晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

桜来る前に、小川町の春②カタクリの里・しだれ桜

2024年03月28日 | 写真&旅

小川町の桃源郷から車で10分、同じ町内の道の駅おがわまちに到着。槻川沿いを5分ほど歩き、橋を渡ってカタクリの里に向かう。山の斜面いっぱい、薄い紫色のカタクリが風にゆれている。遊歩道沿いに進んで少し登ったところにベストスポットが。すぐ近くの足元に、そして山の端に咲き揃うカタクリの群生。春の日差しにキラキラと輝いてまぶしい。よく見るとまだ少ないものの肩を寄せ合うニリンソウもところどころに。ゆっくりと時間を過ごし、森を抜けた先にある西光寺。まだ先と思われたしだれ桜が山門に降りそそぐ。青空に映える予想外の贈り物。ソメイヨシノの開花が遅れている春を小川町で楽しんだ。

     

     

  

 桜が来る前に、おがわ町の春   

 


桜来る前に、小川町の春①桃源郷

2024年03月27日 | 写真&旅

桜の開花が遅れている。当初予想の3月中旬から2週間近く、暖冬と言われた冬が意地悪しているのだろうか。それに比べて桃の花は例年どおりという情報を聞き、県内秩父寄りの小川町へ。個人が所有、手入れしている花木園なので案内看板などない。2回目の今回も場所探しでウロウロ。思い出した駐車スペースに車を停め、緩やかな小道の坂を行くと花桃と桜の歓迎。桜は小さな花びらで山桜のよう。さらに進んで開けた場所に広がる黄色とピンク、薄いピンクの彩り。桃源郷の呼び方もそうオーバーではない。花桃と桜、黄色のサンシュユが光に輝いてまぶしい。お預けのソメイヨシノ花見に代わって満足した小川町の春、次のカタクリの里へ急ごう。

    

    


タイトルの意味を深く知る『すくえた命』

2024年03月24日 | 読書

激しい暴行の末に遺体となって発見された妻であり母でもあったひとりの女性の死。その家族の「警察のせいで殺された」「警察の怠慢のせいで」という思いと真相を追究した地方テレビ局記者の取材記録である。実家に金を要求してきた女が男らを操り、ターゲットを女性家族に変えて数年にわたり金を巻き上げてきた。背後にヤクザがいると信じ込ませたグループは死亡事件の数か月前からエスカレート。女性を連れ出して同居させ、生活費やホストクラブ費用の支払いを名目に脅す。危害の恐れを感じた家族が警察署に十数回も相談、訴えるも家族間の金銭トラブルとして応じることなかった。家に押しかけて来た際の110番通報で出動した警察官も無対応。金銭要求する3時間の音声テープにも文字起しの上に再提出し、どれが脅迫、恐喝、強要にあたるか付箋するようにとの発言。とんでもない警察官、警察署があったものだ。この間、被害届を受理して捜査を開始していれば激しい暴行も、それが死に至ることにはならなかった。事件後、遺族の求めに一部謝罪するも納得のいく説明は得られなかった。さらに、その一部謝罪さえも翻されて警察の対応に問題無しとされる。県警も同様の見解、県公安委員会も追認する。公安委員会のトップは県警の顧問契約している事務所所属の弁護士とのこと、さもありなんだ。ネット検索した佐賀県警HPには「県民のために寄り添い、守り続ける力になりたい。」とある。どう寄り添って、どう守ってきたのか。著者の記者は「あとがき」でこう記す。報道、警察、政治を生業とする人間が寄り添うとは「背負うこと」。<ただ耳を傾けるのではなく、時には肩を貸し、その重みを分け合い、共に歩む>ことだと。印税は遺された子どもたちへというこの本。タイトルの「すくえた命」は<「すくえたかもしれない」でも「すくえたはずの」でもない。「掬(すく)えた」の意味も込めてひらがなで「すくえた命」>と付けた著者の気持ちが最後まで届く。

       


鴻巣中野球部、全国大会出場あっぱれ!

2024年03月21日 | 雑記

体育館のポスターで知った地元中学校野球部の全国大会出場。近年、甲子園野球はじめ地元関連のこうしたニュースを聞く機会もないだけに驚きと称賛を。調べると戦後の埼玉県新制中学校軟式野球大会で第1回から3連覇はじめ、県大会制覇7回を数えるという輝かしい実績もあった。77年目にして初の全国大会出場とのこと。開催中の選抜高校野球に埼玉県勢の名が無く寂しかった分、精一杯応援したい。初戦は開催地静岡のチーム、ケガ無く、日頃の力を発揮してほしい。

       


冬に戻った空にモクレン

2024年03月20日 | 雑記

季節外れの強い寒気で強風とともに冬に戻ったようなここ数日。曇り空に青空がのぞくので久しぶりに「さきたま緑道」を少し遠くまで。道沿いに続く桜並木のつぼみは寒さに震え、かたく閉じたまま。その代わりに白いモクレンが元気よく咲いている。空の五線紙に「冬よ、さらば」と歌い上げているようにも。出番待ちの桜の開花は当初より遅れ、来週半ば過ぎだろうか。咲きそろう暖かな時季を早く迎えたい。

             


なごりの雪道まぶしい三頭山、大沢山

2024年03月16日 | 

1月以来、変更続きだった赤城山の登山指数Cランクで1日強風予報のため断念。今月2度の雪がまだ残る奥多摩の三頭山へ。土曜日の圏央道はトラックが若干減少もマイカーが増えて、ほぼ平日の混雑。それでも渋滞は無くスムーズに日の出ICから檜原街道経由で都民の森に。管理事務所のアナウンス「登山道に雪が残っているので軽アイゼンなど携行を。運動靴はおやめください」を聞きながら出発。広い舗装の坂道、トンネル・森林公園を過ぎて日陰の細道に入ると早速の雪。気温が高いので雪質柔らかく、凍結していないので助かる。雪が消えた登山道をひと登りで鞘口峠。再び雪道を行き、傾斜緩やかな「ブナの道」に進む。山腹を大きくジグザグの雪が出たり消えたりの道、高度を上げて見晴らし小屋でひと息。この先、いったん下るのが雪道なので着用見合わせていたチェーンスパイクをつける。今シーズン前に購入、始めて着用するが着脱簡単で足元が楽。再びの登りの途中で土が出てきたので外す。右手のパスした東峰からの道と合流、軽く登って山頂表示が立派な西峰に。春霞で雪の富士山が綺麗に撮れないのが残念も暖かく、気持ち良い。昼食は大沢山ということで腰を上げ、急下降しムシカリ峠、立派な避難小屋を過ぎて雪道を緩やかに大沢山着。再びの富士山見ながら食べるオニギリが美味しい。ムシカリ峠に戻っての沢沿いの下山は断続的に日陰は雪道。滑りやすいのでチェーンスパイクを付けたり外したりしながら三頭大滝に。あとはヒノキチップが敷かれた道を緩やかに、賑やかな駐車場に戻った。風も穏やか、何しろ春の光がまぶしい。雪道も楽しく、この日の三頭山の選択に自己満足して日帰り温泉に向かった。2024年3月16日(土)/(08:20、100台停められる無料駐車場は6割ほどバイク含め結構な賑わい)駐車場990m 08:45~(森林館)~09:10鞘口峠1142m 09:15~(ブナの道)~10:00見晴らし小屋1397m 10:10~10:40三頭山東峰分岐~10:55三頭山(西峰)1525m 11:15~11:25ムシカリ峠1430m~11:40大沢山1482m(昼)12:00~12:15ムシカリ峠~13:00滝見橋・三頭大滝1115m 13:10~13:35駐車場<帰路10分ほどの数馬の湯(980円)で快湯・余韻に浸る。山の出会いは多数、チェーンスパイク・軽アイゼン使用者は半数ほど>

     

  

    

 

      

  

     

 

        

 

 


ソメイヨシノ開花遅れて河津桜は

2024年03月15日 | ひな人形と花のまち

市内吹上のコスモスアリーナ裏手の河津桜。寒さがぶり返して長らく見ごろが続いていたが、そろそろ終わりも近い。若葉が出てきたり、花びらに少しづつ汚れが目立ってきた。でもよく見ると元気な花も多く、河津桜自体が長持ちする種類なのだろうか。主役を務めるソメイヨシノの開花予想日が当初より少しづつ遅れている。それまで散ることを控えているかのようにも。今日もピンク色は菜の花の黄色と競い合っている。

    

    


庭の梅が咲いたものの

2024年03月08日 | 雑記

庭の梅の木に今年も花が咲いた。ただ去年、枝をバッサリと切ったせいで相当な小ぶり。葉につく虫の駆除やハシゴを使う実の収穫が大変になってきたからだ。咲き揃う花を眺める楽しみが減り、実がついても僅かだろうから梅干しづくりも無理。花の蜜にやって来る小鳥のさえずりも聞けない。少々やりすぎたかと反省するも遅し。新芽が出てきたようなので、この先2・3年後を待つとしよう。

    

           

 


河津桜咲いて春へ助走

2024年03月07日 | ひな人形と花のまち

2週間前に吹上・コスモスアリーナ裏で河津桜の開花を1輪だけ見つけた。その後の三寒四温、天候不順で久しぶりの今日、寄り道してみると7・8分咲きで満開に近い。遊歩道では点在する濃いピンクの桜、そして足元の菜の花、シダレヤナギの新緑と彩りの季節へ準備中。すぐ近くの荒川土手が黄色のカーペットに染まる日も近い。本格的な春に向けた助走をゆっくりと楽しもう。

    

    

      

 


春の日差しをジャガイモとともに

2024年03月03日 | 市民農園

いつもより早め、朝9時前の市民農園に。2台だけのミニ耕運機を確保するために急ぐ。何とか確保して早速、3回目となるジャガイモ畑の耕し。2列の植え溝を掘り、キタアカリ2キロを植え付ける。大きいものは切り分けして昨年と同じく計36個。種イモの間に堆肥、そして化成肥料を置き、土をかけて終了。発芽は1ヵ月先となるが今年はぜひ100%を期待したい。続いて、11月に植えた玉ねぎにも株元に化成肥料を追肥。冬の寒さを乗り越えてきたご褒美を。風も無く、春の日差しに包まれての畑作業は順調に終えた。間もなく始まる夏野菜づくりが楽しみだ。

       

    

     

    


セツブンソウ、春のささやき

2024年03月01日 | 写真&旅

四阿屋山の下山後、もうひとつの目的である節分草園へ。入口そばの駐車場は混んでいたが、運よく空いた後に停めて園内に。見渡すと、うっすらと雪が積もったかのように咲き誇る白い花の群れ。自生地内をめぐる遊歩道の足元近くまで顔を見せる小さく可憐な花。そのひとつひとつ、集って咲く花それぞれの表情を見るのも楽しい。春を告げる花とも言われるセツブンソウ、森全体から春のささやきが聞こえてくるよう。今、ちょうどの見ごろの時期に来れてよかった。

    

    

セツブンソウ春のささやき