元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

ブラックジャックによろしくを読んだ

2012年12月15日 23時38分45秒 | アレコレ鑑賞
「新潮社、キンドルに配信再開「問題は解決」」

 今後、紆余曲折あるかもしれないが、この流れにはもう逆らえない。共存の方向はあると思うが。

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 佐藤秀峰原作の「ブラックジャックによろしく」を読んだ。iPhoneで読んだ。iPhone大活躍。結構考えさせられる重い話なのだが、僕はそういう話が好きなので面白く読むことができた。佐藤秀峰が現実で結構イザコザを起こしているがそれがこのマンガの主人公と重なって見えた。ちなみに佐藤秀峰のイザコザは、僕は彼の肯定派です。

 この作品の難しいのが1と0に割れない問題を、苦悩しながらも主人公は1に持っていってしまうが、恐らく現実は0のことが多いのだろうなと言うジレンマ。しかも1と0共に善悪の要素を持ち合わせている割り切れなさ。読了後、残ったのは医療への不信感と言う困った感。

 11月下旬に僕は大きな風邪を引いた。最初は内科に行ったが良くならないので、耳鼻咽頭科に行って、それでも良くならないので、総合病院に行った。結果、軽い肺炎にかかっていた。内科には二度行ったのだが、熱がないなら肺炎ではありませんと言った。しかし肺炎だった。この病院は以前からちゃんと診察しないし、看護師の態度もあまりよくない。ブラよろの「金儲け主義の病院」という言葉が頭を過ぎったりする。

 総合病院ではかなり時間をかけて診察をしてくれた、その間、土曜日にもかかわらず若い医者や看護士が忙しそうに働いていた。ブラよろを読んで病院全体に不信感を持とうが何を思うおうが、やっぱりお医者さんは頑張ってくれているんだという現実。

 色々と考えさせられる作品だ。ちなみに二巻の最後で泣いた。たぶんそういう人多いと思うけど。

ちなみにここで無料で読めます。原作者が著作権を放棄したので無料なんです。


ブラックジャックによろしく(1) (モーニングKC (825))
クリエーター情報なし
講談社
コメント
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