晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

ウユニ塩湖から『オーロラ』、『AURORA WONDER』へ

2016年06月29日 | 読書

1冊はノルウェーの太陽物理学者とスウェーデンの写真家による本。翻訳者も宇宙関係の研究者だからオーロラの種類や研究推移、オーロラはなぜ起こるかなど平易に解説してくれる。もちろん、多くの素晴らしいオーロラの写真に加え、観測時期や写真撮影のテクニックも詳しく教えてくれる。最適な時期としては9~10月、2~3月、特に春分と秋分のころ、ヨーロッパは午後8時から午前2時、北米では深夜0時~午前4時とある。比較的穏やかな気候で街も美しいというノルウェーのトロムソに食指を動かされた。そして2冊目は中垣哲也氏が撮影・文、デザイン・装丁も手掛けたという『AURORA WONDER』。ほぼ同じように解説もあるアラスカ・カナダ・ニュージーランドのオーロラ写真集。星空撮影の趣味から転身、50回を超える取材経験に裏打ちされた多彩なオーロラとともに自然風景、動植物も美しい。カナダ・ユーコン準州の秋景色に目を引かれた。かねて天空の絶景と言われる南米・ボリビアのウユニ塩湖へ行ってみたいと思っていたが、遠いし旅行費用も高い。さて、オーロラに変更するとして北欧か北米か、どちらにしても今年・来年に実現したい。

        

 

 


雨が降って、野菜は元気に

2016年06月25日 | 市民農園

雨が降り続き、梅雨らしい毎日だったが今日は曇り。水源地同様、水を得て元気を取り戻した畑では夏野菜が収穫を待っていた。中でも元気なのはズッキーニ、例年以上に多く咲いた雌花からの実がすぐ大きくなる。水分を敏感に感じ取るキュウリも復活したように見える。でも、この雨の恩恵を一番受けたのはレタスかもしれない。発芽しないため何回も種を蒔いたが、今回はほとんど芽が出てきた。他の野菜と違い、世話をかけずとも大きく育つので収穫が楽しみだ。この後は、日差しと適度な雨量がほしい。山登りと同じ、空模様が気になる時季だ。

ズッキーニ 

二番手は黄色 

 

レタス 

ニンジンも 


亡き友人を偲ぶ『シニア左翼とは何か』

2016年06月21日 | 読書

副題に<反安保法制・反原発運動で出現―>とあるように、ここ数年報じられてきたそれらの反対集会には決して若いとは言えない世代が多く見られた。若い学生らのSEALDsが話題となった安保法制をめぐる国会前の抗議行動、その周辺にはその祖父母くらいの年代層が多く写っていたものだ。暇を持て余した老人パワーの怒りなのか、単純にそうではない。本書ではそうした60・70歳台シニアたちが<なぜ参加し、どう活動しているのか>を多面的に考察する。新左翼の現役活動家も含む一貫組、学者が多い復活組、作家・芸能人などの「ご意見番」組、初参加組の4タイプ分類や<昔は悲壮感、今は「楽しそう」>、シニア世代を刺激したというSEALDsの「ベ平連」との共通点・相違点なども分かりやすく、興味深い。暑い3ヵ月間、連日国会前に押しかけ夜中の1時、2時にメールで様子を知らせてきた友人は病気発見が遅れ、強行採決の2か月後に亡くなった。筆者は<いまの日本でシニア左翼と言えば「安倍政権の政策に反対して政権打倒を訴える人たち」>と。間もなく参院選挙が公示される。弔いではないが、亡き友の一票分を大事に使いたい。

         


父の日は野菜と日本酒で

2016年06月19日 | 市民農園

今日、ナスが好きな娘の家族が来るというので6時過ぎから畑に。最近は1日1万歩をめざしているので車ではなく、長靴に自転車で向かう。昨日の35度も忘れる朝の涼しさが気持ち良い。今年はナスが豊作なので、狙いどおり数多く収穫。ピーマン、ズッキーニも採れたので今夜は天ぷらがいいいかもしれない。発芽が僅かだったグリーンレタスも初めて、これはサラダとして食べよう。今日は確か父の日、週1日の休肝デーを解除、育てた野菜とともにもらった日本酒を美味しくいただこう。

少しづつの 

大玉やミニトマトのアイコ 

シシトウもこれから 

インゲンも 

第2陣のキュウリ 

 


最高の色、大沼池

2016年06月14日 | 写真&旅

北志賀で2日目の朝。すでに45回来ている志賀高原の大沼池だが、晴天を逃す手はない。時間があまり無いので朝食取らずに車を走らせる。駐車場に0730着、歩き始めてすぐに出会った工事関係の人、山菜取りから戻ってきた人、それぞれが熊鈴を大きく鳴らしていた。持参した鈴の鳴りがあまり良くない。朝夕は熊の出勤タイムと言われており、前後に歩く人はいないので口笛や咳払いをしながら歩く。標準タイム115の緩やかに登る林道を50分で沼尻に。早い時間帯で天気が良いせいか、池の色が今まで見た中で一番美しい。遠くの赤塗りの神社、池に映り込む樹々の新緑もきれいだ。しばらく眺めた後、湖畔沿いの山道を歩き、エメラルド、コバルトブルーに移り変わる色模様を楽しむ。予定時間が過ぎてしまい、来たときよりもさらに急ぎ足の40分で戻る。忙しかったが来て良かった大沼池、今度は紅葉真っ最中のときに来てみたい。

 

新緑とエメラルド色 

青より青く 

湖畔の鳥居が映える 



新緑の志賀草津高原ルート

2016年06月13日 | 写真&旅

今回の長野は草津から志賀高原へ抜けるルートを行く。関越道の渋川伊香保ICを降りて中之条町あたりまでは軽トラや地元の車が行きかいノロノロの生活道路。「真田丸」で名をはせた岩櫃山を右手に見ながら、ダムで水没する川原湯周辺に来ると道路も関連整備されたのかスムーズに。草津からの高原ルートは火山規制で草津白根山のレストハウスや駐車場も閉鎖されたままなので車の量はガクンと減る。駐停車禁止が続き、やっと国道最高地点で車を停め一呼吸。前方の火山の噴煙はやさしく映る。その後に停めた「のぞき」からリフトでお手軽に横手山へあがろうとしたが雲に覆われてきたので中止。少し前までの30度近い気温が15度で寒い。木戸池の次の蓮池では見ごろを越えつつあるレンゲツツジが見事。一沼のレンゲツツジはほぼ終わり、代わりにヒツジグサの花を見ることができた。高原も夏に向かって衣替え中だ。

     

眼下に芳ヶ平 

木戸池 

蓮池 

一沼 




山は晴れ、畑には雨がほしい

2016年06月12日 | 市民農園

葉が大きく茂り、黄色い花をつけていたズッキーニ、実が太く大きくなったので収穫する。去年は購入の苗だったが今年は種を直播き、葉の変色など心配していたものの無事に育ってくれた。場所を取るので多くは育てられないが来年も種からで十分だ。成長が良いナス・キュウリも徐々に、トマトはこれから。発芽がわずかだったレタスはもう少し。タマネギ収穫後の畑は少しの休養の後、苗が80円と安くなったスイカ・メロン、カラーピーマンなどを植えた。山は晴れが良いが、畑は水源地同様に本格的な雨を期待したい。

 

          

育ちが良い 

トマトにビニールを 

貴重なレタス 

収穫率は7割ほど 

 


アジサイは雨に似合う

2016年06月09日 | 雑記

梅雨入りしたものの晴れ間も顔を出す曇天が続いていた。さきたま緑道には何か所か小さいながらアジサイの咲くスポットがある。昨日の夕方見たときは、しおれていたアジサイ。今朝は本格的な雨、花びらにも生気が蘇ってきたようだ。慈しみの雨は花びらに、そして蜘蛛が織った糸にも降り注いで滴のドレスになる。アジサイは、やはり雨に似合う。

       

      


風、雨、光りとともに新緑の尾瀬

2016年06月04日 | 

水芭蕉は例年より3週間早く、その時季は過ぎたと聞いたが小屋泊りで夕・朝の景色を狙って尾瀬へ。順調なアクセスで鳩待峠に、吹く風の強さが気になるが晴天でスタート。樹林帯の急坂から緩やかな木道、横田代で咲き残っていた水芭蕉と対面、ワタスゲ・チングルマなどの花も。しかし中原山を越えアヤメ平あたりに来ると厚い雲と強風に。天上の楽園もそこそこに風を避けられる尾根道で昼食。富士見田代から下ったムラサキヤシオが点在する長沢新道の急坂はそれほどでもなく、竜宮十字路を通り早めに小屋に着く。2日目は陽が昇る前の04:30に起床、あいにくの小雨だが下ノ大堀方面に。期待した朝霧には出会えなかったが一瞬の陽に出現した虹をカメラに収め、早朝の散策に満足。7時過ぎに出発、雨に煙る景色やレンゲツツジなどのしっとりした花々に癒されながら見晴、赤田代分岐を経由して東電小屋で一休み。その後の水芭蕉のミニ群落は最盛期のような咲き具合でこのルートを歩いた者の特権。雨も上がり、時折雲間から陽が差し込み始める。中田代の池塘群と左右に広がる新緑の景色は光線の陰陽で絵画を見ているよう。その余韻のせいか山ノ鼻から鳩待峠への最後の登りもテンポよく歩けた。新緑の中、風、雨、光りとともに歩いて魅力を再認識した今回の尾瀬。山野草に詳しいAさんとの道々の楽しい会話もあって、思い出深い山旅となった。6月1日(水)~2日(木)(関越道・沼田ICから50分の尾瀬第1駐車場に駐車、1日あたり1,000円/マイカー規制のため乗合ワゴンタクシーで鳩待峠まで25分・930円)1日目:鳩待峠1593m 09:10~10:10横田代1872m ~10:50中原山1968m~11:15アヤメ平~(昼食)~11:55富士見田代1886m ~12:35長沢の頭1750m ~(竜宮十字路1405m)~ 14:00竜宮小屋(1泊2食・9,000円、夕食17:30・朝食06:00、入浴16:00~20:00、消灯21:00)/2日目:07:10~(六兵衛堀)~07:40見晴十字路~08:00赤田代分岐~08:20東電小屋~09:00 ヨッピ橋~(拠水林・中田代)~09:50牛首分岐~(上田代・川上川)~10:40山ノ鼻1407m(昼食)11:30~(川上橋・テンマ沢・ヨセ沢橋)~12:30鳩待峠<復路も乗合バスで駐車場に/入浴は「白沢高原温泉・望郷の湯」で560円>

アヤメ平 

鳩待通り緑の眺望 

ムラサキヤシオ 

水芭蕉に会えた 

一本の木 


ポピーと麦なでしこ終わって、夏へ

2016年06月03日 | ひな人形と花のまち

今年行きそびれていた地元の「こうのす花まつり」、新聞・テレビを見て足を向けた先週。終わりに近いこの日は平日でイベントも無いが、同じように知ったのか多くの人が訪れていた。川幅日本一と言われる荒川河川敷のポピー畑には色とりどりの花が見渡す限りに広がる。赤はシャレーポピー、黄色はカリフォルニアポピー、そして虞美人草など説明書きを見ながら歩く。隣の薄紫色の麦なでしこ畑では一部刈り取りが始まっていた。本来の麦作が始まるのだろうか。まもなく梅雨、そして熊谷と同一エリアの当地にも暑い夏がやって来る。

       

 

虞美人草