晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

広い北海道ドライブ(3)~「なつぞら」の舞台、十勝へ~

2019年09月29日 | 

銀泉台駐車場から国道へ戻る狭い道、対向車とのすれ違いが出来ない区間で前方から車が2台。仕方なく20mほど後退する羽目になり、生い茂る草で路肩が見えにくいのでヒヤヒヤのハンドル操作。そんな苦労の後は一路、十勝への快適なドライブ。紅葉には少し早かったものの三国峠で眺めた雄大な樹海、幻の橋とも言われる糠平のタウシュベツ川橋梁も湖面からの姿を残しておいてくれた。これも久しぶりの十勝牧場の白樺並木は今や観光地。翌日は最終日、見納めの大平野を十勝ヶ丘展望台から望む。そして南十勝・豊頃町のハルニレの木まで足を伸ばし、最後は中札内村へ。だが残念、お目当ての美術村は水曜日で休業。周辺の収穫の田園景色を眺めながら旅を終えた。今回の600kmを越える帯広空港を起点としたロングドライブ。それでも広い北海道、駆け足となった。懐かしい記憶の風景をたどり、新たに脚光を浴びる景色も目に残した。宿の周辺で見かけたエゾシカやエゾリスなど、一歩市街地を出ると大自然とともにある北海道。その広大な空間を次の機会は、流れゆく雲のようにゆったりと過ごしたい。

 

    

 

    

 

   

  

(パンフレットより転載)

     

 

   

 

 

 

 


広い北海道ドライブ(2)~紅葉の銀泉台、赤岳への道~

2019年09月27日 | 写真&旅

層雲峡温泉に泊まった翌朝、風は残っているものの雨は止んだ。青空も少し見える。当初予定の大雪高原温泉からの沼めぐりは、前夜の大雨でぬかるみの悪路が想定されるので、多少はましな前日中止の銀泉台に変更。この日からシャトルバスではなくマイカーが通行可能。道幅狭い砂利道を30分ほど、対向車無く駐車場に。台風一過の好天気の中を歩きはじめる。平坦な林道は赤岳登山口から急傾斜の登山道に変わり、ひと登りで紅葉の斜面が望めるポイント。大勢の人が写真を撮っている。日陰には最近降った雪が残り、滑りやすい道をさらに登って少し下る。この後の登り返しは緩やか、紅葉を眺めながら気持ち良く進むと第一花園。ここで引き返そうと思っていたが、さらなる展望を期待して岩の道を急登。雪が多くなり、前方が開けた第二花園は特に見るべきものは無し。あと半分登ると標高2078mの赤岳山頂に立てるが、この先のスケジュールがあって下山する。戻る道も青空と紅葉の眺望、雪道の感触、ガスの間に見え隠れする東大雪の山なみなど、山の魅力を満喫した半日だった。<2019年9月24日(火)/銀泉台駐車場09:15~赤岳登山口09:25~眺望ポイント09:40~10:10第一花園10:20~第二花園10:40~第一花園11:00~(眺望ポイント、赤岳登山口)~11:40銀泉台登山口>

 

                 

 

    

 

    

 

    

 

    

 


広い北海道ドライブ(1)~青い池、雨の美瑛の丘~

2019年09月26日 | 写真&旅

久しぶりの墓参を兼ねての北海道旅行。朝ドラ「なつぞら」の舞台、十勝の空の玄関口・帯広空港に降り立つと空気が冷たく感じる。今の時季、関東の最低気温がここでは最高気温くらいか。早速、レンタカーを借りて先ずは実家に寄り、第一の目的である墓参り。そしてロングドライブの腹ごしらえに地元名物の豚丼。車も胃も満タン、4日間の旅が始まった。「なつぞら」に出てくる山田天陽のモデルと言われる神田日勝の美術館は残念ながらパス。先を急ぎ狩勝峠で十勝平野を一望、シーズン外れの富良野のガーデンでひと息入れ、青い池に。人気の観光地だけに大勢の観光客とともに半周歩きながら写真撮り。近くの白ひげの滝を見て、何とか夕刻に十勝岳山麓・白金温泉に辿り着いた。2日目は美瑛の丘めぐり、だが出発早々に雨。台風から変わった温帯低気圧が早めに近づいてきているようだ。それでも花が咲く四季彩の丘や新栄の丘展望公園、ケンとメリーの木、ヒマワリ満開の北西の丘展望公園を巡り、層雲峡へ。この先の銀泉台の紅葉は雨、風強く中止。早めに宿に入り、温泉で疲労回復。翌日のプランを練り直すことにした。

 

    

 

   

 

    

 

 

 


秋野菜、ダイコンすくすく

2019年09月20日 | 市民農園

9月初めに蒔いたダイコンは成績良く、ほぼ100%近くの発芽。その後も順調に成長、本葉が3枚・5枚になったところで間引きを2回。1本立てにしたところで、間引いたものを移植。うまく大きくなれば無駄にならず一石二鳥。赤カブや葉物野菜の小松菜、チンゲンサイも同様に間引きする。ホウレンソウと春菊だけは発芽悪く、ほぼ全滅。去年の残り種のせいなのか、よく分からないが近いうちにもう一度蒔こう。今残っている夏野菜は、花が咲いても実がつかないナスと元気な黄色い花のオクラのみ。秋野菜の取れる頃が待ち遠しい。

 

    

 

    


移ろいの時季、今年の彼岸花

2019年09月12日 | 写真&旅

お隣り吉見町のさくら堤公園は2㎞近い桜並木で有名だが、彼岸花もなかなかのもの。前回は時期が遅かったので今回少し早めに来た。やはり、いつもの半分以下の咲き具合のよう。それとも長雨、猛暑のせいで今年はこの程度かもしれない。ともかく朝の清々しい空気を吸いながら歩いてみる。朱色をメインにピンク、黄色が群れとなって、そして一人離れて咲いている花も。周囲の田では稲穂が実り、移ろう季節に色を添える彼岸花。堤全体に広がる景色が見られるか、もう一度訪ねてみよう。

    

 

    

 

    

 


秋に向かってダイコンの旅立ち

2019年09月09日 | 市民農園

8月下旬から準備を始めていた市民農園尾の秋野菜づくり。旅行の疲れも取れたので、いよいよ本格的に着手。まずはダイコンの種まき。10回までは届かないが、かなりの回数耕した畑に30センチ間隔で3粒づつ。こんな小さな種があの太く、大きなダイコンに成長する不思議さを今回も感じながら土をかける。乾燥したり、土が流れないよう不織布で覆う。あとは毎日の水やりで発芽するまで待つ。次に葉物野菜の小松菜・春菊・ホウレンソウ・チンゲンサイ、そして赤カブの種まきとダイコン同様の処置。さらにブロッコリーを3種、マルチを施した畝に植え付け。虫除けのネットをかけて完了した。まだ少しだけ収穫のあるキュウリやオクラの畑は葉物野菜の第2陣で。ナスも玉ネギの植え付け準備のころまで、もうひと働きをしてもらおう。暑い日が続いているが畑は一足早く、秋に向かって歩き出した。

 

    

 

       

 

    

 

 


2019夏 イエローナイフ・オーロラ紀行(4)~帰国の途に~

2019年09月06日 | 写真&旅

9月1日、日本へ帰国の日。3夜連続のオーロラからホテルへ戻ったのは前夜とほぼ同じの3時。空港に向かうホテル出発が4:40だから大急ぎで帰り支度。2台の三脚のうち1台は分解してスーツケースに詰め込む。少し横になっただけでロビーに集合、空港カウンターのチェックイン時にパスポート提示だけで出国検査は無し。7時前にプロペラ機でイエローナイフ空港を後にする。眼下に望む湖と街並みに別れを告げ、乗り継ぎ地のカルガリーまで2時間半。待ち時間約3時間半の後は一路、成田空港へ。だが長い、約11時間の狭い機内。ミニワイン2本飲んでも寝付かれず今回の旅の振り返る。先ず一番に3夜ともオーロラが見られたことは想定外で大満足。ツアー参加者の中には、フィンランドやホワイトホースなどで見ることが出来ず、初めてという人が何人かいた。ここイエローナイフの出現率の高さを再認識。二番目にはオーロラの鑑賞地をオーロラビレッジと誤解していたこと。パンフレットにその記載がないので自分の責任だが、そのつもりで湖周辺や丘の上などの撮影スポットをチェックしていたのが無駄骨に。ティピーという先住民のテント群は今回のワンダーランドには無い。その他、反省として日本から持参したレンズヒーターを不要とホテルに残したこと。冷え込んだ2日目の終盤、結露で写真がボケてしまった。ホッカイロは保安検査で必ず引っかかることなど。そして、今回の参加者は夫婦・女性グループなど女性が7割。オーロラは女性に人気があるらしい。写真愛好の男性ひとり参加がいると思っていたが自分だけだった。飛行機が北海道近くになり、それからは早い。9月2日の午後、冬からまだ夏の成田空港に到着。3泊5日のオーロラ旅は終わった。とたん暑さに包まれる。さあ1500枚近い写真の整理と秋野菜ダイコンの種まきが待っている。その前に、ゆっくりと眠りたい。

 

    

 

    

 

    

 

 ★『カナダ・オーロラ紀行』(スライドショー・デジブック)

 

 http://www.digibook.net/d/2ad4e73f81cb3431ee2f55974c774e2e/?viewerMode=fullWindow&isAlreadyLimitAlert=true 

 

 

 


2019夏 イエローナイフ・オーロラ紀行(3)~そして3日目の夜~

2019年09月05日 | 写真&旅

前日同様の10時に3日目の朝を迎えた。2晩目はホテルに戻ったのは2:30、多少早めに寝たせいと慣れも出てきたのか頭の重さと倦怠感は殆どない。11:30からの朝食兼昼食の前にスーパーマーケットや土産品店へ。頼まれていたメープルシロップクッキーや白くまグッズなどを購入。食後、オプションの黄葉ハイキングはあまり魅力は感じず不参加。再び街に出て、オーロラの絵葉書を出すため郵便局へ。土曜クローズで教えてもらったドラッグストアの中にあるブースで2.7カナダドル(約220円)、航空便でも1週間以上かかるようだ。そして興味のあった市内唯一という酒販売店、コンビニなど見て回る。ホテルから近い湖畔の遊歩道も歩いてみたが、寒いせいか人影もまばら。そして夜の11時、最終回となるオーロラ鑑賞へ出発。日中に時おり降った雨が現地到着後、本格的に降り出した。だが小屋で待機しているうちに止み、見上げると星も見える。その後は1・2日目ほどではないがオーロラが出始めた。三日連続とはラッキーとしか言いようがない。光が舞う神秘の世界を目に焼き付け、雲が出て見えなくなるまでシャッターを押し続けた。

 

   

 

    

 

    

 

    

 

    

 

 

 

 

 


2019夏 イエローナイフ・オーロラ紀行(2)~2日目の夜も~

2019年09月04日 | 写真&旅

2日目、起床は10時で遅いが寝たのは未明の4時だから6時間眠り込んだことになる。それでも頭がぼ~つとしているのは時差や真夜中3時間のオーロラ撮影の疲労だろう。朝食と昼食兼ねたブランチは11:30、少し間があるので眠気覚ましに街中をぶらぶら歩いてみる。ホテル出て直ぐに土産店、その先のスーパーマーケット、ドラッグストア兼スーパーまで5分。外壁に設置の温度計は13℃を表示、ひんやりして寒いはずだ。戻って食事、休息を取って3時から市内観光。ホテルのあるダウンタウンからオールドタウンへ、丘の上から眺める世界で5番目に大きい湖、先住民の暮らしや白くま・バッファローなどのはく製が展示の博物館、犬ぞりの犬舎を見て周る。ビジターセンターにも立ち寄り、北緯60度を越えた証明書をもらう。四国の1.5倍あるノースウエスト準州の州都ながら人口1万8千人の街だから大変コンパクト。そして再び休息後の夜8時に出発、ボート乗り場から湖を進んで夕食はバーベキュー。今日はここでのオーロラ鑑賞。食べているうちにオーロラが出現、2日連続の光の乱舞が始まった。前夜より動きのある活発なレベル5と言われるオーロラを頭上で、森の樹々の上、湖の先の上空で見ることができた。湖の映り込みが撮れなかったこと、後半の湖畔では夜露でレンズが曇ったことだけが残念。帰りのボートは出航時のトラブルで1時間近く乗船。それは止む得ないが湖上走る時の寒いこと、体感的には0℃近く。ガイドさんが言っていた「今夜は持参した防寒衣を全て着込んで」と防寒衣の貸し出しの意味が良く分かった。

 

    

 

    

 

   

 

   

 

    

 

    

    

   

 

 

 

 


2019夏 イエローナイフ・オーロラ紀行(1)~最初の夜から~

2019年09月03日 | 写真&旅

この日も30℃越えの8月29日夕刻、万全の冬支度で成田空港からカナダ極北のイエローナイフに向かう。数年越しの念願のオーロラ撮影。平原で悪天候が少なく出現率は高いというが、天気と太陽の黒点の活動しだい。まさに運を天に任せての出発となる。狭い機内で眠れぬまま約8時間半でバンクーバー。乗り継いで白熊くんお出迎えのイエローナイフに到着したのは出発日の午後。15時間の時差があるためだ。事前の天気予報どおり曇天、10℃台前半のようで寒い。空港より15分程度と近い市内のホテルにチェックイン、少し眠ることに。だが落ち着かない、日没が9時頃で夕焼けが奇麗だ。天気は良さそう、だがオーロラは現れるだろうか。オーロラビレッジのHPによるとこの8月、数日おきに出ない日がある。ただ3日続けて出現しない日は無いので、最低1回は見れるはず。そして23時、いよいよホテルを出発。永久凍土でデコボコの道を揺られること40分、鑑賞地に着いた。とたんガイドさんが叫ぶ「出ていますよ!」、途中のバス車窓から見え始めていた白い雲のような一筋がオーロラだったのだ。山小屋風の建物に移動、あとは周辺で次から次へと現れるオーロラを眺め、撮り続ける。薄く、濃く、垂直に、円に、天空をまたがる、動き早いものなどさまざま。「今、爆発しています」の声にカメラ操作も追いつかない。池の畔では星の焦点合わせを忘れてピンボケとなってしまった。ほぼ夜空も落ち着いた2:30頃に切り上げ、ホテル到着は3時過ぎ。寒さも疲労も忘れ、満足の最初の夜は終わった。