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Chateau Haut Bages Averous 1997

2013-11-28 00:00:00 | フランス・ボルドー
Chateau Haut Bages Averous 1997
Chateau Haut Bages Averous 1997
シャトー・オー・バージュ・アヴルー【2006】【赤ワイン】 750ml
CHATEAU HAUT-BAGES AVEROUS【2006】

■生産地 フランス メドック・ポイヤック
■特徴  ”5級のラトゥール”と言われる、ランシュ・バージュのセカンドラベル
樹齢の若いブドウを使用して造られるセカンドワインです。
ポイヤックらしいストラクチャーや果実味が豊かなスタイルで、ランシュ・バージュを思わせます。

カベルネ・ソーヴィニヨン:73%、カベルネ・フラン:10%、メルロ:15%、プティベルド:2%
ワインショップ葡萄館より)




シャトー・オー・バージュ・アヴルー
[シャトー・ランシュ・バージュ]
Chateau Haut-Bages Averous (Chateau Lynch-Bages)
(ポイヤック/Pauillac)
葡萄に掛けた熱意が今でも生きている
ポイヤックにある Ch.Lynch-Bages(シャトー・ランシュ・バージュ) のセカンド・ワイン。
ワインのアヴルーと言う名前を調べるとある人物が浮かび上がってきます。
事の始まりは、1863年頃からフランス全土に広がりを見せるフィロキセラ。
1869年には、全てのボルドー地域が被害を受けたそうです。
この災害に立ち向かう多くのワイン生産者の中に、ポイヤック地区の1人の女性がいました。その人の名前はアヌ・フランソワーズ・アヴルー。彼女は、最もいい方法を見つけたと信じていました。それは、聖水。ルールドゥにあるノートル・ダム寺院に大変信仰を寄せていた彼女は、自分の畑の真中に、塔を建設しました。
その頂上あたりには、聖母マリア様の銅像と銅像の足に巻きつく蛇が置かれています。勿論、蛇は、フィロキセラを表しています。
水不足の解消ということで、アヴルーはルールドゥの礼拝堂の司祭と、彼女の提供するワインと同じ量を譲り受けることで合意。
彼女は、奇跡を起こすこの水で、ワイン畑を水浸しにし、葡萄の木が救われると信じたそうです。しかし、奇跡は起こらず、残念ながら彼女の畑もフィロキセラの被害を受けてしまいました。
今でも、この塔を、Ch.Haut-Batailley(シャトー・オー・バタイエ) の畑中に、見つける事が出来ます。
そして、彼女の名は、このワインのラベルに刻まれ、生き続けるのです。
ブランド、厳しいセレクションの後に、このワインは生まれます。
熟成は、木樽で12~15ヶ月間。平均生産量は、12万本。


フランス・ボルドー・ポイヤック(赤)/シャトー・オー・バージュ・アヴルー[1990]
 
広々としたワイナリーの建物とくっついた、白い四角形のランシュ・バージュのシャトーは、ポイヤックの南、St.-Lambertの北にあるバージュ高原の上に立っている。そこはトーマス・ランシュが所有者であるドメーヌ・ドゥ・バージュの娘と結婚した1750年に、今の名前がついた。アイルランドの血を引くランシュ家は、75年間ブドウ園を所有した。彼らの名前はボルドーの他のブドウ園のいくつかとつながっている。1934年からランシュ-バージュは、―ジャン・ミシェル・カーズが指揮をとったときは特に―素晴らしいワインを堂々と作る、カーズ家に属している。
ランシュ-バージュは、サンクィエム(第5)クリュクラッセだが、そのワインは―値段を含め―全く何の問題もなくサード・グロース、時にはセカンドグロースとでさえつりあう。それらは豊かさ―色、エキス分、凝縮感、味わい、そして美しくまとまったタンニンの豊かさによって特徴づけられている。オークの香り(毎年半数は新しくされる樽の中で15ヶ月熟成される)は、常に満足を与えるよう存在し、同時にソフトなブラックフルーツの層とほのかなミントの香りも存在している。
ボトル詰め後5~10年たったこの豪華なポイヤックは、まろやかな口当たりのワインになり始め、大変魅力的だ。1987年、ジャン・ミシェル・カーズは4.5hの土地に3種の白ワイン用ブドウ:ソーヴィニヨン、セミヨン、そしてやや少量のミュスカデを植えた。1990年以来、これらのブドウからランシュ-バージュの白ワインが作られ、うっとりさせる果実味と、花のような香りのボルドー白ワインは、新しい樽の中で発酵される。
ワイン蔵まるほんより)




シャトー・オー・バージュ・アヴルー 1997

2本目。こちらはボルドー ポイヤック村のワイン。
5級(といっても実力は2級といわれる)シャトー・ランシュ・バージュのセカンドです。
抜栓直後、まだ開いてない頃から香り・果実感・余韻が良くてかなり期待。

そして開き始めたら、なんとミルクキャラメルの香りがしました!
パヴィヨン・ルージュを飲んだときはコーヒーキャラメルキャンディーでしたが、ミルク系のキャラメルの香りもあるんですね~!
甘い香りでとても素敵でした。
もう少し開くと、今度は落ち着いたカラメルの香りに変化しました。
柔らかなコクのある味わいも余韻も本当に良くて、もううっとりしてしまいました。

*ブドウ品種:カベルネソーヴィニヨン75%、メルロー15%、カベルネフラン10%
(ブログ*BRASSERIE PER TUTTI*より)




1975年(1976年説有り)からセカンドを導入しており、Haut Bages Averous(オー・バージュ・アブルー)という名前でしたが、2007年(2008年ヴィンテージから)から Chateau Echo de Lynch Bages シャトー・エコー・ド・ランシュ・バージュに名前を変えました。
 「Haut Bages Averous は村の名前を付けていましたが、ランシュバージュとリンクされにくく、認知しずらく、発音しにくかった。
 ECHOは、英語、フランス語、ラテン語で同じ単語で、発音しやすく覚えやすい。また、ECHO(エコー)は、「声のあとに響く」という意味で、また、エコー(Echo)という名前は、ギリシャ神話に登場する妖精からとっています。 
 浮気な神ゼウスが恋人とたわむれている間、正妻である女神ヘーラーの気をそらすため、エコーが饒舌に話しかけていたとされます。
 新樽は使用していませんが、カベーソー主体でメルロー・カベフラを多めにブレンドしており、ファーストワインの「シャトー・ランシュ・バージュ」より、よりソフトなものにしました」とは、シャトー発表。
ろくでなしチャンのブログより)

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(*)河井商店にて購入。5200円くらい。