晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

吹上堤防で夕陽のシャワー

2020年06月24日 | ひな人形と花のまち

最近は雨や曇りの日が多く、梅雨の時季らしい日が続いている。照りつけるような太陽にも久しくお目にかかっていない。この写真は梅雨入り前、市内吹上の荒川堤防で得たもの。夕刻の雲間から幾筋もの光りが降り注ぐ光景に思わず見惚れた。日中、この季節の風景を撮ろうと堤防下の植え終えたばかりの田んぼ周辺を歩いたが収穫は無し。夕焼けに染まるころにもう一度来てみると茜色の田の先、西空に光芒の気配。水管橋がよく見える堤防上まで急ぎ、何とか間に合った。ほどなく厚い雲に覆われて光のシャワーは終わり、そして夕闇のカーテンが下ろされた。

  

 

    

 


夏野菜づくり第一陣、ほぼ出揃う

2020年06月20日 | 市民農園

市民農園の野菜作りは玉ネギ、ジャガイモに続いて夏野菜の第一陣がほぼ顔を揃えてきた。キュウリ、ナス、ピーマンが今、最盛期。ズッキーニも大きくなって食べごろに。遅れていたシシトウ、中玉トマトもやっと仲間入り。あとはトウガラシとオクラだが、これは急がずともよい。そして玉ネギ・ジャガイモ収穫後の畑で育てている第二陣。キュウリ、ズッキーニの発芽は100%ながらインゲンや葉物野菜類が今一つ。もう少し様子を見よう。太陽の陽射しと適度な雨、山登り計画と合わせ天気が気になる季節である。

 

             

     


誰とも会わず外秩父の笠山・堂平山

2020年06月16日 | 

県域をまたぐ移動は今週木曜日まで自粛要請中。県内の低山は暑さから逃れそうもないが、その中で選んだのは外秩父山塊の笠山と堂平山。ヤマレコで見つけた笠山神社下社から登るコースは樹林帯で直射日光が遮られ、距離も短い。再開2回目のトレーニングとしても丁度よい。通勤時間帯前で車はスムーズに走行、狭い林道に入ってからも対向車無く1時間強で駐車場に。7時前の一番乗り、オニギリ1個を胃に入れて出発。鳥居をくぐり、下社を右手に見ながら緩やかな広めの道を登り始める。20分ほどで右折案内の道標。これはネット情報にあったが登山道の足元にあり、見落として直進もあり得たので助かった。登山道はやや細くなったものの明瞭、神社参拝者が長く利用してきたのだろう。山腹をカーブしながら高度を上げる道は支尾根に入ると直登気味の急傾斜に。しばらくして緩やかになり右手に石の急階段、それを登り切ると笠山神社のある東峰。ここでひと休み、2個目のオニギリを。岩場を少し下って登り返すと西峰に。どちらも薄曇りで眺望無く、堂平山へ向かう。木立の中を急下降して林道、山道に入り笠山峠、再び林道を渡って雑木林の中を緩やかに登っていく。傾斜が少しきつくなると明るい山頂部の草原に出て、前方に両神山の雄姿。ここはパラグライダーの管理地、ロープ沿いに車道を歩いて堂平山の山頂に着く。皆谷を登山口とした冬枯れの2月と違い緑の葉が邪魔するが、それでも今日一番の眺望。陽射しが出て真向かいに大霧山から登谷山への山稜、右手に先ほどの笠山。遠くの山々、反対側の東京・神奈川方面、富士山は霞んで見えず残念。3個目のオニギリをパクつき、コアジサイに送られて往路を下山する。笠山の登り返し、その後の急下降あるも樹々のあいだをわたる風は爽快。登山者に誰ひとり出会うことなく、唯一登山口近くで草刈りをしていた地元の人。その方に教えてもらった最後のご褒美、近くの湧水・延命水の美味しいこと。この時季、棒ノ折山の白谷沢コースとともに殆どが樹林帯のこのコースも記憶しておきたい。6月16日(火)(笠山神社下社駐車場に停める)駐車場07:15~(笠山神社下社)~08:15笠山神社・東峰837m 08:25~笠山(西峰) 08:35~08:55笠山峠~09:30堂平山876m 09:45~(笠山峠)~10:45笠山(西峰)~笠山神社・東峰837m 10:50~(笠山神社下社)~11:30 駐車場<5台程度の駐車スペースなので神社催事の際は気を付けたい>

   

 

    

    

     

    

 

    


梅雨入りに梅の収穫

2020年06月12日 | 雑記

いよいよ関東地方も梅雨入り。庭の梅の実が少し前から落ち始めている。まだ青い梅もあるが獲りごろかもしれない。梯子に上り、それでも手が届かないところは高枝ハサミで枝をゆすっての収穫作業。今年は実の数が少なく、僅かで終わって拍子抜け。量を計ると2㎏弱で去年の2割ほど。今年は裏年なのだろうか、それにしても少なすぎる。考えられるのは春先の枝切りか。伸びたり、混み入ったところを整理したつもりだが、時期も含めて正しいやり方があるらしい。やはり野菜作りと同じ、教科書どおりに手入れすることが大事だ。プランターに種を蒔いたシカクマメは今年の緑のカーテン、大事に育てよう。

 

    

      


この国の司法を考える『裁判官も人である』

2020年06月08日 | 読書

友人が原告として医療過誤を訴える裁判に傍聴で2回参加。担当する3人の裁判官のやりとりを目にして、手に取ったこの本。以前読んだことのある裁判官の被告質問や判決後の説諭など面白おかしく描写したものとは大違い。国策に関わる是非判断に悩む裁判官がいれば、上昇志向や組織防衛を優先の裁判官など、我々が見聞できないその素顔や裁判所内の内幕を伝え、問題提起する。例えば原発について、<安全性を厳しくチエックし再稼働を停めた>裁判長は<地方裁判所などで各種各様の裁判をこなしてきた人が多い>。それに対して<最高裁事務総局に勤務経験のあるエリートと称される>裁判長は<安全性は行政庁によって保障されているとの前提で再稼働を容認する傾向>にある、と経歴の違いを指摘。さらに、政府の原発推進に最高裁が求めることを<理解しない裁判官はいないはず、良心に従って原発を停められるのは裁判官を辞めると決めた時。原発を停めた途端、裁判所での居場所をなくしてしまうから>と吐露する裁判官の言葉を紹介する。ほかにも、かって新聞を賑わせた「平賀書簡問題」の顛末、裁判官人事制度における「評価システム」の実情、最高裁判事の優雅な日常、冤罪、死刑問題、政府と司法の暗闘など、本質に迫るいくつものテーマは大変興味深い。その著者の思いは「あとがき」に凝縮している。<裁判官も弱さを抱え持つひとりの人間><裁判所は思いのほか権威に弱い>とし、<(人事権と予算査定権を立法府と行政府に握られている最高裁は)三権分立の理念を実践できていない> と語気を強める。4年にわたっての取材による裁判所深部に迫った労作。「三権分立」は先の黒川元東京高検検事長の定年延長問題、サブタイトルの「良心と組織の狭間で」は財務省職員を自殺に追い込んだ森友問題、ともに安倍政権の罪を思い出さざるを得ない。そして3月を最後にコロナ影響で中断したままの友人の裁判。早期の再開を願うとともに、“真実探求の場”となるよう裁判の行方を見守っていきたい。

       


梅雨前のジャガイモ収穫と次の野菜づくり

2020年06月07日 | 市民農園

この好天はあと少しで梅雨も入りまじか。市民農園の畑で3月初めから育ててきたジャガイモの下葉が枯れてきた。収穫の良いタイミング。何せ狭い区画に目いっぱい植えたので、葉の捨て場と収穫したイモの置き場所を確保しながらの作業。掘り残しとスコップでイモを傷つけないよう気を付けながら土と格闘、2時間近く。去年より量はやや多めだが、大きさは中・小がほとんどでいつもどおり。ともかく、夕方まで日光浴のあと段ボール3箱で自宅へ。翌日は早速、次の夏野菜の畑づくり。先日の玉ネギ収穫の畑には夏に欠かせないキュウリ、娘家族が好きなズッキーニそしてインゲン、サニーレタス。今回のジャガイモの後は春菊、小松菜、チンゲンサイの葉物野菜とこちらにもキュウリ、ズッキーニを。時間差収穫を考えてキュウリは少しだけ苗を購入、あとは種を蒔く。これからの適度な雨降りで次の収穫を期待したい。

       

 

    

      

 


「山はいいなぁ」久しぶりの破風山

2020年06月04日 | 

待ちに待ったコロナ緊急事態宣言が先週に解除。「秩父観光に当面来ないで」と関係市町村が発したメッセージも同様の解除となったので、大手を振って県内の山へ。行先はなじみの破風山。華厳の滝駐車場に車を停めて通称・皆野アルプスを周回するコース。朝一番のバスにはマスク姿の小学生が数人、廃校の小学校があったので統合された町の学校へ向かうのだろう。バスを降りていつもどおり、車庫横から登り始める。草が密集、夏真っ盛りの道。朝露と蜘蛛の巣を気にしながら進む。風戸集落に出て、車道をしばらく行った最奥の民家脇から再びの登山道。時折り陽が射し込む薄曇りの天気、暑くて汗が出る。久しぶりのせいか足も重い。涼しい風が入る前尾根分岐でひと休み、少し登って階段状の道を行くと猿岩。緩やかに登り詰めて破風山の山頂に。眼下の秩父市内は靄がかかり、山なみの眺望も無く、蒸し暑いので先に向かう。急下降した札立峠で涼んでいると足元に観音様を発見、何度もここを通っているが初めて見た。ここは右、左に巡礼道が交差するところとあらためて認識。直進する道を登り切って、ヤセ尾根・鎖場をニョッキンボウ、武蔵展望台、上り下りして大前山。10mの岩場を鎖で下降、登り返すと最後のピークの天狗山。通ってきた山稜を樹林越しに振り返り、あとは緑いっぱいの樹林帯を緩やかに下って行く。下山後は秩父・華厳の滝の水流に冷気をもらう。2か月ぶりの山、まさにこの言葉どおり。『山はいいなぁ 元気になるよ』。亡くなって久しい、山を好んだ俳優・山内賢さんの本のタイトルだ。6月4日(木)/(華厳の滝駐車場を利用。秩父華厳前バス停07:36=<皆野町営バス/160円/2.8k>=07:44風戸入口バス停)風戸入口07:45~(温泉スタンド・登山口・風戸集落・登山道)~08:15前尾根分岐08:25~猿岩08:45~(野分分岐)~09:00破風山626m ~09:15札立峠09:20~(ヤセ尾根・ノッキンボウ・鎖場・武蔵展望台)~09:50大前山653m~(鎖場)~10:05天狗山10:15~10:35大前集落~10:55華厳の滝登山口~11:00華厳の滝駐車場(温泉入浴は満願の湯850円。山中で出会った人は下山路で2人組のみ、この時だけ首のタオルで口を塞いだ)*参考:厚労省の熱中症予防リーフレット(「マスクをつけて負荷のかかる運動は避ける」「屋外で人と2m以上の距離あればマスクを外す」)

                  

  

 

      

 

 

    

   

     

 

 

 


「アベノマスク」やっと届いた

2020年06月02日 | 雑記

コロナ感染対策で政府が4月から配布している布マスクがやっと届いた。安倍政権の経済政策を自らアベノミクスと称したがこれは本人が名付けたものではない。巷の人々が配布を主導した安倍首相の名前を付けて「アベノマスク」。コロナへの対応不足を指摘される中で思い付きで行ったとか、費用対効果を考えるべきなど批判の声が多い。配布の費用は最新の数字で260億円(調達費184億円、配送費76億円)という。ほかに優先すべき施策は無かったのだろうか。仮にマスク不足に対応したものだったとしても、緊急事態宣言が解除されてから届くのでは意味がない。以前と比較してまだ高いもののマスクは流通し始めている。全世帯配布ではなく、生活に困っている人や医療従事者、介護施設など限定し、早めの配布をすべきではなかったのか。リタイアしている身としてはマスク使用の頻度は少ないし、この数か月で不織布マスクの洗い方も覚えて不自由していない。開封することなく、この税金の無駄遣いは社協などに寄付して有効活用してもらおう。

      


6月のスタートはスッキリせず

2020年06月01日 | 雑記

6月のスタートは弱い雨が降ったり止んだりの1日。市民農園の畑のそばではアジサイが花開いて迎えてくれた。コロナによる緊急事態宣言が解除されて1週間、新聞・TVでは”新しい日常”が始まったと街の風景や暮らしぶりを報じている。だが今日の天気のようにスッキリしない。コロナが終息していないこともあるが、”新しい日常”とか”新しい生活様式”とやらにどうもぴんとこない。行き交う人もいないのにマスクを付ける人々、食堂では家族連れがテーブルに横一列で食べさせられている。感染防止も分かるが、これから先はこの窮屈な生活スタイルを続けよ、と言うのだろうか。コロナの状況を見定め、期間限定や地域限定の話ではないのか。政府発表を見識なく伝達するだけのマスメディアも問題だ。などなど文句を言っていてもはじまらないか。気象庁の区分では今日から夏。これまでもそうだが熱中症対策で余計、人がいなければマスクは付けない。梅雨前の空模様を見ながら、しばらくぶりに山へ出かけよう。先ずは移動制限が無くなった県内の山へでも。