晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

玉ねぎの植えつけ、結果は半年後

2013年10月31日 | 市民農園

少し早いが玉ねぎを植えた。ナスの収穫後、苦土石灰・堆肥で土づくりして1週間前に化成肥料を施し、黒マルチを張った畑だ。とりあえず100本。残り40本分のスペースは赤玉ねぎが入荷してからにする。玉ねぎは半年以上の長丁場だ。来年の6月初めに、どんな表情を見せてくれるか。隣接の「花のオアシス」に咲き揃うサルビアやマリーゴールドに負けないでほしいものだ。

近くのホームセンターで598円 

しばらくは楽しませてくれそう 

 

                      


重く残る、この叫び『僕の父は母を殺した』

2013年10月28日 | 読書

衝撃的なタイトルである。事件当時、著者は小学生で事故死と信じていた。父と2人で暮らしたその2年後に別の殺人とともに母親も殺害していたことが発覚。死刑判決の父に対して<この手で殺してやりたい>までの怒り、憎しみの激しい感情が<生きて罪を償って欲しい>に変わっていく。以前にテレビのドキュメント番組で観たこともあるが、著者の思いや壮絶な経験が重苦しく綴られる。<被害者遺族が望まない加害者の死刑がある><生きて罪を償って欲しい>などは少数だがこれまでも聞いたこともあるし、終身刑を導入すべきとの意見もある。加えての<被害者遺族であると同時に、加害者の息子でもある>著者の投げかけは、大変難しいテーマだが考えさせる。巻末に掲載されている死刑確定とした最高裁の判決文にも(残された唯一の親である父親までを奪わないでほしい、との訴えは誠に重い。しかし・・・)とある。

                                   

著者のHP


半信半疑の『どうせ死ぬなら「がん」がいい』

2013年10月24日 | 読書

異色な医師ふたりの対談。著書『患者よ、がんと闘うな』で有名な近藤誠氏、もう一人も『大往生したけりゃ医療とかかわるな』を書いている中村医師。今の日本で二人にひとりが患者になり、三人にひとりが亡くなるという悪名高い病気の「がん」。ならないことを願い、そうなった時は最良の治療を受けようと、がん保険に入っている人も多いのではないか。<治療しなければ、がんはけっこうな病気><がんが痛むのではない。治療で痛む><がんの9割に抗がん剤は無意味>など最初から刺激的だ。確かに抗がん剤の副作用や放射線治療など体を痛めつけているのは分かる。「潜在がん」や「がんもどき」は昔だったら自然死・老衰死と言うのもうなづける。ただ、<病院に寄りつかない人は確実に長生き><検診は受けない、自分の血圧も知らない>は、どうだろう。身近な風邪薬の服用含め医療全体までも否定しているのだろうか。<胃がんも肝臓がんも放置すればラクに死ねる><手遅れの幸せ。安らかな自然死>など、要は個人の死生観につながる話と思える。理解度が足りないかもしれないので、近藤医師の『がん放置療法のすすめ―患者150人の証言』を読んでみよう。そして、対極にいるがん治療推進の立場の医師との対論をぜひ読みたいものだ。

                              


台風過ぎて紅葉も、茶臼岳

2013年10月19日 | 

当初は人気の三斗小屋温泉泊りのコース。あいにくの台風で予約変更するも満室のため日帰りとする。晴天のせいか、平日ながら満車近い駐車場はかろうじてセーフ。最初の足慣らし、峰ノ茶屋跡までの登山道は朝日岳と連なる尾根を右手に見ながら快適に進む。強風が多い峰の茶屋跡付近、今日の風は弱めだが冷たい。茶臼岳山頂近づくにつれロープウェイ利用者も合流、登山者が多くなる。雲が多少出てきたものの山頂の眺望に満足し、牛ヶ首から姥ヶ原へ下る。お目当ての紅葉はピークが過ぎたのと台風の影響で葉が落ちてしまったようだ。ひょうたん池を往復して帰路は牛ヶ首から峰ノ茶屋経由、往路を戻る。最盛期の紅葉は逃したが、最後に北温泉にも入浴、秋の登山を楽しんだ一日だった。2013年10月18日(金)/(東北道・那須ICより20k・30分)峠ノ茶屋下・駐車場1450m 08:35~09:30峰ノ茶屋跡1718m 09:40~10:15茶臼岳1915m 10:30 ~山頂駅分岐11:00~牛ヶ首1731m 11:25~11:45姥ヶ平1594m(昼/ひょうたん池)12:35~牛ヶ首12:55~峰ノ茶屋跡13:25~14:05峠ノ茶屋下・駐車場<江戸時代から続くという北温泉(700円)は駐車場から7・8分歩くが秘湯の風情たっぷり>

峰の茶屋跡非難小屋が見えてきた  

右手前方の朝日岳 

最盛期は過ぎたものの 

左手下より上がり、右手上部から左上へ山頂への道  

ロープウェイ山頂駅へ下りる人たち  

山頂駅より登る人たち  

牛ヶ首へ 

ひょうたん池より噴煙あげる茶臼岳 

峰ノ茶屋跡への道からひょうたん池を見下ろす 

北温泉旅館 

露天風呂にもなる「温泉プール」  

混浴の「天狗の湯」 

露天の「河原の湯」 


沖縄進撃作戦にも込めた『映画はやくざなり』

2013年10月17日 | 読書

朝日新聞・土曜版の“映画の旅人「仁義なき戦い」”で紹介されていた脚本家・笠原和夫の遺作集である。映画盛衰の中、やくざ映画がどうして生まれてきたのか、俳優・監督らとの交友・確執、秘話などの<わが「やくざ映画」人生>、そして<秘伝 シナリオ骨法十箇条>の脚本作法も興味深く読める。だが、何より<未映画化シナリオ 沖縄進撃作戦>が凄い。戦後の沖縄を舞台に遊人(あしばー)と呼ばれる沖縄のやくざと占領軍や本土やくざとの闘い、内部抗争がすさまじく描かれる。当時の社会・経済情勢、本土人(やまとんちゅ)からの差別、本土復帰運動、米軍基地化など、今につながるテーマがこれでもかと盛り込まれている。挿入のニュース・フィルムやナレーション・字幕の効果もあって想像ふくらむが、やはり映画として観てみたいものだ。せめて、終わりに流される哀感漂う沖縄民謡「白骨(しらくち)節」を聴いてみよう。

                  

 


初めての安納芋、極甘の評価は

2013年10月16日 | 市民農園

初めて栽培した安納(あんのう)芋。つる取り用の親株を購入、30㎝くらいに伸びた側枝を切り取ってマルチを施した畑に定植したのが7月初め。それから100日を超えたので掘り起こしてみた。期待した量や大きさは残念ながら予想以下だった。ツルや葉がかなり多かったので肥料が多すぎたのかもしれない。そして、それなりの甘さだが、ねっとりした試食感に評判は今一つだ。1ヶ月以上熟成させると糖度が増して極甘の美味しさになるというので、総括はその頃に。

窒素肥料が多いと葉ばかり茂るという 

この秋、一番手の小松菜は採り頃 

ナスが終了、玉ねぎ植え付けに備えて土づくり 

 

 


山頂はガスも少し紅葉、温泉ヶ岳・金精山

2013年10月08日 | 

紅葉の涸沢の小屋泊りが1枚のフトンに3人は覚悟というので変更した尾瀬の至仏山。ところが自宅を5:20に出たものの7:50の戸倉から鳩待峠行きのシャトルバスに間に合いそうにない。(車の乗り入れを禁止しているのだから次の8:55の前にもバスを出すべきと思うが)途中、行先を変更して金精トンネル近くから登れる温泉ヶ岳(ゆせんがたけ)・金精山(こんせいざん)へ。金精峠までの急登は丸太の階段多く、滑らないように気を付ける。峠からの温泉ヶ岳は緩やかな山道を辿り、根名草山・日光沢温泉方面への道を分けて登り詰めた山頂は残念ながらガス。峠へ戻っての金精山は途中より急峻な北面のガレ場とハシゴ・ロープの連続、苦労した分期待した展望はこちらも得られず。少し早い紅葉だったが、時々の晴れ間に見られたのが良かった。2013年10月7日(月)/(沼田ICより1:25、金精トンネル出口脇)登山口1843m 08:45~金精峠2020m 09:20~10:25温泉ヶ岳2333m 10:35~金精峠2020m 11:25~12:15金精山2244m 12:50~金精峠13:45~14:15登山口<登山口の駐車場は20台位のスペース、平日だったが満車状況。入浴は沼田IC寄り、道の駅・白沢の「望郷の湯」(550円)でつるつるの湯と開放的な露天風呂が気持ち良い>

登山口からの金精山  

30分の急登 

金精峠と前方に鋭角の金精山 

最初に温泉ヶ岳へ 

中禅寺湖・戦場ヶ原、手前に湯ノ湖、左手の男体山は雲に

日光連山・尾瀬の山々も見えず  

シャクナゲの頃も良さそう 

金精山へ 

ロープ 

ハシゴが続く 

 こちらもガスで残念 

時々の晴れ間に紅葉 

眼下に菅沼 

その菅沼を帰路に 


―そんなに削るな。「徒然草をよむⅡ」から

2013年10月06日 | 雑記

受講中の「徒然草をよむⅡ~無常をこえる知恵~」。前期の「無常をこえる意思」と同様、講師の川上先生が用意される豊富な参考資料のおかげで毎回、兼好の生きた時代やその思考の深みに入り込んでいる。「第七十四段」(蟻のごとく集まりて)は、徒然草の核心部分で無常への心がまえを記しているという。そして解説で<「老い」への視線が丁寧さに欠ける>として紹介されたのが天野忠(1909~1993)の詩。新聞やテレビの「終活」に自然と目がいってしまう最近、この詩が描く心情はよく分かるなあ。それにしても、いろいろな作家や作品に出会う、もうひとつの楽しみがある講座だ。

 

       「新年の声」(天野忠詩集より)

       これでまあ

       七十年生きてきたわけやけど

       ほんまに

       生きたちゅう正身のとこは

       十年ぐらいなもんやろか

       いやあ

       とてもそんだけはないやろなあ

       七年ぐらいなもんやろか

       七年もないやろなあ

       五年ぐらいとちがうか

       五年の正身……

       ふん

       それも心細いなあ

       ぎりぎりしぼって

       正身のとこ

       三年……

       底の底の方で

       正身が呻いた。

       

       ―そんなに削るな。


だいこん、1本立ちに想う

2013年10月04日 | 市民農園

間引きの3回目、本葉が5・6枚になったダイコンを1本に間引く。9月の適度な晴天と雨でうまい具合に育ち、発芽した後も不織布をそのままにして鳥から守ってきた。何本か虫に食われているのもあるが、昨年と比べると今年は順調だ。まるまると太った姿を見れるのは木枯らしの頃だろうか。熱燗、お湯割りの相手になってくれそうだ。

コスモスも1本立ちを祝福 

小松菜の成長は早く、もうすぐ食べれそう 

市民農園の隣では例年のイベントが 

 

 


気象予報士試験(その3)、合否通知書

2013年10月04日 | 雑記

8月下旬にトライした気象予報士の合否通知書が今日送られてきた。試験後にセンターのHPで告知された正解発表で分かってはいたが、封を開けて不合格の通知をあらためて見るとやはり悔しい。1か月以上のブランクの間に「徒然草・2期」受講や「真向法」教室に通い始めた。そう時間はないが、もう1回だけ挑戦してみよう。