自由と責任はセット

ホリエモンこと堀江貴文さんの新著、ゼロを読みました。

堀江さんの本を読んだのは、約10年くらい前にライブドアという
会社の社長をしていて、プロ野球の球団を買収しようとしたり、
ニッポン放送の株を巡って、マスコミに毎日登場していた頃の
稼ぐが勝ちという本以来です。

その本には、お金で人の心は買えると書いてありました。

僕は当時はまだ経営者ではありませんでしたが、自分と同じ
昭和４７年生まれの人間として、凄いなと思っていたので、
本を読んでみたのがきっかけです。

確かに書いている事は正しく、そしてパワーもあり、理論的にも
納得出来たのですが、共感は出来ませんでした。

それはやはりその言葉のせいだったからだと思います。

世の中の彼への評価はまだまだ、良くないイメージかも
しれません。

しかし今回の本は僕自身はとても共感出来ました。

堀江さんも本の中で、今までの強気の自分と違い、弱さを
赤裸々に語っていたと思います。

僕もそうですが、若い時は特に自分自身を強く見せようだとか
大きく見せようとして、必要以上に背伸びをしてしまう事が
あります。

堀江さんも本の中で書いていましたが、それは自分に対する
自信のなさから来るものだと思います。

本人は否定していますが、そのような気持ちが時価総額主義に
暴走した原因なのかもしれません。

そして僕が一番共感したのは、自由と責任はセットになっていると
いうこと。

責任が発生しないうちは、本当の意味での自由を得られないと
述べていましたが、経営をしているとその意味が本当に
よくわかります。

僕は経営者として自分の好きな仕事を選べますが、その引き換えに
経営責任を負わなければいけません。

しかし、その責任が僕にとっては居心地の良いものとなっていますし、
それが仕事の醍醐味でもあると思います。

自由のために責任を持って生きたいと思います。