晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

夏野菜もいよいよ最終回

2021年07月29日 | 市民農園

梅雨明け以来、連日の猛暑。扇風機だけでなくエアコンにもお世話になる時間がぐっと増えた。しかし畑の野菜は灼熱の太陽に耐えるしかない。6月初旬のズッキーニ、キュウリから始まり、ナス、シシトウ、ピーマン、中玉トマトと続いた夏野菜の収穫。それぞれ例年以上に食卓をにぎわせてくれた。それも、この暑さに早々とズッキーニが姿を消し、第2陣までしか植えなかったキュウリも終わる。あとわずかの残り野菜に最後の追肥をあげる。この2か月間のお礼と9回、最終回のもうひと頑張りのエールを込めて。

 

    


北北海道代表に帯広農業、”再甲”(さいこう)を実現

2021年07月25日 | 雑記

昨年はコロナ禍で中止となったため2年ぶりの開催となる高校野球、夏の甲子園。住んでいる地元ではこの20年、私学強豪校が甲子園出場を決めて興味も半減。近隣の公立校が早々と敗退する中で、例年応援している松山高校のベスト8までが見ものだった。それ以降は生まれ育った郷里・十勝地区と北北海道大会の行方。残念ながら母校は、実力校の白樺学園に勝利したものの地区代表決定戦で敗退。ということで北大会出場の十勝勢3校に応援をシフト。今日の決勝は帯広農業高校と帯広大谷高校の十勝勢対決となった。そうなれば公立の帯広農業を応援。今年は「バーチャル高校野球」で地方大会もライブ中継で見ることができる。パソコン画面をテレビにつないで応援、3時間近くの熱戦は帯広農業の勝利で終わった。昨夏も甲子園に出ることは出たが、これは中止となった春のセンバツに代わる一試合だけの交流試合。それも21世紀枠での出場。だが今年は実力で勝ち上がって得た甲子園のキップ。大方の予想を裏切って神宮野球準優勝校・健大高崎高校を破った昨年を上回る攻撃力と見た。第2戦以降への期待も大いにあるが、再び甲子園をめざす合言葉“再甲”(さいこう)で努力を重ねて実現した晴れ舞台。自然あふれる北の大地で育んできた溌剌としたプレーを全国にまた見せてほしい。体力づくりに選手が好んで飲むというきな粉入りの牛乳を飲みながらテレビ中継で応援したい。

(以下の画像は、朝日新聞社と朝日放送テレビが地方大会2400試合以上をライブ中継する「バーチャル高校野球」より)

    


2021夏本番、滝と高原めぐり②(嬬恋村から志賀高原)

2021年07月21日 | 写真&旅

北軽井沢の滝めぐりを終え、立ち寄った嬬恋村は一度来たかったところ。村の観光パンフレット”恋する村”には<浅間山、四阿山、草津白根山に囲まれた標高1000mの高原地帯。一日の寒暖差が激しい気候を活かした春秋キャベツは日本一の出荷量。空と大地が広がる雄大な景色を楽しんで>とある。そう、その風景を見たかったのだ。広域農道である「つまごいパノラマライン」は村を2/3周する35㎞の絶景ロードとか。その南ルートから北ルートへ時計回りで走る。途中、愛妻の丘などで車を停めて見る風景はすべて、看板に偽りなしのキャベツ畑。後で知った横道に入る嬬恋の丘、バラギ高原は次の機会にでも。秋収穫と思われるまだ小さな葉が並ぶ畑を見納めとし、万座ハイウェイから万座温泉に。エアコン不要の標高1800m、硫黄泉に浸かった翌日は志賀高原へ向かう。最初に停めたのは渋峠近くの「日本国道最高地点・標高2,172m」の石碑があるスポット。涼しい風を受けながら見下ろす芳ヶ原はいつもながら気持ち良い景色。続いて横手山ドライブインで一息入れるライダーと夏雲、紅葉の頃を想像して「のぞき」を一枚。木戸池、蓮沼はこの時季、収穫無し。好みの一沼で純白のヒツジグサや水草の立ち姿を最後の写真に高原を下る。この日は長野市でも最高気温が35度、夏本番の日本列島で貴重な自然冷風を得たひとときだった。

    

    

    

    


2021夏本番、滝と高原めぐり①(北軽井沢三滝)

2021年07月20日 | 写真&旅

用事を兼ねて群馬・長野県境の撮影スポットを訪ねる写真旅。まず最初は北軽井沢周辺の三滝をめざす。上信越道・碓氷軽井沢ICから小一時間。おしゃれな店が並ぶ軽井沢市街を通り抜け、白糸ハイランドウェイの料金所すぐ先にある「竜返しの滝」。狭い脇道の悪路を少し行った駐車スペースから15分ほど。傾斜のない山道から川沿いの狭い道に入ると奥に滝が見えてきた。木漏れ日を映す川面を見ながら滝の正面に。わずかながら光芒が滝の水流、しぶきに見ることができてラッキー。マイナスイオンと涼しさも味わった。後続者に場所を譲って次の場所へ。再びハンドルを握るも5分と近いところにある「白糸の滝」。多くの観光客とともに滝から流れ下る川沿いの道を行く。湾曲した正面、そして続く左手の岩肌からの水流を撮る。家族連れやグループの記念撮影の脇で遠慮しつつ数枚。早々に退却して滝めぐりの最後へ向かう。同じ北軽井沢でも群馬県長野原町の北軽井沢地区に入り、脇道から浅間大滝の駐車場。ここは、つい最近まで遊歩道の崩落で行けなかったところ。初めに同じエリアの下流にある「魚止めの滝」へ。駐車場から左下に降りて行くと、4段にわたる黒い岩肌を流れる激しい水しぶき。名前の由来を納得。駐車場に戻り。今度は右手の平坦な遊歩道を進んで「浅間大滝」。最後を飾るにふさわしく、多い水量が水音を周囲の林に響かせていた。長靴もしくはサンダルあれば正面から撮れたのに残念。もう一度、秋にでも。いや、滝は緑に映える夏本番の今ごろが一番似合いそう。

    

    

    

    


いつもより早い梅雨明け

2021年07月16日 | 雑記

梅雨の終わりを告げるかのような激しい雷雨が2・3日続いて今日、梅雨明けの発表があった。去年より16日早く、平年より3日早いとのこと。そういえば1年前は7月末までの長梅雨だったことを思い出す。午後、市内吹上の荒川に向かうと河川敷に広がる黄色の小さな花。まだ夏になりきれていない雲の多い空に少し不満そう。でも時折り、雲間から差し込む強い光線は夏本番。これまで、うまく付き合ってきた雨から容赦ない猛暑がすぐにやって来る。窓辺のゴーヤのカーテンは実が多い分、陽を遮ってくれる葉が少ない。今年はエアコンを付け、ゴーヤチャンプルーで乗り切るか。

    


ワクチン接種2回目を終えたものの

2021年07月13日 | 雑記

コロナワクチンの2回目接種を終えた。近隣の自治体に比べて遅れていたワクチン接種。予約受付の前夜からパソコン画面で入力練習していたおかげで早々に予約が完了。しかし、そこまで準備していなかった地元の同世代の知人3人は、これから1回目の接種。2回目は8月の上・中旬とのことで怒り心頭。最近目にした資料によれば当市の65歳以上の2回目接種状況は27.7%(7/5現在)というから、これが実情のようだ。少なくともわが町においては、高齢者の接種は7月中には終わらない。そこで、記憶に新しい先週の菅総理の記者会見の発言。「予想を上回るペースでワクチン接種が進んでいる」「7月末までには希望する65歳以上の高齢者に2回接種を全国で終えられる予定」。元々は昨年10月国会での所信表明演説での約束(「来年前半までに全ての国民に提供できる数量を確保」)のワクチン調達の失敗を隠そうと急がせているだけではないか。ワクチン配布や接種体制の自治体への丸投げ、職域接種の推奨と停止、最近のワクチン不足など迷走、後手対応の連鎖。これまでの戦略なき感染対策の反省も無く、自画自賛のようによく言えるものだ。来週から始まるオリンピックを祝賀ムードで迎えられない人たちが大勢いる。我々もそうだが、緊急事態宣言下で酒類禁止の飲食店など悲惨なものだ。”今年の前半”である6月までに国民の大多数が接種を終えていれば、風景も違っていたはず。自分は打ち終えたからいい。だが64歳以下の働き手や若い人の接種は、まだまだ先だ。2回目の副反応なのか倦怠感が、そして怒りがわいてくる。

<「朝日新聞」2021年7月9日朝刊より>

     


ブログ開設10年目、ご覧いただき感謝いたします

2021年07月09日 | 雑記

今日、このブログが10年目を迎えた。最初の投稿が2011年7月9日、<笠ヶ岳(尾瀬)へ行ってきました>と書いた梅雨の晴れ間の山行記。何度も出かけた尾瀬だが初めての山。シラネアオイなどの花が咲く稜線を同じ菅笠の形の小笠を越えて山頂へ。千葉の山トモHさんと楽しく歩いたことを思い出す。以来、毎年その時期の投稿をタイトルで振り返ると2012年(7/9)<湿原と花の歓迎、田代山・帝釈山>、2013年(7/8)<暑いでなく、熱い~畑>、2014年(7/8)<古代蓮の里は人も満開>、2015年(7/9)<今年は久しぶりのマジメな梅雨>、2016年(7/14)<雨を夏野菜にあげたい>、2017年(7/7)<白水の滝で贅沢なひととき>、2018年(7/11)<今だからこそ『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』>、2019年(7/8)<”読解の舟”に揺られ「『平家物語』を読む」>、2020年(7/9)<雨はもう結構、市民農園で>と続く。この10年、山登りや市民農園での野菜作り、読書、途中から始めた写真など、趣味を中心とした日々を綴ってきた。ただ最近、この”晴耕雨読、山”も少し怪しくなってきた。先月痛めた足の治りが遅く、山の再開はもちろん畑の草取りも大変な最近。いつまで続くか分からない。無理をせずに背中の荷物を少し軽くしよう。そして、自分でも驚くブログの数字(合計アクセス数は訪問者28万2千人、総閲覧62万PV)に励まされて、もうしばらく歩いてみよう。あらためて、お訪ねいただいた皆さんに深謝です。

     

    

    

    

 

 


古代蓮の里は今が見ごろ

2021年07月07日 | 写真&旅

曇り空の朝、お隣り行田市にある古代蓮の里に出かけた。車で15分と近いが、手軽に行けるせいか最近では久しぶりのところ。大勢の見物客に混じって園内に入る。狙いどおり、咲き具合がちょうどぴったし。42種類あるという蓮の花が惜しげもなく満開を誇っている。撮影に気を取られ、三千年近くも前と言われる「古代蓮(行田蓮)」のチェックを失念。気品ある「甲斐姫」だけは忘れずに撮るなどして1時間半。途中から雨が降り出して傘の花も開き、この時季らしい風景の中で過ごした。思い切って出かけて良かった。梅雨時季の鬱陶しさも膝の痛みも忘れ、いい気晴らしができた。

    

    

 

    

 

 


雨降る日に聴いた歌

2021年07月03日 | 雑記

7月に入って連日の雨。待ち望んでいたわけではないが本格的な梅雨の到来、それなりの過ごし方もある。溜めていた録画済みの紀行番組にしょうか、それとも目いっぱい図書館から借りた本でも読もうか。結局、本を手にして読み疲れたころ、何気なくスイッチを入れたラジオからの音楽。低音で、ささやくような、語りかけるような歌声にびくっとする。耳をすませば、ゆったりとしたメロディに乗って流れてくる言葉。そのひとつひとつが心に沁みてくるようだ。<♪元気でいますか・・・♪覚えていますか・・・♪寒い夜も雨の朝もきっとあったでしょう・・・(『明日への手紙』作詞・作曲/池田綾子)>。初めて聴いた手嶌葵(てしまあおい)という女性シンガーの歌。そぼ降る雨にげんなりしていた気持ちを優しく包んでくれた。心が疲れたときや元気がほしいとき、そして今日のような日にも、この人の歌声を聴いてみたい。

手嶌葵「明日への手紙(ドラマバージョン)」


何かを見つけられそう『お探し物は図書室まで』

2021年07月01日 | 読書

人生の踊り場で足が止まり、考え悩む年齢の異なる男女。とある街中の図書室で手にした本で次のステップに進む、そんな5人のショートストーリー集である。ここの司書さんは一風変わっている。求めに応じた本のリストアップとともに、全く関係の無い一冊を提示する。それは例えば、パソコンの指南書とともに絵本とか、娘の絵本に加えて占いの本など。さらに、その本の付録として渡してくれる羊毛フェルトの小さなプレゼント。雑談の中で心うちを探り、それにピタッと合わせたかのような本と付録。その本をそれぞれの主人公とともに読み進めるうちに感情移入、心暖かくなってくる。舞台となる図書室のスタッフや出て来る登場人物も皆、善い人ばかり。世の中、そううまくはいかないとは思うが、こうしたメルヘンのような世界があってもよい。仕事や生き方など人生の何かに行き詰ったとき。今のコロナ社会もそうだが息苦しさを覚えるとき、ホッとできる一冊。近くの図書館に足を向ければ何かを見つけられるに違いない。例え、変わった司書さんが待っていたり、声をかけてくれる人の好いスタッフが待っていなくとも。