今後、先生は、10年に1度だっけ?教員免許の更新のために、大学に行って研修とかを受けないといけなくなった。
この教員免許更新講習だけど、NHKの
視点・論点 「教員免許更新制を考える」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/14646.html
でも指摘されてたけど、「いったい、そんだけの先生を、どーやって講習するんだい!」という問題がまずおこり、そこでウィリアムのいたずらも、
今年出てきそうなサービス(2):教員免許更新のインターネット通信教育
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/64af969f794b25809a67ada62262186b
っていうことを書いた。そこで、最後に、「放送大学が、こういうの、やればいいんだよな・・・」と書いたのですが、・・・やるんですね、やっぱ、放送大学が(^^)
ここ
放送大学教員免許更新講習について
http://www.u-air.ac.jp/hp/kousin/kousin.html
現在申請中で、まだ詳しい内容は書いていないけど、これで、毎年10万人の先生が受講しても大丈夫そうですね!
放送大学が、現在、在校生8万人います。この在校生は、夏休み中は、あんまり施設を利用しないので、夏休みに集中的に講義を行えば、まあ、対処可能です(たぶん、テレビラジオも、夏休み中は、再放送じゃないかな?その枠を利用すればOKの気が。。)
インターネット配信もやっているし、試験も、たとえば文京学習センターなら、となりの筑波(社会人)を借りるとか、近くの拓殖、お茶女を借りれば、まあ、受けられるでしょう。
これでまず、インフラ的な問題は解決しました。
あとは、講習の内容ですが、ウィリアムのいたずらとしては、ぜひとも、
・学習指導要領の作成に携わった大学の先生や、
今後の学校教育の施策を担当する官僚のみなさんに、
どーいう意図でこういう学習指導要領や施策を作ったかということを、
説明するような講習
や、
・高校のオール英語授業や、小学校の英語など、あたらしく行う授業を、
先生方が、効果的に行えるための、サンプル授業
(学芸大附属竹早とか、近くの児童・生徒を使って、授業のはじめから最後までを行う)
のような、指導要領や施策を作った人が、「どのような意図で施策をつくり、どういう授業を展開してほしいのか」についてわかる講習をやってほしいと思います。
そして、成績に関しては、とりあえずレポートをある一定以上書けばOKとして、そこのレポートでは、「いやいや先生、そんなこというけどね、無理だと思うよ・・・」のような、現場の先生の意見を、そのまま書き、それを講師である、大学の先生や文部省の官僚が見て、コメントしたり、なんかの参考にしたりすると、現場と霞が関がむすびついて、もっとお互いの現実が理解できて、実りある講習になるとおもいます。
そしてこのレポート結果は、固有名詞などは伏せて、公開するようにすれば、おなじ講習を受けても、それぞれの立場、経歴によってレポートの内容は変わり、それをほかの先生方が見れば、10年目の人は、こう考えるのか、ベテランの人は、こう考えるのか・・・と、みんなにとって参考になるものができると思います。
公開する場合は、先生以外でも、大学の研究用などには公開するようにすれば、いろいろな現場の声を利用した研究が進むと思います。
そして、この授業がためになるものであれば、本来受講しなくてもよい、校長なども、ぜひ聞いてみたい!ということになり、そうすれば、受講しなくていい先生が、私立と公立で違っても、(みんな聞きたいのだったら)さして問題にならないと思います。
ま、それはともあれ、放送大学が授業をはじめれば、標準ができるわけで、各大学はそれに合わせていくと思う。ってことで、あとは放送大学の講習の質の問題になる。
で、ウィリアムのいたずらとしては、上記のような講習であれば、教員免許更新講習は大賛成だ。なぜなら、全部英語でやる授業とか、小学校の英語授業とかは、先生が大学時代、経験してないことであり、そんなことを実践するためには、やはり、国が指針を示すべきだと思う。その指針を幅広く説明するには、この教員免許更新講習は向いていると思うからだ。
ってなかんじで、この分野は、今後も注目である。