開花から3日で満開と宇都宮のことが報じられていた。ほぼ似たような状況の地元の桜、散らないうちにと市内吹上の荒川堤防に向かう。薄紅色の桜と黄色い菜の花の道、朝の空気を味わいながらウォーキングの人たちが気持ち良さそうに歩いている。そして、まだ陽が届かないコスモアリーナ周辺の散策道では枝垂桜が気品ある美しさを。もうすぐ終わりを迎える桜、今年はあまりにも早い。
開花から3日で満開と宇都宮のことが報じられていた。ほぼ似たような状況の地元の桜、散らないうちにと市内吹上の荒川堤防に向かう。薄紅色の桜と黄色い菜の花の道、朝の空気を味わいながらウォーキングの人たちが気持ち良さそうに歩いている。そして、まだ陽が届かないコスモアリーナ周辺の散策道では枝垂桜が気品ある美しさを。もうすぐ終わりを迎える桜、今年はあまりにも早い。
ミツマタの花を見に神奈川県西丹沢のミツバ岳に行く。数年前に栃木県茂木町の焼森山麓でその群生を見て以来の2度目となるが、今度も道中は長い。朝5時台の圏央道は大型トラックがひしめき合い、海老名JCTから接続した東名高速の3車線も平日なのにびっしり。あらためて新東名が必要な訳を知る。ICから降りた一般道は朝の渋滞でノロノロ、いつもの群馬や長野とは違う。丹沢湖に向かう道に入ると車は少なくなり、ほどなく湖畔北西部の駐車場に。すぐの滝壺橋先の登山口から急坂を登り始める。植林された杉林越しの眼下にエメラルドグリーンの丹沢湖、20分も歩くとミツマタが出始めた。登るにつれ、その数は多くなり写真を撮るのも忙しくなる。標高700mくらいで雑木林に変わるころには姿は消え、引き続きジグザグの急登。空が大きくなり、一気に黄色い花の群生の中に入る。山頂標柱の確認を終え、富士山、丹沢湖とミツマタの写真撮り。しばしの後、せっかくだから先の権現山まで足を進める。緩やかに下り、登り返して徐々に標高を上げれば権現山の山頂。眺望なく、オニギリ食べて直ちに往路を引き返す。途中にもミツマタが咲いていたがミツバ岳山頂部にはかなわない。ただ帰りには、やはり富士山は霞んでいた。それでも青空の下、淡い黄色の丸い花とほのかな甘い香りをもう一度。さらに下山の急下降はもったいないのでミツマタをまた何枚もカメラに収める。そして今回のもうひとつの目的は、昨年冬の赤城山で落としたカメラを警察に届けてくれた山ガイドのゲンさんに会って直接お礼を言うこと。ブログで知り、グループ登山中の2組目でお目にかかった。お礼の電話で話をした奥さんにも会うことができて良かった。ふたつの念願かない、思い出に残る山行となった。2018年3月28日(水)/(東名・大井松田ICより40分、世附大橋の先にある二つ目、滝壺橋に近いPを利用)駐車場350m 08:20~登山口08:25~09:30ミツバ岳834m 10:20~11:00権現山1018m 11:20~11:55ミツバ岳12:45~13:55登山口~14:00 駐車場<朝8時の10台程度の駐車場に4番目。不明瞭と言われる登山道、森林伐採部除けば踏み跡は明瞭、但し標示は少ない>
登山口から急登
杉林に出現
山頂部に
山頂 *
丹沢湖
開花宣言の直後は寒かったので遅くなると思っていた満開が一気にやってきた。先週末からの初夏のような陽気に一斉に開いた花びら。市内随一の桜の名所、元荒川沿いでは驚きながらも楽しむ人たち。傾きかけた陽を浴びて花びらも一層華やかさを増す。お隣の行田市さきたま古墳公園でも同様に咲き誇っていた。花冷えなどあれば花も長続きするのだが、この後も高温の日が続くとのこと。散るのは早いかもしれない。短期決戦、今年の近隣の桜めぐりは忙しい。
昨日、熊谷地方気象台は桜の開花を発表した。前の日は雪交じりの寒い雨でどうなるかと思ったが昨年より6日早く、全国的な傾向と同じになった。陽が射し始めた午後、桜並木のある「さきたま緑道」の様子を見に行くとまだ蕾の状態。しばらく探し歩いて、やっと数輪を見つけた。今、目覚めたばかりで吹く風にふるえているようにも見える。さらに先を歩いてみたが同じような感じ。だが足元の野の花は力強く咲き、頭上のモクレンも青空にその白さを主張。桜咲き誇るまでもう少し、春の散歩道はゆっくりと彩りを増してゆく。
県内の坂戸は30年前に住んでいたところ。早咲きの寒桜が見ごろと聞き、なつかしさもあって車を走らせた。当時は桜の名所だとは知らなかった北浅羽桜堤公園の桜並木、今や県内でも有名らしい。越辺川岸に約200本、1.2kmにわたる桜並木は見事な景観だった。萌え始めたばかりの草の道は広々として気持ちよく、多くの人が頭上を眺め歩いても混雑を感じない。花の種類は安行寒桜と言い、大寒桜とも呼ばれて淡い紅色の一重咲き。愛嬌をふりまく可憐さに愛称を”桜小娘”とでもつけようか。今年初めての桜を良い場所で見せてもらった。毎年訪ねる桜スポットのひとつになりそうだ。
お花見
桜並木
桜小娘
去年から狙っていた積雪期の上州・武尊山。ぐずぐずしていると雪が溶けてしまう。この日の関東地域は20度を超える初夏のような気候。家から2時間、余裕で07:50に川場スキー場着。08:30始発のリフト2本を乗り継いで登山開始。相当昔に登った記憶は避難小屋のある別コース。今回は高低差わずか300mだが途中何度もアップダウンある初めてのルート。最初の急登は日陰で雪質固く、先行者が手間取っている。ゆっくりと10本爪アイゼン効かせて越えると目の前には剣ヶ峰山のピーク。引き続きの急登、左右切れ落ちた幅の狭い尾根道は滑落したら命が無さそう。慎重に進んでピークに。はるか先、どっしりとした武尊山が見えてきた。この後の急下降の最初、凍結箇所の氷に20年以上使用のアイゼン爪が食い込まない。前爪を蹴り込み、木の枝につかまりつつ降りる。唯一、ピッケルとヘルメットがあれば安心と思った場所だ。この先、何度か登り返して高度を上げ、最後の急坂をあえぎつつ山頂に。スキー場周辺は風速8mとあったが稜線上では、それ以上の体感。山頂はさらに風強く、眺望と写真撮り終えると直ちに往路を下山。風が穏やかなところでオニギリ、温かなお茶で体力を回復、アップダウンしながら剣ヶ峰山を登り返して戻る。往きの急登・急下降は、当然ながら帰りはその逆となる。キツかったのは今年の初登山というのもあるかもしれない。雪景色が素晴らしく良い。終盤、風も収まり春の光りをいっぱい浴びて楽しい思い出となった。2018年3月14日(水)/(関越道・沼田ICから30分、川場スキー場Pに駐車)ゲレンデトップ1860m 09:05~09:40剣ヶ峰山2020m~11:00武尊山2158m 11:20~(昼食・写真撮影)~13:00剣ヶ峰山~13:40ゲレンデトップ<この日の登山者は30人以上いた感じ、急登・下降を考えれば10本爪以上のアイゼン必要、ストックで可。サングラス必携>
景色最高
最初の急登
剣ヶ峰山
狭い尾根道
剣ヶ峰山から左前方の山頂部
剣ヶ峰山から降りる
何度見ても飽きない景色
*フォトムービー『光り輝く春山・武尊山』
春分の日までにと言われるジャガイモの植え付け。暖かい日が続いており、霜も大丈夫だと判断してほぼ例年並みの日となった。2週間ほど前に堆肥と苦土石灰を撒いて耕しておいた区画に再度、耕運機をかけて鍬で溝堀り。30センチ間隔にキタアカリ・ダンシャク合わせて3キロの種イモ、その間に化成肥料を一握り。教科書どおりで先日のNHKの菜園番組でも同じことを言っていた。溝の深さ15センチの土をかけて終了。苦土石灰は不要と気が付いたが後の祭り、それほど多くなかったので大丈夫と思いつつ、6月初旬ころの結果を待つ。もう不要の玉ネギの風除け覆いを外し、やっと育ってきた葉物野菜・ブロッコリーを収穫。午前中の真向法から続いての3時間近くの畑仕事で久しぶりの疲労感。4月からの本格的作業にむけて助走が始まった。
寒冷紗の玉ネギ
スッキリと
ブロッコリー
ホウレンソウ
ミズナ
小松菜
春菊
つい最近までの寒さが嘘のような初夏の陽気。我が家の梅は今、やっと満開を迎えた。例年より4・5日遅いのはやはり今年の寒さのせいだろう。花が少なくなったような気がして調べてみたら梅の木の寿命は100年以上あるとのこと。樹の幹が老木のように見えるのも梅の特徴。手入れらしいこともせずに毎年、春先の花を楽しんで夏には実った梅を採取している。反省して、今年は家庭菜園並みに剪定や肥料など手をかけてやろう。
鳥たちも待っていた
京都で単身赴任中の昔の同僚S氏から便りが来た。骨休めに休日になると周辺を訪ね歩いているレポートを勝手に“特派員電”としているが、今回は宇治川編。宇治平等院から歩いてわずか5分の川辺から移りゆく風景を眺め歩いた。雄大でのどかな流れは川幅を狭めて渡り橋のある渓谷となり、やがて上流の天ヶ瀬ダムへ。添えられていた3枚の写真とともに文末には<観光客でごった返す人気観光地のすぐそばに、このような風景が同居する京都。まだまだ奥深い地と感じました>。これからの桜、新緑、紅葉いずれかの時季、橋に佇むS氏の姿を思い浮かべた。
(写真3枚はS氏提供)
昨年末から近くの荒川堤防そばの水田に飛来していたオオハクチョウ、コハクチョウ。特にオオハクチョウの確認例は県内でも珍しいらしい。その見送りに立ち会うことができた。前夜からの春一番の風雨が収まった3月1日の午後、見に行くと17羽。最近は2・3日おきぐらいに見ていたが最高の数だ。帰る時季になったので近隣から集まってきたのであろうか。さかんに胃袋に入れたり、飛び立つ練習をしているようにも見える。出直してもう一度来た夕刻の18時近く、隣接の田に集まって声を出し始めた。そして一斉に飛び上がり、北寄りの空で名残惜し気に一度周回、その後に秩父方面に向けて去って行った。翌日、はぐれたのか2羽を見かけたがもういない。今ごろは新潟の瓢湖あたりで羽を休ませているのかも。さらにシベリアへの長い旅路の無事を祈り、そして3度目の冬も待っていると伝えたい。
一番の数
練習?
お礼の舞
視線
想いはシベリア
飛翔
雪山へ行くつもりで準備、朝5時前に起きたが喉が痛い。無理をせずに取りやめ、別案として考えていた秩父のセツブンソウを見に行くことにした。車は長瀞を過ぎ、小鹿野町に入って四阿屋山登山口近くの道の駅両神温泉で一息。ここから道端の案内に従って山道をしばらく走ると自生地の駐車場に。家から約2時間、2回目となるが結構遠い。時間は9時前ながら駐車場にはかなりの車、ツアーバスも。観光客とともに多くのカメラマンの姿。自生地としては日本一の規模と言われ、山斜面にうっすらと雪が降り積もったように広がる白い花々。この冬、度重なる雪で遅れていた開花も最近の気温上昇でほぼ満開のようだ。小さな花のひとつひとつの形、色、向きなど見て回るうちに2時間近く、森の妖精たちを十分楽しめた。帰路、宝登山神社の火渡りは混雑の様子、今日は立ち寄らず秩父名物の蕎麦を食べて帰ろう。
雪のよう
気品
ザゼンソウも
見つめ合う
間もなく東日本大震災から8年目の日がやって来る。同時期に発生した福島の原発事故は多くの周辺住民に計り知れない影響をもたらし、今に続いている。問題解決の展望がまだ見えない中、人々の忘却に乗じるかのように原発行政が推進されつつある。そうした今、<いくつか学び考えたこと>という副題の1冊目の本に出合った。本書では、事故を引き起こした技術的な欠陥や組織としての不備、事故後の対応などの問題指摘に留まらない。原発推進の深層底流には、将来的な核兵器保有にむけた<「産業政策の枠を超え」る「外交、安全保障政策」>があるとみる。だから経済性や安全性は後回しにされてきたのではないか、と問題提起する。原発自体の未熟性を含め、国内外の発言録や書物、事例などで論証されて理解しやすい。放射性廃棄物の処置について原発当事者が著した本の中で「数万年以上の超長期の安全性が求められる」の記述についても<誰がどのように「確保」しうるのか>、正気で書いているのかと問う。東大で物理を学び、今は科学史家などの元学生運動の闘士だった著者が語りかける<原子力発電に反対する理由>は、あらためて反原発を考える良書だった。12月埼玉県議会で都道府県議会では初めてという原発再稼働を求める意見書がで可決された。賛成した議員<自民党・県民会議>にぜひ一読してほしいものだ。
春・弥生の三月がスタート。開催中の「鴻巣びっくりひな祭り2018」の協賛イベントとして市文化団体連合会作品展が今日から始まる。季節の変わりを伝えるかのように前夜から強い風雨。心配していたが朝には止んで会員全員が集合、写真の展示準備を行なう。会のいつもの写真展会場と違うため手間取ったが1時間少しで終了。展示したのは、ひな祭りや市内で撮った風景や花など。来週水曜までの7日間、市内外から来られた方々に鴻巣の魅力をさらに知ってもらえれば幸いだ。
*フォトムービー『びっくりひな祭り』
http://www.digibook.net/d/a9d5c5d3a0893425622e5da56e7dce6e/?m