晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

吹上・荒川周辺をのんびりと

2020年04月26日 | ひな人形と花のまち

山歩きに替わるウォーキング、今日は近くの吹上・荒川周辺。以前から気になっていた4本の木を河川敷に下りて近づく。昨年秋の台風で水没したが元気に復活、今がちょうど芽吹きのとき。新鮮な若草色は周辺の色に負けない。この先にも気になる1本の木がある。大空の下、麦畑と荒川に架る橋をバックに独り佇む。寄り添う木、群れを拒むかのように立つ木、それぞれに惹かれる。土手に上がって反対方向を眺めると遠くに赤城山、そして日光白根山から男体山の山々。つい湧き上がる山へ思いを振り払い、長さ日本一の水管橋をくぐり抜けて大芦橋へ。歩道1㎞を渡るその途中、眼下のエメラルド系色の流れは荒川。少し下流に川幅日本一2537mの地点があるが、これは台風の増水時のこと。普段はこのような感じ。渡り終えて左折の先にある木橋くらいでも間に合いそうな川幅だ。さて、この辺で戻ろう。コロナを忘れさせてくれる長閑なひとときだった。

   

   

   

   


収穫を期待、ジャガイモ・玉ネギの世話

2020年04月22日 | 市民農園

”不要不急の外出自粛”で近くのホームセンターや公園は家族連れが多く、土日のような賑わい。こちらも遠出が出来ないので市民農園の畑へ。今日はジャガイモの芽かきと追肥。植え付けの時に土を多くかけ過ぎたのか発芽率は7・8割くらい。それでも芽が出たジャガイモは日増しに大きくなってきた。一株あたり2~3本になるよう芽かきを行ない、化成肥料を蒔く。その後の土寄せは畝幅が狭いのでひと苦労。次は玉ネギの植穴に生えてきた雑草取り。これは3回目になるだろうか、雑草の貪欲さにはあらためて感心する。植穴がスッキリして気持ち良い。あと1か月、丸々と太った球を見せてほしい。スナップエンドウはもう少し。市民農園隣りのチューリップ畑は間もなく終わり、藤の花が咲き始めた。早春に到来したコロナ、居座ったまま季節だけは進んでいく。

   

     

   

 


”夏の甲子園”開催を、車の中から

2020年04月21日 | 雑記

先ごろ買い替えた車のナビAV、電話設定を終えて次は音楽CDの録音。ロングドライブの眠気防止を兼ね、内容は前の車に入れていたものとほぼ同じ。まずは長距離トラックのドライバーさんが夜間走行時に聴くという八代亜紀。そして中島みゆき、平原綾香、舟木一夫、千昌夫、青春もののフォークなど、種々雑多。これで終わりと思っていたが『ブラバン!甲子園』を忘れていた。あの「栄冠は君に輝く」をはじめ、「コンバットマーチ」「ハイサイおじさん」「サウスポー」「狙いうち」「必殺仕事人」「どか~ん」など高校野球の球場でお馴染みの30曲。前車のときも山へ向かう登山口までの道中、元気づけに聴いていたものだ。春のセンバツが中止、今月の春季地区予選・県大会も中止となってしまった。6月17日に組合せ抽選、7月10日から始まる予定の”夏の甲子園”県大会はどうなるのだろう。このナビAVは、広いホールやライブハウスなどの音響効果を加えて聴くことも可能。でも、やはり観客席からの大歓声と応援の熱気の中で高校野球をぜひ楽しみたい。


コロナに負けず、夏野菜づくりスタート

2020年04月17日 | 市民農園

”3密”(密閉・密集・密接)の心配無い市民農園。週末の雨予想にむけて夏野菜づくりスタート。1週間ほど前に苦土石灰を蒔いて耕していた畑に堆肥、化成肥料を施して再度耕す。畝を作り、黒マルチを張ってナスを7本。シシトウ4、ピーマン3、トウガラシ1、中玉トマトの赤・黄色を合わせて4本。キュウリを6本で植え付けは終える。ナス・シシトウ類には風除けと防寒を兼ねてアンドンで囲う。レタスを採り終えたスペースにズッキーニとオクラの種を蒔いて全て完了。白い花を咲かせるスナップエンドウは間もなく実を付けてくれそう。発芽率やや不調のジャガイモの芽かきと追肥は来週に。憂鬱なこの春に気持ちを和ませてくれた隣りのチューリップ畑と同様、コロナウィルスに負けず元気に育ってほしいものだ。

   

 

       

   

 

   


美の山で過ぎゆく春と

2020年04月12日 | 写真&旅

2日前、県内最後の桜見物ということで秩父・美の山へ出かけた。秩父市と皆野町との境界にあり、正式名は蓑山という587mの山。山頂一帯が県立美の山公園として整備されたからか美の山として知られる。山麓からの登山路とともに山頂に駐車場もあるので、四季を彩る自然や夜景、雲海を目当てに訪れる人は多い。そして今の時季は桜。その頃合いを見計らって来たのだが、ソメイヨシノはそろそろ葉桜に、ヤマザクラも過ぎつつあるようだった。名残りの桜を愛でながら秩父の市街地、武甲山など周囲の山なみを眺め歩く。大霧山方面の外秩父山地に見える緑地は秩父高原牧場だろうか。コロナのため中止となってしまったが例年5月、”天空のポピー畑”になるところだ。過ぎゆく季節とともに今年の春をまた思い出してしまった。

   

   

 

      


山に出かけることは“不要不急の外出”!?

2020年04月09日 | 雑記

住んでいる埼玉県にも「緊急事態宣言」が出され、「不要不急」の外出自粛があらためて言われている。すでに毎週の真向法健康体操が休止中であり、2012年2月の「芭蕉『おくのほそ道』を読む」以来続く中世文学講座も中止。そして今度の宣言で図書館の休館が新たに発表された。残る楽しみは市民農園での野菜作りと山へ出かけて写真を撮ること。この二つはいわゆる「3密」(密閉空間・密集場所・密接場面)には該当しない。と考えていたら山については、配信のメルマガ「ヤマケイオンライン」によれば<「不要不急の外出」に間違いなく含まれる><山は逃げないので自覚ある行動を>との厳しい言葉。都岳連のHPにも<登山者が無症状の感染者である場合、感染の媒介者となる可能性があること、感染者が少ない山間地域で登山を行なうことは、広く移動経路の他地域、山間地域、他者に感染機会を与えるリスクがあることを認識し、自粛することが望まれます>とあり、これは困った。山小屋では営業開始の延期や定員制の導入なども検討されているようだ。だが考えてみれば散歩やジョギングは容認され、皇居周辺を走る姿がTVでは映し出されている。要は無自覚にコロナウィルスを人に感染させてはいけないこと。他人からの感染も受けないということだ。そのためには、これまで以上に気を付ける必要がある。マイカー使用は今までどおりだが、人が少ない平日に。5月に予定していた山小屋泊まりは再検討。途中のコンビニや道の駅などでは必ずマスク着用、出入りの際には手の消毒。山中で出会う他の登山者との挨拶も一定の距離を保つ、下山後の温泉入浴は控える、などなど。いろいろ考えると気が滅入ってしまう。残雪や新緑、アカヤシオ・シロヤシオなどの山々が目に浮かぶが、さてどうしょうか。

   

 


春の秩父路③~長瀞・法善寺

2020年04月08日 | 写真&旅

観音山の帰路、地蔵寺に続いて長瀞の対岸県道沿いにある法善寺に立ち寄った。駐車スペースは6・7台ほどで心配したが、出入り多く無事に停めて境内へ。お目当てのしだれ桜は少しピークを過ぎた感あるものの初めての者にとっては十分。入口正面の地蔵脇に大きく枝を広げる「与楽の地蔵ざくら」は長瀞町指定の天然記念物とか。それ以外にも青空に映える多くのしだれ桜を楽しませてもらった。先に寄った地蔵寺と同様に花桃やミツバツツジの彩り、足元に咲くハナニラにも見送られて秩父を後にした。 

         

    

 


京都・伏見からの便り

2020年04月07日 | 写真&旅

京都に単身赴任中のS氏から写真とともに季節の便りが届いた(このブログの“京都支局長”の役割は忘れていないらしい)。今年の京都市内の桜は昨年とは対照的に長く開花、満開度も例年にない素晴らしさとのこと。ただコロナで行く気も失せ、代わりに選んだのは伏見。運動不足の解消も兼ねて早朝サイクリングで出かけたというから、さすが現役の若さ。酒好きらしく最初は菜の花に飾られた大正11年築の松本酒造の酒造場。いかにもと名付けられた「霧上桃源」「無何有郷」などを思い浮かべて喉を鳴らしたのであろう。次に向かったのは京都府立伏見港公園。その昔、宇治川を利用して京の都に物資を運んだ基地・伏見港を整備した場所という。そうした歴史にもひととき思いをはせた彼は、宇治川を渡って近鉄京都線の澱川橋梁へ。橋脚のないこの鉄橋は単純トラス橋として日本一長い橋とのこと。今風のデザインではないものの90余年の時を経ても存在感が伝わって来る。暖かな日差しに包まれた“伏見の春”のスケッチ。「緊急事態宣言」を前に少し心が和みましたよ、とS氏に伝えたい。(写真及び元原稿はS氏提供)

   

   

 


春の秩父路②~水子地蔵寺

2020年04月06日 | 写真&旅

観音山の帰りに立ち寄ったのは多くの水子地蔵が祀られているお寺。正式には紫雲山地蔵寺といい車道の両側、山肌を埋め尽くす水子供養の地蔵の多さに圧倒される。赤い前垂れをかけたお地蔵さんたち、その数1万数千体という。大きさや穏やかな顔の微妙な違い、赤い毛糸の帽子を被った子、刻まれている遠くの地名。立ち止まっては思いをはせ手を合わせる。救われるのは柔らかに降り注ぐ春の陽射し。そして見守るように咲く今が盛りの桜、萌え始めた若葉の彩り。時折り流れくる微風が風車をかすかに回して慰める。観光客として眺め、立ち去るだけでは忍びない光景がここにあった。

   

   

   

 


春の秩父路①~花桃街道と観音山

2020年04月05日 | 

春の花カタクリが最近、姿を消したという北秩父の観音山。だが、少し手前から花桃街道と言われる道が続く。その時季には少し早いようだが桜は見ごろとの情報。天気も良いので行くことにした。小鹿野町外れの岩殿沢沿いに車が入って間もなく、華やかな桃の花色に歓迎される。左右の景色を楽しみながら進むと水子地蔵寺。前方の上空に見える岩峰がめざす観音山らしい。すぐに登山口となる秩父札所31番・観音院の駐車場に到着。早速、石造りでは日本一の大きさという仁王像の山門をくぐり、登る石段は296段。数多い句碑や花咲く樹々を見ているうちに観音院に着いた。本堂で参拝、大岩窟や聖浄の滝など見て階段状の道を上がり、右に東奥ノ院見晴台。東屋の周囲には早くもミツバツツジ、樹林越しには観音山山頂部が望める。山道は杉林の中を丸木の急階段、そしてやや平坦な道に。新芽の若緑の景色に目を奪われているうちに牛首峠分岐を見逃したようだ。峠方面にかなり進んでから気が付いた。山腹の滑りやすい道から尾根へ出たところで右折、強引に山頂へ向かってみる。途中、やはり正規の道ではないので思い直して牛首峠分岐まで戻る。分岐から急斜面をジグザグで登り詰めて唐松峠分岐のある稜線。左手わずかに登って観音山山頂に着く。予定外に時間がかかった分、優しい春風と眺望に癒される。反対側に道は無いものの直下の岩場に短いロープがかかっていた。このルートでも登れたかもしれないが、無理は禁物。往路を下山、途中パスした地蔵寺やしだれ桜の長瀞・法善寺に立ち寄ろう。2020年4月4日(土)(観音院駐車場は山門そばで10台以上は可能、奇麗なトイレもあり)観音院山門登山口08:40~(観音院・東奥ノ院見晴台・牛首峠分岐・日尾分岐)~牛首峠分岐10:10~10:40観音山698m11:00~牛首峠分岐11:20~11:35東奥ノ院見晴台(昼)11:50~(観音院)~12:10観音院山門登山口<山中で出会った人はたった1人>

   

   

        

         

    

 

 

 

 


4月初め、満開のチューリップ畑で

2020年04月02日 | ひな人形と花のまち

初夏のような陽気の日もあれば、先日はなごり雪。”花冷え”や”菜種梅雨”の言葉もあるとおり、定まらない天候は季節の変わり目の特徴のようだ。今日は晴れているものの10m以上の強い風。桜に続き、早々と満開したチューリップが大きく揺れている。ここは市民農園隣りの「花のオアシス」。強風のせいなのか、コロナで外出を控えているのか訪れる人はわずか。吹きさらしの片隅に1本の桜がまだ花を咲かせている。季節外れの雪にも、その後の強風にも散ることなく。我々も今の試練に踏ん張らねば。