ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

ブログは3種類に分かれると思う。そしてそれらの間に優劣はない。

2006-07-07 20:44:01 | Weblog

 これはあくまでも私見だが、ブログには典型的な3つの種類があるとおもう。

●1つめは、読まれることを目的とした、オリジナルな内容の日記
 これは、自分の考えや意見などを述べて、読まれることを意識しているブログ。
 ブログ黎明期、アメリカのブログが日本に紹介された、ブログというのは、こういうもんだというふうなかんじで入ってきた。
 ウェブ進化論の136ページあたりからかかれる、ブログも、こういうブログをさしていると思われる。
 ブログの女王「眞鍋かをり」さんのブログは、こちらにちかい。


●2つめは、書くことがたのしい、オリジナルな内容の日記
 これは、読まれることよりも、自分が書きたいからというので、続けているブログ。
 おなじフィーリングを持った人が読まないと、意味不明になる。
 新ブログの女王「しょこたん」のしょこたん★ブログは、こちらにちかい。
 (メポとか、ブーンとか、意味通じないひとは、意味通じない)


●3つめは、既存のものを、まとめたり、引用したりするブログ
 上記2つはオリジナルな内容なのですが、これは、引用やまとめなので、オリジナリティはあまりない。比較的書きやすい。
 これが進むと、アフェリエイトリンクだけのブログなどができたりする。
 いわゆる「まとめブログ」もこれにはいる。




 この3つは典型的な例で、実際のブログには、この3つの要素がそれぞれブレンドされる。
 ただ、どの要素がつよいというのはあり、
 ウィリアムのいたずらの場合、

   分家(ここ)は、1つめの要素+2つめの要素
   本家のほうは3つめの要素が強い。

 今のブログの多くは3番目のもの、とくに、ニュースを引用して、それに意見をつけるという形が強い。

 なお、このうち、どれが、意味があるとか、社会的に有意義だ、無意味だというのは、決められない。

 1のオリジナリティのあるものが、価値ありそうだが、あまりオリジナリティがありすぎても、どーだかねえ。。。

 2の自分が書きたいというのは、自分の精神安定になることはもちろんだが、周りの人に共感を呼ぶことがあるので、これも、意味がある。

 3番目のものは、この、まとめ機能により、引用が増えてくると、まとめのまとめである、トレンドランキングの順位があがる。つまり、社会的な意思形成には、3のブログは、(オリジナリティは無くても)おおきないみがある。
 また、まとめブログは、ブログを全部読まなくていいので、意義は大きい。
 とくに炎上しちゃってるブログ/掲示板の場合(って、掲示板も炎上っていうのかな?)、なにがなんだかわからないので、まとめブログがあると、ありがたかったりする。

 つまり、ブログの玉石混合問題(ウェブ進化論P153)は、一概に、どれが玉であり、どれが石であると言い切れないところが難しい。人によりはもちろん、同じ人でも時と場所により、そのブログが玉でどのブログが石かはかわる。そうかんがえないと、しょこたんが、ブログの女王になったことは説明つかない。
 あのブログに、眞鍋かをりさんのような内容を求めることは。。。(^^;)
 でも、いまや、しょこたんが、ブログの女王だ。。


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インターネットはアメリカ中心?

2006-07-07 17:00:42 | Weblog

 ちと、IPV6について、調べる用があった。
 で、Unixマガジンの2006年7月号(ただし季刊)が、たまたま「IPV6とは何なのか!?」という特集だったので、みてみた。

 そしたら、P41にこんなことが書いてあった

そして図5のようにBolt Beranek and Newman Incという企業はそれ以上を所有しており、このアドレスが本当に必要なのか、はなはだ疑問です。逆に、5千万台もの携帯電話契約を抱えるNTTドコモは、わずか500個ほどです。


ってあって、その上の図5に、

NTTドコモ(携帯電話契約数5100万台)ですらたった512個しかIPアドレスをもらっていない。計3200万個ものIPアドレスを持つこの会社の実態は?

ってかいてあるんだけど。。。これ、仕方ないと思うよ。
まあ、その話をする前に、この会社の実態は?って書いてあるから、それから書きましょうか。



Bolt Beranek and Newman Inc(BBN)は、子会社に、BBN Planetっていう会社をもつ。
問題はこのBBN Planetで、この会社について、
ここ http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/info/tips/terms/AB.shtml#REF00065から引用すると、

BBN の子会社で、BARRNet、NEARNET、SURAnet などのそれまでの地域ネットワークを一部として持つ全国的なインターネット アクセス ネットワークの運営を行っている。


なわけ。で、BARNetは、ここから引用すると

サンフランシスコのベイエリア一帯をサービスするネットワーク。BARRNet のバックボーンは、カリフォルニア大学の 4 つのキャンパス(デービス校、バークレイ校、サンタクルーズ校、サンフランシスコ校)、スタンフォード大学、ローレンスリバモア国立研究所、NASA のエームズ研究センターから構成されている。現在 BARRNet は BBN Planet の一部門である


NEARNETはここから引用すると

ボストン大学、ハーバード大学、MIT を結ぶ米国ニューイングランドの地域ネットワーク。現在は BBN Planet の一部。


SURAnetは、ここから引用すると

米国南東部の大学やその他の機関を結ぶネットワーク。もともと NSFNET の一部であったが、現在は BBN Planet に属している。BBN Planet、NSF、NSFNET 参照。


ってこと、つまり、BBNの実態は、子会社が、アメリカの主要な大学、研究所を結ぶ全国的なインターネットアクセス会社ってこと。




 そーすると、日本のDocomoが、いくら加入者がおおくたって、

 アメリカの大学や研究所の研究と、日本の女子高生のたわいないメールと、どっちが、社会的に大事だと思ってるんだあ!といわれてしまうと、ウィリアムのいたずらなら、もちろん「女子高生のメール」と答えるけど、たぶん、アメリカ国民はそんな回答を認めてくれず(>_<!)。。。

 かといって、じゃあ、加入数が多いほうが大事!とか言われると、将来的には、インターネットは中国とインドに独占されてしまうわけで(人口が多いもん勝ちになる)。。

 てなわけで、たしかに、UnixマガジンのP41ページの5図右

Docomo 契約数5100万 IP数512個   1IP当たり約10万契約
au      契約数2300万 IP数3592個  1IPあたり約6400契約
ボーダフォン 契約数1500万 IP数960個   1IPあたり約15625契約

っていうのをみると(1IPあたりは、載ってない。ウィリアムのいたずらが計算)

 たしかに、Docomoは少ないけど、じゃあ、日本国内については、いろんなことで、いろいろできても、相手がアメリカの場合、「うんにゃ、アメリカがインターネットをつくったんだから、アメリカに有利で何が悪い!」といわれて終わりな気がする。

やっぱ、インターネットはアメリカ中心?


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サーバーにコンテンツを置き、非同期通信の場合での、臨場感というか、客のウケ方を載せる方法

2006-07-07 16:23:24 | Weblog

 放送大学大学院「総合情報学」の第9章に、非同期型、つまり、コンテンツをサーバーにおいて、見たいときに見れるようにする形のコンテンツで、臨場感だったかな、相互作用だったかな、を出すのには、どうしたらいいか?っていうので、i-playerっていうのを紹介していた。

 このしくみは、はじめに、コンテンツをみてもらい
1.ここ大事!と思ったら、見ている人は、ボタンを押す
2.その押された記録が、サーバー側に残り、次の人がみると、その押された箇所が
  ビデオの下に、赤く表示される。
3.これがたまってくると、みんなが大切だと思うところは、とっても赤く表示される
  ようになる→どこが大切か、わかってくる。




ほー、じゃあ、これを応用すると

1.漫才を流す。
2.みんながおかしい!(ウケた)と思ったとき、ボタンを押す
3.その押されたボタンの量に伴い、笑い声をかぶせる
4.そーすると、あとから見た人は、なんとなく、臨場感が出ると。。

なるほどー。将来的には、特徴抽出などを使って、ボタンを押さなくても、カメラで取っていれば、「どこが大事か」とか、「どこがウケたか」などは、自動的に機械が判断して、送ってくれるようになるかもしんないね。
 まあ、お笑いの場合は、はじめスタッフがみて、ある程度、笑いをかぶせた状態から、配信するんだろうな。

 もちろん、笑い声だけでなく、CGで、ウケている様子をだすとか、別の場面でウケている様子を合成するとか、いろいろオプションはありそうだ。

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ケータイで複数キャリア対応する場合Webサービスにするほうがいいかも、おお!シンクライアント

2006-07-07 14:18:43 | Weblog

 昨日のブログ、「複数の携帯電話キャリアを融合する新世代アプリケーションの開発」へのツッコミに書きましたけど、複数キャリアへの対応は、

1.あるファイルにやりたいことを書いて
2.そのファイルを読み込み
3.実行するものをつくる

ってかきましたけど、
もし、サーバー/クライアントで通信するなら、別にファイルである必要はないです。

0.あるWebサイトを呼び出すし
1.そのサイトからの返り値にやりたいことを書いて
2.そのサイトからの返り値を読み込み
3.実行するものをつくる

とすれば、結局、サーバー側はWebサービスを提供し、端末側で、そのWebサービス結果を利用/処理/表示するアプリを作ればいいことになる。

 このとき、Webサービスの返り値は、やっぱり、標準化する意味で、XMLにすれば、

 結局、各社端末対応のアプリをつくるには、
1.WebサービスをGet(あるいはPost)型でよびだして
2.それをXMLのフォーマットで、返り値を受け取って
3.その内容を表示する

ってことになる。そして、動的に変える必要がない場合は、1.のWebサービスをファイルにして、2.のXMLは、その(1の)ファイルに結果をXMLで書いておいて、そいつを読み込むことになる。




 って考えると、サーバ処理が必要なものは、Webサービス、とくにPost、Get型にプログラムが置き換えられれば、各社ケータイはもちろん、パソコンでも(ブラウザをつかってでも、そうでなくても)共通のアプリが作れるし、

 サーバー処理がいらないものでも、処理内容をXMLで表現し、それをファイルに書いておけば、Webサービスの処理と同様の手順において、各社ケータイはもちろん、パソコンでも(ブラウザをつかってでも、そうでなくても)共通のアプリが作れるということになる。





 で、話はさらに発展して、
 J2EEのアプリケーションやCORBAなんかは、Webサービスに入出力を変換することによって、置き換えられないか?そうすれば、それらのケータイ化は、意外と早くでき、パソコンよりも、ケータイ端末を社内LANで使うようになるかもしんない。

 このほうが、端末の投資もしやすく、シンクライヤント化できるのでセキュリティの面でもいいから

 という話を、富士通のInterstageのCBM,CBSを例に話そうと思ったが、長くなってしまうので、とりあえず、この辺で切ります。

(といっても、その話をいつ書くかっていうのは、わかんないけどね)



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アフェリエイト市場が大きくなることと、アフェリエイトで生活できる人が増えることは違う

2006-07-07 03:43:38 | Weblog

このかたのブログ
『ブログの正体』伊藤穣一+デヴィッド・L・シフリー&デジタルガレージグループ
http://blog.goo.ne.jp/tokkun-book/e/f7f5972fd12d4fb2a6178ce9968275fe

を見て知ったのですが、その、「ブログの正体」という本に、こんなことが書いてあるそうです
(以下の斜体は、上記ブログからの引用ですが、そのブログでは、『』のところは、上記本から引用しているようです)

本書:(アフィリエイト)ある会社の成功報酬ランキングに言及し『個人で月に300万円、200万円と驚くべき収入を得ている人もいる。(中略)数十万円というのは珍しくない』とし、今後この市場がさらに拡大し、日本経済の活性化にまで言及します。


本当にアフェリエイトで、数十万稼ぐのは珍しくないことかどうかはみなさんの判断にお任せします。ウィリアムのいたずらはやっていないので、わかりません。




 ただ、この手の話でよく言われるのですが、アフェリエイト市場が増えて、なんか、アフェリエイトで、生活できる人が増えてくるみたいな書き方、考え方が増えているようです。

 はっきりいいきりましょう。

 この考えは(かならずしも)成り立ちません。

 理由を説明します。




 アフェリエイト市場に入ってくるお金は
 アフェリエイト企業数X各企業がアフェリエイト広告に支払ったお金(の総和)です。

 このお金を
 アフェリエイト企業の手数料+アフェリエイトを出したブログXそのブロガーが受け取ったお金です。

具体的に、世界に100社しか会社が無かったとして、その100社が1万円しはらったら、元手100万です。(これが上の式)

 もし、広告代理店が10万とって、アフェリエイトを出した人が9人いたとしたら、その9人が受け取る金額は、平均10万のはずです。
 広告代理店の10万+9人のブロガーX平均10万=100万支払い=元手と同じ。

つまり、

アフェリエイト企業数X各企業がアフェリエイト広告に支払ったお金(の総和)
 = アフェリエイト企業の手数料+アフェリエイトを出したブログXそのブロガーが受け取ったお金

という等式が常に成り立ちます。ここまでOKですか?

(つまり、アフェリエイトのクリック数や成約数によって支払われるという考え方は、あくまでも、受け手からみた考えで、市場全体からみると、上記の等式が成り立ちます。そして、受け取った元手を分配する配分比率として、クリック数や成約数が使われるということになります)




さて、ここで、もし、世の中のブログをやる人が急速に増えたら、どうなるか?

もちろん、アフェリエイトを出す会社は増えるでしょう。

でも、かりに
1年でブロガーが100人増える、会社は10社増えただけ。。。
というふうに、会社が増えるよりもブロガーが増えるほうが大きくなったら、どうなるか

具体的にさっきの計算式に入れてみます。

もし、受け取り金額がおなじだったとすると、9人のブロガーが1万円づつもらっていたので
10万+(9人+100人増加)X10万=1100万円

でも、会社はもともと100社で新規に10社なので、
(100社+新規10社)X新たな1社平均負担費=1100万
新たな1社平均負担費=10万

となり、元の10倍になります。これはありえません。

なぜなら、10倍にもなったら、そんなに払いきれないので、アフェリエイトをやめる会社が続出して、もっと負担費が上がるから、もっと会社がへって・・・となって、果てしなく負担費が上がってしまうからです。



 現実的にはどうなるかというと、ブログ間の競合が起こったりして(アフェリエイトの奪い合い)、がおこります(このとき、元手は増えません)。

 そのため、1人あたりの手取りが減ることが予想されるのです。

 これは、アフェリエイト市場にブロガーが急速に流れた場合で、
 アフェリエイト企業の増加率のほうが、ブロガーの増加率よりも大きければ、このような事態はおきません

。。。が、実際には、ブロガーのほうが増えてますよね。




 なので、安易に、アフェリエイト市場が増えていく、それによって、個人の収入が増えるという論理を信じることは危険だと思います。現実はアフェリエイト市場は増えるが、競合も増えるので、個人の収入は、努力しないと同じにすらならないと思います。



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