三陸の旅、最後に陸前高田・吉田さんの「花っこ畑」を訪れた。ここは日頃、地元の市民農園でお世話になっているフラワーピースや吉田園芸さんらが支援している「~被災地に希望の花を~希望の花いわて3.11」のひとつだ。かっての自宅跡地に花を咲かせ続けている吉田さん、花に負けないくらいの明るさで案内していただいた。
前方の海から押し寄せきた津波、 今その荒地に色とりどりの花が
花畑の上の斜面が雑誌にも紹介された「奇跡の丘」
(下は右の「希望の花いわて3.11」冊子より転載)
三陸の旅、最後に陸前高田・吉田さんの「花っこ畑」を訪れた。ここは日頃、地元の市民農園でお世話になっているフラワーピースや吉田園芸さんらが支援している「~被災地に希望の花を~希望の花いわて3.11」のひとつだ。かっての自宅跡地に花を咲かせ続けている吉田さん、花に負けないくらいの明るさで案内していただいた。
前方の海から押し寄せきた津波、 今その荒地に色とりどりの花が
花畑の上の斜面が雑誌にも紹介された「奇跡の丘」
(下は右の「希望の花いわて3.11」冊子より転載)
それまでと同じ景色の中をさらに北上。草に覆われコンクリート土台のみ残された住宅跡、今は無い商店街・繁華街。遠くに一本の松が見えてきた。陸前高田に入った。景勝地の高田松原も折れた幹や根の連なりだけで見る影もない。約7万本の松原で唯一残り、希望のシンボルと言われたが、1年後に海水で枯死。その松が最近、復元されたのだ。高台の仮設住宅から眺めて元気をもらっているとも。松を見上げ、自分もやっとほっとしたような気持ちになれた。
空に立ち向かうように「奇跡の一本松」
こちらも復活のラーメン
津波で全壊した店を再開、その様子がテレビで紹介されていた「こんの直売センター」の磯ラーメン(580円)、お世辞抜きで美味しい
気仙沼に向かう海岸沿いはおおむね高台の道、だが山間部に入っても随所に津波浸水の標識が付けられている。低い土地には家があったと思われるがコンクリートの土台のみ、高台には仮設住宅と真新しい家、津波被害が想像できる光景が続く。
津波で市街地に打ち上げられた大型漁船、港から750m内陸の地点に残されている(住宅の玄関だっただろうか)
残されたコンクリート土台に夏草が茂っている
それはJR大船渡線の駅前
流されずに残った駅舎内の待合イス、だが電車は来ない・・・
石巻から30分。女川の海岸沿いの街は消えて、砂煙と工事の大型トラックが行き交うだけだった。北上するリアスブルーラインは車もほとんど通らず、生活圏優先のためか多数の道路補修が残されたままに。そして、南三陸町に着いた。
宿の「語り部バス」。説明と外の風景に誰しもが涙を
津波が右手の川から押し寄せてきたという(前方に防災対策庁舎)
屋上でも流された防災対策庁舎(避難を呼び続けた女子職員、最後には上司がマイクを代わって逃がしたが、その二人を含む42人が犠牲に)
JR気仙沼線、鉄橋だけが残っている
語り部ガイドの方は最後に、この地方の言い伝え「津波てんでんこ」(家族さえ構わずに一人でも早く逃げろ)とともに「見たこと聞いたことをみんなに伝えてほしい。そして、また来てください。多くの人にこの地を訪れていただきたい」と結んだ。
4日間の東北の旅に出かけた。お世話になった岩手・山形の宿を久しぶりに訪ねる以外に大きな目的があった。「震災遺構」を自分の眼でしっかりと捉え、胸に刻み込むこと。それは2年目を迎えた今年の3月11日、新聞やテレビの特集で当時の状況や今が伝えられ、あらためてあの大震災を想い起されたことだった。忘れがちになる記憶、いずれは何事もなかったような風景に移り変わるだろう。今のうちに行かなければ…。最初は石巻、三陸自動車道石巻港ICから30分、海岸近くに入ると風景が一変した。
炎上した門脇小学校
石巻市立病院
市民農園のわきにひっそりと咲いている紫陽花。しばらくの空梅雨で元気がなかったが、待ち望んだ雨を得て息を吹き返したように見える。一瞬の晴れ間に輝いているのは、ひととき身に着けた水滴のブローチか弾ける喜びか。
今にも芝生を転がりそう
雨降りが続いて待望の本格的な梅雨の気配。山登りに雨は迷惑で、天を見上げてウンザリしてしまう。だが、野菜作りに適度な雨は不可欠なもので文字どおり慈雨となる。雨が上がった畑へ行くと野菜たちが生き生きとして、大きくなっていた。ナス、シシトウ、キュウリを初収穫。これからが楽しみだ。
バジルの葉の上で今年の夏野菜第2弾
野菜畑の花、ピーマン
ナス
そして、キュウリの花
やっと梅雨らしい空模様になってきたが、それでも今日は弱い雨が降ったり止んだりのお湿り程度。家庭菜園の野菜たちの乾ききった喉を潤すにはまだ少ない。そのせいか成長が遅いようだが、アイコに実が付き始めた。赤く色づいたものを少しだけ収穫、今年の夏野菜の一番乗りだ。2番手以降に控えているナスやキュウリのためにも本格的な雨が欲しい。
少し皮が固めだが、甘い味
今日は残りのジャガイモの収穫。キタアカリ、男爵、メークイン、どれも花が咲かないままに葉が枯れてしまった。想定はしていたが、やはり例年に比べて小粒が多い。農園の他の人もみんな同じようだ。原因は4月の何度かの霜のせいに違いない。直後、葉が焼けたように変色していた。その後、持ち直して育っていると思ったのだが、来年は不織布などで遅霜対策をやってみよう。
キタアカリ
メークインと男爵
梅雨入り宣言が早すぎたのではと思うほどの連日の晴天。昨日は畑を休んで、以前から狙っていた大菩薩連嶺南端の滝子山へ。狭い集落内の道にヒヤヒヤしながら着いた桜公園、陽射しがもう強い。通称・寂惝尾根と言われる南陵は登山地図では破線で一般ルートではないと言われるがヤマケイの分県ガイドとネット情報を頼りに出発。前半の広葉樹林の道は緩急が交互、陽も遮られ新緑と爽やかな風が気持ち良い。標高1200m過ぎからの急峻の岩尾根、クサリもあり40分ほど三点確保で慎重に登ればそう危険でもない。ただ冬場と下りは遠慮したい。浜立山の方へ間違って少し進んでしまったが、すぐ戻り最後のロープで滝子山の山頂。あいにく富士山は薄雲に隠されて見えずじまいだったが、満足して道証地蔵への周回コースを下った。(曲沢峠分岐からズミ沢沿いの難路コースは崩壊か所多く、まさに渓谷の難路。迂回コースが賢明だ)2013年6月4日(火)/(中央道・大月ICより20分)桜公園駐車場620m 08:45~南陵入口08:50~林道09:20~稜線11:30~11:50滝子山1615m12:25~曲沢峠分岐13:15~道証地蔵14:10~14:40桜公園駐車場<桜公園脇の駐車は数台のスペース、この日は先着1台のみ。入浴は甲州市「天目山温泉」(500円)、高アルカリ性とかでつるつるして気持ち良く、帰路とは逆だが正解だった)
ツツジの左手、三ッ峠山の先に富士山が見えるとのことだが
最初は新緑を浴びながら
終り頃のツツジも
岩場もペンキ標示あり、道は明瞭
稜線に出る
山頂からの北面、左手前が大谷ヶ丸、その奥に大蔵高丸、中央が黒岳、最右手に雁ヶ腹摺山らしい
出会った花たち
ヒメイワカガミ
下山路に滝も
畑の玉ねぎの葉がほとんど倒れて、収穫のサインだ。うまい具合に梅雨の晴れ間も続いているので、引き抜くことにした。風通しの良い軒下に吊るすという方法が取れないので、数日畑で干してから自宅で通気を工夫・保存するしかない。途中で2・3割枯れて減収となったが、やはり収穫作業は楽しい。葉が枯れたジャガイモも一部掘り起したが、こちらも全体的に小粒だ。春の遅霜のせいだろうか。家庭菜園はなかなか奥が深い。
みんな倒れて
討ち死に、みんな美味しそう
夕方まで日光浴のキタアカリ
倒れず背だけが伸びて、スカイツリーの気分?