晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

涼風爽快もバテバテ、40数年ぶりの白馬岳

2015年07月31日 | 

20代の前半に登って以来の白馬岳。予定していた大雪渓から栂池へ下山するコースは時間の関係で大雪渓往復に変更、駐車場満車の事態も何とか切り抜けて歩き出す。太陽の陽射しが強い山道も白馬尻小屋が見える頃には涼風を感じ、大雪渓突端で軽アイゼンを履く。見上げる大雪渓は遥か遠く、登山者が蟻のように点々と続いている。時折、ガスに覆われたりするがこの暑さに天然クーラーはありがたい。ザラメ状の雪質の暖斜面から急斜面の直登、落石が気になるが休みを入れながらの2時間半。葱平でアイゼンを外してひと息。この後も岩礫の急登が続き、小雪渓に出る。念のため再度アイゼンを装着して渡るがここは不要。さらに登りが続くが底抜けに青い空と花々、見え始めた頂上宿舎に励まされて重くなった足を引き上げる。やっと稜線、周囲の山なみを従えて広い道を白馬山荘に。ザックを下ろして最後の登りで得た白馬岳山頂から眺望に大満足、山荘での缶ビールはこのうえなく美味しかった。ただ今回、標高差1600mの登りとは言え、何度か太腿をつり相当バテたことも事実。トレーニング不足もあるが、40数年前の若さでは無いことをあらためて痛感した。2015年7月26日(日)~27日(月)①猿倉 1230m 07:05…8:05白馬尻小屋 1557m 8:15…(大雪渓/写真)…11:00葱平 2290m<昼>12:00…(小雪渓・お花畑/写真)…14:20村営頂上宿舎 2730m …14:50白馬山荘 2832m 14:55…15:10白馬岳山頂 2932m 15:30…15:40白馬山荘(泊)②白馬山荘 06:30…頂上宿舎…(お花畑・小雪渓)… 08:30葱平 08:40…(大雪渓)…10:00白馬尻小屋10:30…11:20猿倉<猿倉行きバスターミナルに近い八方第2・第5駐車場(各100台 )は朝6時過ぎで満車。偶然、話をした代行運転を利用、やはり満車の猿倉まで送ってもらい下山日に猿倉にマイカーを停めておいてもらうことに。この日の白馬山荘(9,500円)はフトン二つに3人、掛布団は各自ということだったが最終的には楽に寝れた。17時からの夕食は行列30分、5時からの朝食は同じく20分待ち。時間を分けるよりこの方が利用者に良いのだろうか。温泉は八方温泉のひとつ「みみずくの湯」(600円)も良かったが、浴後の390円の冷やし温泉うどんが大変美味>

大雪渓 

 

高山植物 

朝焼け 


緑影映すエメラルドグリーンの大沼池

2015年07月30日 | 写真&旅

去年の秋以来の志賀高原の大沼池。秋と言っても10月下旬の一帯はすでに紅葉は終わっており、晩秋のたたずまいだった湖。今回は夏真っ盛りで緑の葉影濃く、エメラルドグリーンの湖面に絵の具を広げていた。駐車場から林道を1時間少し歩くので観光客もそれほど多くなく、この日もしばらくの間は一人きり。クマ出没が心配になるくらいだった。ビューポイントの池尻から湖畔沿いを少し歩いてみる。遠くに見えた朱色の鳥居が近くに見え始めると湖面はコバルトブルーに。その神秘さは伝えられている悲恋の大蛇伝説の黒姫を思い浮かべてしまう。今年の秋はぜひとも紅葉の真っ最中に訪ねてみたい。

 

樹影を写して  

大蛇神社の鳥居  

近づくとブルーに  

でも、この色に  


いつかはヒマラヤンブルーの風に

2015年07月29日 | 写真&旅

ヒマラヤの青いケシを北志賀・竜王高原の山野草ガーデンで初めて目にした。冬は上級者のスキーコースとなる急斜面に沿って8分ほど、竜王パノラマロープウェイで標高1,770mに降り立つと先ずは涼風が歓迎。何度か来ているので妙高山などの眺望よりもケシが咲いているエリアに直行。2か所に合計50本ほどだろうか。空の青さよりも色鮮やかな一団が目に入ってきた。高所で短期間しか咲かないため「幻の花」とも呼ばれ、青い色は「ヒマラヤンブルー」と言われている。ここの夏の平均気温18℃、それでもこの花にはまだ暑いらしい。徐々に慣らして広く咲かせたいと話す係の人の夢。いつかは実現して、一帯に青色の風が吹く日が来ることをともに願いたい。

天上の妖精  

  

青色の風に  

 


夏野菜も人も、夕立がほしい

2015年07月22日 | 市民農園

梅雨が明けて市民農園の夏野菜は今が最盛期。小玉カボチャは手のひらに乗るくらいのサイズと聞いていたが、思っていた以上に小さい。1週間ほど待ったが成長しそうにないので穫り始める。少し経ってから食べたほうが美味しいと言われたので味のほうはお預け。トマトは以前、カラスか何者かに盗られたので早めに収穫。結構長く食べているキュウリ、今は第3弾のもの。時間差で植えて正解だった。第4弾は苗ではなく、種を直に蒔いた。夕立がまだないが、そろそろまとまった雨がほしい。

 

今年豊作の大玉トマト 

ニラは直ぐに伸びる 


山の描写も巧い『山女日記』

2015年07月16日 | 読書

連作小説というのだろうか。少しづつ登場人物を変えて、妙高山、火打山、槍ヶ岳、利尻山、白馬岳、金時山、そしてニュージーランドのトンガリロを登る。だが、山ガールと呼ばれる山好き女性の単純な山日記ではない。山道を辿りながら思いめぐらすのは仕事や結婚、家族、それぞれが抱えている生き方への疑問。夜行バスの中、せんべいをバリバリ、大声で話す<おばさんたちのグループ>とは違う若い女性たちの悩ましき心の中。それでも登る途中の休憩ポイントや山頂から眺める景色、咲き乱れる高山植物、山小屋での食事、山中で沸かすコーヒーの香りなど、包みこんでくれるのが山の力。そして、呼吸を整えた彼女たちは<新しい景色を切り取りに行こうか>と、また乗り越えていくのだ。トンガリロは別として、昔登った山々を想い出すのに十分な山の描写、著者も間違いなく山女なのだろう。

                


傑作への道は遠い

2015年07月12日 | 雑記

今年で参加2回目となる写真サークルの写真展が開催中だ。「四季の彩」をテーマに全部で51点。会員と講師の長洋弘先生の作品とともに3点を提出した。5月の八方尾根で撮った写真と同じ時季の北竜湖のもの。先輩会員の写真と比較すると見劣りは否めない。構図は悪くないと思うがブレていて色もクリアではない。トリミングを出来るだけ避け、露出補正やPLフィルターの使用など課題は多い。3年目となる来年こそ傑作を展示、知り合いにも案内を出せるようにしたい。

      

             


今年は久しぶりのマジメな梅雨

2015年07月09日 | 市民農園

ここ数年はカラ梅雨だったような気がするが今年は連日の雨模様。7月に入って間もなく10日、この間の晴天が数十分という驚きの報道も頷ける。そんな天気をかいくぐって畑に行く。キュウリ・ピーマンが水分を吸って太く、大きくなっていた。ナスは日照不足のせいか育ちがあまり良くない。収穫後、キュウリの吸引やトマトの芽かきをしようと思っていたら雨がポツリポツリと落ちてきた。現れたカエル君に畑の害虫取りをお願いして退散。そろそろ太陽を拝みたい。

我が畑の守り神君?  


張り替えで再生した登山靴

2015年07月07日 | 雑記

登山靴が戻ってきた。スポーツ店に靴底の張り替えを依頼していたものだ。5年前に購入、ヒマラヤトレッキングやそのトレーニングで登った富士山、赤石岳、去年の百名山達成、今年4月の熊倉山リベンジなどに連れて行ってくれた思い出深い靴。去年の白馬大池への登山道で滑ったこともあり、購入した店で聞いたら限界と言われた。5年くらい経つと靴底の凹凸の減りとともに、ゴムが硬化して岩場での圧着性も無くなるらしい。新品購入も考えたが、この靴への愛着と予算の事もあって今回は張り替え。その分、少し高価なインソールも購入。張り替え7年目の靴、幌尻岳渡渉時の時の靴と合わせて3足。これで低山・高山バッチリだ。あとは・・・。

脚底をガードするインソール 

低山用にまだ使う 

 


梅雨空に古代蓮のピンク咲き揃う

2015年07月03日 | 雑記

梅雨空の毎日、その重苦しさを吹き飛ばすかのようにピンクの花々が目に入ってきた。ここは車で15分、お隣り行田市の古代蓮の里。咲き始めたと聞き、駆けつけた朝の7時。今にも降りそうな曇天なのに駐車場も園内も見物客、カメラマンで一杯。つぼみの花は9時ころまで、時間をかけてゆっくりと開くようだ。腹が空いてきた。7月中は見れそうだから朝食を持参、もう一度来よう。

大きな花 

その名、「甲斐姫」  

世界の蓮も 

多く見れる