晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

正直にものを書いて抵抗『天皇と日本国憲法』

2015年04月29日 | 読書

数々のヒット曲の作詞や作家でもある著者は今、がん再発で闘病中と聞く。間もなく憲法記念日、少し前の朝日新聞でこの本にふれて「自民党が憲法改正と言っているけど、(中略)現在でも天皇陛下は平和憲法の価値を機会あるごとに語られている」と言っていた。副題が「反戦と抵抗のための文化論」としているように、政治から芸術、交友の中での出来事を氏の立ち位置から熱っぽく語る。題名となっている第1章はじめ第2章の「リメンバー ヒロシマ・ナガサキ―反戦・反核・脱原発のために」の信念は第5章の「芸術的抵抗への招待」まで受け継がれていく。その中の一文「『楢山節考』と棄民の構造」では、沖縄の人々、福島原発の被害者もまた現在に続く国家による棄民ではないか。<そして改憲して、国民から民主主義を取り上げようとする政治家たちの頭の中はとっくの昔に私たちを棄民しているに違いない>と厳しく問いかける。絶望の中にあって正直にものを書いて抵抗していく、と言う氏の一日も早い回復を願わずにはいられない。

               

 

(朝日新聞の掲載記事) 

            

 


暑い!雨がほしい市民農園

2015年04月29日 | 市民農園

昨日は気温30度を超える真夏日。3か月先、7月下旬ころの暑い日が続き、市民農園の春の花もややお疲れ気味の様子。農園の傍で彩りを添えてきたチューリップもハナミズキもそろそろ終わりどきに。肝心の畑のほうはタマネギが伸び伸びと育っている。いっぽう、心配していたジャガイモはまだ芽が出そろっていない。GW明けには見極めをして他の栽培も考えなければ。雨がそろそろ降ってほしい。

終りの彩り 

ハナミズキ 

元気なタマネギ  

ジャガイモは? 

 


好天に夏野菜の植え付け第一弾

2015年04月24日 | 市民農園

ようやく天候が安定してきた。昨日の気温は26度、今日の予報は25度で5月下旬ごろの陽気。苦土石灰を蒔き、耕しておいた畑を4日前に再度、堆肥と化成肥料を入れて耕やす。黒マルチを被せ、いよいよ夏野菜づくりの本番、今日はナス・キュウリ・大玉トマト、ピーマンの植え付け。土壌伝染病の予防としてキュウリとトマトには長ネギを一緒に植える。そしてキュウリ・ナスは風除けと保温のためアンドンで囲ってあげた。こうなると嫌っていた雨も3日か4日に一度くらいは降ってほしい。根付くように少しの間は毎日、水やりで通うことになりそうだ。

ナス  

きゅうり  

トマト  

ピーマン  

レタスは下葉を少し食卓へ 

 

 

 

 


花言葉「思いやり」が今、満開のとき

2015年04月19日 | ひな人形と花のまち

我が菜園のある鴻巣市民農園に隣接した花畑「花のオアシス」。秋にはサルビアやマリーゴールドが彩り、今は「チューリップまつり」が開催中。色とりどりの花、3万5千本が咲く。去年の12月、菜園で作業中に見かけたが市民ボランティアが植えたものだ。例年以上に寒く感じた冬を乗り越えてきただけに、どの花も活き活きと見える。この耐えてきた5か月間は決して無駄ではなかった。こんなに輝いて、来園の人々を楽しませてくれるだから。

色とりどり 

博愛  

永遠  

真実  

 


名残りの桜めぐり、甲斐路にて

2015年04月18日 | 写真&旅

1週間ほど前に満開を迎えた山梨県北杜市周辺の桜スポット。すでに決めてあった写真サークルの撮影会だったので、予定どおり向かう。久しぶりの好天に、過ぎた桜も撮り方で絵になるなどの軽口も飛び交うバス車内。ところが現地では予想以上に桜が残っており、時間に追われながらシャッターを切りまくった。霞がかかった南アルプス、八ヶ岳連峰は今一つだったが“桜と残雪の山なみ”という今回のテーマは何とか得られた。この春、最後の桜になると思われるが出来栄えは不十分。講師の長先生が言われた「桜には個性がある。レンズワーク、アングル、周囲の状況、時間帯、天候など考えて」を記憶に留め、また来年に。

 

わに塚の桜 

大イトザクラ 

眞原桜並木 

清春芸術村 

 


夏野菜の準備、第一段階

2015年04月12日 | 市民農園

今日は夏野菜の畑づくり。タマネギとまだ芽が出ていないジャガイモ以外のスペース。まず、苦土石灰と精米の時にもらった米ぬかを蒔く。そして鍬でもよいのだが、手抜きして市民農園備え付けのミニ耕運機で耕す。あとは苗を植える1週間ほど前に、堆肥と化成肥料を蒔いて再度の耕しと黒マルチ。GW前に植え付け予定のナス・キュウリなどの野菜苗の計画はこれから。農園の隣りではチューリップが花を咲かせている。満開が近い、そのチューリップまつりは今度の土・日。色とりどりの春に囲まれて、とりあえず第一段階の作業を終えた。

12月に植え 

満開は間もなく  


2015桜スケッチ(終)~桜色のときは流れて

2015年04月08日 | 雑記

それは突然やって来て、一気に咲いた。初夏のような暖かさに誘われて咲き急いだ今年の桜。気まぐれな春の天気だったが幸いに予報が外れ、一週間近く楽しむことができた。4回通った元荒川と一番近い「さきたま緑道」は毎年行くところだが、初めての吉見のさくら堤公園、伊奈町の無線山は予想していた以上に良かった。桜と菜の花が2kmも続く「さくら堤公園」、高く伸びる通り抜けの桜並木の無線山、ともに来年もぜひ出かけてみたい。桜雨から真冬の寒さに戻って、今週末には葉桜になるだろう。ときは流れて、芽吹きの若葉の季節に入る。

八分咲きの元荒川 

さくら堤公園 

無線山  

さきたま古墳群公園 

散りゆく元荒川 


2015桜スケッチ⑤~散りゆくころ

2015年04月07日 | 雑記

今日は桜雨、曇りや雨の日が週末まで続くようだ。持ちこたえていた桜も滴の重みに耐えかねて散っていくだろう。そんなことも考えて昨日は元荒川、さきたま緑道の今年最後となる桜散歩。さきたま緑道のほうは散り急いだ感じだが、元荒川沿いの桜はまだ去りがたい表情を川面に写している。そして、ひらひらとこぼれてゆく花びらは別れを惜しむかのようにゆっくりと流れていった。

さきたま緑道 

元荒川の桜 

薄紅の雪 

惜別 

菜の花との別れも近い 


2015桜スケッチ④~さきたま古墳群の夜桜

2015年04月06日 | 雑記

自宅近くでライトアップの夜桜を見られるのはここだけ。丸墓山古墳への小路のこじんまりとしたエリアだから夜店も無く、静かで人も多くない。少し物足りない感じもするが、あの妖艶さは変わらない。あちらこちらから感嘆の声があがる。その昔、この丸墓山に陣取った石田三成の軍勢は2万5千。その水攻めに忍城側はわずか500人余りの兵で戦い抜いたという話が残る。そんな気概をも漂わせている夜桜である。

宵の口 

夜に艶やか 

雲間から月も  

 

 


2015桜スケッチ③~無線山の桜並木

2015年04月04日 | 雑記

上尾に出かける用事があり、近くの伊奈町にある無線山の桜を見てきた。以前、無線の送信所があったとかで「無線山・KDDIの森」が正式な呼び名らしい。開花のこの時期だけ一般開放される桜並木は背が高く、見事な桜のトンネルで迎えてくれた。通り抜けの道を歩く人、芝生でくつろぐ家族連れ、すぐそばの病院関係者に引率された患者さん、それぞれが花見を楽しんでいる。隣には乗馬クラブがあり、のどかな練習風景も幸せそうな春景色に色を添えていた。

見上げて  

目の前で楽しむ  

のどかな光景 

ここの一輪  

 


2015桜スケッチ②~さくら堤公園

2015年04月04日 | 雑記

荒川を挟んでお隣の吉見町にあるこの公園に初めて行く。さいたま市の秋ヶ瀬公園と滑川町の森林公園を結ぶサイクリングコースが走っている桜のトンネル。その1.8kmの桜堤を菜の花が黄色に染め上げて桜との競演が目に眩しい。昨年出かけた幸手の権現堂桜堤と似たような景色だが喧騒もなく、ゆっくり楽しめるこちらのほうが気に入った。自宅から車で20分ほど、100台停められる町営駐車場も無料だ。毎年訪れる桜スポットのひとつになることは間違いない。

春の競演  

会話が風にのって  

ここの一輪  


2015桜スケッチ①~さきたま古墳群

2015年04月03日 | 雑記

今週後半はうまい具合に予報が外れて好天気の毎日。市内から隣り町など、桜をカメラにスケッチして回った。少し前の新聞にある作家が<春、愛でたいのは青>という一文を寄せていた。桜は疲れやあきらめの先にあるもので、ピンクじゃなく<そのあとに来る青葉のほうに感情移入したい>と氏は言う。深読みも必要だが、ともかく冬の終わりに咲く梅の花以上にこの時季の桜は日本列島に欠かせない気がする。さきたま古墳群のひとつである丸墓山古墳の頂きの桜は、忍城攻略で石田三成が張った陣のように菜の花を従えて威勢よく咲き誇っていた。

その昔を池に写す  

登ると忍城が見える  

ここの一輪  

 


一年ぶりの再挑戦、熊倉山

2015年04月01日 | 市民農園

昨年3月に道迷い遭難。警察・消防・防災ヘリの関係者に迷惑かけた熊倉山に検証兼ねて再度の挑戦。山行記録の投稿サイト「ヤマレコ」には、2週間前に日野コースで落石を受けての滑落事故もある。登山道の凍結や前回の原因である残雪などの投稿情報を入念にチェック。好天が続いているので絶好の機会と判断、登山口に車を走らせる。山頂までの標高差800mを一気につめるこのコースはやはりキツイ。雑木林の山腹をジグザグに急登、小幡尾根の岩稜の登下降、最後の登りで見覚えのある山頂へ。眺望は得られないので写真タイムも無く、いよいよ問題の下山コースに。分岐まで僅かに戻り、日野コースを真っ直ぐ下ること10分で鋭角に左手に曲がる。ここが昨年間違った場所だ。今回と違って残雪が多く、踏み跡を見失い、赤テープあったのか不明だが左折することなく直進してしまったのだ。しばし佇んで脳裏に刻み込む。緩やかな山腹を赤テープに助けられながら小さな広場の笹平、沢が集まって開放的な三又から寺沢沿いに下って林道三又線登山口、そして駐車場に戻る。日野コースは意外と順調だったが、それも無雪期で赤テープがあってのこと。どこも踏み跡に見えそうな暗い雑木林、雪の多い冬季の難しさをあらためて痛感。ともかく事故原因の確認ができて良かった。今後の山行につなげていかねばならない。2015年3月31日(火)/(関越道花園ICより1時間)城山コース登山口そばの路肩に駐車)登山口600m 08:40 …標識⑧995m 09:40…日野コース分岐10:55…11:00熊倉山1427m(昼)11:35…日野コース分岐11:40…左折ポイント11:50…笹平12:10…三又13:10…林道三又線・登山口13:30~13:50城山コース登山口<久しぶりに山中で出合った人はゼロ。入浴の秩父湯元・武甲温泉(700円、火・木はシルバー500円)は炭酸泉もあり快湯>

 

城山コース登山口  

岩稜を登って 

降りて 

また登る 

日野コースへの分岐 

鋭角に左折すべきところを直進(点線)した昨年 

その時の残雪状況 

そのポイントから10分後に初めての標識 

笹平  

三又  

林道三又線・登山口に