晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

二度目の梅雨明け、猛暑再来

2022年07月29日 | 雑記

おかしな今年の夏も再びの梅雨明けのような天気で、好天とともに暑さがぶり返してきた。すこしでも室内の温度を下げようと毎年続けている緑のカーテン。朝顔は去年の花から採取した種のせいか葉の勢いが弱い。もっぱら、青色に続いて咲き始めた赤い花を朝方に見て楽しむだけ。ゴウヤも同様に昨年の子孫。毎年繰り返しているせいか青空が透けて見える。それでも生命力強く、いくつも実を付けてくれる。見つけた小さな虫は黄色い花から蜜を得たあとの休憩中だろうか。形は悪いがゴウヤの実をもう少し育て、ゴウヤチャンプルーの料理をいただこうか。今日は最高気温36度の予報、盛夏はまだ始まったばかりだ。

       

    


忘れてはいけないパレスチナ・ガザの願い

2022年07月28日 | 雑記

最近送られてきた会報「サラーム」(アラビア語で平和という意味)で思い出した。昨年5月のイスラエルとパレスチナ・ガザ地区との大規模な軍事衝突。11日間にわたって空爆されたガザでは、数千軒の民家の被害とともに子どもを含む250人以上が死んだ。これまで比較的安全とされた住宅街や繁華街が攻撃対象となり、犠牲者が増えたようだ。パレスチナ問題は紀元前に遡る歴史や周辺国・欧米の思惑、パレスチナ内部の抗争など複雑に絡み合っていると言われる。解決の出口が見いだせないまま、繰り返されてきたイスラエル軍の圧倒的な軍事力による激しい空爆。これまで、どれほどの市民が犠牲になったのだろうか。そして今も日常的に砲撃の音が鳴りやまず、軍事封鎖で人や物の出入りが制限された不自由な生活にある。一方、この数か月のロシアが仕掛ける侵略戦争に私たちの関心はウクライナへ。あの非道ぶりを見聞きすれば、マスコミ報道も含め止む得ないところもある。しかし、人道的危機に何十年もの間さらされ「生き延びることが夢」というパレスチナの人々。そこに未来への希望を願う子どもたちがいることを忘れてはならない。

       

 


雨降れば大雨、晴れれば猛暑の畑 

2022年07月22日 | 市民農園

梅雨のような天気が続いたかと思うと一転、真夏の空に。雨が降れば大雨、晴れれば猛暑に市民農園の夏野菜もダウン。ピーマン、シシトウが枯れ、ダメになってしまった。インゲンやトマトも末期症状を見せている。元気なのはモロヘイヤ、さすがインドやアフリカ原産だけあって灼熱の太陽にも強い。オクラも黄色い花をつけ、実も結構ある。これもアフリカ原産らしい。ナスは元気こそ無いものの花が多く残っているので復活を期待。ゴウヤそして種からの第2陣のキュウリも生き延びている。野菜の値段が高騰の折り、生き残りの夏野菜たちに心底から声援を。

    

    

    

    


不寛容に、私たちは・・・『彼は早稲田で死んだ』

2022年07月20日 | 読書

もう50年も前になる。あの大学紛争中、多くの若者が内ゲバと称されるセクト内あるいは敵対するセクトとの争いの中で死んだ。犯罪白書によると、その数は100人近いとも。中には内ゲバの巻き添えや事実誤認などで亡くなった学生や一般人も少なくないと言われる。そのひとつに、同じ大学で遭遇した元新聞記者の著者。長く心に抱え込んでいたテーマに決着をはかるべく、半世紀の時を経て追った執念のルポである。当時の記憶、記録をもとに大学構内におけるリンチの末の虐殺がどのように起きたのか、学内の状況や大学当局の対応、決起した一般学生が内部分裂により闘いを終えるまでの過程が克明に記される。事件発生1年後、実行犯のひとりの供述から「密室殺人」の全容が解明された。本の後段では転向した二人に接触、リンチ状況を詳述したひとりから事件への思い、贖罪の人生について取材。著者は<暴力行使を正当化するイデオロギーの魔力>とともに<敵味方の選別をめぐる組織の論理の過酷さ>に戦慄を覚えたと書く。そして二人目、当時のセクト幹部とは対談形式で当時と今に至る心境を聞き取る。正直に思いを吐露していると読める一面、事件そのものへの謝罪やセクトに対する評価が明確に語られていない不満が残る。ただ最後の「寛容」「不寛容」のやり取りで<人間の本質は寛容、人類は寛容の方向に進化してきた。自分なりの性善説を広めていければ>の言葉に少し救われる。「寛容・非暴力」が「不寛容・暴力」に対して絶対的な劣勢は、文中にも出て来る香港やミャンマーの若者、市民の闘いを見ても然り。世界の悪者、ロシアのプーチンに「寛容」の心が芽生えるとはとても思えないが、それでも長い歴史の中で信じたい。勉学途中だった彼と同様、多くの無念の死を無駄にしないためにも。

         


戻り梅雨の合間に

2022年07月15日 | 雑記

雨が降らないと書いたせいでもないだろうが、その翌日から雨模様の日々。4・5日ぶりの雨上がりの朝、庭の花も久しぶりの日差しに安堵している様子。清涼感ある薄青色のアガパンサス、フヨウとばかり思っていた雌しべが真っすぐのムクゲ、そして去年採取した種からようやく花が咲いた朝顔。でもつかの間のようだ。しばらく曇り、雨が続くとの予報。戻り梅雨に、”戻りコロナ”が明解な最近の感染者急拡大。試練の夏、植物も人間もどう乗り切るか。


    


古代蓮の里、朝の花散策

2022年07月11日 | 写真&旅

約半世紀前に工事現場で地中の種が自然発芽、開花した蓮の花。古代時代の原始的な形態を持つといことで、そう呼ぶことにしたらしい。朝8時過ぎの古代蓮の里公園はすでに大賑わい。こちらは自宅から車で20分程度だから楽だが、東京や千葉ナンバーの人たちは相当な早出だったに違いない。それというのも時間帯的には8時~9時ころが鑑賞に最適、陽が上がると花が閉じてしまうとのこと。入口の「世界の蓮園」は白、黄色が多く、花びらも様々。その先の三つの蓮池には、「行田蓮」と名付けたピンク系の古代蓮が広がる。一番のお目当ては奥に控える「甲斐姫」。行田蓮とアメリカ黄蓮から生まれた薄いピンクと黄色の花はいつもどおり、気品ある佇まい。闖入した一匹の無礼者が蜜を吸う。立て札が読めぬから仕方が無いか。

    

       

     

古代蓮の里、花散策 2022.7

 


勢ぞろいの夏野菜、間もなく収穫へ

2022年07月10日 | 市民農園

早い梅雨が明けた以降、わずかに戻り梅雨あったものの晴天が続く。高温、大気不安定とかで、ほぼ毎日のように予報の雷雨は山間部のみ。そのため、今日も市民農園で水やり。乾ききった土にジョーロでは焼け石に水、ホースでたっぷりと。キュウリ、ナスなど特に水分を欲しがる野菜はもちろん、この天気では他の野菜も同じはず。少量多品種で育てている夏野菜にまんべん無く水をあげる。玉ねぎ・ジャガイモ収穫後の区画では、ゴウヤ、大玉トマト、インゲン、枝豆、第二陣のキュウリ・ズッキーニ。これら含め夏野菜は全て揃った。花が付き始めると収穫まであと僅か。ビールが美味しい季節、そのツマミも間もなく勢ぞろいする。

    

       


”撮鳥散歩”の誘い

2022年07月05日 | ひな人形と花のまち

真向法の先輩、Aさんから仲間の方と野鳥を撮りためたミニ写真集第2弾の『撮鳥散歩』をいただいた。「天空の里」とは、市内吹上の荒川近くに市が今春に開設したコウノトリ野生復帰センターの愛称名。ここの堤防を毎朝歩き、野鳥が多いことからバードタウンと名付けたらしい。写真集のタイトル”とりとりさんぽ”含め、なかなか味なネーミング。河川敷に咲くポピーやコスモスの風景、時には星の写真を撮りに行くエリアだが、暑い最近はご無沙汰して久しい。涼しい頃合いをみてカメラ手に歩いてみたくなった。”時々散歩”でも、街中ではお目にかかれない鳥たちに出会うことができるだろうか。

 

       

     

         

 


尾瀬で念願の星空を

2022年07月02日 | 

尾瀬の山小屋で迎えた6月末の新月の夜。予報的には良いはずと消灯後の9時過ぎ、カメラ・三脚を持って決めておいた撮影ポイントに向かう。しかし残念、1時間近く待ったが靄がかかって星は見えない。高感度で撮影しても星がひとつ、ふたつ見える程度。諦めて小屋に戻る。そして夜中の1時過ぎ、目が覚めて外を見るとなんと満天の星ではないか。眠気、帰路の運転など一瞬の迷いを振り払って再度向かう。誰もいない尾瀬ヶ原の真っただ中で狙いの構図。遠く前方の至仏山とその横から直立する銀河そして星空を撮り続けた。小一時間経って帰る頃にライトを消して近づいて来たひとりの男性と星談義。少し自慢話をしたかもしれないが、それだけ高揚していたようだ。暑さの余韻なのか寒くなく、長袖シャツだけで十分。そのせいか再び、靄がかかってきた。また星を撮りに来よう、この尾瀬に。

    

 


“暑い、夏の思い出”の尾瀬(2)

2022年07月01日 | 

寝ぼけまなこで窓の外を見ると濃いガス。しばらく横になるが睡眠不足の解消は諦めて5時前に起床。小屋のサンダルを借用、竜宮十字路方面を歩く。青空が見え始め、あれほどの朝靄は湿原を囲む周囲の山肌に静かに流れるだけ。しっとりした色合いのシダの葉、ワタスゲ、広がる緑の草原はウォームアップ中の目にやさしい。清々しい空気をいっぱい吸い込んで朝食、ゆっくりの出発。前日歩いていない牛首分岐まで、その先は往路をたどる帰り道。幸い今日は雲が夏の太陽を結構隠してくれる。その分、正面の至仏山、振りかえる燧ケ岳の頂上部は仲良く雲の中。続く木道の道を花や白樺の木、池塘など寄り道、写真を撮りながら山ノ鼻に。休憩後、いよいよ2日間の中で初めての登り坂。木道から木段、そして木道と緩やかに登りながら、テンマ沢・ヨセ沢橋を渡って木段、岩畳の急坂に。それでも往路と同じ木の葉茂る樹林の中、山トモもピッチ良く歩く。前方の上部明るくなり鳩待峠に到着。ここでの楽しみは花豆ソフトクリーム、歩き終えた身体に甘さと冷たさが染み渡る。暑さに溶け落ちて手がべとべとに。最後まで下界と同じ異常な高温を実感して今回の尾瀬2日間は終わった。2022年6月31日(木)②/竜宮小屋07:10~07:55牛首分岐08:00~(上田代・川上川)~08:55山ノ鼻1407m 09:10~(川上橋)~09:30テンマ沢~09:40ヨセ沢~10:15鳩待峠<入浴はいつもの「道の駅白沢・望郷の湯」で580円、ここでの昼食のザル蕎麦も良>