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Ritual Pinot Noir Casablanca Valley 2011

2014-04-02 00:00:00 | チリ
Ritual Pinot Noir Casablanca Valley 2011
Ritual Pinot Noir Casablanca Valley 2011 Part1
≪1OO点醸造家ポール・ホブス監修ピノがこの価格≫
●リチュアル(byヴェッラモンテ) ピノ・ノワール カサブランカヴァレー [2011]

●米国ワイン界を代表する二人の巨匠によるチリ進出版ピノ!
 【※2012.7.31追記】 新たに「白」が加わりました!→コチラから。
ボトルの重量と厚みからしてもう1000円台とは思えないのですが(届いたら是非手にとってみてください)…ともかく、ポール・ホッブス氏のピノ・ノワールといえば、自らのワイナリからリリースする 『R.R.V.ピノ』 では2010年版のWS誌年間TOP100にて【第6位】に選出(WS94)。シングル・ヴィンヤードの 『リンゼイ』 に到ってはキュヴェを含め5度の【RP95点】に到達する品質を誇ります。ただし価格は7,000円~万円オーバー。弟分の 『クロスバーン』(こちらもW&S92点)でも5,000円弱です。そんな彼の監修するピノが1,000円台…嬉しすぎる夢のようなヴァリュー・プライスと素晴らしい品質を誇るベストバイ・ピノがこちらの 『リチュアル』 なるピノ・ノワールです。

肉厚なボディ、安チリの嫌味を感じさせないふくよかな旨み…当ピノの驚くべきクオリティは、米国メディアだけでなく、弊社実店舗のお客様参加型ブラインド試飲会「Yanagiyaワイン道場」でも好評頂きました。

■世界を巡るカジュアル・ピノの旅…チリ編
「手頃で美味い」が難しい高貴な葡萄品種ですが、1,000円台までで厳選しました!>>【世界の安旨ピノ特集】はこちら。

このヴェラモンテ、実はオーナーもまたナパでは知られた傑物。ワイン詳細のご案内前に、価格がちょっとしたサプライズにすら見える、もの凄いコンビが揃う "生産者情報" を先にご案内致しましょう。

▼ヴェッラモンテ(Veramonte)
1960年、当時まだスモール・ワイナリであった 『コンチャ・イ・トロ』 のCEOに就任し、その手腕でこれをチリ最大級のワイナリに躍進させたアガスティン・ヒュネイアス(Agustin Huneeus/右下画像)。1971年に海外進出を決め、新天地をカリフォルニアに定めると、1985年に 『オーパス・ワン』 の隣人、『フランシスカン』 のパートナー兼代理社長になり、フランシスカンをナパ屈指のプレミアム・ワイナリに成長させる傍ら、チリでも 『カリテラ』 と 『エラスリス』 という二大著名ワイナリーの躍進を支えます。1989年にナパの 『クインテッサ』 を購入すると、これを筆頭とするワイン・グループを形成。傘下に 『フラワーズ』、『オリン・スィフト』 を加え、『ヒュネイアス・ヴィントナーズ』 と命名しました。

1990年中盤、これまで培ってきた40年間の業界での経験が、彼にカサブランカ・ヴァレーの可能性を気づかせます。この地が世界的なワイン産地になりうるポテンシャルを秘めていることを感じ、彼は再びチリに戻って情熱を滾らせます。こうして積み重ねてきた深い知識と大いなる経験、高き技術の集大成としてカサブランカヴァレーに設立した造り手が 『ヴェラモンテ』 なのです。チリで初めてナパ・スタイルのヴィジター・センターを構え、最新鋭の設備を擁し、そして迎えたコンサルタントは【RP100点】の生みの親、ポール・ホブス。彼は監修するヴェラモンテを指し、「現在チリでもピノにこれだけ尽力している生産者は殆ど無い。」と自信の程を述べています。

世界的に知られる二人の傑物によるタッグ。そしてカサブランカ・ヴァレーの素晴らしいフルーツ。それでいてこの価格。話題にならぬわけもなく、WE誌【世界TOP100 Best Buys】の受賞、W&S誌での【世界TOP100 Value of the Year】二年連続選出、そしてスペクテイター誌では三年連続で【Best Values】に輝くなど、安旨タイトル総ざらい状態のヴェラモンテ。醸造ばかりでなく、ポール・ホブスより栽培指南をも受け、健康に育まれた果実は朝霧漂う冷涼な時間帯に、手摘みにて収穫されます(全てエステート・フルーツ)。慎重且つ丁寧に行われるパンチング・ダウンとマロラクティック発酵を経て、新樽比率40%のフレンチ・オークで14ヶ月の樽熟成…と、仕様は完全に価格の平均を上回る…。

◎ヴィンテージが2011年になりました。【2013.4.5更新】
'10年に当店初登場を迎えたリチュアル。この度のご案内は二年目の'11年です。ところがリリース直後に試飲した際は樽が強すぎて各要素とのバランスがとれておらず、メルマガでも「現状のままですとおすすめできません。」とお伝えしました。その後数ヶ月を経てインポーター担当さんより「再戦求む」との連絡を受け、二度目の試飲に挑みました。

すると熟成が進んでオークも馴染み、それが凝縮感ある果実味に解けて嫌味が無くなってきていて、これならばお勧め!いよいよ本領発揮…の段階に入ってきました。複雑さを感じさせる香りに溢れ、ピノのわりにがっちりした多量なタンニンを抱え、詰まった旨みがタップリ。程よいスパイスも効いて、果実甘みは品が感じられます。濃いプラム、なめしにかすかに獣香も。濃く飲み応えあるしっかりした造りにして、しかも旨味をストレートに感じさせる万人向きのピノに仕上がってきています。

一昔前の安いチリ・ピノに必ずあった埃っぽさや嫌味が無く、この仕立てにはアガスティン・ヒュネイアス自らもこう述べます…「リチュアルは、カサブランカ・ヴァレーでのワールドクラス・ピノ造り、その探求の結果である」と。『リチュアル』 はスタンダード版 『リゼルヴァ』 の上位版。それでもこの価格なのですから、コスパの高さには驚くばかり。

●これが1,500円台とは素晴らしい…ポール・ホブス氏がカリフォルニアで安いピノ・ノワールを造らない "理由" にすら思えてきます。
YANAGIYAより)




◆ リトゥアル( リチュアル by ヴェラモンテ ) ピノ・ノワール カサブランカ・ヴァレー [2011]
  希望小売価格 1,890 円 (税込) のところ ⇒ 特別税込価格 1,659 円・送料別

 Ritual ( by Veramonte ) Pinot Noir
 生産地:チリ、カサブランカ・ヴァレー
 品 種:ピノ・ノワール100%
 タイプ:赤、辛口、フルボディ
 収 穫:朝早くに収穫
 醸 造:色を抽出するため3~5日間低温マセラシオン、小さなオープントップタンクで穏やかにパンチダウン、マロラクティック発酵
 熟 成:新樽40%フレンチオーク樽、14ヶ月間熟成
 味わい:美しく輝くルビー色、ブラックチェリー、ラズベリー、ブルーベリーの香り、なめし皮、スパイス、スモーキーさも併せ持つ、フレッシュ、フルーティーな果実味が豊かで、丸みのある柔らかいタンニンがあり、エレガント、樽の香ばしさも感じられるリッチな味わい、肉厚なボディ、嫌味を感じさせないふくよかな旨み、驚くべきクオリティです
 備 考:米国ワイン界を代表する二人の巨匠によるチリ進出版ピノ、ボトルの重量と厚みからしてもう、1,000 円台 とは思えないのですが、ポール・ホッブス氏のピノ・ノワールといえば、自らのワイナリからリリースする 『 R.R.V.ピノ 』 では、2010年版のWS誌年間TOP100 第6位に選出(WS:94点)。 シングル・ヴィンヤードの 『リンゼイ』 に到ってはキュヴェを含め5度のWA:95点に到達する品質を誇ります。 ただし、価格は、7,000 円~万円 オーバー。 弟分の 『 クロスバーン 』 ( W&S:92点 )でも、5,000 円弱です。 ホッブス氏の監修する 1,000 円台のヴァリュー・プライス&高品質ベスト・バイ・ピノが、 『 リトゥアル ( リチュアル ) 』 ピノ・ノワールです。 リトゥアル の葡萄が栽培されているカサブランカ・ヴァレーの土壌は、多様で変化に富んだミクロ・クリマ ( 微小気候 ) があります。  海風の影響により、冷涼な気候が保たれ、カリフォルニアのロシアン・リヴァー・ヴァレーにも匹敵する ピノ・ノワール栽培最適地と考えられています。 アメリカのワインメーカー ポール・ホッブス氏と提携して、昔ながらの葡萄栽培、ブルゴーニュの栽培・醸造方法を使用し、優れた品質、構造、エレガントな味わいのピノ・ノワールを造りだしました。 醸造ばかりでなく、ホッブス氏より栽培指南をも受け、健康に育まれた 果実は、朝霧漂う冷涼な時間帯に 手摘み収穫 、全てエステート・フルーツを使用、慎重且つ丁寧に行われるパンチング・ダウンとマロラクティック発酵、新樽比率40%フレンチ・オーク14ヶ月樽熟成、と仕様は、完全に価格の平均を上回ります。

★ ワインスペクテーター誌 WS:90点
飲み応えあるピノ・ノワール、ワインスペクテーター誌 WS:90点を獲得。 ボトルは、重い、重厚なヘビーボトルを使用、高級感がありますが、お値段はいたって良心的です。
ピノ・ノワールの果実感がありながらも、シッカリとしたボディと果実味、世界クラスのワインです。

 Ritual Pinot Noir is the result of Agustin Huneeus’ quest to produce world class Pinot Noir from Casablanca valley. Partnering with esteemed American winemaker, Paul Hobbs and applying the same time-honored viticulture and winemaking methods as those used in Burgundy, he set out to produce Pinot Noir of superior quality, structure and elegance. Fruit for this wine is selected from 3 distinct vineyard sites within our Casablanca Valley estate. Hand harvested in small batches in the cool morning fog, fruit from each vineyard contributes unique qualities to the finished wine in the form of character, dimension and personality. Together, they create a beautiful, elegant expression of Pinot Noir from Casablanca Valley.

 リトゥアル ピノ・ノワールは、世界クラス・ピノ・ノワールをカサブランカ・ヴァレーから造り出すためのオーガスティン・ヒュネイアス氏の探求の結果です。 ワインメーカー、ポール・ホッブス氏、ブルゴーニュと同じ由緒ある葡萄栽培に適用した、ワインメイキング方法を使用することを尊敬されたアメリカ人と協力して、彼は優れた品質、構造と優雅さのピノ・ノワールを生産しようと試みました。 このワインのための果実は、我々のカサブランカ・ヴァレー産の中の3つの異なった葡萄園から選ばれます。 涼しい朝霧の中で小さなバッチで手摘み収穫されて、各々の葡萄園からの果実は、品格、局面と個性の形で独特の性質を完結したワインに貢献させます。 一緒に、彼らは、カサブランカ・バレーから、ピノ・ノワールの美しい、エレガントな表現力をつくります。
 ( 参考:ritualwines.com/ )

◆ ヴェラモンテ:Veramonte
 1960年、当時まだスモール・ワイナリーだった 『 コンチャ・イ・トロ 』 のCEOに就任し、その手腕でこれをチリ最大級のワイナリーに躍進させたアガスティン・ヒュネイアス( Agustin Huneeus )氏。 1971年、海外進出を決め、新天地をカリフォルニアに定めると、1985年、 『 オーパス・ワン 』 の隣人、 『 フランシスカン 』 のパートナー兼代理社長になり、フランシスカンをナパのプレミアム・ワイナリーに成長させる傍ら、チリでも 『 カリテラ 』 と 『 エラスリス 』 という二大ワイナリーを支えます。 1989年、ナパの 『 クインテッサ 』 を購入すると、これを筆頭とするワイン・グループを形成します。 傘下に 『 フラワーズ 』、『 オリン・スィフト 』 を加え、『 ヒュネイアス・ヴィントナーズ 』 と命名しました。
 1990年中盤、培ってきた経験から、彼は、カサブランカ・ヴァレーの可能性に気づきます。 この地が、世界的ワイン産地になりうるポテンシャルを秘めていると感じ、ヒュネイアス氏は、彼の集大成として、カサブランカヴァレーに、 『 ヴェラモンテ 』 を設立します。 チリで初めて ナパ・スタイルのヴィジター・センターを建設、最新鋭の設備を擁し、醸造コンサルタントには、ポール・ホッブス氏を招きます。 ホッブス氏は、彼の監修するヴェラモンテを、「現在、チリでもピノにこれだけ尽力している生産者は 殆ど無い。」 と自信の程を述べています。 WE誌 「 世界 TOP100 Best Buys 」 受賞、 W&S誌 「 世界 TOP100 Value of the Year 」 二年連続選出、ワイン・スペクテイター誌 三年連続 「 Best Values 」 受賞など、安旨タイトル総獲得状態のヴェラモンテです。
 2011年、複雑さを感じさせる香りに溢れ、多量なタンニンを抱え、詰まった旨みがタップリ、程よいスパイス、果実甘みに品が感じられ、濃いプラム、なめし皮、かすかに獣香、濃く飲み応えあるしっかりした造り、旨味をストレートに感じさせる万人向きのピノに仕上がってきています。 アガスティン・ヒュネイアス氏自ら、「リチュアルは、カサブランカ・ヴァレーにおけるワールドクラス・ピノ造り、その探求結果である。」
 ( 参考:veramonte.com/ )
Wine Beer ワインビール比較試飲評価&Newsより)



Ritual Pinot Noir Casablanca Valley 2011 Part2




(*)YANAGIYAより2本購入。1,659円。Facebookより情報を仕入れて購入した。
インポーター:オーバーシーズ
抜栓日:2014年4月10日
コルク:45mm。なにか文様が入っています。作り手の名前も刻印されています。
液漏れ:なし。
グラス:リーデルのブルゴーニュタイプを使用。
 
色:ガーネットルビー。結構濃い目の色合いです。
エッジ:ルビー色。
脚:そこそこ粘稠度があります。
 
香り:最初はあまり香り立ちませんでしたが、それでもブラックベリー、カシス、ミントの香り。ややジャミーなところもありますが、熟れたベリーの香りという印象。スワリングでもさほど要素は変わらず。しかし、娘さんは「醤油、松前漬けの匂い。みりんに醤油を混ぜた匂い」と表現。ママちゃんは「セラーのカビ臭い匂い」と。ん?ブショネ? ぜんぜんわからん。
 
タンニン:まだ若々しいタンニンで、歯茎にもしっかりと渋みとして残りますが、決して嫌な感じではありません。
 
味:そんなに際立った酸ではありません。味わいはややジャミーな感じで、カシスやブラックチェリーのニュアンスです。後口にミントの要素を感じます。果実味はたっぷりと感じます。時間とともに温度が上がると、なかなか濃厚な味わいになってきました。ちょっとベタぁ~っとする感じ。値段を考えるとコスパはいいと思います。