いつもチェックする最新の山情報「ヤマレコ」でアカヤシオが見ごろと聞いてから5日後。まだ残っているのではとの期待を抱いて群馬県南牧(なんもく)村の三ツ岩岳へ。久しぶりの高速関越道から上信越道を下仁田ICで降りて着いた登山口近くの大仁田ダム前の駐車場は満車。路肩駐車の場所を思案しているうちに出た車があり、登山口のすぐそばに駐車。最初から傾斜ある沢沿いの道はすぐに周回の分岐、時計回りのコースを行く。急傾斜をしばらく、林道跡のような広い道からひと登りで稜線上の南西鞍部。ここで一息、再びジグザグの道を進んで次の鞍部。木の根が出るピークを越えながら見え始めたアカヤシオとともに進む。長い下りロープの後、大岩を回り込んで今度は登りのロープ。木の根、岩場の道は前夜の雨のせいで滑りやすく、ぬかるんで靴は泥だらけ。ここで唯一、淡黄緑色のヒカゲツツジの花の発見が救い。間もなく分岐に出て、枯れ始めているアカヤシオの中を山頂に着いた。狭い空間ながら周囲の山なみの眺めは素晴らしく、少々長居。下りは分岐まで戻り、竜王大権現経由の道に。急下降が始まる。前方のアカヤシオの一群や周囲の花に目をやりがちだが、岩場の足元を慎重に。植林帯に入り、なお急斜面は続く。竜王大権現で手を合わせ、さらに下り道を進んで最後のロープを終えると周回コースの合流点。あとは新緑をゆっくり楽しみ、前方に見える車に戻った。当初考えた桐生市奥部の鳴神山に代えて10年ぶりの三ツ岩岳。この辺では、細い1つの枝先に1輪の花を咲かせることから「ひとつばな」と呼ばれるアカヤシオ。今回、稜線上では花盛りを見られたものの一帯を埋め尽くすといわれる山頂部ではやや残念。来年は満開、見ごろの時期に再訪したい。その時は雨上がりを避けて。2022年4月22日(金)/(登山口近くの20台程度の駐車場は8:30頃に満車)龍王の里宮登山口08:50~09:00竜王大権現分岐~09:25南西鞍部09:35~(下りロープ)~10:00大岩~(登りロープ)~10:20分岐~10:25三ツ岩岳1032m 10:50~11:20竜王大権現~11:40竜王大権現分岐~11:50登山口