晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

冬晴れにロウバイの花も実も

2021年01月30日 | 写真&旅

久しぶりの雨が降ったと思ったら再び冬晴れの日が続く。雪も先日ぱらついただけ、単調なこの季節の景色にも飽きてきた。近場で見れるロウバイを思い出し、車で15分の古代蓮の里へ行く。夏の時季、ピンクの蓮の花で埋まる池を通り抜けてロウバイの林に。ほぼ満開の花が冷たい風に揺れながら迎えてくれた。蝋細工のような黄色い花びらが真っ青な空にスッキリと映える。いくつかの枝に付いている小さな黒い塊はロウバイの実らしい。来るべき再生の季節にむけて花も実も頑張っている。

    

    

 

 


夕日の多々良沼で白鳥と

2021年01月22日 | 写真&旅

自宅からそれほど遠くない館林市。水量豊かに流れる利根川を渡ってすぐの街に多くの沼が存在することを始めて知った。そして里山ならぬ”里沼”として文化庁認定の日本遺産となっていることも。今回の目的は、人々の暮らしとどう結びついてきたのかという沼辺文化を探ることではない。そのひとつの多々良沼に遠い地より飛来している白鳥の写真を撮ること。夕刻時が良さそうなので、それに合わせて向かうと結構な数の白鳥、百羽以上はいそう。餌を求めて移動したり、羽を休めたりの自由気ままな光景に和む。気が付くと傾き始めた陽は迷いなく、西の山なみに吸い込まれていく。大勢のカメラマン、見物者とともに眺めた夕日に染まる沼と白鳥。陽が沈み、三々五々ねぐらに帰る白鳥の群れ。当方もねぐらに帰ろう。

    

    


”農耕接触”は寒起こし

2021年01月18日 | 市民農園

いつになく寒い朝だと思っていたら雪がちらついてきた。この冬の初雪だ。積もるわけではないが時々舞う寒空が午後になって晴れてきたので畑に行く。ビニールトンネルの葉物野菜はまだ先になりそう。取り残していた赤カブだけを収穫。先週までに全て終えたダイコン畑も含めて耕すことにした。この時期恒例の寒起こし。土を掘り起こして日差しと寒風にさらし、地中の害虫や病原菌を退治。加えて土をサラサラにする効果もある。1ヵ月以上も雨のない畑は土の表面が固く、スコップが深く入らない。終える頃には汗。冷たい風と弱々しい冬陽に促されて早々に市民農園を後に。年が明けての本格的な”農耕接触”は大地との格闘で終わった。

    


初登山は剣ヶ峰からの堂平山・笠山

2021年01月14日 | 

遅くなってしまった今年の初登山。緊急事態宣言下でもあり、近場で人出が少なく無理のない山。さらに星空撮影に便利そうな駐車場の確認を兼ねて今回のコースを選んだ。いつもより遅めの出発でも通勤渋滞をさほど受けず、外秩父山地のときがわ町に。都幾川温泉への道と別れた県道はカーブを切りながら高度を上げていく。舗装路ながら1車線、林道のように木枝や小石等の散乱は無いが待避スペースがあまり無い。初めて走る道で緊張を強いられたが対向車無く、終点の白石峠。そして堂平天文台方面へ右折、僅かで剣ヶ峰直下の駐車場に着いた。先着は1台のみ。天気は良いが車外気温は-2℃、身支度整えて剣ヶ峰展望台への道を登り始める。途中、踏み跡を見つけて直登した剣ヶ峰は石碑があるだけで展望は無し。堂平山方面へ階段状の道を下ると車道。再び山道に入ってピークを越え、車道の冬季ゲート横からひと登りで天文台ドームのある堂平山。誰もいない山頂は風も無く、陽射したっぷり。両神山をはじめとした秩父や周囲の山なみ、後方の東京方面などを眺めながら保温ボトルの熱いお茶を飲む。気持ち良い休憩の後、左前方の大霧山、秩父ふれあい牧場を見つつ前方の笠山に向かう。パラグライダー用地の芝生横を進んでしばらくは日陰となる北側斜面の下り道。白石車庫への道を左に分け、笠山峠から笠山への登り。短いが今日一番の急傾斜。陽射しを背に登り詰めて皆谷からの登山道と合流、笠山西峰。さらに岩峰を少し登れば笠山神社がある笠山東峰に。北西側の眺望はあまり良くなく、樹林越しに堂平山を見ながらひと休み。急下降して往路を戻る。途中、時間もあるので笠山峠から笹山へ向かったが入山禁止の看板があって断念。本日2度目の堂平山頂ではゲート前に車を停めたらしい数人が景色を楽しんでいた。休業中の「星と緑の創造センター」のモンゴル式テントなど外観を見せてもらい剣ヶ峰経由、車に戻る。帰路の立ち寄り温泉は日本一のアルカリ温泉という都幾川温泉に興味があったが、1日4組限定で部屋・風呂が4時間貸切の食事付き9,500円。一人でも利用可だが2人分料金の30%オフとのこと。いくら初湯でも遠慮させてもらい、庶民的な施設で今年最初の山の汗を流した。2021年1月14日(木)(剣ヶ峰直下の広い無料駐車場)駐車場09:10~(剣ヶ峰)~09:40堂平山876m 09:50~10:15笠山峠~10:45笠山837m 10:55~11:15笠山峠~(笹山入口で時間ロス)~11:55堂平山(昼)12:10~(星と緑の創造センター・剣ヶ峰)~12:50剣ヶ峰駐車場<堂平山頂を除いた山中での出会いは男性2人/古民家を移築した温泉施設の都幾川四季彩館は840円。こじんまりとして好みだが脱衣場が狭い。初めてで駐車場が分かりにくかった。次回は昭和レトロの玉川温泉にしょう>

    

    

    

      

    

(他の写真含めヤマレコにも掲載)

*追記:帰宅後に知ったが、笹山の入山禁止は山頂がラジコングライダーの用地となったためらしい。堂平山から笠山へ向かう場合も、山頂そばの景色良いパラグライダー用地を避けて車道を歩かざるを得ない。私有地だから仕方無いが誠に残念。それよりも以前から気になっていた堂平山山頂にある看板の文言。下段に書いてある「火気使用・テント設営の禁止」などで良いのではないだろうか。星と緑の創造センターは町有施設。国有林等の他の山頂で、こうした看板は見かけたことがない。山を越え登ってきて、ひと休みしようという時に全く興ざめする言い方だ。そして<昼間の観望>に限る、ということについても。今年の元旦、夜明け前から町民含めて150人ほどが初日の出を見に山頂に集まっていた(「ヤマレコ」情報)。新聞に町への取材で夜景の眺望スポットとして紹介されたこともある(2016年10月13日付け朝日新聞・埼玉地域版)。おかしいと思わざるを得ない。

 

 


夕闇の富士に向かって

2021年01月09日 | 写真&旅

中山道を行き交う旅人の背景に描かれた富士山。江戸時代後期の浮世絵の一枚に地元鴻巣の吹上で描かれたものとして残っている。今、その景色は望むべくもないが吹上の水管橋のある荒川堤防上など、市内随所から遠く望むことができる。少し上流にある久下橋は熊谷市だが、自宅から車で15分ほどの至近距離。夕闇迫るころの富士と橋を渡る車のテールライトを写真に収めようとやって来た。狙いの富士山方向へ向かう車の流れは意外と少ない。待って漆黒の世界が広がり始めた頃、ようやく車の列。急いで数枚、思った通りには撮れなかったが近いうちにまた。帰りの車中、流したCDはもちろん『ヘッドライト・テールライト』(中島みゆき)。

              

(「国立国会図書館デジタルコレクション」より転載)

    

    

 


『ROMANCE』の歌声とドライブ

2021年01月05日 | 雑記

数年前の紅白で初めて聴き、強く印象に残ったエレファントカシマシのボーカル宮本浩次。先月たまたま観ていたNHKの朝番組に登場、人物紹介とともに披露されたのが岩崎宏美のヒット曲『ロマンス』。ロックシンガーということもあるが激しく動き回って歌う様、心の内をぶちまけるような歌唱に圧倒された。この歌が収められている初のカバーアルバム『ROMANCE―宮本が愛した、おんな唄』が最近になって手に入り、車のCDリストに追加録音。他に『あなた』(小坂明子) 『化粧』 (中島みゆき) などと合わせて12曲。早速、聴いたが運転中は気を付けねば。耳元に響く熱情に注意力を奪われることの無いように。

 

 


山は遠望だけで前玉神社の初詣

2021年01月03日 | 雑記

正月三日目の今日は薄い雲が出て肌寒い日となった。暖かければ運動不足の解消兼ねて山へいきたいところだが断念。気晴らしに近くのさきたま古墳公園内を歩く。そこで、少しでも高いところということで丸墓山古墳に上がる。高さは僅か19m、とても山とは言えないがそれなりの見晴しが得られる。眼下には稲荷山古墳などの古墳群、行田市街に目をこらせば忍城。遠く秩父の両神山や右に目を転じれば赤城山などの山なみ。しばし眺めた後は少し歩いて前玉(さきたま)神社へ。埼玉県名の発祥ともいわれる歴史ある社で初詣。花を浮かべた手水を見ながら拝殿に進んで今年の願い事を。帰りに引いたおみくじは近年にない「大吉」。願い事は<はやく調う>とあった。まずは何と言ってもコロナの収束を望みたい。

    

    

    

 


2021年初日の出、希望の年に

2021年01月01日 | 雑記

ここ数年、さきたま古墳や仙元山などで迎えることが多い初日の出。久しぶりに地元で迎えた。日本一の長さを誇る荒川水管橋のはるか先、オレンジ色が横一線に伸びる地平線。その東南東118度の方角にほぼ予定どおりの6時52分。遠慮がちに顔を出し始めた太陽、あっという間に輝きを四方八方に放つ。雲一つない東の空、近年にない素晴らしい夜明けだ。時とともに広がる柔らかな陽射しに包まれ、遠くの富士山からも暖かな視線。みんなが願うコロナの収束へ、少しづつでも進む最初の日に。そう思わせてくれる2021年元旦の朝だった。