今週末の山響は、土日の定期演奏会。ヴォーン・ウィリアムズの「交響曲第5番」をメインに、マルケスの「ダンソン第2番」、そしてスウェーデンの巨匠、ヤブロンスキー氏をソリストとして「グリーグ「ピアノ協奏曲」。指揮は藤岡幸夫氏。
昨日からリハーサルが始まりましたが、マルケスはまさに「ラテン」。いわゆるクラシックとは違う、ノリをたのしんでいただけることと思います。
ヤブロンスキー氏は、今日から登場。おなじみ名曲のグリーグですが、一音一音がみずみずしく、全体としてスケールの大きい音楽になる。北欧の自然雄大さを感じさせるグリーグにピッタリです。素晴らしい演奏になることと思います。
そしてヴォーン・ウィリアムズ。まさに第二次大戦げ激化する最中に初演されたというこの曲。ウィリアムズらしい、透明感のあるハーモニーの中に、不穏な緊張感と、その中でもより明るい美しい世界を求めようとする切実な感じが感動的な名曲です。
藤岡氏のリハーサルは、細部は演奏者に任せ、作品の世界観をリードしてゆく感じ。また、雰囲気を盛り上げるのが上手なので、明るい音がすると思います。
貴重なプログラム、貴重なソリスト。きっと良いコンサートになるはずです。チケットは残り少ないようですが、まだの方はぜひ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます