もう、モノづくりの時代は終わったのだよ。
いまは「ひとづくり2.0の時代」。
中国は日本より高技術・高品質かどうかなどは問題ではなく
中国は日本より「つながり」が多くあった。だから政治的に勝った。
いつまでもモノづくり、高品質、品質管理、高付加価値なんて言ってると、
日本は、いままで「発展途上国」と思っていた国にぬかされるだろう。
なぜなら、それらの国は、中国と「つながり」を持っているから
「生きている価値、存在理由」という点から考えると、自分しか知らない・言わないことを表明することは、価値のある大事なことだろう。それによって、多くの人が救われるのなら、なおさら・・・
ということで、アカデミックや一部の人ではあったり前なんだけど、
結構多くの人(年寄りに多い)や政治家が古い考えを持っているため、
全く受け付けていない、そのために多くの人が犠牲になっていて、
「絶対間違えている!!!」社会になりつつあるので、今日は、
そのことについて書いてみる。
ある国会議員が、なんかの質問だったと思った、こんなことを言っていた。
「日本は輸出が増えていない」
「GAFAはすごい成長率だ…それに比べ日本の企業は…」
「日本は技能オリンピックで順位が落ちている。日本のモノづくり…」
まるっきり間違えている。この考え方は、
日本は
技術力を高め、品質管理を徹底して、技能を高めて、
みんなで努力すれば、輸出で儲かって、GDPをあげて、
経済大国になる
という考え方。この考え方は、まあ、間違っていると
今は思われているんじゃないかな
表題の件をNTTで問題にした先生(宮崎久美子先生)がいて、
その話がたしか、放送大学の「技術経営の考え方」 でも
書いてあった気がした・・・
・・・が、まあ今回は多分時間切れになるので、上に挙げた3つの
疑問について、なにが間違えているのかというのを話す。
「日本は輸出が増えていない」
うん、イマドキ輸出なんて・・・トランプさんを待たずして、
今は現地に子会社つくって、開発・製造・販売するでしょ。
考えてみてください。もし、輸出するために日本で商品を作って輸出するとするとですよ・・・
・現地から離れた日本で、マーケティング結果をうけて、あれこれ考えて・・
・日本で設計、製造して・・・
・製品ができたら日本で検査して・・・
・それを船に乗せて、何日も揺られたのち
・現地で荷下ろしして、さらに検査して
・それを販売する
・・・って、どんだけ時間かかるんですか!この流行が早く変わっている時代、コンカレント設計で試作もAMで作るという時代に!
現地に子会社があれば
・現地スタッフがマーケティングし、現地の人の感覚で製品に生かし
・日本と子会社+αで3Dデータを共有、コンカレントエンジニアリングで開発&CAM
・現地で生産、すぐに販売店に送って(販売店情報は現地では取得できる)
・利益は、売上などが、会計データとして、本社に送られてくる。
この日数差はすごいですよ!流行を追っかけて生産できる。
もう、輸出なんかしてたら、時代遅れの製品作って、在庫の山を築くだけ。
いまは現地生産ないしは、一番安いところで生産の時代です!
「GAFAはすごい成長率だ…それに比べ日本の企業は…」
・GAFAのうち、Apple以外は物を作っていない
Google:広告収入で儲けている
Amazon:本やモノを作っているわけではなく、それを流通させる情報で
儲けている
Facebook:ものは売ってない
実はAppleも、モノを売っているように見えて、生活スタイルを売っている
ので、生活スタイルを打っているともいえる。
モノを売らない会社は、莫大な利益を得ることができるのだよ。
なぜなら、モノを売るということになれば、
・マーケティング結果をうけて、あれこれ考えて・・
・設計、製造して・・・
・製品ができたら検査して・・・
・それをトラックに乗せて、何時間も揺られたのち
・荷下ろしして、さらに販売店で検査して
・それを販売する
どんだけ、日にちかかるんだよ!さらに気づいたと思うけど、これ上記のコピペでつくっている。そう情報はコピペできるので、ものすごいスピードで拡散する、だから、モノを作るのではなく、情報にともなって利益が増えるビジネスモデルを作った会社は、モノの利益率とは比べ物にならないくらい、(回転率の速さで)儲かる!
モノづくりの会社が情報で利益が出るビジネスモデルの会社に勝てるわけがない。モノづくりにこだわる以上、これらの会社の後塵を拝するのは明らかだ!
「日本は技能オリンピックで順位が落ちている。日本のモノづくり…」
そもそも、今の日本は技能を重視していない。
技能は、属人性の排除とか言って、排除されてきた。
プレス職人を作るより、プレスの自動化を目指し、IoTとかAIとかに投資してきたんじゃないの?それを受けてアマダさんとかはV-Factoryとかで自動化しているわけで・・
切削も、3軸をひっくり返してとかしないで、森精機の6軸ですべて自動化する方向になっているし・・
技能オリンピックとかに投資するより、森精機やアマダ、ファナック、FUJI(フジキカイ:富士機械製造)とかに投資したほうが、技術的優位がとれるのではなくて?
現実的に就職世代の親も子供も町工場に勤めて、手に職つけて技能を磨いて一人前になって独立しようと考えるより、森精機とか有名な工作機械メーカーに入って技術に貢献してもらったほうがと思うんじゃないかな。。
・・・やっぱり時間が足らなくなったので、このつづき(じゃあ、モノづくりからどう変わったの?)はまた今度。
・・あ、三島由紀夫の話も途中だった気が・・あれにも関係するので、合わせて書いてしまうかも?
いまは「ひとづくり2.0の時代」。
中国は日本より高技術・高品質かどうかなどは問題ではなく
中国は日本より「つながり」が多くあった。だから政治的に勝った。
いつまでもモノづくり、高品質、品質管理、高付加価値なんて言ってると、
日本は、いままで「発展途上国」と思っていた国にぬかされるだろう。
なぜなら、それらの国は、中国と「つながり」を持っているから
「生きている価値、存在理由」という点から考えると、自分しか知らない・言わないことを表明することは、価値のある大事なことだろう。それによって、多くの人が救われるのなら、なおさら・・・
ということで、アカデミックや一部の人ではあったり前なんだけど、
結構多くの人(年寄りに多い)や政治家が古い考えを持っているため、
全く受け付けていない、そのために多くの人が犠牲になっていて、
「絶対間違えている!!!」社会になりつつあるので、今日は、
そのことについて書いてみる。
ある国会議員が、なんかの質問だったと思った、こんなことを言っていた。
「日本は輸出が増えていない」
「GAFAはすごい成長率だ…それに比べ日本の企業は…」
「日本は技能オリンピックで順位が落ちている。日本のモノづくり…」
まるっきり間違えている。この考え方は、
日本は
技術力を高め、品質管理を徹底して、技能を高めて、
みんなで努力すれば、輸出で儲かって、GDPをあげて、
経済大国になる
という考え方。この考え方は、まあ、間違っていると
今は思われているんじゃないかな
表題の件をNTTで問題にした先生(宮崎久美子先生)がいて、
その話がたしか、放送大学の「技術経営の考え方」 でも
書いてあった気がした・・・
・・・が、まあ今回は多分時間切れになるので、上に挙げた3つの
疑問について、なにが間違えているのかというのを話す。
「日本は輸出が増えていない」
うん、イマドキ輸出なんて・・・トランプさんを待たずして、
今は現地に子会社つくって、開発・製造・販売するでしょ。
考えてみてください。もし、輸出するために日本で商品を作って輸出するとするとですよ・・・
・現地から離れた日本で、マーケティング結果をうけて、あれこれ考えて・・
・日本で設計、製造して・・・
・製品ができたら日本で検査して・・・
・それを船に乗せて、何日も揺られたのち
・現地で荷下ろしして、さらに検査して
・それを販売する
・・・って、どんだけ時間かかるんですか!この流行が早く変わっている時代、コンカレント設計で試作もAMで作るという時代に!
現地に子会社があれば
・現地スタッフがマーケティングし、現地の人の感覚で製品に生かし
・日本と子会社+αで3Dデータを共有、コンカレントエンジニアリングで開発&CAM
・現地で生産、すぐに販売店に送って(販売店情報は現地では取得できる)
・利益は、売上などが、会計データとして、本社に送られてくる。
この日数差はすごいですよ!流行を追っかけて生産できる。
もう、輸出なんかしてたら、時代遅れの製品作って、在庫の山を築くだけ。
いまは現地生産ないしは、一番安いところで生産の時代です!
「GAFAはすごい成長率だ…それに比べ日本の企業は…」
・GAFAのうち、Apple以外は物を作っていない
Google:広告収入で儲けている
Amazon:本やモノを作っているわけではなく、それを流通させる情報で
儲けている
Facebook:ものは売ってない
実はAppleも、モノを売っているように見えて、生活スタイルを売っている
ので、生活スタイルを打っているともいえる。
モノを売らない会社は、莫大な利益を得ることができるのだよ。
なぜなら、モノを売るということになれば、
・マーケティング結果をうけて、あれこれ考えて・・
・設計、製造して・・・
・製品ができたら検査して・・・
・それをトラックに乗せて、何時間も揺られたのち
・荷下ろしして、さらに販売店で検査して
・それを販売する
どんだけ、日にちかかるんだよ!さらに気づいたと思うけど、これ上記のコピペでつくっている。そう情報はコピペできるので、ものすごいスピードで拡散する、だから、モノを作るのではなく、情報にともなって利益が増えるビジネスモデルを作った会社は、モノの利益率とは比べ物にならないくらい、(回転率の速さで)儲かる!
モノづくりの会社が情報で利益が出るビジネスモデルの会社に勝てるわけがない。モノづくりにこだわる以上、これらの会社の後塵を拝するのは明らかだ!
「日本は技能オリンピックで順位が落ちている。日本のモノづくり…」
そもそも、今の日本は技能を重視していない。
技能は、属人性の排除とか言って、排除されてきた。
プレス職人を作るより、プレスの自動化を目指し、IoTとかAIとかに投資してきたんじゃないの?それを受けてアマダさんとかはV-Factoryとかで自動化しているわけで・・
切削も、3軸をひっくり返してとかしないで、森精機の6軸ですべて自動化する方向になっているし・・
技能オリンピックとかに投資するより、森精機やアマダ、ファナック、FUJI(フジキカイ:富士機械製造)とかに投資したほうが、技術的優位がとれるのではなくて?
現実的に就職世代の親も子供も町工場に勤めて、手に職つけて技能を磨いて一人前になって独立しようと考えるより、森精機とか有名な工作機械メーカーに入って技術に貢献してもらったほうがと思うんじゃないかな。。
・・・やっぱり時間が足らなくなったので、このつづき(じゃあ、モノづくりからどう変わったの?)はまた今度。
・・あ、三島由紀夫の話も途中だった気が・・あれにも関係するので、合わせて書いてしまうかも?