晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

新緑、稜線の「ひとつばな」を楽しんだ三ツ岩岳

2022年04月22日 | 

いつもチェックする最新の山情報「ヤマレコ」でアカヤシオが見ごろと聞いてから5日後。まだ残っているのではとの期待を抱いて群馬県南牧(なんもく)村の三ツ岩岳へ。久しぶりの高速関越道から上信越道を下仁田ICで降りて着いた登山口近くの大仁田ダム前の駐車場は満車。路肩駐車の場所を思案しているうちに出た車があり、登山口のすぐそばに駐車。最初から傾斜ある沢沿いの道はすぐに周回の分岐、時計回りのコースを行く。急傾斜をしばらく、林道跡のような広い道からひと登りで稜線上の南西鞍部。ここで一息、再びジグザグの道を進んで次の鞍部。木の根が出るピークを越えながら見え始めたアカヤシオとともに進む。長い下りロープの後、大岩を回り込んで今度は登りのロープ。木の根、岩場の道は前夜の雨のせいで滑りやすく、ぬかるんで靴は泥だらけ。ここで唯一、淡黄緑色のヒカゲツツジの花の発見が救い。間もなく分岐に出て、枯れ始めているアカヤシオの中を山頂に着いた。狭い空間ながら周囲の山なみの眺めは素晴らしく、少々長居。下りは分岐まで戻り、竜王大権現経由の道に。急下降が始まる。前方のアカヤシオの一群や周囲の花に目をやりがちだが、岩場の足元を慎重に。植林帯に入り、なお急斜面は続く。竜王大権現で手を合わせ、さらに下り道を進んで最後のロープを終えると周回コースの合流点。あとは新緑をゆっくり楽しみ、前方に見える車に戻った。当初考えた桐生市奥部の鳴神山に代えて10年ぶりの三ツ岩岳。この辺では、細い1つの枝先に1輪の花を咲かせることから「ひとつばな」と呼ばれるアカヤシオ。今回、稜線上では花盛りを見られたものの一帯を埋め尽くすといわれる山頂部ではやや残念。来年は満開、見ごろの時期に再訪したい。その時は雨上がりを避けて。2022年4月22日(金)/(登山口近くの20台程度の駐車場は8:30頃に満車)龍王の里宮登山口08:50~09:00竜王大権現分岐~09:25南西鞍部09:35~(下りロープ)~10:00大岩~(登りロープ)~10:20分岐~10:25三ツ岩岳1032m 10:50~11:20竜王大権現~11:40竜王大権現分岐~11:50登山口

    

    

    

 

 


季節は静かに流れて

2022年04月21日 | ひな人形と花のまち

桜が終わり、街路樹のハナミズキも早や散る頃に。気温の変動が激しい最近だが今日は平年並みで過ごしやすい。久しぶりに「さきたま緑道」を歩くと頭上に新緑の葉が幾重にも連なる。散歩する人が途絶えたので思わずマスクを外して深呼吸。やさしい木漏れ日、葉緑素のシャワーと、この時季の贅沢を全身で味わう。荒川土手の風景が見たくなって車で吹上に向かう。黄色のカーペットを織り込んでいた一面の菜の花は去り、タンポポが所在無げに点在。ここの主役である水管橋に若葉の樹々が寄り添う。わが町の季節も静かに流れてゆく。

    

    

    

       

    


今年もジャガイモの芽かき

2022年04月17日 | 市民農園

寒暖が続く時季ながら市民農園のジャガイモの草丈が15センチを越える勢い。大きなイモとして育てるために芽かきをする。去年は一株あたりの3本のためか小さかったので今年は2本に。残す根元を押さえ、抜き取る芽を横に引っ張る。芽かきの後は化成肥料を施し、1回目の土寄せ。今夜は雨の予報、肥料が土に染み込んで栄養がうまくいきわたるようにと願う。そして先日植えたばかりのキュウリを寒冷紗で囲う。まだ寒い日が続くので保温と風よけ。玉ねぎの植穴の雑草取りは明日にでも。管理棟そばの藤の花が見事に咲いた。こちらも負けてはいられない。

    

 


パンフ『鴻巣の野鳥』をもらって

2022年04月15日 | ひな人形と花のまち

大先輩の知人が渡してくれたのは『鴻巣の野鳥』のパンフレット。市内のどこかで入手したものかと思ったら、何と本人が作ったとのこと。毎朝、仲間とのラジオ体操の後に地元の荒川土手をウォーキングしている。時には撮った野鳥を見せてもらったこともあるが、ここまで熱心に撮り続けているとは知らなかった。田んぼで見かけるシラサギや去年教えてもらったコミミズク。名前だけ知っているトビやカワセミ、そして初めて聞く野鳥がこの鴻巣に生息していることに驚いた。すぐ近くに「天空の里」と名付けられた市のコウノトリ野生復帰センターが今年からオープン。2羽のつがいの子どもたちが地元の空に舞うことをめざしている。何年か後のパンフレットには、放鳥されたコウノトリが”新たな仲間入り”として紹介されるに違いない。そのためにも今の自然環境を大切に守っていきたい。

     


2022桜との別れ

2022年04月14日 | 写真&旅

地元近辺の桜もほぼ終わった。あれほどの威勢を見せたあの桜、この桜も色気を失い寂しげな表情。荒川土手を歩く人も立ち止まらずに通り過ぎていく。広がる菜の花を足元に堂々とした2本の桜があった。この桜に降り注ぐ星の光跡を撮ろうと何度かトライした新月と前後の夜。雲が出てしまい、かろうじて得られたのがこの1枚。1年先が待ち遠しい。今朝の元荒川を流れゆく花びらへ若葉とともに手を振る。

    

    

     

 

    


雨予報、夏野菜の植え付け

2022年04月14日 | 市民農園

雨が2日間ほど降るらしい。すでに畑は2回ほど耕して、2週間前には苦土石灰、先日は堆肥と化成肥料を蒔いた。夏野菜の植え付けの好機と捉え、野菜苗を購入して作業を開始。雑草防止と保温・保水を兼ねた黒マルチにキュウリ、中玉トマト、そして支柱。キュウリにはネットを。ナス・シシトウ・ピーマンには例年どおりにアンドンでカバー。あとはトウガラシとモロヘイヤ。種からのズッキーニとオクラは今月下旬に。3時間近くの土いじりで腰が痛い。それでも成長と収穫が楽しみ。去年11月に植えて冬を越した玉ねぎは順調。3月初めからのジャガイモも全て発芽した。芽かきは来週あたりか。これから畑通いが増え、例年どおり忙しくなりそうだ。

    

    


奥高尾の桜ルート、高尾山・城山・景信山へ

2022年04月13日 | 

桜のピークは数日前の土・日だったようだが予想された高尾山の大混雑。それを避け、少し遅くなったが奥高尾の山道を初めて歩く。ネット情報を参考に帰りのバス停からの利便を考えた駐車場からの出発。高尾山口駅前を過ぎ、清滝駅に。今回は先が長いので体力温存のためケーブルカーに乗車。降りた高尾山駅からメインルートを進み、薬王院の石段を登って奥ノ院など拝観、ひと登りで高尾山頂。残った桜の下で休憩、薄もやながら富士山も眺められて気持ち良く奥高尾へ進む。木段状の道を下降、間もなくもみじ台。左手に再び富士山、そして桜。「これより奥高尾」の標柱は“これより桜の道”と称してもよいくらい。随所で見かける桜、一丁平はもちろん城山まで続く。予想どおり、時期を越えたものが多いものの赤い葉が出ても花びらをしっかり残した山桜。城山の茶店前では広がる花畑の春の彩りにも目を奪われる。長居を我慢して小仏峠へ下る道は今までの陽の当たる雑木から日陰の植林の中。今日の暑さしのぎにはちょうどいい。峠からの登り返しは最初の急傾斜から山腹を巻く緩やかな道。前方に桜咲く山頂部が見えてきてテンポが速まる。終わりの頃ながら桜が空を覆う山頂、茶屋前に着く。昨秋と同様に素晴らしい眺望だ。関東平野はもちろんのこと、今歩いて来た高尾山からの稜線に新緑と点在の山桜が一望。景色をおかずにしたオニギリ昼食が美味しい。下山路は芽吹いて間もない若葉の輝き、遠のく稜線を惜しみながらの山道。桜を愛でながらの奥高尾歩き、遅くなったが十分楽しかった。2022年4月13日(水)/(圏央道高尾山ICから高尾山口駅を過ぎ、落合橋そばのコインパーキング、平日1日500円)駐車場07:40~(高尾山口駅)~07:50清滝駅08:00~<ケーブルカー490円/5分>~高尾山駅472m 08:10~浄心門08:20~薬王院08:30~08:50高尾山599m 09:10~(もみじ台・大垂水峠分岐)~09:50一丁平10:05~10:30城山(小仏城山/茶屋)670m 10:45~小仏峠548m 11:15~11:50景信山(茶屋)727m(昼) 12:25~(小下沢分岐)~景信山登山口13:10~13:20小仏バス停13:40~<京王バス260円>13:50病院前バス停~14:05駐車場 

    

    

   

    

    


チューリップはもう少し先まで

2022年04月10日 | ひな人形と花のまち

市民農園そばの花のオアシス広場でチューリップが見ごろを迎えた。チューリップまつり最終日の夕刻は人出も少なく、静かな園内を散策。ボランティアの皆さんが植えた約40,000本が色とりどりに咲き誇る。最近までの気温差の激しい気候のせいか開ききった花もあれば、これから開花のものも少し。その分、もう少し先まで楽しめそうだ。

    

    

    


ウクライナへ届け「平和への架け箸」

2022年04月07日 | 雑記

1か月前に購入した「平和への架け箸」が届いた。ウクライナ国旗の青と黄色で色づけされた箸。2月24日のウクライナ侵攻が伝えられて数日後、粋なネーミングの支援に動き出した熊本県の小さな竹箸メーカーに注文が殺到。3月初めに2回目の予約販売があり、完売前に滑り込みセーフで手に入れたものだ。プーチン・ロシアの理不尽な軍事侵攻からすでに1か月以上。家や街を焼かれ、飛んでくるミサイルに逃げ惑うウクライナの人々。最近の報道では民間人の大量虐殺まで行われている。目を覆う惨状に慣れてはいけない。これは戦争犯罪であり、決して許される行為ではない。一人ひとりができることは限られているが目をそむけることなく、ウクライナの一日も早い平和を祈り続けたい。

 


近くの桜満開~③さくら堤公園

2022年04月05日 | 写真&旅

タイミングを逸していたお隣の吉見町のさくら堤公園。今にも降り出しそうな空模様に念のための傘持参で出かけた。日曜日のせいか時折りぱらつく雨にも大勢の見物客。サイクリングコース(さいたま市の秋ヶ瀬公園~滑川町の森林公園)にもなっている堤の上の道、約2キロ弱に続く桜の並木を眺め歩く。下の遊歩道から斜面に広がる菜の花との競演を見る。同様の景色は県内幸手市の権現堂桜堤が有名だが自宅から車で15分のここで十分。明日は本格的な雨予報、そろそろ近隣の桜も終わりとなるだろう。

    

    

 


京都支局から桜のたより

2022年04月04日 | 写真&旅

京都に単身赴任中の元同僚から時折り届く近辺の季節の風景。勝手に京都支局からのレポートと名付け、ブログへの転載で協力してもらっている。今回は京都府八幡市の木津川・宇治川・桂川の合流地点に近い背割堤の桜並木。4枚の写真で初めて見る堤防上1.4キロにわたっての連なる桜は壮観で見事。関西屈指の桜の名所というのも頷ける。出かけたのは早い時間ということで花見客も多くはなかったようだ。その分、S氏はゆっくりと彩りの春を眺め、残り少ない京都生活の一部として焼き付けていたに違いない。そういえば、かっての市ヶ谷の職場では外堀公園から桜の花びらが舞い込んでいた。東京に戻ってきたら、そんな思い出話や京都の労をねぎらって酒を酌み交わしたい。できれば彼の郷里、富山の地酒で。

    

    


近くの桜満開~②さきたま古墳群公園

2022年04月03日 | 写真&旅

前日の風が収まって絶好の花日和。車で15分のさきたま古墳群公園、広い駐車場が珍しく満車のため出直すことも考えたが穴場を思い出す。ウォーキングで覚えていた路肩スペースに駐車。公園入口の馴染みの桜の大樹から池の横を通り、丸墓山古墳に進む。下から見上げ、周囲を半周、公園広場へ。白い花びらの種類やしだれ桜など、今盛りの桜に包まれたひとときだった。

    

    

    

    


近くの桜満開~①鴻巣・吹上

2022年04月02日 | 

開花から1週間、近隣の桜の名所は満開を迎えた。平年より4日早く、昨年よりは1日遅いとのこと。地元・吹上のコスモスアリーナ近くの荒川土手では菜の花に負けじと桜が春の彩りを競う。一帯で繰り広げらる黄色と薄ピンク色の競演に堪能して、次は元荒川へ。吹上の市街地を南北に流れるこの川には両岸に遊歩道があり、地元の憩いの場。コロナ対策で宴席自粛のため静かに桜散策している人の姿。花のトンネルを見上げ、写り込む川面に春が来たことを実感する。