晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

初秋・青空の尾瀬は楽し、だがアクシデントも

2016年09月28日 | 

続いていた秋の長雨に久しぶりの晴れマーク。予報では晴れ時々曇り、それも僅か1日ということで小屋泊りはあきらめて日帰りの尾瀬へ。カメラを取りに途中で戻って結局は5時過ぎの自宅出発。しかし車は順調に走って駐車場、乗合タクシーに乗り換えて青空の鳩待峠にはほぼ予定時刻。そこに救護のためらしい救急車・警察車両などが続々到着、山の鼻方面に駆け下りて行った。前日の雨で濡れて滑りやすい岩の道、木道の下り道は余計に慎重に歩く。多少の色づきが見られるものの紅葉はまだ先。熊の目撃情報多数ありとの注意看板や鐘が設置されているテンマ沢周辺を進む。ところが気を付けていたのに木道で同行者が滑って転倒、足をひねってしまった。山の鼻も近いので、そこまで行って様子を見ると腫れが大きい。持参していた冷却シートを当て、そこで待機してもらい尾瀬ヶ原周回から牛首分岐までの急ぎ往復に変更。この時季に見頃となる草紅葉は遅れているようだが、点在する池塘のヒツジグサや青空の雲、至仏・燧の山なみ。僅かな時間、秋の気配を感じ取ることができた。例の救護者は、山の鼻に飛来したヘリコプターにロープ吊り上げで救助されていた。こちらの同行者のほうは、腫れが引いてきたのでゆっくり戻ったが、病院で念のため診てもらったら足踵骨折とのこと。同じ日、群馬県内の荒船山では行方不明の母子を捜索中に崖下で一人の遺体を発見とのニュース。山は危険と隣り合わせであることをあらためて思い知らされた。2016年9月27日(火)/<尾瀬第1駐車場(1,000円)に停め、乗合タクシー(930円)で25分>鳩待峠1593m 08:30~(ヨセ沢橋・テンマ沢・川上橋)~09:35山ノ鼻1407m 10:00~(川上川)~10:40牛首分岐~11:20山ノ鼻11:50~13:10鳩待峠

ヒツジグサが秋を 

逆さ燧 

秋空に至仏山 

お世話にならぬように 

     

 


雨が続いて今年も涸沢行き断念

2016年09月23日 | 雑記

今日も雨、梅雨のお株を奪いそうな秋の長雨が続いている。ほんのり紅色をさしたバラの葉と、その上で戯れる滴だけが気を紛らわせてくれる。今度の日曜から予定の北アルプス・涸沢は中止と決めた。天気予報では雨は上がるようだが、涸沢カール周辺の降水確率が3日間とも50%前後。それに昨年は9月下旬に紅葉の見ごろを迎えたが、今年の最新予測では10月6日頃と出た。9月の気温が高かったことや晴天日が少なく寒暖差が大きくないことなどが遅れの原因らしい。せっかく苦労して予約した横尾山荘、ひとつのフトンに3人はこりごりなのでレンタルテントとした涸沢ヒュッテへ取消の電話を入れた。プランを立ててから5・6年になる来年は、紅葉の間違いのない10月上旬にしょう。来年への持越し宿題がまたひとつ増えた。

(画像編集で絵画風に)

 


今、想い出す青函連絡船

2016年09月22日 | 雑記

今は就航されていない青函連絡船を舞台にしたドラマが昨日、NHKのBSで放送された。北海道新幹線が開業した節目の年に、忘れ去られようとしている記憶を呼び戻すものとして企画されたらしい。青森と函館をつないだその航路の想い出は、若かりし頃に何度も利用した道産子として決して色あせていない。最初は京都・奈良まで足を伸ばした10日間を超える修学旅行の往復で、その後の上京した際に、以降の帰郷も20代半ばころまでは連絡船にお世話になった。夏はそうでもないが冬の津軽海峡はよく荒れ、船酔いに苦しんだ。青森までの夜行列車、降りたホームから桟橋までの人の流れ、乗船名簿、海峡半ば通過を体感する船の揺れ、函館に着いてからも続く列車の車窓風景など懐かしい。でも一番の記憶は、船が岸壁から離れる際に打ち鳴らされるドラの音、そして「蛍の光」のメロディ。それまでのことを断ち切るかのように心に響いた。青函トンネル開通に合わせて1988年3月運航終了。その直前に乗船した時も同じように聞いた。うっかりして見落としてしまったドラマの再放送は逃すまい。

 

 JR北海道発足の翌年に運航終了 


陽射しがほしい秋野菜畑

2016年09月17日 | 市民農園

降り続いた雨が後押ししたのか短期間のうちにダイコンの芽が出てきた。覆っていた不織布が重たそうなので外し、寒冷紗のトンネル掛けに。せっかくの芽が鳥や虫たちに食いちぎられないための対策だ。そして残っていたスペースにブロッコリーを植え、さらにホウレンソウ・春菊・小松菜などの葉物野菜、赤カブの種を蒔く。そろそろ陽射しがほしいところだ。先月蒔いたキュウリも収穫量が少ないのは低温のせいのような気がする。そろそろ山も紅葉シーズン、好天が待ち遠しい。

ダイコンの芽 

寒冷紗で 

ブロッコリーと葉物野菜 

少しだけの陽ざし 

夏の名残り 


秋野菜づくり、遅れてスタート

2016年09月14日 | 市民農園

2日前の日曜、秋雨前線の到来を前に遅れていた秋野菜づくりを何とかスタート。畑は2週間ほど前から準備、苦土石灰・堆肥・化成肥料を混ぜて耕してきた。最初の白菜は黒マルチで覆い、植穴に害虫防除の殺虫剤・オルトランを少々まいて、しっかり植え付ける。防虫の寒冷紗でトンネルをかけて完成。次はダイコン、”大根十耕”と言われる、その耕しが不足だが時間無いので止む得ない、”七耕”ぐらいだろうか。ペットボトルの底で押しつけた窪みに種を4粒づつ。土をかけて軽く手で押さえ、不織布で覆う。両方の畑に、たっぷりと水をあげて完了。かなりの中腰作業で腰が痛い。まずは数日後のダイコンの発芽、うまく芽が出ますように。

鍬と耕運機で 

畝が完成 

白菜 

ダイコン 

作業を見守ってくれたニラの花    

 


北志賀で星空、そして秋の気配

2016年09月07日 | 写真&旅

火曜を除いて出かけっぱなしだった先週のラストは志賀高原。用件を済ませてから来月の撮影会の下見。一沼で睡蓮を撮った後、琵琶池、丸池、蓮池、木戸池、雑魚川、のぞき、渋峠などを急ぎ巡る。それぞれの湖沼・渓流は夏の熱気を残していたが、ガスに覆われた標高2100mの渋峠では気温14度の寒さ。一帯が錦繍となる1か月後を想像しながら、早々に車に戻って泊まる北志賀へ。夜中に起きて外を見ると、予想外の満天の星。カメラ・三脚を持って近くの空き地へ行き、北方角に見当をつけて1時間ほど撮る。翌日、秋を感じる蕎麦の花や道路脇に実るリンゴを見ながらの帰路は眠かった。

  北志賀の星空 

長時間露光 

北志賀・八丁原 

間もなく収穫 

 


街道歩きは暑かったが地元を再発見

2016年09月06日 | 雑記

先週、谷川岳登山の翌日は足が重たかったが「中山道を歩く」に初参加。現役時代のOB会が主催している行事のひとつで日本橋から歩き始めたシリーズの4回目。今回は上尾宿から鴻巣宿までの地元を通る。集合の上尾駅には30人ほど、事前に資料を送ってもらっており簡単な挨拶、説明のあと早速歩き始める。川越藩士たちも遊びに訪れたという上尾宿は、安政時代の大火でその面影は庚申塔や屋敷など街中に少し残すのみ。次の桶川宿では、全員女性のガイドボランティアさんの案内で唯一残った旅籠の武村旅館、紅花で興隆を極めた島村家三階建土蔵、蔵造りの商家、本陣など見て回る。見どころも多いが快活な説明も良かった。手打ちうどんの昼食後、暑い陽射しを受けながら北本をひたすら歩く。途中、多聞寺での地元在住OBの方の冷やした飲物・茶菓子の歓待には大いに助かった。そして鴻巣宿は最初に高崎線を渡って畑の中にある原馬室一里塚。ひなの里での休憩の後に大河ドラマ『真田丸』の小松姫の墓がある勝願寺、家康が鷹狩りに来たという鴻巣御殿跡など歩いて鴻巣駅に。約7時間で歩数計は3万歩を超え、疲れたが地元ながら初めての場所も多く、大変勉強になった。また、イヤホンガイドからの参勤交代や往時の街並みなど、メモ無しでの先達氏の説明には感心、感謝。盛況で第2回目が今週も設定されて35名が同じコースを歩くとか。予報は曇り時々雨だが、少しでも暑さが和らぐ日であってほしい。

 

三階建ての蔵 

蔵造りの商家 

旧中山道の道筋が分かる貴重な資料、と書かれている 


星空を期待して谷川岳2日間(2)~朝焼けを見て、天神尾根を下る~

2016年09月04日 | 

前夜の星空の余韻が強く、眠られないまま朝4時前に起き出して山頂に向かう。日の出前から始まる東の空のグラデーションと前日の西黒尾根の変化を2時間近く楽しんで小屋に。朝食は夕食同様ひとりなので小屋管理人さんから紅葉の話など聞きながらゆっくり食べる。下りは楽チンの天神尾根、とは言っても階段の道、岩が露出した急傾斜など慎重に足を運んで熊穴沢避難小屋に。後は樹林のトラバース道を多少のアップダウン繰り返してロープウェイ駅に到着。仕上げは渓流を眺めながらの「湯テルメ・谷川」(570円)の露天風呂、まだ朝湯の時間帯で極楽この上ない。星空の谷川岳はクセになりそう。9月1日(木)/肩の小屋07:10~08:20熊穴沢避難小屋08:30~09:05 ロープウェイ駅(ロープウェイ片道1,230円)

       

 

西黒尾根に陽が 

天神尾根にも鎖場 

避難小屋過ぎれば 

 


星空を期待して谷川岳2日間(1)~厳剛新道の登り~

2016年09月02日 | 

7月1日以来の山。この夏に予定した北岳や北穂高は天候やスケジュールの関係で結局、行けずじまい。太平洋高気圧の勢力が弱く、台風一過の晴天が得られない今年だが今回は珍しく2日間の晴れマークがついた。ロープウェイ駅の登山者をよそ目に、好きなコースの厳剛新道に向かう。その登山口となるマチガ沢出合から見上げる谷川岳は厚いガスに覆われて予想外れ。進む登山道は台風の影響か、いつもより水量が多い。滑りやすい沢沿いの道は水が枯れてくるとともに直登の急傾斜となり、きつくなる。岩場のクサリ場を何度か経て、やっとの思いで西黒尾根上のガレ沢の頭に出る。ひと休みの後、岩稜の急登となるがザンゲ岩を過ぎるまでは我慢、ガスも取れてきた。展望と涼風に救われて山頂、双耳峰の先の神社まで行って戻り、初めての肩の小屋泊り。この日は夏休みシーズンも終わって宿泊者は4人。小屋管理人さんからも色々な話が聞けた。期待した夕焼けの頃に再びガスに覆われてしまった。寝袋に入ったがあきらめきれずに何度も外を確認して10時過ぎ、星が見え始めた。多少のガスも残り、クリアでないものの頭上は満天の星、天の川も、流れ星も。2時間近く眺め続けた。8月31日(水)/(水上ICから30分のロープウェイ駅P駐車場08550915マチガ沢出合09251025見晴10351145ガレ沢の頭12001340肩の小屋13501400谷川岳(トマノ耳)1963M 14101425オキノ耳1977M ~1530肩の小屋(駐車料金は1日500円)

ガスが覆う 

尾根はまだ 

尾根上の岩稜 

   

期待の青空