鈴木由紀子という作家の『花に背いて』という本が古書店に並んでいたので買っておいた。副題の「直江兼続とその妻」が気になったからである。鈴木由紀子は山形県生まれ、評伝『闇はわれを囲まず 山本覚馬伝』で第4回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞とあるから、ノンフィクション系の作家なのだろうと思う。「あとがき」を読むと、米沢に仕事場を構えているという。そして、作品として取り上げたい人物が「男であれ、女であれ、歴史におもて舞台で脚光をあびることもなく埋もれてしまった逸材である」と書いている。「豊臣秀吉の厚遇を受け、敵対した徳川家康からも一目おかれた直江兼続は、天下を取れるほどの器量と才覚がありながら、天性の無欲さゆえに大名の家老でおわった。それは主君の上杉景勝にもいえることだ」というのが、彼女の直江兼続に対する評価らしい。副題は「直江兼続とその妻」となっているが、その実、この物語の主人公は妻・船であったという気がするがどうだろうか。人は、生まれた時代や地域などによって、その最終的生き方が決まるが、生きざまをこそ大事にしたいと思う。
7月24日。おはようがんんす。昨夜は、「大野盆踊り太鼓保存会」のナニャドヤラの練習会。霧雨の降る中だったので、道の駅に回廊を使っての練習だった。退職後保存会に参加して数年がたった。全く未経験だった山クジラ♂も何とか太鼓が叩けるようになったのだが、正しいステップにならないで苦労している。足に気を向けるとバチさばきが今一つになる。大会まで練習日は3回しかない。さてどうしよう。
今朝は妻が町内が担当している河川敷の草刈りだったので、珍しく義妹の担当。とくにコメントはない。