用した自分自身も郷愁とともに納得。「祈念と失意の章」の美空ひばりが歌う『一本の鉛筆』は<昭和の歌姫がうたい遺した鎮魂の反戦歌>とみる。聴いた記憶はあるが、彼女の幼児期の戦争体験など反戦意識の背景の推論には再認識。一部反対のなかで出演した第1回広島平和音楽祭、前年からの病をおして15回目の舞台で熱唱などの経緯について頷かされた。そして、ウチナー(沖縄)からヤマト(本土)への反問歌とする『沖縄を返せ』は、今なお危険な基地や辺野古問題をあらためて思い起こさせる。歌詞の一部が2度にわたって変えられてきたこと。最後の「♪沖縄を返せ 沖縄を返せ」を「♪沖縄を返せ 沖縄へ(に)返せ」に。続いて冒頭の「♪民族の怒りに燃える島」を「♪県民の怒りに燃える島」と。本土復帰への内容が明らかになって歌われなくなった時期、悲惨な事件・事故など幾多の経緯を経て再び歌われてきた。<沖縄人にとっては、幾度となく見捨てられた「祖国」に対する終わることのない反問>であり<かって彼らが“復帰”を願った「祖国」の住民にとっては、終わることのない自問でなければならない>と結ぶ。ユーチューブで実際に聴き、耳の奥深くにその叫びを留めておかねばと思う。本のサブタイトルである「戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと」が通奏低音となり、ずっしりと重く届いた本である。

        

 


安曇野2日目、桜仙峡・わさび農場へ

2024年04月21日 | 写真&旅

前日の光城山・長峰山登山の疲れもとれ、松本市郊外の浅間温泉から車で北上。”小鳥のつくった桜の郷”をキャッチフレーズの池田町の陸郷地区へ。最初の夢の郷エリアは山桜が多く自生。盛りは過ぎたものの濃淡のピンク色と新緑が青空にまぶしい。次に、ここを遠望する桜仙峡までは道が相当狭くなるらしい。少し戻ったバス停近くの駐車スペースから歩くことに。約3㎞の傾斜ある舗装された山道を汗を拭きながら30分。着いた展望スポットからの景色は設置のポスターに比べて今ひとつ。来ていた近在の人によれば前景の桜が散ってしまったとのこと、残念。登り、下りで各1台づつ走る車もあり、次回無いかもしれないが来るときは車で。再びの車で向かったのは、わさびの生産量日本一の安曇野で観光客を受け入れている大王わさび農場。北アルプスの伏流水で育つわさび畑を見学、目にした清冽な流れにも納得、信州の旅を終えた。

     

     

     


桜の回廊・昇り竜桜の光城山、長峰山

2024年04月20日 | 

去年、テレビ番組で知った長野県安曇野の光城山(ひかるじょうやま)、長峰山へ向かう。朝5時に埼玉の自宅を出て8:30に現地着も、やはり満車で少し先の草地の臨時駐車場に。それでも、あと残り4台という誘導員の連絡にひと安心。登山口周辺の桜は散り始めていたが登るにつれ満開の情報どおり。当然選んだ「さくらコース」は、ほぼ途切れることのない薄いピンクのトンネル。言われる桜の回廊に足を止めること多く、小さなジグザグを繰り返しながらの登りにもそれほど疲れない。中間点より先の分岐で「ツツジコース」に入り、傾斜が強まると山頂部が近い。桜が一段と増え、休憩する人たちが多い広場を通り山頂に。光城跡、古峯神社近くで休息、途中の桜越しに見えていた雪の北アルプスの眺望はここでも残念。薄曇りと折からの黄砂の影響のようだ。せっかくなので、この先の長峰山へ向かう。舗装の車道と並行する緩やかな林内の道を進み、烏帽子峰を登下降。最後にひと登りで休憩展望台とモニュメントのある長峰山の山頂に着く。スキー場のような広々とした空間で再びの桜と遠く霞む山なみを眺めながらの昼食。吹きわたる風が心地いい。帰路、光城山に戻ったあとは予定した眺望の「北回りコース」ではなく、もう一度「さくらコース」を。日が差しはじめ、花びらの色が増した桜を頭上、眼下に飽きることなく眺めながら下った。山麓からの尾根道に続く桜を「昇り竜桜」とも言われているこの山。久しぶりの山歩き、片道220㎞のロングドライブに十分応えてくれた。2024年4月18日(木)/薄曇り、のち時々晴れ(駐車場と手前の路肩の計約60台のスペースは満車で臨時駐車場に)臨時駐車場08:50~登山口09:00~09:35中間点09:40~10:00光城山912m  10:15~(烏帽子峰920m)~11:10長峰山933m (昼)11:40~12:30光城山12:50~13:40登山口~13:50駐車場

    

     

     

     

     

 

 


桜との別れ、来年の再会楽しみに

2024年04月19日 | ひな人形と花のまち

地元の吹上地区を流れる元荒川沿いの桜もすっかり散った。寒の戻りで遅くなった開花、その後も何度かの雨や嵐に耐えて2週間余り楽しませてくれた桜。今は役割を果たし安堵した花びらが身をまかせて流れてゆく。時折り、円を描いて思い出を振り返るような仕草も見せつつ、仲間とともに下流へと。1年後、来年はどんな桜を見せてくれるのか楽しみに。

    

     

 

 


桜残る美の山で日が暮れて

2024年04月17日 | 写真&旅

県内皆野町の美の山は山肌に約8000本の桜が咲く。山頂部に散らずに残っている桜のライトアップも間もなく終了。紫色のツツジも咲き始め、赤い山ツツジが全山彩る次のGWに向かって進行中。傾き始めた陽に照らされ薄桜も夜の化粧に。暗くなった7時過ぎ、ライトアップに桜が浮かび上がり、眼下に広がる秩父盆地の街灯り。手持ちライトや防寒衣の忘れたことを反省しつつ、終わり近い桜の夜を楽しんだ。

     

    

    

 


夏日に夏野菜づくりスタート

2024年04月16日 | 市民農園

季節外れの28度、真夏日に近いこの日に夏野菜の本格スタート。苦土石灰を土に混ぜ、その後の堆肥、化成肥料で2週間の土づくりを経ての苗植え。ナス、ピーマン、シシトウはビニールのアンドンで囲い、トマト、キュウリは北側に寒冷紗。それぞれ植え付けの後、支柱に紐で固定。狭い畑のなかで中腰の各作業にいつもながら難儀、最後にたっぷりの水をあげて終えた。トマト、キュウリは時間差で後日に追加。種を忘れたズッキーニは明日にでも。ジャガイモはそろそろ芽かきと土寄せ、調な玉ネギは1ヵ月後の収穫待ち、絹サヤの初物は近い。楽しい野菜作りが始まった。

     

       

 


チューリップ畑の彩り続く

2024年04月11日 | ひな人形と花のまち

先日の土・日に「チューリップまつり」を終えた市民農園隣地の「花のオアシス」。全体的には見ごろを過ぎて大きく開いているものの深紅や淡いピンク、黄色など4万本、18品種がカラフルに勢ぞろい。片隅に咲く1本の桜も散らずに付き合って春の彩りを演出してくれる。遅咲きの品種もあるようでもうしばらく、農園通いの楽しみのひとつに。

     


    

    

    


お待たせ今年の桜➂さきたま古墳・さくら堤

2024年04月09日 | 写真&旅

今年の桜ウォッチは市内からお隣のまちに。まずは車で15分の行田市のさきたま古墳公園。時折り陽が差す薄曇りのなかの丸墓山古墳とその周囲に咲く桜。公園入口の池に淡く姿を映す。一周して白い花びらの奥、山上の桜を最後にして次の吉見町・さくら堤公園に向かう。サイクリング道路にもなっている遊歩道に1.8㎞の桜並木が圧巻。今日は散策する人たちが桜のトンネルを時間かけて楽しむ。雨が降りそうな空模様ながら菜の花の黄色と2色のロード。遅れた春の競演がどこまでも続く。

    

    

    

     

    

    


お待たせ今年の桜②~鴻巣・元荒川

2024年04月08日 | ひな人形と花のまち

市内吹上の元荒川沿いに咲く桜並木。その中心、桜橋周辺の桜はほぼ満開となった。多くの家族連れやグループが食事や散策、写真撮影などで賑わう。それぞれに待ちわびた桜を楽しむいつもの光景。スッキリとした青空であれば川面に桜も映えるのに、と思いながら歩いた。

    

               


お待たせ今年の桜①~鴻巣・荒川土手

2024年04月07日 | ひな人形と花のまち

遅れていた今年の桜も見ごろとなってきた。開花宣言から1週間、荒川周辺は全体として7.8分咲きながら満開近い樹々も。土手沿いの桜並木、菜の花の斜面に咲く一本桜はもう少し。ピンクのしだれ桜がソメイヨシノと濃淡の競い合い。この後に曇り、雨予報あるが散ることなく、晴天で満開を迎えたい。

    

    

    

    

 


4月初め、ジャガイモの発芽

2024年04月03日 | 市民農園

植え付けて約1ヵ月のジャガイモ畑に小さな芽が出てきた。36個植えて3割程度の発芽だから、まだ安心はできないがひとまず安心。この後も無事誕生が続くよう期待したい。スナップエンドウに白い花が咲き、玉ネギもぐんぐん成長していることが嬉しい。それぞれ去年11月からの越冬組。暖冬といえども寒さに結構弱っていたが、よく乗り越えてくれた。まもなくやって来る夏野菜の畑づくりで鍬入れをおこなう。数日おきの雨で水分がたっぷり残る土の耕しは力がいる。だが、ここが頑張りどころ。大きく実った畑を想像しながらエィ、ヤーッと。

      

          


荒川土手の桜はまだ一分咲き未満

2024年04月02日 | ひな人形と花のまち

桜の開花発表が予想より大幅に遅れて2日前の3月31日。当地エリアを管轄する熊谷地方気象台によれば平年より4日、昨年より14日遅いとのこと。早速、市内吹上の荒川土手付近を歩くが黄色の菜の花だけが元気。薄いレモン色の種類も混じって今が満開。肝心のソメイヨシノは全体的にはまだ一分咲き未満。この先も曇りや雨が続くので満開は日曜過ぎ以降になりそう。その分、近年見られなかった入学式の桜風景もあるのでは。こちらも楽しみをゆっくり待つことにしよう。