晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

ロウバイの宝登山と尾ノ内氷柱

2019年01月30日 | 

連日の寒さが和らいだ日、ロウバイの花と香りを楽しみ、ついでに氷柱も見ようと秩父へ向かう。朝の渋滞を多少受けたが広い駐車場に3番目。陽射しはまだ弱く結構寒い。往きの登りは砂利の車道を歩き、ところどころにあるショートカットの道は下りで使うつもり。つい頑張ってしまうと汗をかいて山頂で震えることになる。登るほどに視界が広がる周囲の景色を眺めながら、ゆっくりと歩いても1時間弱。宝登山神社奥宮で参拝、まだ人が少なく静かな山頂に。おなじみの両神山・武甲山など眺望の後、カメラを手にロウバイ園を散策する。ネット情報のとおり5・6分咲きだが、枯れ始めている花もたくさんある。満開の時期を狙うのも難しそうだ。楽しんでいるうちにロープウェイも動き出したようで人が多くなってきた。最後に、咲き始めた梅を見て下山する。復路すぐのショートカットらしき道は、山麓近くまで車道に出ることなく歩けたものの間違いだった。途中から気が付き、それでも枝道のひとつと歩き通したが山麓近くの車道に出たところに看板「通行はご遠慮下さい」とあった。踏み跡不明瞭なところもあり歩いてはいけないルート、以後気をつけよう。車に戻り、ここから1時間の「尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱」へ。国道分岐からの道幅もそう狭くなく、平日なのでスムーズに最奥の駐車場に。200円の協力金を払い、歩いてすぐに見える小野内渓谷の氷柱はやや期待外れ。暖冬で氷柱の成長が悪いとのこと、山肌にも雪が無いのでスケール感に少々欠ける。それでも売店の甘酒・暖かい麦茶の無料サービスなど地元の皆さんの熱意を感じながら吊り橋の上・下で写真を。ポスターに”ぜひ、シャクナゲと新緑の尾ノ内渓谷を”とある。朝採りと書かれた生椎茸を購入、つい売店のおばちゃん(お姐さん)に「今度春に来ます」と言ってしまった。1月30日(水)宝登山神社駐車場(500円)08:40~09:35宝登山<ロウバイ・梅>10:40~11:10駐車場

 

  

  

歩いては行けない道だが

降り口に「通行ご遠慮下さい」

  

    

 

 

 

 

 


川霧に羽を休める白鳥

2019年01月24日 | 写真&旅

2年ぶりぐらいの川島町・越辺川(おっぺがわ)。家からわずか車で30分弱だが寒い冬の早朝、なかなか腰が上がらない。赤城山を予定した朝、喉に少し違和感があったので行先を変更し白鳥の川へ。6時過ぎの川近くの無料駐車場、停めることはできたがすでに10数台の車。近年の人気ぶりをうかがわせる。長靴に履き替え、堤防を越えて近づくうちにヘッドライトは無用となる。薄明りの川辺の撮影スポットごとにカメラマンが並ぶ。三脚のすき間に入れてもらい、川面を見ると期待していなかった川霧も少し。だが肝心の白鳥が絵の中に入ってくれない。我慢して待っていると、雲間から射し込む朝陽とともに優雅に移動し始めた。その動きは湯加減を確かめているようにも見える。防寒は完璧のはずだったが足指が冷たい。飛び立つ時刻はまだ先のようなので今日はここまで。今度は靴の中にホッカイロか、それとも厚手の靴下重ね履きか、思案しながら帰路に。

 

       

       


冬を頑張るロウバイ、古代蓮の里で

2019年01月23日 | 写真&旅

毎日のようにWebサイトのヤマレコでチェックしている赤城山の霧氷と積雪。雪が少なく、気温と風のせいか霧氷の付かない日が多い。もうひとつが宝登山のロウバイ、こちらも4・5分咲きのようでなかなか足が向かない。近くのロウバイはどうだろうかと古代蓮の里へ行ってみた。夏には古代蓮の花でいっぱいになる池を通り抜けた日当たりのよいエリア。黄色い園になっているかと思ったが残念。こちらも、もう少し先になりそう。厳冬期に一番で春近しをアピールし、いい香りも漂わせる花。冬晴れの陽光を受け、その頑張りでもう少しだ。

 

    

                

 

   


渡良瀬遊水地、冬の朝

2019年01月21日 | 写真&旅

久しぶりの渡良瀬遊水地。まだ数回だが、ここは昼間より早朝や夕方の景色のほうが好きだ。今回は夜が明けきらないうちに車を飛ばし、お目当ての場所に行く。車を停め、ヘッドライトで前方を照らしながら係留してある小舟のところに。間もなく東の空が藍色、そしてオレンジ色が横一線に広がる。今朝は曇り空、その間から射し込む朝日。ひととき川面を力強く染め、その後にいつもの寒々しい朝がやって来た。冬の日に主のいない小舟がよく似合う。

      

   


寒起こしで畑のリフレッシュ

2019年01月20日 | 市民農園

連日雪マークの日本海側をよそに雨の降らない天気が1ヵ月近くも続いている。この機を逃すまいと畑の「寒起こし」をすることにした。「荒起こし」とも言われるこの作業、地面に足をかけてスコップを深く入れ、体重を載せて土を掘り起こす。裏返した土を1ヵ月ほど”寒ざらし”にすることで、土中の病原菌や害虫を退治する。同時に土も細かい粒子になって保水性や肥料の効きも良くなるとのことだ。市民農園内の他の区画ではまだ行われていないので、今年は一番乗り。育てている玉ネギや葉物野菜を除く面積だが、結構な力仕事。汗ばんできた身体に北風が冷たい。雨不足でも玉ネギは大丈夫そうだが、育ちが悪い葉物野菜に水をあげて早々に退散。周囲の田んぼでは野焼きの光景も。春にむけて少しづつ農作業は始まっているのだ。

 

   

  


褐色に染まりゆく海『辺野古問題をどう解決するか』

2019年01月19日 | 読書

辺野古への土砂投入が強行されてから1ヵ月余り。辺野古ありきで聞く耳を持たないアベ政府。それに対して再度の意思集約を図ろうとする県民投票も5市が拒否するなど、褐色に染められる海は広がるばかりだ。「このまま工事を推進」「建設反対を続行」の2者択一しかない状況のなかで、立ち止まって読む価値のある本である。本の大半を割く<根拠なき「辺野古移設」>、元防衛庁官房長・内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)や地元記者・ジャーナリスト、研究者など5氏は専門分野に裏打ちされた論陣を張る。その内容<日本政府は沖縄に何をしてきたか、何をしていないかー歴史から問う>は、自らの知識の薄弱さだけでなく、本土マスコミの伝え方を含め本土住民の一人として罪の意識さえ感じる。続く<沖縄・米軍海兵隊の実態を検証する><変わる自衛隊・米軍の役割>は、中国・北朝鮮に対する現実的抑止力や米軍再編による軍事態勢の変容、非軍事活動への拡大など、初めて知ることが多い。さらに米国の声として政権高官経験者、元駐日大使、研究者の辺野古の賛否両論などを紹介、その上で具体的な政策提言を示す。沖縄に新基地を必要としない苦心の提案<海兵隊新ローテーション方式>は、現状を考え画期的な一案と思える。だが「辺野古が最善の選択」とする今の政府は門前払いするのだろう。しかし日米両政府の判断基準①運用上の有効性②政治的・財政的な実現可能性③戦略的な妥当性については破綻している、との指摘にはきちんと応えるべきだ。この提言は地元『沖縄タイムス』『琉球新報』と『東京新聞』の社説、特集記事で評価されたというが、他紙はどうなのか。特に<辺野古を埋める「行動なき良心」>と読者に問題提起したA紙、情緒的な連載記事だけでなく深層を掘り起こしてほしい。

                

(最近勉強している俳句で『寒の朝 辺野古の海を 染める国』)


手軽に岩場と山歩き、日和田山・物見山

2019年01月13日 | 

予定した赤城山は雪が少なく、霧氷も期待薄なので急遽、方面を変更。前日に孫と行くつもりだった日和田山・物見山へ。休日ということで若者や家族連れも多い登山道を緩やかに行くと最初の鳥居。左手の男坂方面へ進むと間もなく木の根露出の急傾斜の道、そして急峻な岩場に変わる。足場、手がかりを確認しつつ高度を稼ぐと鳥居が見えて、金刀比羅神社に着く。振り返ると眼下には彼岸花で有名な巾着田、霞んで残念だが東京・さいたま市方面を遠望する雄大な景色。条件が良ければ富士山も見えるらしい。休憩後、神社脇から少し登ると東面が開けた日和田山頂。下って杉林の尾根道から車道へ、見当をつけた鉄塔下にわずかな踏み跡。藪の中の先に高指山の小さな標示を見つける。展望も何もない。途中にあった立派な行先案内板は何のためと疑問が湧いた。車道に戻り、トイレや売店が点在する道をのんびり歩く。右手、日当たりの良い芝生に誘われるように登山道に入り、最後の急登で三つ目のピーク物見山に。樹林に囲まれ眺望は無いが開放的な小広場で休息をとった後、往路を戻って下山。自宅から1時間と近い割には来る機会のなかったこの山。気に入った男坂は下山路も。その岩場のスリルはじめ道中いくつもの休憩ポイントがある。野山が春めくころ、巾着田に咲く菜の花や桜も良さそうだ。先ずは近々、約束している孫と。教えてもらった山ちゃんに感謝。1月13日(日)(日和田山登山口・駐車場/300円)駐車場08:40~(男坂・岩場)~08:50金刀比羅神社09:05~09:10日和田山305m 09:20~(杉木立の尾根)~9:45高指山~(車道・駒高集落)~10:05物見山375m 10:20~11:00日和田山11:20~(男坂)~11:50駐車場

   

           

 

  

   

  

 


真向法で折り紙、新年のメッセージかも

2019年01月08日 | 雑記

真向法の新年初日、寒い北風のせいか女性陣の参加者が少ないようで全体で30名くらい。そうした中で、我ら男性組は家の事情で休んでいる1名を除いて8名の出席。いつもよりは存在感を示しているか。先生の掛け声でスタートして中身の濃い2時間の体操。正月明けで固くなっていた身体がほぐれてくる感じだ。第一体操はまあまあだが、残りの第二・第三とくに第四体操の進歩が遅い。だがここは悲観しても仕方ない。上達よりも週1回は真面目に身体全体を動かして退化を少しでも遅らせよう。新年ということで師範代のMさんからみんなに折り紙のプレゼントがあった。12月にサンタとトナカイをいただいたばかりで今回はランドセル。何せ折り紙教室の先生でもあるので手が凝っている。ランドセルを開けると中から干支の猪と教科書。孫が喜びますと受け取って帰ったが、メッセージが込められているような気も。自宅でも毎日、真向法の勉強に猛進せよ、と。初心を思い出させてくれた折り紙だった。

(真向法協会のHPより)

   

 


冬夜に古代蓮の里イルミネーション

2019年01月05日 | 写真&旅

明日で終了となる古代蓮の里公園のイルミネーションを見に行く。自宅から車で15分、大きな規模ではないが無料でもあり、手軽に楽しめるところだ。正月終えるのを待っていたかのように冷たい北風が吹き渡る中、家族連れが次から次へと車でやって来る。たぶん同じように近隣の人たちだろう。15万球 の灯りが園入口と古代蓮会館の周辺、そして高さ50mの展望タワーに煌めく。だが毛糸の帽子に厚い手袋のフル装備でも寒い。40分ほどで切り上げて帰る。今度は暖かな日中、早春を彩るロウバイを見に来よう。

  

  

      

 


信州の魅力、雪景色を狙う

2019年01月02日 | 写真&旅

真新しい2019年のカレンダーが家の中にいくつか飾られている。その中でも特別な存在が、年末に届けられたこの「撮るしんカレンダー」。信州の魅力を紹介するNHK長野の同コーナーに投稿された写真は昨年、約4,000点とのこと。その中から事務局が選定した100枚をHPの事前投票で絞り、12月特番内での視聴者投票で12枚が決まった。ここ数年、投稿してきたものの「撮るしん」での紹介か事務局選定の100枚どまり。カレンダーの写真は毎月1枚、その12枚の中に入ったことは率直にうれしい。今月、長野へ行く予定があって被写体はすでに決めている。最適の場所・時間などの情報をネットで収集中だ。天気にもぜひ協力してもらい、今回も早朝の凛とした雪景色をものにしたい。

  


2019初登山で初日を

2019年01月01日 | 

30年続いた平成から新しい年号に変わる年が明けた。自宅を4時過ぎに出発、山好きの先輩と合流して元旦の夜道を道の駅おがわまちへ。今日は手軽な好展望地から初日の出を見ようと仙元山に行く。落ち葉重なる、やや傾斜の道を行くと見晴らしの丘公園。駐車場には数台の車、展望台に上がって小川町はじめ山麓の夜景を眺める。その先の東屋がある展望台、パラグライダー発進地では、トワイライトの東京はじめ関東平野を遠望。さらに歩を進め、ひと登りで仙元山の山頂着。樹林に囲まれて開放部は日の出とは反対側のみ、戻り道のパラグライダー発信地で初日を見ることにする。少しの間に集まった人たちとともに地平線に目を凝らす。横一線に伸びる雲のため少し遅れて頭を出し始めた太陽、今年初めてと思うとやはり特別な感慨を覚える。風もなく、穏やかでいつになく暖かな元旦、その朝日を身体一杯に浴びることができた。この平穏が今年一年続きますように。2019年1月1日/道の駅おがわまち05:15~05:45見晴らしの丘公園~(東屋展望台・パラグライダー発信地)~06:25仙元山06:35~06:45パラグライダー発信地07:05~08:35道の駅おがわまち