晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

裏金問題の本質とは

2024年10月02日 | 雑記

以前、テレビのコメンテーターとして歯切れよく物申していた金子勝氏。今の政治と言われている日本経済の衰退がどう直結するのか、講演のテーマに興味を持ち、聴きに出かけた。過日の自民党総裁選では争点にならなかった裏金問題について、時効分を含めると総額約18億円で戦後最悪の「裏金疑獄」と断言。これと「小選挙区(1人区)」「(東京生まれ東京育ちの)世襲議員」による地域の利益誘導型政治が自民党政権の本質と説明。石破新総裁もそうだが、ジバン(後援会組織)・カンバン(知名度)・カバン(選挙資金)に支えられ、苦労した経験のない世襲議員が4割を超えるという話には今さらながら驚く。そうした裏金体質は国も同様で防衛費財源との関係、多額の政治献金と国家事業とのつながりを解説する。そして①裏金・政治献金は古い産業を温存②先端産業の遅れが貿易赤字の恒常化③円安インフレと実質賃金の低落④人口減少と地域衰退⑤世襲と縁故と腐敗が民主主義と公正なルールの喪失している、など「このまままでは日本経済の衰退は止まらない」と結論。だから「政治を変えなければ」となる。細かな部分の理解度はともかく、各種データも含めて主旨は概ね納得。選挙も近い、氏の近著『裏金国家』をよく読んで内容を再確認したい。講演後に心地よくほぐしてくれた2部のコンサート、アンコールで演奏の唱歌「紅葉(もみじ)」が忘れていた季節を教えてくれた。

     


ダイコンの発芽は100%

2024年09月30日 | 市民農園

タネをまいて3日目のダイコン畑、うれしいことに100%の発芽となった。鳥害も心配だが、窮屈そうなので覆っていた寒冷紗を取り除いてあげる。これから成長を見ながら2本、1本へと間引きしていくのが楽しみ。トンネル囲いのブロッコリー、まだ芽が出ない春菊、小松菜、水菜などの葉物野菜に水をかける。まだ花を咲かせるオクラにはもうひと頑張りの収穫を。秋の好天、適度なお湿りに期待したい。

     

    

 


イスラエルは直ちに攻撃止めよ『ガザとは何か』

2024年09月26日 | 読書

昨年10月以来、もう1年になろうとする。ガザ地区を中心とするパレスチナに対するイスラエルへの攻撃が今日も続いている。ガザ地区が廃墟と化し、多くの女性、子どもを含む犠牲者が4万1千人を越えて、さらに増える一方。イスラエルは自衛であり、ハマスのせん滅、人質救出と言う。しかし、残虐な光景はパレスチナ人を皆殺しにしてパレスチナの国づくりを断念させようと映る。昨年直後の講演をもとにしたこの本は今に至る問題の根源を詳細に解説。鋭く、ストレートな物言いは分かりやすい。ガザの住民の7割が難民であり、なぜそうなったのか。2007年に始まったイスラエルによるガザの封鎖の中での生と死、今さらながら状況を深く知る。強調するのは、イスラエルのジェノサイド(大量殺戮)であること。イスラエル建国から始まる入植者による植民地国家であり、パレスチナ人に対するアパルトヘイトと断言する。まったくの同感である。著者が呼びかけている「即時停戦」、そして「イスラエルを戦争犯罪としての処罰」。それがアパルトヘイトの終了につながり、奪われているパレスチナ人の自由、人権を取り戻して人間らしく生きることができると言う。今、イスラエルはレバノンへの地上侵攻にも言及、さらなる戦火拡大も避けられない情勢。聞く耳を持たないイスラエルに支援を続けているアメリカはもちろん、国際社会はこの国の愚行を改めさせなければならない。

     

 

(『ガザとは何か』より転載)

     (同)

     

     


待っていた秋にダイコンの種まき

2024年09月25日 | 市民農園

先週までの猛暑日が噓のように突然やって来た秋。カラッとした晴天、吹く風も爽やか。10回目となる畑の耕しの仕上げはミニ耕運機で。軽やかに終わって畝を作る。そこにペットボトルの底を押し込んでまき穴を。いつもどおり3粒づつ置き、土をかぶせて水をまけば終了。念のため、大雨や鳥の害から守るべく寒冷紗で覆うことにしよう。あとは数日後の発芽を待つだけ、是非とも100%を期待したいところだ。夏野菜が少なくなった畑で柔らかな日差しを浴びるモロヘイヤの緑葉。忘れていた秋の気候に人も野菜も気持ちいい。

    

    

 


ダイコンの畑づくりはもう少し

2024年09月22日 | 市民農園

猛暑と闘いながらのダイコンの畑づくりは8回目。スコップ、鍬、ミニ耕運機、そして今日は刃が出ている備中鍬で土と格闘する。陽射しなく、時折りぱらつく雨で9月に入って初めての涼しさを実感。それでも湿気を帯びた畑の掘り返しはきつく、汗ばんでくる。休み休みの作業で終えてあと2回。今週半ばには”ダイコン十耕”をクリアして、いよいよ種まきとしたい。夏野菜の残り組であるオクラがまだ花咲いて、モロヘイヤとともに少しづつの収穫が続く。今年優等生のナスも外観は悪いが食卓には十分。シシトウは頃合いを見て片付け、ダイコンに続く葉物野菜の畑づくりに。ようやく秋が見えてきた感じの市民農園だ。