Bourgogne Rouge Les Perrieres Simon Bize 2011
ブルゴーニュ ルージュ レ ペリエール[2011]シモン・ビーズ
シモン・ビーズ
シモン・ビーズ現在、最も日本人になじみの深いドメーヌ――当主パトリックの伴侶は、ブルゴーニュのドメーヌに嫁いだ初めての日本人――のひとつとして、ブルゴーニュ好きの間に浸透しつつあるシモン・ビーズだが、その魅力はなにより生み出すワインの水準の高さにある。
広さ20ヘクタール以上を所有するサヴィニーに特化したドメーヌだが、1995年にラトリシエール=シャンベルタン、その2年後にはコルトン=シャルルマーニュと、赤、白のグラン・クリュも加わり、その陣容も申し分ないものとなった。
よりよい状態のぶどう果を生むため畑での作業が最優先されるが、それからもたらされるテロワール毎の差異――プルミエ・クリュ、ヴィラージュを合わせサヴィニーには7ヵ所の区画がある――を備えたワインを生み出すことがパトリックの信条。
つくりは赤、白ともに伝統的で、赤の場合、除梗は若木――基本的に樹齢が20年に満たないぶどう樹――のみで、それ以上の樹齢からのぶどうでは果梗は付けたまま発酵槽行きとなっていたが、ここ数年、各ヴィンテージに対しフレキシブルな対応をとり、ヴィエーユ・ヴィーニュからのぶどうでも年によっては除梗するケースが見られるようになった。開放の木製発酵槽でのアルコール発酵、ピジャージュも人手により色素、要素の抽出。新樽の割合はおよそ3分の1で、16ヵ月から18ヵ月間の後、瓶詰め、というのが基本のつくり。
白はグラン・クリュからACブルゴーニュまで基本的にピエスでの発酵、ほぼ1年間の熟成の後、瓶詰めというもの。レジオナルであるACブルゴーニュにはしっかりとリュー=ディも明記されているが、さらにピノ・ブーロという表記のものがある。これはそれまでシャルドネ種と混ぜていたピノ・ブーロ種――ピノ・グリ種の別名――を分けて、単独でつくるようになったため。
また2004年ヴィンテージからいわゆる自然なつくりのスタンスにたった、今までとは異なるキュヴェをリリースした――シャンプランの区画からのワインだが、名称としては単なるブルゴーニュ・シャルドネとし、ラベルのデザインも一連のドメーヌものとは変えた――。これはシャプタリザシヨンもアシディフィカシヨンもおこなわず、イノックスで発酵、熟成し瓶詰めという、ドメーヌとしては初めての挑戦となる白で、SO_も最小限に抑えた。ワインはアルコール度数も12.5パーセントと十分、ピュアな酸がバックボーンとして全体を引き締め、ダレたところのない、シャプタリザシヨンなしで十分にバランスのとれた味わいに仕上がっていて、味わいの奥には蜂蜜のような甘さも感じさせる完成度の高いもの。
上記の白の素晴らしさは、ドメーヌの大きな魅力のひとつだが、なんといっても赤の素晴らしさは出色。どれもしっかりした構造があり、滑らかさも十分で、そのテロワールの差異を反映し、同じプルミエ・クリュでも色調から全くといっていいほど異なる。なかでもオー・ゲットとレ・セルパンティエールは隣り合ったクリマにもかかわらず、その色調、風味、味わいともに似て非なるテロワールであることが一飲瞭然である。
また、最近ではドメーヌもの以外にもぶどうを買い付け、シュヴァリエ=モンラッシェのリリースを手掛けるなど、サープライズも見せてくれるシモン・ビーズ、これからも目が離せない。
(ピノ・ノワール・オンラインより)
Domaine Simon Bize et Fils ドメーヌ・シモン・ビーズ
「クラスマン」2つ星 パーカー氏4つ星のサヴィニー・レ・ボーヌを代表するベテラン!!
≪ドメーヌ・シモン・ビーズ≫は、ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌにあるサヴィニィ・レ・ボーヌ村で家族4代に渡りワイン造りを営む小さなドメーヌ。
サヴィニィ・レ・ボーヌはどちらかというと、目立たないアペラシオンの為、よほどのブルゴーニュ好きの人でもない限り、あまり知られていませんが、日本とある意味最も関係の深いドメーヌのひとつがこの≪シモン・ビーズ≫
ブルゴーニュ・ファンにはご存知の方も多いのですが、当主パトリックの奥様は、彼の地のドメーヌに嫁いだ初めての日本人女性。
ドメーヌにおいても彼女の人間性や、マダムとしての仕事ぶりに、一般のワイン・ファンの間にも浸透しつつあります。
そしてその人気はなにより生み出すワインの水準の高さ!!
今や、「サヴィニィ・レ・ボーヌ」を代表する造り手
フランスのワインに関するガイド誌『クラスマン2002』では、コート・ド・ボーヌの2つ星に昇格♪ (^・^)
広さ20ヘクタール以上を所有するサヴィニーに特化したこのドメーヌは、1995年にラトリシエール=シャンベルタン、その2年後に、コルトン=シャルルマーニュと、赤、白のグラン・クリュも加わり、陣容も申し分ないものになりました。
プルミエ・クリュ、ヴィラージュを合わせサヴィニーに8ヵ所ある区画は、よりよい状態のぶどう果を生むために畑での作業が最優先され、それからもたらされるテロワール毎の差異を備えたワインを生み出すことが当主、パトリック氏の信条です。
つくりは伝統的で、赤の場合、除梗は若木のみで、(基本的に樹齢が20年に満たないぶどう樹) それ以上の樹齢からのぶどうでは果梗は付けたまま発酵槽行きとなっていました。
ここ数年、各ミレジムに対しフレキシブルな対応をとり、ヴィエーユ・ヴィーニュからのぶどうでも、年によっては除梗するケースが見られるようになりました。
赤は開放の木製発酵槽でのアルコール発酵、ピジャージュも人手により色素、要素の抽出。
新樽の割合はおよそ3分の1で、16ヵ月から18ヵ月間の後に瓶詰め、というのが基本のつくり。
白はグラン・クリュからブルゴーニュACまで基本的にピエスでの発酵、ほぼ1年間の熟成の後、瓶詰めというもの。
レジオナルであるブルゴーニュにもしっかりとリュー=ディが明記されている。
白はキレのよい酸とミネラルの心地よいアフターが清々しいワインで、ドメーヌの大きな魅力のひとつですし、赤の素晴らしさはなんといっても出色。
どれもしっかりした構造があり、滑らかさも十分で、テロワールの差異を反映し、同じプルミエ・クリュでも色調から全くといっていいほど異なる。
なかでもオー・ゲットとレ・セルパンティエールは隣り合ったクリマにもかかわらずその色調、風味、味わいともに似て非なるテロワールであることが一飲瞭然。
2008年のミレジムから銘柄が増えました。
サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・タルメット ーles Talmettesー です。
これまでオー・ヴェルジュレスとしてリリースされていましたが、INAOの指導により、クリマを分けて表示することになったためです。
ロバート・パーカー氏はこのドメーヌに4つ星★★★★の評価!
─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─
優良から秀逸なワインを生産しています。彼は、テロワールを最重要視している作り手。 村の斜面の畑から7つの異なったサヴィニィー・レ・ボーヌを生産し、伝統的な作り方でワインを生産しています。
最近の彼のワインは、濃厚な果実味と柔らかなタンニンがさらに感じられ、品質向上を見せています。 サヴィニィ・レ・ボーヌのテロワールを十分に活かしながら、清潔でフルーティーな驚くほど熟成能力のある古典的なワインを造り続けている造り手です
─…─…─…─…─…─…─ R・パーカー著『フランスワイン』より抜粋 ─…─
皆さんにもっと、ここのワインを飲んでサヴィニィ・レ・ボーヌの素晴らしさを知ってほしいと思います♪
素晴らしい造り手のワインを見つけた時には『よし!』って感じになりますが、まさに『よし!』(*^^)V のワインです♪
自然体で安心して飲めるブルゴーニュが飲みたくなったら是非、このシモン・ビーズはオススメです!
ブルゴーニュ・ルージュ“レ・ペリエール”[2011]/シモン・ビーズ
【赤】【フランス:ブルゴーニュ】【AOC】
【品種:ピノ・ノワール】
【容量:750ml】【アルコール度数:12.5%】
オート・コート・ド・ボーヌを名乗ることもできる区画から造られるこの赤ワインは、一般的なブルゴーニュ・ルージュと比べて厚みが一枚上。
タンニンも十分に感じられるが、しなやかな果実味に包まれてアグレッシヴさは無い。
ビーズのエレガンスを知る入門ワイン。
(金沢マル源より)
Simon BIZE
シモン ビーズ
所在地 フランス ブルゴーニュ サヴィニー レ ボーヌ
FRANCE BOURGOGNE SAVIGNY-LES-BEAUNE
当主名 パトリック・ビーズ
Patrick BIZE
醸造責任者 パトリック・ビーズ
Patrick BIZE
栽培責任者 パトリック・ビーズ
Patrick BIZE
酸とミネラルを基調としたエレガントなワインへのこだわり
サヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーな村ながら、きわめてエレガントなワインを造ることで知られるシモン・ビーズ。
ドメーヌの創立は1880年。現当主、パトリック・ビーズの曽祖父シモンがわずかなブドウ畑を耕作することから始まった。
実は祖父もシモン、父もシモンという。そして父シモンが1950年にドメーヌを引き継ぎ、ワインを元詰めし、自らワインの販売に乗り出すことを決意。ワインの品質はレストランやワイン愛好家の間で評判となる。
パトリックが継いだのが1972年。それまで特級畑のなかったドメーヌに、1995年、ラトリシエール・シャンベルタン、1997年、コルトン・シャルルマニュが加わり、今日、総面積22ヘクタールにまで発展している。
白の醸造方法は収穫後のブドウをただちに圧搾し、12時間のデブルバージュ。小樽に移して発酵。クリマに応じて6~12ヶ月の樽熟成を行う。新樽率は15~30%と少なく、古い樽は5年ものまである。
バトナージュは機械的には行わず、各樽の状態を見て判断するという。
赤ワイン造りもクラシック。除梗はあくまで部分的で全房の比率が高い。15度で4、5日の低温マセレーションの後、柔らかな抽出のためピジャージュは足で行い、木桶でアルコール発酵。 その後、樽に移すが新樽率はきわめて低く、まったく新樽を使わないキュヴェも多い。
収穫翌年の1月から3月にかけてすべてのワインを瓶詰めする。
シモン・ビーズのワインの特徴は”端正”のひと言。白はきれいな酸味が基調でミネラルに富み、赤はしなやかながらストラクチャーはしっかりしてる。いわゆる過剰なところがないのがこのドメーヌの特徴であり、料理と合わせるとじつにおいしく、その値ごろ感からもレストラン向けのワインといえるだろう。
ご存知の方も多いように、パトリックの奥さんは日本人の千砂さん。長男ユーゴと長女ナスカのふたりの子供にも恵まれ、ますます質に磨きがかかっている。
ブルゴーニュ ルージュ レ ペリエール Bourgogne Rouge Les Perrieres
ブルゴーニュ ルージュ レ ペリエール
生産者:シモン ビーズ /Simon BIZE
容量:(750ml)ヴィンテージ:2011
種類 スティル ワイン
甘辛 辛口
色 赤
種類 スティル ワイン
原産国 フランス
生産地方 ブルゴーニュ地方
生産地区 ブルゴーニュ・ルージュ
生産村 サヴィニー・レ・ボーヌ
原産地呼称 Bourgogne Rouge
格付 レジオナル
味わいコメント オート・コート・ド・ボーヌを名乗ることもできる区画から造られるこの赤ワインは、一般的なブルゴーニュ・ルージュと比べて厚みが一枚上。タンニンも十分に感じられるが、しなやかな果実味に包まれてアグレッシヴさは無い。ビーズのエレガンスを知る入門ワイン。
甘辛 辛口
醸造・栽培
除梗の割合 無除梗
発酵(樽/タンク) 木製発酵槽
発酵温度 最高30度
発酵期間 10日間
使用酵母 天然酵母
熟成(樽【新樽率】/タンク) 0%
熟成期間 12~15ヵ月
マロラクティック発酵の有無 する(自発的に)
瓶詰め時のフィルターの有無 無清澄、無ろ過
所有面積 2.20ha
土壌 非常に小石が多い石灰質
ぶどう品種(セパージュ) Pinot Noir 100%
ぶどうの仕立て ギュイヨ・サンプル
平均樹齢 1971年、1974年に植樹
密植度 1000本/ha
平均年間生産量(本数) 18400本
収穫量 35~40hl/ha
収穫方法 手摘み
農法 リュット・レゾネ
BIO認証団体 なし
(ラックコーポレーションより)
シモン・ビーズ Domaine Simon Bize & Fils
サヴィニー・レ・ボーヌを代表する生産者
2013年10月 パトリック・ビーズ氏の訃報をお聞きしました。
素晴らしいワインを造り続けられた、パトリック氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
1868年にサヴィニーの土地を買い、1880年にワイン造りが始まった歴史あるドメーヌ。1988年、4代目の当主パトリックが継ぎサヴィニーを訪れる者は必ず訪れるべきドメーヌに仕上げました。人気はなにより生み出すワインの水準の高さにあります。
最近のヴィンテージは、過去のものと比べ、果実味と柔らかなタンニンを持つようになり、品質の点で著しい向上を見せています。あまり知られていないサヴィニー・レ・ボーヌのアペラシオンから生まれた、驚くほど熟成能力のある、古典的なワイン。
PARKER'S WNE BUYER'S GUIDE より (パーカー評価★★★★)
美味しさの秘密は全房発酵
DRC、プリューレ・ロック、ドメーヌ ビゾ、デュジャック等と同様に、全房発酵で造られます。(20年に満たない若木は除梗はします。) 粒だけでなく房全体を発酵させることで、バラの花弁のような華やかで美しいアロマがかんじられ、ワインに複雑さがでてくるのです。ここ数年、各ミレジムに対しフレキシブルな対応をとり、樹齢の高いぶどうでも年によっては除梗することもあります。
新樽は白ワインに関しては最大20%くらい、赤ワインに関しては使うことはありません。テロワールとヴィンテージの個性を尊重し、ブドウ本来の力強さを表現しています。
フルボディのワインがお好きな方にはオススメしません。背筋の通った美しいピノ・ノワールがお好きな方にこそ飲んでいただきたいワインです。
クリストフ・ルーミエとの強い絆
「私は醸造家である前に農民だ」と一切仕事に妥協しないと評判のパトリック氏。実はなんと、ジョルジュ・ルーミエのクリストフ・ルーミエ氏とお互いの仕事を認め合い、大親友なんだそうです。ルーミエのコルトン・シャルマーニュの畑はパトリック氏が手を入れ、シモン・ ビーズのラトリシエール・シャンベルタンの畑はクリストフ氏が手を入れているんだそうです。
あの一瞬たりとも手を休めないクリストフが認めた仕事ぶり。そんな神の手をもつパトリックですが、ワインはいたってリーズナブル。サヴィニー・レ・ボーヌのテロワールがわかる真に素晴らしいワインが生み出されています。
(ワイングロッサリーより)
今飲んで 88+ ポテンシャル 89 飲み頃予想 今~2025
綺麗でナチュラルな赤果実香が隙間なくふんわり拡がる。とても優しい香りで、このクラスとはまったく思えない目の詰まったいい香り。口に含むと味も見事。これは良く出来た村名クラスか?と思わせる充実した果実感の滑らかな液体。味は甘く、酸度が適度で、タンニンは熟して円い。これは抜群に良く出来たACブルだ。
(リアルワインガイドNo42より)
(*)ピノ・ノワール・オンラインより購入。3,650円。
ブルゴーニュ ルージュ レ ペリエール[2011]シモン・ビーズ
シモン・ビーズ
シモン・ビーズ現在、最も日本人になじみの深いドメーヌ――当主パトリックの伴侶は、ブルゴーニュのドメーヌに嫁いだ初めての日本人――のひとつとして、ブルゴーニュ好きの間に浸透しつつあるシモン・ビーズだが、その魅力はなにより生み出すワインの水準の高さにある。
広さ20ヘクタール以上を所有するサヴィニーに特化したドメーヌだが、1995年にラトリシエール=シャンベルタン、その2年後にはコルトン=シャルルマーニュと、赤、白のグラン・クリュも加わり、その陣容も申し分ないものとなった。
よりよい状態のぶどう果を生むため畑での作業が最優先されるが、それからもたらされるテロワール毎の差異――プルミエ・クリュ、ヴィラージュを合わせサヴィニーには7ヵ所の区画がある――を備えたワインを生み出すことがパトリックの信条。
つくりは赤、白ともに伝統的で、赤の場合、除梗は若木――基本的に樹齢が20年に満たないぶどう樹――のみで、それ以上の樹齢からのぶどうでは果梗は付けたまま発酵槽行きとなっていたが、ここ数年、各ヴィンテージに対しフレキシブルな対応をとり、ヴィエーユ・ヴィーニュからのぶどうでも年によっては除梗するケースが見られるようになった。開放の木製発酵槽でのアルコール発酵、ピジャージュも人手により色素、要素の抽出。新樽の割合はおよそ3分の1で、16ヵ月から18ヵ月間の後、瓶詰め、というのが基本のつくり。
白はグラン・クリュからACブルゴーニュまで基本的にピエスでの発酵、ほぼ1年間の熟成の後、瓶詰めというもの。レジオナルであるACブルゴーニュにはしっかりとリュー=ディも明記されているが、さらにピノ・ブーロという表記のものがある。これはそれまでシャルドネ種と混ぜていたピノ・ブーロ種――ピノ・グリ種の別名――を分けて、単独でつくるようになったため。
また2004年ヴィンテージからいわゆる自然なつくりのスタンスにたった、今までとは異なるキュヴェをリリースした――シャンプランの区画からのワインだが、名称としては単なるブルゴーニュ・シャルドネとし、ラベルのデザインも一連のドメーヌものとは変えた――。これはシャプタリザシヨンもアシディフィカシヨンもおこなわず、イノックスで発酵、熟成し瓶詰めという、ドメーヌとしては初めての挑戦となる白で、SO_も最小限に抑えた。ワインはアルコール度数も12.5パーセントと十分、ピュアな酸がバックボーンとして全体を引き締め、ダレたところのない、シャプタリザシヨンなしで十分にバランスのとれた味わいに仕上がっていて、味わいの奥には蜂蜜のような甘さも感じさせる完成度の高いもの。
上記の白の素晴らしさは、ドメーヌの大きな魅力のひとつだが、なんといっても赤の素晴らしさは出色。どれもしっかりした構造があり、滑らかさも十分で、そのテロワールの差異を反映し、同じプルミエ・クリュでも色調から全くといっていいほど異なる。なかでもオー・ゲットとレ・セルパンティエールは隣り合ったクリマにもかかわらず、その色調、風味、味わいともに似て非なるテロワールであることが一飲瞭然である。
また、最近ではドメーヌもの以外にもぶどうを買い付け、シュヴァリエ=モンラッシェのリリースを手掛けるなど、サープライズも見せてくれるシモン・ビーズ、これからも目が離せない。
(ピノ・ノワール・オンラインより)
Domaine Simon Bize et Fils ドメーヌ・シモン・ビーズ
「クラスマン」2つ星 パーカー氏4つ星のサヴィニー・レ・ボーヌを代表するベテラン!!
≪ドメーヌ・シモン・ビーズ≫は、ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌにあるサヴィニィ・レ・ボーヌ村で家族4代に渡りワイン造りを営む小さなドメーヌ。
サヴィニィ・レ・ボーヌはどちらかというと、目立たないアペラシオンの為、よほどのブルゴーニュ好きの人でもない限り、あまり知られていませんが、日本とある意味最も関係の深いドメーヌのひとつがこの≪シモン・ビーズ≫
ブルゴーニュ・ファンにはご存知の方も多いのですが、当主パトリックの奥様は、彼の地のドメーヌに嫁いだ初めての日本人女性。
ドメーヌにおいても彼女の人間性や、マダムとしての仕事ぶりに、一般のワイン・ファンの間にも浸透しつつあります。
そしてその人気はなにより生み出すワインの水準の高さ!!
今や、「サヴィニィ・レ・ボーヌ」を代表する造り手
フランスのワインに関するガイド誌『クラスマン2002』では、コート・ド・ボーヌの2つ星に昇格♪ (^・^)
広さ20ヘクタール以上を所有するサヴィニーに特化したこのドメーヌは、1995年にラトリシエール=シャンベルタン、その2年後に、コルトン=シャルルマーニュと、赤、白のグラン・クリュも加わり、陣容も申し分ないものになりました。
プルミエ・クリュ、ヴィラージュを合わせサヴィニーに8ヵ所ある区画は、よりよい状態のぶどう果を生むために畑での作業が最優先され、それからもたらされるテロワール毎の差異を備えたワインを生み出すことが当主、パトリック氏の信条です。
つくりは伝統的で、赤の場合、除梗は若木のみで、(基本的に樹齢が20年に満たないぶどう樹) それ以上の樹齢からのぶどうでは果梗は付けたまま発酵槽行きとなっていました。
ここ数年、各ミレジムに対しフレキシブルな対応をとり、ヴィエーユ・ヴィーニュからのぶどうでも、年によっては除梗するケースが見られるようになりました。
赤は開放の木製発酵槽でのアルコール発酵、ピジャージュも人手により色素、要素の抽出。
新樽の割合はおよそ3分の1で、16ヵ月から18ヵ月間の後に瓶詰め、というのが基本のつくり。
白はグラン・クリュからブルゴーニュACまで基本的にピエスでの発酵、ほぼ1年間の熟成の後、瓶詰めというもの。
レジオナルであるブルゴーニュにもしっかりとリュー=ディが明記されている。
白はキレのよい酸とミネラルの心地よいアフターが清々しいワインで、ドメーヌの大きな魅力のひとつですし、赤の素晴らしさはなんといっても出色。
どれもしっかりした構造があり、滑らかさも十分で、テロワールの差異を反映し、同じプルミエ・クリュでも色調から全くといっていいほど異なる。
なかでもオー・ゲットとレ・セルパンティエールは隣り合ったクリマにもかかわらずその色調、風味、味わいともに似て非なるテロワールであることが一飲瞭然。
2008年のミレジムから銘柄が増えました。
サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・タルメット ーles Talmettesー です。
これまでオー・ヴェルジュレスとしてリリースされていましたが、INAOの指導により、クリマを分けて表示することになったためです。
ロバート・パーカー氏はこのドメーヌに4つ星★★★★の評価!
─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─
優良から秀逸なワインを生産しています。彼は、テロワールを最重要視している作り手。 村の斜面の畑から7つの異なったサヴィニィー・レ・ボーヌを生産し、伝統的な作り方でワインを生産しています。
最近の彼のワインは、濃厚な果実味と柔らかなタンニンがさらに感じられ、品質向上を見せています。 サヴィニィ・レ・ボーヌのテロワールを十分に活かしながら、清潔でフルーティーな驚くほど熟成能力のある古典的なワインを造り続けている造り手です
─…─…─…─…─…─…─ R・パーカー著『フランスワイン』より抜粋 ─…─
皆さんにもっと、ここのワインを飲んでサヴィニィ・レ・ボーヌの素晴らしさを知ってほしいと思います♪
素晴らしい造り手のワインを見つけた時には『よし!』って感じになりますが、まさに『よし!』(*^^)V のワインです♪
自然体で安心して飲めるブルゴーニュが飲みたくなったら是非、このシモン・ビーズはオススメです!
ブルゴーニュ・ルージュ“レ・ペリエール”[2011]/シモン・ビーズ
【赤】【フランス:ブルゴーニュ】【AOC】
【品種:ピノ・ノワール】
【容量:750ml】【アルコール度数:12.5%】
オート・コート・ド・ボーヌを名乗ることもできる区画から造られるこの赤ワインは、一般的なブルゴーニュ・ルージュと比べて厚みが一枚上。
タンニンも十分に感じられるが、しなやかな果実味に包まれてアグレッシヴさは無い。
ビーズのエレガンスを知る入門ワイン。
(金沢マル源より)
Simon BIZE
シモン ビーズ
所在地 フランス ブルゴーニュ サヴィニー レ ボーヌ
FRANCE BOURGOGNE SAVIGNY-LES-BEAUNE
当主名 パトリック・ビーズ
Patrick BIZE
醸造責任者 パトリック・ビーズ
Patrick BIZE
栽培責任者 パトリック・ビーズ
Patrick BIZE
酸とミネラルを基調としたエレガントなワインへのこだわり
サヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーな村ながら、きわめてエレガントなワインを造ることで知られるシモン・ビーズ。
ドメーヌの創立は1880年。現当主、パトリック・ビーズの曽祖父シモンがわずかなブドウ畑を耕作することから始まった。
実は祖父もシモン、父もシモンという。そして父シモンが1950年にドメーヌを引き継ぎ、ワインを元詰めし、自らワインの販売に乗り出すことを決意。ワインの品質はレストランやワイン愛好家の間で評判となる。
パトリックが継いだのが1972年。それまで特級畑のなかったドメーヌに、1995年、ラトリシエール・シャンベルタン、1997年、コルトン・シャルルマニュが加わり、今日、総面積22ヘクタールにまで発展している。
白の醸造方法は収穫後のブドウをただちに圧搾し、12時間のデブルバージュ。小樽に移して発酵。クリマに応じて6~12ヶ月の樽熟成を行う。新樽率は15~30%と少なく、古い樽は5年ものまである。
バトナージュは機械的には行わず、各樽の状態を見て判断するという。
赤ワイン造りもクラシック。除梗はあくまで部分的で全房の比率が高い。15度で4、5日の低温マセレーションの後、柔らかな抽出のためピジャージュは足で行い、木桶でアルコール発酵。 その後、樽に移すが新樽率はきわめて低く、まったく新樽を使わないキュヴェも多い。
収穫翌年の1月から3月にかけてすべてのワインを瓶詰めする。
シモン・ビーズのワインの特徴は”端正”のひと言。白はきれいな酸味が基調でミネラルに富み、赤はしなやかながらストラクチャーはしっかりしてる。いわゆる過剰なところがないのがこのドメーヌの特徴であり、料理と合わせるとじつにおいしく、その値ごろ感からもレストラン向けのワインといえるだろう。
ご存知の方も多いように、パトリックの奥さんは日本人の千砂さん。長男ユーゴと長女ナスカのふたりの子供にも恵まれ、ますます質に磨きがかかっている。
ブルゴーニュ ルージュ レ ペリエール Bourgogne Rouge Les Perrieres
ブルゴーニュ ルージュ レ ペリエール
生産者:シモン ビーズ /Simon BIZE
容量:(750ml)ヴィンテージ:2011
種類 スティル ワイン
甘辛 辛口
色 赤
種類 スティル ワイン
原産国 フランス
生産地方 ブルゴーニュ地方
生産地区 ブルゴーニュ・ルージュ
生産村 サヴィニー・レ・ボーヌ
原産地呼称 Bourgogne Rouge
格付 レジオナル
味わいコメント オート・コート・ド・ボーヌを名乗ることもできる区画から造られるこの赤ワインは、一般的なブルゴーニュ・ルージュと比べて厚みが一枚上。タンニンも十分に感じられるが、しなやかな果実味に包まれてアグレッシヴさは無い。ビーズのエレガンスを知る入門ワイン。
甘辛 辛口
醸造・栽培
除梗の割合 無除梗
発酵(樽/タンク) 木製発酵槽
発酵温度 最高30度
発酵期間 10日間
使用酵母 天然酵母
熟成(樽【新樽率】/タンク) 0%
熟成期間 12~15ヵ月
マロラクティック発酵の有無 する(自発的に)
瓶詰め時のフィルターの有無 無清澄、無ろ過
所有面積 2.20ha
土壌 非常に小石が多い石灰質
ぶどう品種(セパージュ) Pinot Noir 100%
ぶどうの仕立て ギュイヨ・サンプル
平均樹齢 1971年、1974年に植樹
密植度 1000本/ha
平均年間生産量(本数) 18400本
収穫量 35~40hl/ha
収穫方法 手摘み
農法 リュット・レゾネ
BIO認証団体 なし
(ラックコーポレーションより)
シモン・ビーズ Domaine Simon Bize & Fils
サヴィニー・レ・ボーヌを代表する生産者
2013年10月 パトリック・ビーズ氏の訃報をお聞きしました。
素晴らしいワインを造り続けられた、パトリック氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
1868年にサヴィニーの土地を買い、1880年にワイン造りが始まった歴史あるドメーヌ。1988年、4代目の当主パトリックが継ぎサヴィニーを訪れる者は必ず訪れるべきドメーヌに仕上げました。人気はなにより生み出すワインの水準の高さにあります。
最近のヴィンテージは、過去のものと比べ、果実味と柔らかなタンニンを持つようになり、品質の点で著しい向上を見せています。あまり知られていないサヴィニー・レ・ボーヌのアペラシオンから生まれた、驚くほど熟成能力のある、古典的なワイン。
PARKER'S WNE BUYER'S GUIDE より (パーカー評価★★★★)
美味しさの秘密は全房発酵
DRC、プリューレ・ロック、ドメーヌ ビゾ、デュジャック等と同様に、全房発酵で造られます。(20年に満たない若木は除梗はします。) 粒だけでなく房全体を発酵させることで、バラの花弁のような華やかで美しいアロマがかんじられ、ワインに複雑さがでてくるのです。ここ数年、各ミレジムに対しフレキシブルな対応をとり、樹齢の高いぶどうでも年によっては除梗することもあります。
新樽は白ワインに関しては最大20%くらい、赤ワインに関しては使うことはありません。テロワールとヴィンテージの個性を尊重し、ブドウ本来の力強さを表現しています。
フルボディのワインがお好きな方にはオススメしません。背筋の通った美しいピノ・ノワールがお好きな方にこそ飲んでいただきたいワインです。
クリストフ・ルーミエとの強い絆
「私は醸造家である前に農民だ」と一切仕事に妥協しないと評判のパトリック氏。実はなんと、ジョルジュ・ルーミエのクリストフ・ルーミエ氏とお互いの仕事を認め合い、大親友なんだそうです。ルーミエのコルトン・シャルマーニュの畑はパトリック氏が手を入れ、シモン・ ビーズのラトリシエール・シャンベルタンの畑はクリストフ氏が手を入れているんだそうです。
あの一瞬たりとも手を休めないクリストフが認めた仕事ぶり。そんな神の手をもつパトリックですが、ワインはいたってリーズナブル。サヴィニー・レ・ボーヌのテロワールがわかる真に素晴らしいワインが生み出されています。
(ワイングロッサリーより)
今飲んで 88+ ポテンシャル 89 飲み頃予想 今~2025
綺麗でナチュラルな赤果実香が隙間なくふんわり拡がる。とても優しい香りで、このクラスとはまったく思えない目の詰まったいい香り。口に含むと味も見事。これは良く出来た村名クラスか?と思わせる充実した果実感の滑らかな液体。味は甘く、酸度が適度で、タンニンは熟して円い。これは抜群に良く出来たACブルだ。
(リアルワインガイドNo42より)
(*)ピノ・ノワール・オンラインより購入。3,650円。