晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

秋晴れにダイコンも1本立ち

2014年09月29日 | 市民農園

市民農園の畑にコスモスが咲き始めた。秋晴れの今日は絶好の作業日。ダイコンの本葉が大きく、5・6枚になったので間引きして1本立ちに。赤カブも同様の作業を行なう。最近の好天のせいか寒冷紗トンネル内の白菜・キャベツも順調に育っている。そしてピーマン・シシトウ収穫後の空きスペースに小松菜・ホウレンソウを蒔いた。これで今年の秋冬野菜は9割がた進んだ。秋ナスの後にシュンギク・チンゲンサイ、11月の玉ねぎを残すのみだ。これで適度な雨が降ってくれるとありがたいのだが。

 

ダイコン 

赤カブに 

白菜も順調 

小松菜・ホウレンソウも仲間入り 

今日の収穫は間引きしたダイコンの葉 

長ネギ 

そしてニラ 


紅葉の乗鞍岳(1)近くでは暗転の世界

2014年09月28日 | 

写真サークルの1泊2日の乗鞍岳周辺での撮影旅行。晴天を約束するかのような週末の夜明け、この日に御嶽山の噴火があった。12時頃のその時間はすでに畳平から麓に下りており、警察の緊急車両が何台も走り去る帰路の高速道路で初めて知った。御嶽山は乗鞍岳の南隣りにあり、ともに山容が大きく標高3千m強の独立峰、登山口へのアクセスなど似ているところが多い。国内110の活火山の中で監視・観察が必要な47火山に入っていることも同じだ。それだけに紅葉の登山を鮮やかにしていた青空が一瞬にして暗転、灰色の世界に突き落とされた大惨事は他人事とは思えない。一刻も早い救出と最小限度の被害に収まることを祈りたい。

            

乗鞍・大黒岳からの中央アルプス(御嶽山は右手の山に隠れて見えない) 

紅葉と青空が 

 


心を読む、時代を読む「更科日記を読む」

2014年09月25日 | 読書

2年前の『おくのほそ道』から始まった「けんかつ」の古典文学を読む講座の受講。『徒然草』『方丈記』と続いて4作目の『更科日記を読む』が始まった。前3作品の男性作者から女性に変わったので迷ったが、川上定雄講師の講義内容の魅力に負けて通うことに。分かりやすい巧みな話術と豊富な資料は相変わらずで、通読・古文解釈から「現代語訳」と「読みのポイント」、「時代背景・作者の人間関係や心の内」など、あっという間の2時間。この作品は作者13歳から52歳までの心の中の出来事を書きつけた回想録であり、40年間の精神史・内面史でもあるという。記録でも日誌でもなく、フィクションも交え作られた物語とも。興味深いスタートでまた引き込まれそうだ。今講座で参考とする文献リストは註釈書8冊含め40冊近い。読みこなすことなどとても出来ない。せめて聞き漏らすことないようにしたい。

             

    

資料もわかりやすい(川上講師作成の一部 )

 


紅く燃えて“情熱・再会”のヒガンバナ

2014年09月24日 | 写真&旅

彼岸の中日に合わせたかのように見ごろを迎えた曼珠沙華。ここは日高市の巾着田、500万本の群生地だという。同じ埼玉県内、車で1時間の距離なのに今まで出かけたことはなかったが一見の価値ありだ。秋のこの時期に咲くことからヒガンバナ(彼岸花)というのが一般的らしいが、この曼珠沙華以外に別名・異名が千以上もあるとか。狐花・捨子花などはまだ良いほうで他に死に関連した不吉な呼ばれ方もある。墓地の周辺で多く見かけるからだろうか。花言葉にも同様の「あきらめ」「悲しい思い出」。だが別に「情熱」「再会」「また会う日を楽しみに」というのがあり、こちらのほうをヒガンバナ(悲願花)として覚えておきたい。

 

高麗川の流れとともに  

炎のように   

 「また会う日を…」 

 

 

 


この気候、野菜もとまどい気味だが

2014年09月23日 | 市民農園

先月来の不安定な天候から脱して、ここ最近は好天が続いている。だが、いつもの9月とは少し違う。日中の陽射しは残暑を感じさせるものの朝夕は涼しさを超えて寒いときがある。一気に秋が来たような感じ。心配した2週間前に蒔いた市民農園のダイコンや赤カブ、季節のスピードにとまどいながらも何とか育っているようだ。間引きを終えた後も被せていた不織布を取り除く。鳥害はもう大丈夫だろう。ダイコンはもう少し、本葉5枚くらいになったら1本立ちだ。明日からの台風の影響による雨、適度な水分補給で済んでほしいが。

赤カブ 

隣接のサルビア 

来月の祭りにむけ、一度刈り込むとのこと 

 


すすり泣きの美術館「無言館」

2014年09月20日 | 写真&旅

2度目になる無言館。ここは太平洋戦争で戦病死した画学生の遺作・遺品を収蔵した戦没画学生慰霊美術館である。夏も過ぎたのに蝉が泣いて迎える坂道をゆっくりとたどる。入口近くの「記憶のパレット」と書かれた慰霊碑、刻まれているのは志半ばで絵筆を断たれた画学生たちの名前。そして建物の中に。掲げられている絵それぞれはどのような思いで描いたのだろうか。祖母や妹・妻・恋人、故郷の山河、自画像、母の両手の彫像も。説明書きには入学して間もなくの出征や遠い戦地、沖縄などでの無念の死。「絵を描く夢を続けさせてあげたかった」と綴られている遺された家族・友人らの手記。遺品の召集令状、戦地からの手紙・葉書、そして死亡通知書が残酷だ。両耳に周囲のすすり泣きが入ってくる。立ち止まりつつ、絵の向こう側から語りかけてくるものを必死に聞こうとした。

  木漏れ日の道 

名残りの夏 


山里でジャズを聴きながら

2014年09月18日 | グルメ

今回の“須賀川そば”は「竜王荘」でいただくことに。この北志賀のそう広くない集落に10軒余りのそば処が味を競っている。竜王荘は新装になって以来、いつも混んでいて機会がなかったが、早めの時間でスムーズに席に着けた。ジャズが流れる店内は開放的でオシャレに変身。十割そばも旧店に比べて上品になった感じ。竜王山からの清流にさらされたせいか冷たくて喉越しは文句なしだが、以前の田舎そば風がチョッピリ懐かしい気も。さて次回は「そば清」に戻るか、それとも新規開拓か。

     

外観は古民家風 

新そばまで休日中心 

駐車場にヒマワリと後方はそば畑 


北信濃に白き秋の訪問者

2014年09月17日 | 写真&旅

何度も訪れている北志賀だが八丁原という地区にあるそば畑は初めて。前日に“そばの花まつり”の会場になったところだ。一面、そばの白い花が降り積もった雪のようにも見える。収穫後の夏野菜の枯れ枝でも燃やしているのだろうか煙がたなびいている。目の前に高杜山、遠くに妙高山、夏を終え秋を迎えた風景が広がる。来月には「新そばまつり」が開かれる。高原の深まる秋色とともにその味を確かめてみたい。

降り積もる雪 

遠くに妙高山 

10月は新そばまつり 


深く、染み入る『水のなまえ』

2014年09月16日 | 読書

水から連想する事象、例えば雨・川・海・涙・しずく。これらの言葉に詩情がただよう。だから多くの歌の中にも取り入れられている。この本はこれまでの写真家との共著『雨の名前』『風の名前など』と異なり、文章だけで<写真の目が届かないところまで>水にもぐり込んで、<心ゆくまで>水を見つめた。水が豊かなこの国では<水入り・水入らず・水をさす・水かけ論・水くさい・水と油>など、<ものごとを水にたとえて条理をわきまえようと…>してきた。砂漠の国ではありえない話だろうと納得。水のことわざにあった「上善は水の若(ごと)し」は新潟の酒「上善如水」よりもっと深い意味があった。他にも教えられたことが多くあったが、著者に親近感を覚えた一文。夏山のうれしさは頂上をきわめること以上に<鮮やかな花や蝶に出合うこと、山の水を飲むこと、麓の温泉に入ること、ビールと地酒を飲むこと>だと。同感なり。

                     


遅れて秋冬野菜のスタート

2014年09月13日 | 市民農園

各地の豪雨ほどでもないが天候不順が続いた。それと腰をいたわりつつの畑準備で気をもんでいたが、秋冬野菜がスタートできた。ダイコンは種を蒔き、発芽促進と鳥に食べられぬよう不織布を覆う。キャベツの植え付けは黒マルチに植穴を開け、殺虫剤を少しだけ使った。さらに寒冷紗で虫害を防ぐ。白菜も同様の方法で植え付け。そして赤カブ、ニンジンを蒔いて、これも不織布を掛ける。これで、この時期の作業はほぼ完了した。小松菜・ホウレンソウなどの葉物野菜はシシトウ・ピーマンが終わったあとに、そして玉ねぎは11月。これからは水撒きを兼ねて成長のチエック、やっと落ち着ける。

去年の残りの種 

白菜とダイコン 

白菜 

赤カブとニンジン 

オクラの種を採る 

今夏、最後のオクラの花 

 

 


コリウスの森を歩いて

2014年09月08日 | 雑記

しぶりの森林公園ではコリウスが見ごろを迎えていた。花ではなく葉の色の赤や緑、黄色、紫などのグラデーションが鮮やかだ。何かの葉に似ていると思ったらシソ科ということだ。花もシソのように穂状に咲かすらしい。その先の植物園のハーブガーデンには各種のハーブに混じって秋に向かう花が咲き揃っている。予定していた奥多摩・御岳山のレンゲショウマの開花は終わってしまったが、その代役を果たしてくれた。

蝶が舞うようなクレオメ 

     

センニチコウ・ファイヤーワークスのアップ

ヒガンバナ 

     

名前を見落としたが花火のような 


常識的な人生論『迷わない。』

2014年09月04日 | 読書

著者は以前、日本テレビ「きょうの出来事」のメインキャスターだったが、独断的で右寄りのコメントが多かったような記憶がある。「ウルトラ右翼」とデスクからも言われたと書いているが、テレビを離れてからその偏狭さは増しているように感じる。憲法改正や歴史認識など、その主張の源流が何なのか、知りたくて手にした。内容は最初のアメリカ紙の記者から始まるジャーナリストとしての仕事をはじめ、健康や家族、生と死など、自身のこれまでを織り交ぜての人生論。期待に沿うところは、取材を通して学んだ<性悪説で考え、備えるべきだという現実>や<通説の上に安住しない>ぐらいか。<論争力を鍛える秘訣>の中で<論争は事実に基づいて展開する側に分があります>と書いているが、その信じている事実なるものを実は教えてほしかったのだが。

                  


市民農園“花の環”も秋へ、そろりと

2014年09月02日 | 市民農園

1ヵ月近くなる整形外科でのリハビリの後、雨が止んだ市民農園へ。腰に負担かけぬよう夏野菜の後片付けを少しだけ。そして農園入口のオープンガーデン“花の環”をひとめぐり。畑作業に来るたびに目に入るが、じっくり見るのは久しぶり。夏の花に混じって秋の花もいくつか咲いている。スタッフの方々の日頃のお世話に感謝しながら、何枚かカメラに収めた。

          

          

                 


涼しいけど頑張ってね、緑のカーテン

2014年09月01日 | 雑記

晴れは1日限り、今日からの9月も先週からの雨模様で始まった。おかげで気温が低く、しばらくエアコンや扇風機のお世話にならない日が続いている。窓辺のグリーン・カーテンも少しお休みで水分補給。この夏も少々の暑さは窓を開け、ゴーヤの緑のカーテン越しの自然の風に助けられてきた。この先、35度以上の猛暑日は無さそうだが30度を超える日はあるとのこと。ゴーヤの実はほぼ終わってしまったが、まだ頑張ってもらわねば。そして忘れていたが市の「緑のカーテンコンテスト」も。