晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

京都からの便りは“茶源郷”

2015年05月30日 | 雑記

京都に単身赴任中の知人より新茶の香りが届けられた。少し前に近郊の宇治茶の里を訪れた際の写真が送られてきたのだ。空しか見えないような急坂を車で登り、一気に眺望が開けて出現した茶畑は桃源郷ならぬ“茶源郷”と感じたという。添えられたメール文を読みながら、ともに感動を味わった。時折来る便りに転職後の苦労が綴られたことはない。癒してくれているのであろう彼の地の景色に感謝して、もう一度その写真を眺めた。

                  

      

奈良時代の一時期、都が置かれた恭仁京跡を眼下に遠景は生駒山  

(写真はいずれもS氏からの提供のもの)


新緑のブナ林を満喫、鹿俣山・玉原(たんばら)高原

2015年05月28日 | 

山の雑誌・ヤマケイで関東随一のブナ林が広がる山とあり、群馬へ車を飛ばす。関越道を降り、時間かからずに冬はスキー場、夏はラベンダー園の駐車場に停めて歩き出す。ペンション横の車道からキャンプ場、山腹への道は道標が各所にあって分かりやすい。早々とブナが出現した尾根道を緩やかに登り、咲き終わっていたシャクナゲ群生地を抜け、少しの急坂を上がれば山頂。休憩を終えて下ること1時間、もうひとつの目的地のブナ平に到着。苔むした根株が似ているブナ地蔵の脇にザックを下ろし、ブナ林の中を撮影しながら散策。木漏れ日あふれる新緑の森は今が最高の時期かもしれない。惜しみつつ水源コースを玉原湿原へ下ったが、ちょうど水芭蕉が終わって初夏の花はこれから。冷たい「ぶなのわきみず」を飲んで駐車場へ戻る道はかたい舗装道。別の山道があったのに失敗。ここは秋も良さそうだ。もう一度来ようと心に決めた。2015年5月26日(火)(沼田ICより30分のたんばらラベンダーパークに駐車)たんばらラベンダーパークP 1250m 09:05…09:35鹿俣沢分岐1323m…10:40鹿俣山1637m 11:00…12:00ブナ平1296m(昼)12:40…13:00三角点・水源コース分岐…13:20玉原湿原1178m …(ぶなのわきみず)…13:55センターハウス…14:15たんばらラベンダーパークP<入浴は「道の駅・白沢望郷の湯」(560円)、温泉も景色・施設も気持ち良い>

登りやすい山 

ブナの尾根道 

木漏れ日あふれる  

ブナ平  

ブナ地蔵 


5月の風に、いっぱいのポピー畑

2015年05月26日 | ひな人形と花のまち

今月16日から9日間にわたって開催されていた地元の「こうのす花まつり」が終わった。”花のまち”を名乗る市内各所で繰り広げられてきた花いっぱいのイベント。そのひとつ、ポピーまつりだけは今週の日曜まで続いている。少し静けさが戻った会場の荒川河川敷では名残り惜しむかのように赤やピンクの花々。間もなく迎える梅雨を忘れてしまう5月の風が爽やかにその花を揺らしている。

オレンジは終わりころに 

5月の風に 

麦なでしこの海で泳ぐ 

 


生き続ける「こころ」は『イスラム国の正体』

2015年05月24日 | 読書

日本人も巻き込んだ残忍な人質事件は記憶に新しいところだ。イラク、シリアなどで外交官経験のある著者は、これまでの過激派、テロ組織との違いを詳細に説明、その実態と歴史的背景を立体的に解き明かす。勢力の拡大はイラクのアメリカ軍撤退、シリアの民衆蜂起というそれぞれにおける「権力の空白」、反体制派との融和に失敗したことが直接要因であること。さらに、この両国に関係するアメリカや周辺諸国の抱える政治的な問題や「思惑」などが絡み合っていると指摘する。そして難しいこととして著者が言っているのは<イスラム国の復古・純化主義的な主張に共感するむき>や<イスラム王朝最後のオスマン帝国の領土を西欧列強が分割し、アラブ世界の国境を勝手に決めたことへの怒り>がアラブとその周辺には「空気」のように存在>すること。最後に<イスラム国はいずれ消えていくが、思想・信念という「こころ」は生き続ける。(中略)そのとき、どうするのか>と問いかける。複雑で根の深い問題であることだけは分かった。

               


半年ぶりにタマネギの収穫

2015年05月22日 | 市民農園

去年の11月に植えて半年経ったタマネギ、半分くらい倒れてきたので1回目の収穫。本来は風通しのよい日陰の軒下などに吊るすのだが、それほど余裕のある自宅ではない。畑の一画、スナップエンドウのところに干す。間もなく終わりなので丁度よい。倒れていない半分もあと1週間ぐらいだろうか。去年のうちに枯れたり、風に折れるなどで今回の収穫率はあまりよろしくない。この冬は9割めざして再度挑戦、野菜作りのゴールは本当に遠い。本日そのほかの収穫は、結球して固くなってき玉たレタスと下葉をかきとって食べてきたサニーレタス、そして終わりのスナップエンドウ。来週あたりにそろそろキュウリの収穫ができそうだ。

スナップエンドウのネットを借用 

玉レタス 

サニーレタス 

終わりが近い 


“世界でここだけに咲く”カッコソウの鳴神山

2015年05月19日 | 

山のプランづくりでネットのヤマレコを見ていたら「それは、世界でここにしかない花」の山として鳴神山。かなり前に登ったことはあるが初耳、これは絶対に行くべし。(でも1週間もたってまだ咲いているのか、しかし行ってみないことには来年まで待つことに)と自問自答、直近の情報で大丈夫との確信を得て出発。駐車スペースは小さいと聞き、早朝5:00の自宅出発ながら6:30到着時にはすでに満車。でも登山口に一番近い路肩に駐車できた。樹に覆われた沢沿いの道は暑さ寒さもちょうど良い。途中から岩交じりの道になり、前方が明るくなって広葉樹林帯を急登すると稜線・肩の広場に。大滝登山道を少し下ったところのカッコソウは一輪のみ。広場に戻り、神社横の急坂をひと登りで山頂に着く。360度、快晴の眺望を見渡して先を急ぐ。第一展望台先でヤマレコ情報のヒメイワカガミを探して行ったり来たり。やっと見つけたが花はすでに終わっており残念。椚田峠へ下り、目的地は十字路の右下へ5分ほど。木漏れ日の中、カッコソウが群生していた。花は枯れかかっており、伸びた草にも邪魔されているが咲き残ってくれたことに感謝。居合わせた保存会の方から<今年は早く、先週が一番良かったがこれもあと数日でしょう>と聞き、今回は満足ながら来年の再訪を決める。赤柴経由の緩やかな下山路は“世界でここだけの花”の余韻に新緑と5月の風までもが包んでくれた。2015年5月17日(日)(廣土橋少し前5台ほどの駐車スペース反対側の路肩に駐車)駒形登山口 07:00…07:40中間点…08:15肩の広場…(カッコソウ)08:25…08:35鳴神山(桐生嶽)982m  09:00…(仁田山岳・西峰/ヒメイワカガミ探し)…09:30椚田峠(カッコソウ)10:20…10:50赤柴登山口…11:40駒形登山口<市内の「桐生温泉・湯らら」(720円)で早朝発の疲れも取れた>

カッコソウ 

稜線への登り 

肩の広場で案内図 

ヤマツツジも少しだけ 

ヒメイワカガミの葉 

群生の斜面 

木漏れ日の中 

待っていました 

新緑に 

包まれて下山 

保存会の方にいただきました(お世話になりました) 

       

*ヤマレコの山行記録: http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-641337.html


シライトソウ、木漏れ日の森で

2015年05月17日 | 雑記

園内で見ごろの花や草木の写真を撮ってレベルアップをめざす国営武蔵丘陵森林公園の写真教室。5月はシライトソウとポピー、アヤメなど。初めてお目にかかるシライトソウ(白糸草)は南口から少し歩いた野草コースに群生していた。和名の由来どおり糸屑を束ねたような花が新緑の森をバックに林立する。木漏れ日を受け、スポットライトに浮かんだ花が風に揺れて輝くのがいい。すっかり時間を取られてしまったが、ポピー、アヤメは今一つだったので丁度良かった。ユリ科に属するこの花は香りも良いと後で知った。それは次に会う時の楽しみに。

 

木漏れ日に  

浮かぶ花  

新緑の森で  

運動広場の  

花畑で  

終わりのアヤメ  

 


名物の川幅グルメ、うどんはおススメ

2015年05月15日 | ひな人形と花のまち

たまたま頂いた鴻巣名物の「川幅うどん」と「川幅せんべい」。地元だから知ってはいたが食べるのは初めて。「川幅」の由来は、隣の吉見町との間に流れる荒川の川幅(2537m)が日本一であることにちなむ。うどんはB級グルメの上位にたびたび入賞、最近の「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で優勝している。早速食べてみたが見た目と違って食べやすく、もちもちした食感で意外と美味しい。観光パンフレットによれば川幅グルメは他にもいろいろある。川幅パスタ、川幅ロースカツ、川幅鉄火丼、川幅ラーメン、お菓子には川幅ロールケーキ、川幅どら焼き、川幅まんじゅう、そして漬物にも川幅があるとのことだ。機会あれば食べてみたいが「川幅うどん」のように口に合うだろうか。その前にそれぞれの姿、形を見てみたいものだ。

形が大きいだけ? 

好きな大きさに裂けて面白い 


天気良し、夏野菜の植え付け

2015年05月10日 | 市民農園

GWからの晴天が続き、市民農園の野菜たちも水をほしがっている。今日はまず水やり、そして順調に育ってきたキュウリのアンドン囲いを外す。それからが本来の仕事である夏野菜の第2弾の植え付け。黒マルチを覆った畑に穴を開け、シシトウ・ズッキーニ・赤唐辛子などを植える。作業中にお隣の区画の方からいただいたレタスの苗も。必要な苗には仮支柱、たっぷりの水をあげて終了。最後、食べごろになったレタスの下葉を朝食のサラダ用に摘まむ。季節は春から初夏に、野菜の成長が楽しみだ。

シシトウ  

モロヘイヤ 

赤唐辛子 

ズッキーニ 

レタス 

玉レタスはもう少し 

摘まんだ葉 

 


春の北信州は彩りも心優しく

2015年05月07日 | 市民農園

八方尾根の次は北信州・飯山市の観光スポット2カ所を訪ねた。最初の北竜湖は周囲2㎞余りの小さな湖、ハートの形をしていることで最近は若者に人気とか。湖畔からその形状は分からないが、陽射しの加減でいろいろな表情を見せてくれる神秘的な湖。季節ごとの変化も楽しめそうでこれから何回も通うことになりそう。そして次はここから車で10分ほど、ちょうど菜の花まつり開催中の菜の花公園へ。遠くに残雪の北信五岳や開田山脈、すぐ下には悠々と流れる千曲川。それらが見渡せる絶好の丘陵地に菜の花が黄色い絨毯のように拡がる。唱歌「朧月夜」のモチーフとなったというのも頷ける。春の北信州は心優しい風景に満ち溢れていた。

桜残る湖の朝 

濃淡の移ろい 

春を舞うかのように 

春は5月に 

千曲川も霞む 

 


八方尾根で春山を撮る

2015年05月06日 | 

今回はピークハントではなく朝焼けの白馬三山と残雪の春山を撮ることが目的。白馬山麓の標高は770m、春スキーを楽しむ若者、家族連れに混じってゴンドラと二つのリフトを乗り継いで1100m近くを稼ぎ、1830mの八方池山荘に。この日の宿泊者は少なく、5人部屋を一人で独占。月が明るい夜なので星の撮影に向かないと夕食同席の人から聞き、8時に就寝。翌朝は3時50分に小屋を出て、ヘッドランプをたよりに日の出10分前に第3ケルンまで登る。今は雪の八方池の先に見える白馬三山だが、朝陽を浴びても肝心の朝焼けにはならず残念。アイゼンを付けて何度かの急登を経て丸山へ。さらに唐松岳頂上山荘まであと20分くらいの高度計2585m地点に。この先の山荘から頂上までの往復時間のことや以前登っていることもあり、ここで引き返す。往きも復路もたっぷり写真が撮れた。ライチョウにも逢え、好天の雪山を楽しめたので今回は満足。狙った朝焼け、今度は唐松岳山頂からの剱岳を挑戦してみたい。<ゴンドラ山麓駅前の駐車場は2日間で1,200円、ゴンドラ・リフト券は往復2,900円。八方温泉「みみずくの湯」(600円)は快適で露天風呂からの八方尾根も良>

八方池山荘  

夕食が美味しい  

八方池は雪の下  

急登 

特別天然記念物のライチョウ 

山頂部が見えた  


初夏の装いを歩く、さきたま緑道

2015年05月01日 | 雑記

せっかちな今年の気候に早々と初夏の装いに変身していた「さきたま緑道」にお待たせの5月がやってきた。そろそろ終わりのハナミズキにツツジや藤の花が追いかける。その赤や紫の色がこの時季としてはいつもより濃い目の緑の小道を彩る。平行する自転車道路を走るサイクリング車からは爽やかな風。長かった風邪のトンネルもやっと抜け出すことができた。今までの分の取り返しを含め、さあ、この季節を楽しもう。

 

 ハナミズキから 

 ツツジ 

藤に花のリレー 

駆け抜ける風